1．女が男に情愛のこもった親しい付き合いを願い求めるのは、女が男に与える最高の尊敬の証である。女が男に友情を与えるのは、最低の関心の証である。
2．勇敢であれ、ただ不作法であってはならない。
3．立法部は、国民が定めた以外のどんな所にもそれを設置してはならず、また、設置することもできない。
4．月の人のひとりとならむ車椅子
5．超人的な幸福などなく、日々が描く曲線のほかに、永遠などないことを、わたしは学んだ。こうした取るにたりない、だが本質的な幸福、この相対的な真実が、唯一わたしを感動させるのだ。
6．人を知るは酒が近道。
7．固く、高い壁と、それにぶつかって壊れてしまう卵があったなら、私はつねに卵の側につきます。
8．悲観主義者とは楽観主義者と親しく付き合ってきた人である。（ver.0）
9．われわれは他人から害をくわえられた場合に、なかなかそれをわすれることができない。いつかはこのうらみをはらしてやろうと思う。しかし他人をうらんでいるかぎり、しじゅう心に一物もっているわけであり、心の……
10．世の中には、さまざまな能力がある。なぜかといえば、さまざまな能力が「必要だから」である。さまざまな能力が活動することによって社会は成り立っている。
11．人生の問題の大部分は、代数の方程式にように、つまり、最も単純な形に導くことによって解くことができる。
12．熊をしとめないうちに熊の皮を売るな。
13．科学に相応して、慈愛、同情、平和、そして愛が増さなければ、科学そのものは、人間の生活に威厳を与えているもの、なんとか生きてゆけるようにしているいっさいのものを、破壊しかねない。
14．守るちからは、はたからは、絶対に見えぬ。
15．くるしさの、とても逃げられぬどん底まで落ちると、人は新しい勇気を得るものだね。
16．組織の成員は等しく大事であり、どれひとつとして大事でない仕事はありません。
17．喜びはみんなで共有すると増える。悲しみはみんなで共有すると減る。
18．特別な人になるために、マジックは必要はない。あなたはあなた、すでに特別な人なのです。
19．人為(じんい)で天下を治めようとするのは、海や河を歩いて渡ろうとし、蛟(みずち)に山を負わせようとするものである。
20．私たちを殺すのは悲劇ではない。汚さだ。
21．イロをつける、大目にみる、ふくみをもたせる、これはとてもたいせつだ。〈イロをつける〉心があれば世の中、スムーズにいくこと多し。そのつけかたに、オトナ度が出る。コドモではできない。
22．逃げ道ってのは甘えの道だ。誰でも楽に歩けるかわり、どこにも辿(たど)り着けない。
23．完全な男を求めるのは、身の程知らず。自分に欠点があるように、相手にも欠点がある。傷もの同士だと思えば楽なもんです。 当たって砕けましょう。
24．退行欲求が満たされて、初めて本当の責任感が出てきます。
25．評価のさだまらぬ現代の作品こそ、読者の鑑賞力の試金石だともいえるのであって、新刊小説のよしあしが見ぬけぬようでは、本当に小説が読めていないのである。
26．やらずに満足するのと、やって満足するのとでは、断然後者を選ぶべきだぞ。
27．「しんどい」と思い始めると、頑張れるものも頑張れなくなってしまう。「しんどい」と思ったとき、勝つ気でやってきたことに「勝てないかもしれない」という弱気にとらわれる。
28．事は鄙俗(ひぞく)の上に及ぶとも、懐かしくいひとるべし。
29．人前では、なるべく欠点は隠そうと、愛想をふりまき、いい人を演じようとする人がいるが、取り繕った不自然さが感じられ、かえって信用されないものだ。あとで短所や欠点を知られた時、イメージダウンにもなる。
30．想像力が豊かな人の秘密は語彙の豊富さにあります。考えも知識も言葉で構成されていますから、想像力の限界は、その人の言葉すなわち語彙の限界でもあるわけです。
31．優柔不断な上司の場合、決定権は周囲の人たちにある。
32．私は２３歳で結婚した。まわりは、早過ぎると驚いたもんだが、私の目標は愛だ、と信じていたので、自分の選択に満足していた。
