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1.われ蜂となり向日葵の中にゐる

2.長年の友情が一夕(いっせき)、にわかに変じて憎悪となるのは、本音をしゃべり、それを聞かれたせいである。

3.昨日は戻ってこない。明日は来るか分からない。だから今日一日を有意義に生きよう。

4.音楽をきいて、よびさまされる時間の感覚というのには、二通りある。一つは時間の振子的な時間、合理的な、客観的な時間。これは踊りの曲とか、アレグロの曲とかにあるもの。もう一つは、心理的、抒情……

5.技術革新は一見異質なものをぶつけ合ったり、組み合わせたりする中から生み出される場合が少なくない。

6.私は、無知な子どもだったが、雲を愛し、見つめた。そして自分も雲として──さすらいながら、どこに行っても親しまず、時間と永遠の間をただよいながら、人生を渡って行くだろう、ということを知ら……

7.「今日的意義」とは、それが個人の場合、実に個人差のあるものだという気がする。そして、社会的規模になった場合は、今度は流行というものに影響されないでは済まない。

8.老人の息詰まらする油照(あぶらでり)

9.品性というのは感情に似ている。外に表すだけでなく、自分でそれを感じなくてはいけない。

10.犠牲の大きさと(犠牲の)よろこびのおごそかさを知るものが、ほんとうに(、)たたかい生きてゆく民族の命をうたうことができる。

11.雫(しずく)かと鳥もあやぶむ葡萄かな

12.人間はその身に起こること以上に、その受け止め方によって傷つく。(ver.0)

13.幾人の掌わたる蕗の薹

14.壁に突き当たっても諦めずに、何が何でもやればできると信じて行動しなさい。そうすれば必ずあなたは成功する。

15.足るを知る、之(これ)を足ると為(な)す。

16.翡翠(かわせみ)の一閃(いっせん)枯野(かれの)醒ましゆく

17.人のいうことを ナルホドそうかと うなずけたら 何か そこには 小さな花が咲くようである

18.論理的であるほうが文化的なのか、論理がアイマイであることのほうが文化的なのか、これは文化というもののもっているきわめてむずかしい課題です。

19.幾何学とは、空間と数が持つ分かりきった、したがって間違いのない特徴に対して、厳密な論理を応用することである。

20.枯草となりゆく色を楽しめり

21.(シューマンは)この世のもっとも遠くから手紙を書くように、音楽をつくった。音楽は、ほんとうは手紙なのだ。

22.肩に来て人懐かしや赤蜻蛉(あかとんぼ)

23.多くの場合には、善を一つ欠いただけでも(だれが善のすべてを手にすることができるでしょうか)、人生を台無しにするには十分なのです。

24.みんなが休んでる正月やお盆に働いてると、神様に目をつけてもらいやすいから、運をもらえるんじゃないか。

25.人生で持つべき人間関係とは、大勢の友人ではなく、数人の大親友でもなく、信頼できるたった一人の弁護士である。

26.思ってることをちょっと言ってみる。そしたら、案外わかってくれたから、前より強く言ってみる、みたいな繰り返しですね。そうやって人間関係は成熟していくのではないかと思います。

27.恋をした女は自分が何か無軌道なことをしても心から悪いと思わないのだ。自己正当化がすぐできるのだ。

28.人間、笑えるときに笑っておけ。いつか泣く日がくるのだから。

29.悲しみは、最も堅固な精神の持ち主をもたじろがせる。

30.部下たちは、そのときの能力ではなく、内に秘めた才能を見込んで採用されていることも多い。そこで優れた上司はチェスの名人のように、先を見すえて駒を進める。新しいことに自分の部下がいつ成功するか、しばし……

31.週末休みもなく仕事をさせられる外的状況になれば、じっさいありうることだが、わたしは従順であきらめきった駄獣になりさがるだろう。

32.香水の香(か)ぞ鉄壁をなせりける

33.美しいものは殺さなきゃいけないんだ。どんなものだって、一生のうちで一度は美しくなる。そのかたちを、そのままでとどめなきゃあ。

34.結婚生活においては、虚偽の中で生きるよりは、虚偽を打破するほうがはるかに賢明な策です。

35.革新時代というのは、古いものがただ単に伝統の力によって、その古さの持つ権威だけで存在しようとするのは無理だ。

36.怒りの反対は理解。

37.子供のためによかれと思っていても、それ(=親の愛情)が条件から出発しているんなら、それは子供の心を開かない。どういう私が出てきても、それを受け止めてもらえるという時、はじめて安んずるという心が出て……

