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1.
一人の外国文学者が、私の「父」という短篇を評して、(まことに面白く読めたが、翌(あく)る朝になったら何も残らぬ)と言ったという。
このひとの求めているものは、宿酔(ふつかよい)である。
そのときに面白く読めたという、それが即ち幸福感である。
宿酔がなければ満足しないという状態は、それこそほんものの「不健康」である。
(
太宰治
)
2.
声の大なる言葉のほうが、「真理」に化す。
ばか、と言われた時には、その二倍、三倍の大声で、ばか、と言い返せよ。
(
太宰治
)
3.
「一流の戦略、二流の実行力」と
「一流の実行力、二流の戦略」だったら、
「一流の実行力、二流の戦略」を重んじる。
(
井上礼之
)
4.
その年齢の知恵を持たない者は、その年齢のすべての困苦を持つ。
(
ヴォルテール
)
5.
未来がその胸中にある者、之を青年という
( 植木枝盛 )
6.
時を得る者は栄え、
時を失う者は滅ぶ。
(
列子
)
7.
明日いい仕事をするための最良の準備は、今日いい仕事をすることだ。
(
エルバート・ハバード
)
8.
学ぶ必要があるとわかっているのに、それに背を向けて逃げ出してはいけない。
恐怖や疑いの気持ちに真正面からぶつかろう。
そうすればきっと新しい世界があなたの前に開ける。
(
ロバート・キヨサキ
)
9.
出発の時が来た。
我々は我々の道を行く──私は死への道を、君は生への道を。
どっちが一層よいかは、神のみぞ知る。
(
ソクラテス
)
10.
サーカスの曲芸、綱渡りなどをやる人は、それが当たり前のような顔でやっている。
まさに超人技。
あれこそはプロや。
(
野村克也
)
11.
私たちは「近代」化を受け入れるにあたって、合理主義へ一つの留保をさしはさんだ。
それは、一口にいえば近代化への反逆とでもいったもので、無駄の哲学といったものである。
(
寺山修司
)
12.
(二人きりでいる時)沈黙が続くと落ち着かなくなるのは、他人行儀な遠慮があるからだろう。
(
樺旦純
)
13.
学習は、量と質である。
(
市川伸一
)
14.
文句なしにいい(文学)作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしか分からない、と読者に思わせる作品です。
この人の書く、こういうことは俺だけにしかわからない、と思わせたら、それは第一級の作家だと思います。
とてもシンプルな見分け方と言ってよいでしょう。
(
吉本隆明
)
15.
「お金を貸して友を失う」という言葉がありますが、お金を貸して家族を失うということもあります。
(
加藤諦三
)
16.
病ある人、養生の道をば、かたく慎みて、病をば、憂い苦しむべからず。
憂い苦しめば、気ふさがりて、病くわわる。
(
貝原益軒
)
17.
真理は、最後の勝利者である。
( 南原繁 )
18.
採用が冷えている今こそ、優秀な人材を採れるチャンスだ。
( 樋口武男 )
19.
私は仕事がら、成功できなかった人に会うことがあるが、成功できない人に会ったことはない。
(
ジグ・ジグラー
)
20.
時代が私を待っていたのだ。
私はこの世に生まれさえすればよかった。
時代は準備を完了していたのである。
(
ココ・シャネル
)
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