33．ステークホルダーの中でも、一番が顧客と取引先で、二番は従業員とその家族。三番が地域社会や国、世界、地球環境という広い意味でのコミュニティで、四番が株主。この順番が大切。
34．結婚の相棒というのは、気楽な存在であるのがいい。気楽というのは、沈黙の責任をとらなくてもよいことである。
35．（その人にとって）つらくなることがないほうが、その人らしく生きられる。
36．人類は多くの難事を成し遂げたが、その原動力は、何事も簡単にできると勘違いする軽率さである。
37．おそらく（商品開発における）決定的な要因は、「当たり前」を超えて「狂信的に注意を払うこと」だ。細部に「取り憑かれたような関心を持つこと」だ。ケーブルやパワーアダプターといった普通は見過ごされること……
38．こほろぎの声の明瞭笑(わらい)誘ふ
39．人間は政治的動物である。
40．人は一度権力を持つと、それを積極的に駆使して、相手とのパワー格差をさらに広げるように行動する傾向がある。
41．ひとすじに百合(ゆり)はうつむくばかり也(なり)
42．徳をもって人を支配する者は王たり。力をもって人を支配する者は弱し。富をもって人を支配する者は貧し。
43．精神を残して全部あげたから　わたしのことはさん付けで呼べ
44．いまの男の政治家は、うわべをつくろうのだけは好きだが、マジメ・律儀という根本の必要な部分は脱落欠落しているのが多い。（中略）政治こそ、女がやるに適した仕事であろう。
45．生徒や学生達に自ら考えさせ、自ら学ばせることこそが、教師の最も大切な役割です。
46．弱者にとっては、世間は冷酷です。そして世間は彼に重圧をかけてきます。
47．私の成功原論は、第一に、一生を息切れもせぬ自己のペースで行く。第二に、手前本意になりすぎぬよう。第三は、少しでも多く社会に貢献するとともに、周囲の人々にできるだけ幸福をもたらす心組みだ。
48．もし人生を肉体を基準にして規定するなら、人生とは生まれた時点から老いてゆくこと以外の何ものでもないわけですから、これに抵抗できるわけがない。老いることを否定するなら、人生それ自体を否定することになる。
49．仕事というのは、自分の心の状態を映し出すものなんだよ。
50．代表作が一本きりで、常に代表作と比較され、負け戦を続けていると、戦線離脱を申し渡される時がくる。そうならないためにはコンスタントにヒット作を生み出す、つまり代表作が何本もある、読者によ……
51．肝心なのは、自分に何が起こったかではなく、起こったことに対して何をするかである。
52．女客帰りしあとの冬座敷
53．愛があると思うのも錯覚、ないと思うのも錯覚。
54．歩きたく立ちどまりたく秋の晴
55．自分に対する相手の態度が悪いのは、相手に対するこちらの態度に原因がある。
56．人生の目的を「勝つこと」と見なせば、他の人は自分たちの幸福を脅(おびや)かす競争相手と見なさざるをえなくなります。私たちが「勝利」を収めるには、他の人たちが「敗北」しなければなりません。
57．生きることだけが、大事である、ということ。たったこれだけのことが、わかっていない。
58．子どもたちに、安易に、だれでもやれる、やればやれるといいたくない。やってもできないことがある──それも、かなりあることを、ひしと胸にして、やってもできない悲しみを越えて、なお、やってや……
59．自分にとって好ましくない暗示とか予言を受け取った時は、ものごとを建設的に考えることによって、それが現実になってしまうのを防ぐことができるのです。
60．春の雲結びて解けて風のまま
61．他人のことをうらやんではいけない。辛抱して、将来、発展すればいい。いま苦しいのはむしろ幸せ、と思いなさい。
62．人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助けることなどできない。
63．戦争はすべて悪だと、たとえ殺されても言い続けます。
64．（遊びにおける）許されるものと禁じられるものの取りきめ（＝遊びの規則）は恣意(しい)的であり、同時に強制的であり、決定的である。それは、いかなる口実があろうと破られてはならない。