38.老い皺(しわ)を撫(な)づれば浪(なみ)かわれは海

39.この世界は素晴らしい場所であり、そのために戦うに値し、そして俺はこの世界を去るのがとても嫌なんだ。

40.空の下で、樹のことばを、聴くように見、見るように聴く。

41.同情とは強きもの、富めるものにのみ随(したが)う影にほかならぬ。

42.あんパンさえあれば、たいていの悲しみは耐えられる。

43.恋愛の兆候の一つは彼女は過去に何人の男を愛したか、あるいはどういう男を愛したかを考え、その架空の何人かに漠然とした嫉妬を感ずることである。

44.色々苦労してきたけど、したいことをして苦労するのは当たり前だからね。そりゃあ覚悟してたから、なんてことはない。

45.農民が生産しながら歌っている稗搗(ひえつき)歌、米搗(こめつき)歌、俚謡、俗曲のように共同に生きつらぬく文学でありたい。それを俳句の形式をとおして自由に歌いたい。

46.朝露のふるればこぼる楽しさに

47.私をだましたな。だが告訴するのはやめておこう。法に訴えては、いたずらに時が流れるばかりだ。いっそ私自身の手で、お前を滅ぼしてくれる。

48.仕事上のライバルは徹底的に追い詰めたりせず、自分にはかなわないと思わせるぐらいにして、好敵手に仕立てたほうが得るものは多い。

49.馬鹿が考えることは、たいてい役に立たない。

50.苦難を希望のもとと考えねば、(責任感の強い者は)責任の重さにつぶされてしまう。

51.兵糧のごとくに書あり冬籠

52.作家というのは、まだもう少し先に(もっと)よい仕事ができると、一生思い続けているものなのだと思います。

53.緊張した研究活動は、とことんくたびれるものだ。もしも学者が、研究に費やすのと同じくらいの期間、完全に休息をとることができなかったら、そのことはたちまち、彼の論文のでき栄えに現れるだろう。

54.必要なものだけを取り入れればよいものを、不必要なものを取り入れているから、心が消極的になるのだ。

55.すべての立派な行為には快楽が潜んでいる。人間は自分にとって快いことを行っているだけだ。そしてそれが他人にとっても快いとき、人はそれを立派な行為と考える。

56.今、無理に思えることは、今、挑戦しなければ、10年後にはもっと無理になる。そして、10年前ならできたのに、と後悔することになる。

57.としとしに わが悲しみは深くして いよよ華やぐ いのちなりけり(ver.0)

58.とりたてて良いことがなくても、一瞬一瞬に楽しみを見出す。

59.私はどのようなイデオロギー下にあっても、国家なんてものを好きになることはできないよ。

60.「今回は失敗に終わったけど着想は素晴らしかったと思うよ」などといわれれば、失敗して落ち込んでいた人も、元気を取り戻す。新たな勇気が湧いてくる。

61.たいていの人は、自分がどんなにうぬぼれ屋でも、他人のうぬぼれは嫌うものだ。

62.極端に走った人たちは、すぐにダーウィンの進化論を、自分につごうのいいようにねじまけて、自己弁護に利用しはじめた。優越感を失っても、動物をひきあいにだす癖の方はなくならないらしい。

63.優れた文章書きは、なるべく小さく千切ったものを、相手に次々に提供していく。

64.急がずば ぬれざらましを 旅人の 跡より晴るる 野路の村雨(むらさめ)

65.自分の考える能力を毀損(きそん)することは、思考があらゆる善のための条件であるからには、つねにひとつの悪にほかなりません。

66.体中のすべての細胞が生きることに必死なのに、「生きたくない」と言い出すような脳細胞は、他の細胞にしてみれば、迷惑以外の何ものでもないだろう。死にゆく運命にある爪の細胞でさえも、命がなくなる瞬間まで……

67.物を乱暴に扱うのは、その物を大切にしていない証拠であるが、さらにその場にいる人の心に対してもまったく配慮をしていないことを示している。

68.旅人の身ぬちしみとほる水なり

69.変化は、あのうんざりした気分によく効く治療法だ。変化といっても、必ずしも旅行とはかぎらない。

70.人の嘆きを見て、悲しまずにいられようか。人の悲しみを目にして、優しい慰めを探さずにいられようか。(ver.0)

