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誰にも目撃せられていない
人生の片隅に於(お)いて行われている事実にこそ、 高貴な宝玉が光っている場合が多いのです。 それを天賦(てんぷ)の不思議な触角で捜し出すのが文芸です。 文芸の創造は、だから、 世の中に表彰せられている事実よりも、 さらに真実に近いのです。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『惜別』 周(魯迅)のセリフ 〈全文〉
事実は小説よりも奇なり、なんて言う人もあるようですが、誰も知らない事実だって、この世の中にあるのです。 しかも、そのような、誰にも目撃せられていない人生の片隅に於(お)いて行われている事実にこそ、高貴な宝玉が光っている場合が多いのです。 それを天賦(てんぷ)の不思議な触角で捜し出すのが文芸です。 文芸の創造は、だから、世の中に表彰せられている事実よりも、さらに真実に近いのです。 __ Link __ 文芸が無ければ、この世の中は、すきまだらけです。 文芸は、その不公平な空洞を、水が低きに流れるように自然に充溢(じゅういつ)させて行くのです。 __ Link __ 《類似》
事実は、小説よりも奇なり、と言う。 しかし誰も見ていない事実だって 世の中には、あるのだ。 そうして、そのような事実にこそ、 高貴な宝玉が光っている場合が多いのだ、 それをこそ書きたい(→続きはクリック)(太宰治) 《類似》 このように誰にも知られず 人生の片隅において ひそかに不言実行せられている小善こそ、 この世のまことの宝玉ではなかろうか。 (太宰治)
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