65．古来「病は気から」といわれますが、それは医学的にみても正しいことです。しかし、その良い気分や悪い気分を決定づけるものとして、まず（使う）言葉の存在があります。
66．衆愚に従えば、その仲間入り。
67．潜在意識は私たちの中にある創造的能力であって、意識する心（＝顕在意識）がその上に考え（＝信念の表現）を印象づけ、潜在意識が印象づけられたものを実現するのです。
68．人は理解してもらうために書くのではない。理解するために書くのだ。
69．「遊ぼう。これから、遊ぼう。大いに、遊ぼう。」　「あまり遊べない人に限って、そんなに意気込むものですよ。ふだんケチケチ働いてばかりいるんでしょう？」
70．誰かに手を差しのべるのに必要なものは、シンプルだぞ。何があっても、俺はお前の味方だって覚悟、お前を信じるっていう覚悟、それだけだ。
71．私は多数の者として生まれ、たったひとりの者として死んだのだ。
72．雛飾りつゝふと命惜しきかな
73．人間は自分の値打ちを評価することだ。自分は良いことのできる性質を持っているのだから、自分を愛すべきである。
74．小さいものが大きいものに、刻々と近づいていると思うとき、生きる悦びをかんずる。自然と人間が、知れば知るほど美しく見えるとき、生きる悦びをかんずる。
75．負けて悔しいのは当たり前、また悔しくなければ次に勝つことはできない。大切なのは、負けて悔しい気持ちを（早く）断ち切ることです。
76．自ら創造し得るもの以外には何ら正当な判断を下し得ないものである。
77．ホンを読んでいて、一ヵ所でも二ヵ所でも、カッカと燃えてくるようなシーンにぶつかったときは、ほんとに楽しい。それが、（映画・ドラマ）監督の力で、さらにいちだんとサエた絵になると、これはもう……
78．人を用うるにはよろしく長を取りて短を捨つべく、みずから処するにはまさに長を忘れ短を勉(つと)むべし。
79．（日本人は）政治や社会の動きには明るい。だが自分個人の関心や興味はどこにあるのかわからない。あってもそれに自信をもてない空気をみんなでつくりあげている。
80．上(じょう)の人は、その力（＝適性）に応じて仕事をさせる。よい給与を与える。病気の時は親切に看病する。珍しいものを分かち与える。また時々休養させる。
81．物を識(し)ることは、（※女にとって）哀しいことである。物を識ることは、物がよく見えてくることである。夫の欠点や夫の甲斐性のなさが、額面通りにありありと見えてくることである。
82．愛や恋は、会えない時にも相手を常に想っているが、色（という関係）は、会えない時は電源オフにして、とりあえず自分の時間を優先する。二十四時間、相手とケータイで繋がっていなくては不安なうちは、……
83．われわれは、未成熟を単なる欠如とみなし、成長を未成熟と成熟との間の間隙を埋めるものとみなす傾向があるが、この傾向は、児童期を、その本質においてとらえないで、他との比較においてとらえることによる。
84．いつも「忙しい、忙しい」と言っている人は、「自分の時間」を優先順位のずっと下のほうに置いている。だから、一日二十四時間の中で配分していくと、結局自分の時間は持てないということになる。
85．啄木鳥(きつつき)や木に嘴(はし)あてて何もせず
86．何となくペンの動きも春めいて
87．意義ある人生、価値ある人生を過ごすには、三勿(さんこつ)……怒らず、怖れず、悲しまず　三行(さんぎょう)……正直、親切、愉快　を実行すること。
88．（個人の）未来は長いようでも短いものだ。過去(すぎさ)って了(しま)えば実に呆気(あっけ)ない。まだまだと云(い)ってる中(うち)にいつしか此世(このよ)の隙(ひま)が明(あ)いて、もうおさら……
89．私にとっての経営の軸は何かと考えると、ビジョン、プラン、リーダーシップの３つで、これらが会社経営で最も大事なものだと思います。
90．止(とま)ることばかり考へ風車
91．本というものが、書かれたあとも生きつづけるとすれば、それはあくまで、その本が理解されえない限りにおいてなのだ。
92．「女は家庭経営が天職だ」という女は、自分が家の中に引っ込んでいたいからそれを正当づけているにすぎません。
93．独り泣くいつの間にやら虫が鳴く