71.ときには己を正しく否定せよ。

72.地に届く時のためらひ木の葉降る

73.へいわってなにかな。ぼくは、かんがえたよ。おともだちとなかよし。かぞくが、げんき。えがおであそぶ。ねこがわらう。おなかがいっぱい。やぎがのんびりあるいてる。けんかしても、すぐなかなおり。(後略)

74.サラリーマンには、三種類の人間がいる。第一に、言われたこともできない人、第二に、言われたことしかできない人、第三に、自分で考え、行動できる人である。成長企業とは、第一と第二の人を減らし、第三の……

75.いつも妥協する姿勢を見せず理想ばかりを突きつけてくる人とはだんだんみんな仕事をするのが嫌になって避けるようになる。正義一辺倒の人が孤立するのは、正しくないことを言っているからではなく話ができないから。

76.好きなことだけをやりなさい。好きなことは一生懸命やりなさい。

77.日常誰でもが出会う事柄に対して半病的なこだわりをもち、それに対して全身でぶつかってゆき答えを求めようとする無謀でいくぶん滑稽な(まさにドン・キホーテ的な)営みこそ哲学なのです。

78.同気(どうき)相(あい)求む。(ver.0)

79.人は厚情と誠実。

80.人生はパーティーのようなものだ。始まってから参加し、お開きにならないうちに去るからだ。

81.「なんで俺はダメな人間なんだ」。そんなふうに思いはじめたらキリがない。それよりもはじめから、「イチローだって7割近くは失敗する。3割成功すれば一流なんだから」と思った方が気が楽になる。

82.ゆたかさは、私有とちがう。むしろ、けっして私有できないものだ。 私有できないゆたかなものをわれわれは、どれだけもっているか?

83.蝶凍てて夢の半ばも夢の果て

84.本当は、店といふものは誰が入つて来ても等しくその店の客として迎へられて、それだからどこに誰がゐるかちつとも解らず、悠々と人中の孤独が楽めるものでなければならない。

85.男は火、女は麻屑(あさくず)、悪魔が後ろから風を吹きつける。

86.夜明けまであそびてくらす場所が欲(ほ)し 家(いへ)をおもへば こころ冷(つめ)たし

87.鬱々と心に春の風邪を引き

88.大衆にとっては、自分たちと違う人間がいるってことが、心の負担になる。自分たちの先を行く人間に対して、引け目のようなものを感ずるんだ。

89.宇宙に自由は存在しないし、また決して存在し得ない。星々にもないし、地上にもないし、海にもない。我々人間が自由という外見や戯画を持っているのは、我々に与えられた最も重い罰にすぎないのである。

90.莟(つぼみ)より花の桔梗(ききょう)はさびしけれ

91.凍るとも逝くとも蝶の白からむ

92.生きるということは、ある意味で義務であり、たった一つの重大な責務なのです。

93.物を見る時、物と自分との間に介在物を置かないことである。(中略)禅宗では、「直下」(じきげ)という言葉をよく使うが、全く直下に見さえすればよい。知慧(ちえ)や評判を持ち出すなら直下ではない。知識は……

94.鳴く鹿も燃ゆる蛍もあわれなり なにをなにとか思い知るらん

95.イノベーションというものは、ある日朝起きて「私はイノベートしたい」と言って生まれるようなものじゃない。質問として問うことで、よりイノベーティブなカルチャーが生まれるのだ。

96.もともとクレーム処理は、お客様に申し訳ないという気持ちで、最善最速に行うべきものだから、自分の仕事に自信と誇りを持っている人ほど、その気持ちを強く持ち、一生懸命に対応するものである。

97.もし私を吟味し私の判断や行動の正しくないことを納得させうる者がいれば、私は悦んで自分の考えを改めるであろう。なぜなら私の希求するものは未だ嘗(かつ)て誰一人それによって損なわれたことのな……

98.前向きに考える人間は、前向きな結果を出す。

99.現代では「人でなし」であることは、それほど恥ではない。一般に最も恥とされているのは「オカネなし」である。それは、この世で、人でなしでオカネありの人が、尊敬されたり、出世したりしているのを……

