名言ナビ
→ トップページ
今日の
文章の書き方の名言
☆
9月19日
☆
← 前日の名言
→ 翌日の名言
1.
文学は、決まり文句をずらりと並べたオーケストラである。
(
ソーントン・ワイルダー
)
2.
駄作だの傑作だの凡作だのというのは、後の人が各々の好みできめる事です。
作家が後もどりして、その評定に参加している図は、奇妙なものです。
作家は、平気で歩いて居ればいいのです。
五十年、六十年、死ぬるまで歩いていなければならぬ。
(
太宰治
)
3.
文句なしにいい(文学)作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしか分からない、と読者に思わせる作品です。
この人の書く、こういうことは俺だけにしかわからない、と思わせたら、それは第一級の作家だと思います。
とてもシンプルな見分け方と言ってよいでしょう。
(
吉本隆明
)
4.
(文章を上達させるには)日頃から自分の好みをよく知り、おのれの感受性をよく磨きながら、自分の好みに合う文章家、それも少しでもいい文章家と巡り合うことを願うしかない。
つまり文章上達法とはいかに本を読むかに極まるのである。
(
井上ひさし
)
5.
作家にはその作品の価値がわからぬというのが小説道の常識である。
(
太宰治
)
6.
弱い考えほど、強い言葉を必要とする。
( ドグ・ホートン )
7.
他人の名言を拝借すること、
これが無知な者の知恵だ。
( バスク )
8.
文学と武術とは、甚だ縁の遠いもので、青白く、細長い顔こそ文学者に似つかわしいと思っているらしい人もあるようだが、とんでもない。
柔道七段にでもなって見なさい。
諸君の作品の悪口を言うものは、ひとりも無くなります。
あとで殴られる事を恐れて悪口を言わないのではない。
諸君の作品が立派だからである。
(
太宰治
)
9.
他者との戦いからはレトリックが生まれるが、
自分との戦いからは詩が生まれる。
(
ウィリアム・バトラー・イェイツ
)
10.
子供論・教育論は子供のいない人に論じさせよ、
夫婦論は独身者に、
小説作法は小説家よりも読者に書かせろ。
(
田辺聖子
)
11.
作家は毒蛇になって、
人に咬みつかなければいけない。
咬みつかれた方は悲鳴を上げるだろう。
併(しか)しその悲鳴こそが、
小説の面白さなのである。
(
車谷長吉
)
12.
面白みというものは、我慢強さというフィルターをとおしてはじめて表出してくるものであろうと僕は考えているし、小説の文章というものの多くはそのような位相の上に成立している。
(
村上春樹
)
13.
私は小説を書きはじめた頃、志賀直哉の小説を原稿紙に書きうつしたことがある。
十遍(じゅっぺん)よむよりは、一度書きうつすことの方が、ためになる。
何かがのみこめる。
行を改める呼吸や、会話にする呼吸が、彫刻を撫(な)でて、凹凸が理解できるように判るものである。
(
丹羽文雄
)
14.
全てのよい叙情詩には、理屈や言葉で説明することの出来ない一種の美感が伴う
(
萩原朔太郎
)
15.
釣糸噛み切って逃げたなまずは呑舟(どんしゅう)の魚(うお)くらいにも見えるとか、
忘却の淵に引きずり込まれた五、六行の言葉、たいへん重大のキイノオト。
惜しくてならぬ。
浮いて来い!
浮いて来い!
真実ならば浮いて来い!
(
太宰治
)
16.
ことばでしか書けない光景があります。
目には見えない光景。
けれども、心にはっきりと映って見える光景。
そのような、ことばにしなければ伝えられない、心の目に見える光景をくっきりと描きとったことば。
いつもおなじような毎日の風景がちがって見えてくる。
それがことばの力です。
(
長田弘
)
17.
書くことで人は孤独になれる。
自然に自分と向き合うことになる。
(
齋藤孝
)
18.
成ろう成ろうとしながら、まだ言語になっていないものだけが、ぼくを変える。
言うことは経験だが、言葉はただの軌跡!
(
寺山修司
)
19.
辞(じ)は達せんのみ。
(
孔子・論語
)
20.
小説を書くためのルールは三つある。
残念ながら、どんなルールなのかは誰も知らない。
(
サマセット・モーム
)
← 前日の名言
→ 翌日の名言
→ トップページ