94．親や教師にとって重要なことは、子どもに自分が持っている知識を伝えることであって、自分が知識があるということで子どもよりも優れているということを子どもに誇示することではありません。
95．海はどんな川も拒まない。（ver.0）
96．先導しているつもりでも、誰もついてこなければ、散歩しているにすぎない。
97．哲学的思考のはじまりは、哲学がまったく自立的に自分の仕事を営み、思考がすべての民族信仰から切り離され、イメージの世界とならぶもう一つまったくべつの領域を獲得したところに求められねばなりません。その……
98．昨日は不渡りになった小切手、明日は約束手形、今日だけがあなたのキャッシュ（現金）──だから賢明に使いなさい。
99．再考は最良である。
100．ほんものの幻滅は、人間を全く呆(ぼ)けさせるか、それとも自殺させるか、おそろしい魔物である。
101．よく晴れて十一月もゆかんとす
102．怒りの教育においてぜひとも必要なのは、他人の怒りをしっかりと受けとめる能力の開発である。
103．人のつかひ様(よう)は、人をばつかはず、わざをつかふぞ。又(また)政道いたすも、わざをいたすぞ。（ver.0）
104．白髪は老いたしるしであり、叡知(えいち)をあらわすものではない。
105．この夕べ力つくせり法師蝉
106．人間とは便利なものである。いまふり返ると、いい思い出しか浮かんでこない。ちょうど負けた馬券を覚えていないようなものである。
107．洋蘭の真向きを嫌うかぜごこち
108．失うもののない人と争ってはならない。とうてい勝ち目はない。相手はすでに羞恥心を含めて何もかも失っているから、もはや何の憂いもない。だから、人を人とも思わぬありとあらゆる手を使う。あなたの価値あ……
109．退屈な猫に嗅がせて草石蚕かな
110．（社員や部署の失敗やミスに対する望ましい反応は、）「だれがやったのか？」ではなく、「どうして、そんなことになったのか？」　「どうすれば事態を収拾できるか？」　「二度とそうしたことが起きないよう……
111．十分な愛で橋渡しできない隔たりはない。
112．全然大丈夫じゃない時も、「大丈夫」って言葉にすると、不思議に大丈夫になる。
113．初めて仰ぐ雲や山は、これが最後の雲や山かと見える。だがやっとそこまで来ても、行く道はいよいよ遠く、難儀は増す一方なのを見てとって、人は身震いする。
114．誰かと結婚することは、別の人との結婚の可能性をゼロにすることです。独身の人がなかなか結婚に踏み切れないのは、このためでしょう。
115．親子のつながりを強め、躾(しつけ)をきちんとすることによって人間の基本はできあがるのだと、強く自覚しなければなりません。
116．戦争は夏一つずつ遠ざかり
117．ある国が世界のため、人道のために如何(いか)なる貢献をなしたかは、その国を重くしその威厳を増す理由となる。
118．神話は本質的である。栄養が良く、てらてらと光り、拡張的で、多弁であり、絶え間なく新発明をする。正義、道徳、美学、外交、家事、文学、興行物、すべてを捕えるのだ。
119．初氷(はつごおり)夜も青空の衰へず
120．夕立の済むまで我慢してやりぬ
121．忘れないようにしていることがある。（過去の出演作品と）同じ路線を走らないように注意しつつ、前進し続けるということ。やりたいことはまだたくさんある。ただ変化のない路線を進まないために、挑戦すべきこと……
122．夏来(きた)る農家の次男たるぼくに
123．私は貧困や金銭的な難問題を経験したことがない以上、自分の知らない、あるいは自分が直接感じたことのない社会問題を語ったりして、俗に言うように「うまく金儲けをする」ことはしない。
124．読書の愉しみは無限です。時間をもて余してすることがない、といっている人の心理ほど（私にとって）わかりにくいものはありません。人生は短く、面白そうな本は多し。
125．「なるほど」というのは、賛否いずれをも示さない便利な言葉だ。「なるほど、本当にそうですよね」という場合にも使われるし、「なるほど、あなたはそうお考えなのですね（私は違いますが）」という場合にも使わ……