100.著ぶくれて浮世の義理に出かけけり

101.穏やかで清らかな結婚生活を送っている人はたくさんいますよ。そういう結婚が悪いと言ってるんじゃありません。でも、それはそれでいいけれど、そう出来ない人もいていいわけです。

102.汽車の窓 はるかに北にふるさとの山見え来(く)れば 襟(えり)を正すも

103.知識人たちには野蛮な不寛容を倒せない。思考なき純粋な獣性をまえにしたとき、思考は無力だ。だからといって教義をそなえた不寛容と闘うのでは手後れになる。

104.軍人にとって最も不安なのは、敗北の予感に見舞われる時だ。そして、その予感を最も強く察知するのは、指揮官が弱っているのを見る時だ。

105.(子どもの頃)母には「お前は器量が悪いからニコニコしていなさい」と言われたわね。ニコニコした顔は誰でもいい顔だからってね。だからニコニコしていたらみんなにかわいがられました。

106.ちいさい童(こども)が むこうをむいてとんでゆく たもとを両手でひろげて かけてゆく みていたらば わくわくと たまらなくなってきた

107.一流の作品を鑑賞する場合、作者側の協力が過分に働きかける処(ところ)から批評の困難は生ずるのであるが、そういう困難を評家は実際上困難とは感じないものである。何故(なぜ)かというと困難に参する……

108.旅行は愚者の楽園である。

109.人生を充実させるための三従──夢志に従え! 閃きに従え! 衝動に従え!

110.批評家の生活は苦しい。月末の支払いは困難である。しかし、いつでも、書斎へ入ることはできるし、棚の上の一冊の本をとり、それをひらくことはできる。

111.失敗のしない人は富をなさず。

112.顔打つて新樹の風のくだけ散る

113.ああ このちきゅうの うえでは こんなに だいじに まもられているのだ どんなものが どんなところに いるときにも  その「いること」こそが なににも まして すばらしいこと として

114.虫の成語には科学的根拠は乏しく、人間の心の感情を指している。何か心を騒がせ、制御しきれない動きをする。

115.ほとんどの大人たちは希望というような言葉を、いまではちゃんとじぶんではつかえなくなっています。

116.お前ら、ほんとバカだよな。知ってるか? 世間じゃ、いい奴のことをバカって言うんだってよ。なんなんだろな? いい奴がバカにされて。正直な人がだまされて。頑張ってる奴ばっか、悔しい思いをしてよ。

117.人口過剰、生活空間の荒廃、人間同士の競争、感性の衰滅、遺伝的な退廃、伝統の破壊、洗脳されやすさ、核兵器。

118.聖書を読んだからといって、べつだん、その研究発表をせずともよい。きょうのことは今日、あすのことは明日。そのとおり行うべきである。

119.「靴屋にカバンを直してくれと頼みに来たら、お前なら断るか」 「直してやるのが人間てもんだ。困ってる人間を目の前にして、俺は靴屋だからカバンは直さんと言ってるのが、お前たちだ」

120.たかが言葉で作った世界を言葉でこわすことがなぜできないのか。引金(ひきがね)を引け、言葉は武器だ!

121.親しむべきでない友とは、貪(むさぼ)りの深い人、言葉の巧みな人、諂(へつら)う人、浪費する人である。

122.秋の暮笑ひなかばにしてやめぬ

123.本当にかっこいい奴なんて始めから決められてはいないんじゃないのか。

124.迷ったときには、自分の目を信じる。

125.己れを舎(す)ててはその疑いに処することなかれ。その疑いに処すれば、すなわち舎(す)つるところの志多く愧(はじ)ず。

126.ヤソ(=キリスト教徒)のヤソくさきは真のヤソに非(あら)ず。

127.本当に頭のいい人は、頭のいい人の頭を使う。

128.can not(できない) would not(やるわけがない) must not(してはいけない) と私に言い続けてきた人、あなたたちが私を強くし、努力をさせ、闘志みなぎる人間にしてくれたのです……

129.怒ったり、争ったりするために、家庭を持つのではないはずである。

130.多くの夢は、かなえられた瞬間に失われる。

131.勇者は懼(おそ)れず。

132.ビジネスに限らずとも、思い付いたことを実行するのとしないのとでは天と地の差がある。そこで成功するかどうかの道が分かれる。

133.生活の中で本当に大事なのは、爆笑よりもユーモアじゃないかな。だって、人と人との関係で言えば、顔がちょっとほころぶぐらいで充分じゃない?(中略)上司と部下だって、緊張感をちょっとゆるめるために必要な……