126．スポンジのような吸収力を持った人間が、リーダーには望ましい。
127．私は、経営者には、２つしか仕事がないと思っています。一番大事なのは教育すること。経営者は全員、教育の担当であり、人事の担当でないとダメ。それが一番大事です。もう１つが利益責任。利益がなければ誰も幸……
128．人生はチャンスと変化に富んでいる。
129．人の心を傷つけるものは言葉の裏の棘である。
130．痩せたアイスクリーム売りを信用するな。
131．鳥の世のやうにふらここ揺らしゐる
132．恋をするにはエネルギーが要りますが、恋はすればするほどエネルギーを産んでしまう。
133．兄弟にほほえみかけ、助けの手を差し伸べるたびに、それがクリスマスなのです。
134．人々はローマが偉大であるからローマを愛したのではない。ローマは人々がローマを愛したから偉大となったのだ。
135．相手の「できないこと」によりそうことのむずかしさ。人の悩みとはつまりそういうことなのではなかろうか。「悩み」と名前がついているものの、大半の原因がそこにあるんじゃないか。
136．誰にも目撃せられていない人生の片隅に於(お)いて行われている事実にこそ、高貴な宝玉が光っている場合が多いのです。それを天賦(てんぷ)の不思議な触角で捜し出すのが文芸です。文芸の創造は、だから、世の……
137．頭の中の涼しきものをはたらかす
138．将来の読みがすべて当たる悲観論者よりも、半分しか当たらない楽観論者でいたい。
139．自分の生きる人生を愛せ。自分の愛する人生を生きろ。
140．けふの日も棒ふり虫よ翌(あす)も又(また)
141．やめるのも始めるのもきめるのは自分です
142．自分の書いた小説は子どもと同じようなものなので、できるだけ遠くへ旅立ってほしいといつも願っている。私自身が到底足を踏み入れられない未知の場所を旅し、自分が書いたとは信じられないくらい、たく……
143．善意や親切だけで、この世界の苦しみが救えるものなら、そんな簡単なこともなかった。
144．自分の考えをはっきり言うのと同じく、他人の考えもきちんと聞いて、チームワークを築いていくのはどの社会でも必要なことです。
145．人の行いは孝より大なるは莫(な)し。
146．宇宙は無明(むみょう)の闇夜(あんや)であって、無目的な生命意慾に駆られながら、無限に尽きない業(ごう)の連鎖を繰返しているところの、嘆きと煩悩(ぼんのう)の娑婆(しゃば)世界に外(ほか)な……
147．口から出ていくものは、心の中から出てくるのであって、それが人を汚すのです。
148．空き腹(すきはら)にこたへはじめぬ法師蝉
149．千回のアドバイスより一回の失敗。
150．生まれた　愛した　そして死んだ
151．憂鬱で憂鬱でしょうがないというのが老人。
152．畳目(たたみめ)のきれいに見ゆる初明り
153．人間とは、常に人間になりつつある存在である。
154．人間、自分のやりたいことをやって、何処が悪いんだろ。
155．芸人てえのはな、売れてるときはわがままでいいんだ。売れなくなったら、いくら八方美人をしていても捨てられる。
156．死は人生の一部だが、非常に小さな一部にすぎない。
157．どんよりと　くもれる空を見てゐしに　人を殺したくなりにけるかな
158．将来について知ろうとする者は、これまでの経緯を考慮しなければいけない。
159．人々にまじって生活しながら、しかも孤独でいる。これが、創造にとって最適な状況である。創造的状況の他の構成要素は、きまりきったこと（ルーティーン）、刺激のなさ、さらに少々の退屈と嫌悪などである。
160．咲き満ちて花に放心あるごとし
161．わたしたちが踊り子にあこがれるのは、彼女たちが柔かい肉体と、その肉体を自在に操る技術とで、束縛を飼いならしてみせる達人だからです。
162．科学技術に優先するものは人間の正しい思想だ。技術を持つ人間が、それをどのように利用するか、世の中に貢献するか、しないかで、その価値が決まる。
163．人間関係で一番大事なのは、腹八分ではなくて腹六分。夫婦、恋人、親子、仕事関係、すべて腹六分でお付き合いを。