134.学生は学生らしく、という発想は、女は女らしくという発想をもととし、それを鋳型にして作られた発想なのである。

135.風鐸(ふうたく)を奏(かな)で色なき風過ぎる

136.われわれの習慣になった思想は、われわれの脳裏でわれわれの接触するすべてのものに、その思想特有の色彩を与えるものである。だからそれらの思想が間違っていれば、それは最も崇高な真理さえ引き歪めてしまう。……

137.私は、ものすごく貧しい家──食べ物にもこと欠くような貧しい家庭で育ちました。もちろん、おもちゃなどありませんでしたから、いつもいろんな遊び道具を工夫して作ったものです。だから自然と、何かを考え出す……

138.勝つ気ねえガンバリなんざ、何の意味もネェ。

139.夢を追求していゆくと、おまえが今までに得たものをすべて失うかもしれないと、心は恐れているのだ。

140.チャンスは突然やってくる。そのときものをいうのは、いかに多く引出しを持っているかということだ。引出しが多ければ多いほど、どんな状況にも素早く対応できる。

141.恐怖は、失敗、苦痛、落胆、不快感などの思い出したくない体験を鮮明に呼び起こす。しかも、同じ体験は繰り返しやすいものだということを、これでもかこれでもかとばかりに思い起こさせるのである。

142.万(よろず)の事、皆わがちからをはかるべし。ちからの及ばざるを、しひて、其(そ)のわざをなせば、気へりて病を生ず。分外(ぶんがい)つとむべからず。

143.人間が物を見るのは、「見て、その経験をなにかに役立てよう」と思ってのことではない。人間は、そんなことを考える前に、まず見ている。そして、見てしまったことが、人間に働きかける。

144.また職をさがさねばならず鳥ぐもり

145.自分の存在を、ひとつの統一として保っていられる人間は、生活にどんな波風が立とうとも、いつまでも平静で、動揺しないでいられる。木の葉が揺れても、湖のきらめく水面に波紋が起ころうとも、平静でい……

146.ぶれるなよ。自分のことを信じられない奴を、他の誰が信じるんだ?

147.四十五十にして聞こゆること無ければ斯(こ)れ又畏るるに足らず。

148.「だめだ、全然なってない」と叱るのではなく、「ここがちょっと残念だった、もっと良くなるはずだから頑張って」と励ますほうが、言った本人も言われた相手も気分よく仕事に立ち向かえます。

149.人はみんな演技者だが、ほとんどは悲しいほど演技が下手だ。

150.たがいに信じ合うことのできるのは、たがいの人格を敬愛し合うからである。たがいの人格を信じ、心から許し合うことのできるのは、同じ信念の世界において、かぎりなき愉悦を抱きつつ、ともに歩んでい……

151.木の癖組みは工人の心組み。

152.これが自分の椅子だ、これが自分にとっていちばんいい椅子だ、この椅子に座っていれば、たとえ本を読まなくて膝の上に本を置いて居眠りをしても楽しいという椅子にめぐりあえれば、人生の時間の感触はきっと違っ……

153.早梅や老いざるはなき幼な友

154.体調が悪い時で、寝ているのにも飽きてしまった時は、自分の好きなこと、興味のあること、得意なことをやってみる。するとなぜだか、ある程度、時にはかなり、体調が良くなってくる。

155.空しい希望を捨てた心には、その代償として、日増しに深まる静けさが与えられる。

156.人間は、死ぬところに向かって生まれた日から進んでいる、それしかわかっていない。あとのことは全部わからない。わかっているのは、そのことだけ。人間は生まれて来て毎日死へ向かって歩み続けているという……

157.希望とはギフトだ。だれにも譲り渡す必要はない。そして力だ。捨ててしまう必要はない。

158.(他者による)尊敬というものの中から誇りが出てくる。

159.日々の快便を感謝します されど原子力の 巨大な 糞づまりは いつかは人類の生存を 脅かすかもしれん

160.真実以外何も話すな。そうすればすぐに、危険人物と見なされるだろう。

161.そもそも恋愛とは、見知らぬ同士がお互いの存在を賭けて新しい境地を切り開くための“精神の格闘技”なのです。