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1.
大きな危険が人間の行動によって引き起こされる可能性がある場合には、その確率がきわめて小さく、実際には起こりえないといえるようにしなければならない。
2.
友人のIが大根を食ってよろずの病を癒やし百年の寿を保つとしても、自分がそのまねをして成効するという保証はついていない。
3.
私は睡眠を大切にしなきゃいかんと思う。よく寝るので八十歳過ぎても生きておられるんです。睡眠は大切です。皆さんもよく寝るようにしてください。
4.
第六感は誰にでもあります。それは心の感覚で、見る、聴く、感じることが同時にできるのです。
5.
失恋はやがて得る幸福への第一歩だとマルクスが言うとるがな。あれはマルクスではなかったな、そや、ヘーゲルや。どちらでもええワ。
6.
堕落すべき時には、まっとうに、まっさかさまに堕ちねばならぬ。道義頽廃、混乱せよ。血を流し、毒にまみれよ。先ず地獄の門をくぐって天国へよじ登らねばならない。手と足の二十本の爪を血ににじませ、はぎ落し……
7.
24)(上に立つ者は)少なく言い、多く行え。
8.
長期にわたる恋が急死することは稀(まれ)である。
9.
お金は、目に見えない豊かさの目に見える現れである。
10.
模倣はあくまで手段であって目的でない。この自覚の深さが、やがて立派な個性を生み出すのだと思う。
11.
経営というのは、人間の集まりをどうするかということです。ですから経営は人の心の動きを抜きにしては語れませんし、また人の心を無視して経営はできません。
12.
人間はつねに、自己の生きている小さな範囲を世界の中心とみなし、自己の個人的、私的生活を宇宙の規準と考える傾きがある。
13.
闇はつねにアナーキーである。闇は一切の綱領(こうりょう)を認めないし、一切の様式を超脱する。闇は、等身大の世界とあからさまに対立しようとするもの、だ。
14.
母親は 勿体(もったい)ないが だましよい(ver.0)
15.
敗北を認めさえしなければ、誰にも敗北などあり得ない。
16.
日本語は主語・主体が曖昧なため、聞く相手にも理解するための配慮を求める言語である。
17.
俳句は私小説である。
18.
宗教とは奇蹟を信じる力だ。合理主義者には、宗教がわからない。宗教とは不合理を信ずる力である。
19.
(雑談の話題を)どんな話にするか、事前に考える必要はまったくありません。その場の空気(=雰囲気、状況)に話題は必ずあります。雑談の上手な人は、話のネタをその場で上手に見つけます。その場にすべて……
20.
成功は誕生日に似ている。待ちに待った誕生日が来ても、自分はなにも変わらない。
21.
娘にとって最も善き避難所はその母の翼である
22.
美人も、見慣れると、そこに顔がある、というだけになってしまう。
23.
慎重な人は自分のために良いことをなし、徳のある人は人のために良いことをなす。
24.
「敵」をやっつけるのが戦争ですが、壊れるのは自然であり、失われるのは生活であり、死ぬのは人間です。
25.
花に針心知りたき茨かな
26.
貝族の呟(つぶや)き冬はこれからです
27.
酒うすしせめては燗(かん)を熱うせよ
28.
劣等感の皆無な人間など、あるはずがないが、もしあったとしたら、味気ない人間に違いない。
29.
こんなに憎み合うのは、あんなに愛し合ってたからですか。
30.
焦げ目ある餅の香(か)の立つ雑煮(ぞうに)かな
31.
安逸(あんいつ)と富を享受するわずかな特権階層の人びとであっても、満足や真の幸福に到達することはありません。人生のすべての善を集めたとしても、真に幸福な人間にはなることはできないでしょう。
32.
僕はまだ人生の春で、夏がくるのを待ち望んでいる。秋もまたよいものだろう。そして、僕をずっと悩ませてきたあの好奇心というやつを携えて、人生の終わりに向かうだろう。
33.
わたしは何によらず、人をとっちめる、なんてことはイヤだ。苦しまぎれにむしゃぶりつかれたり、最後っ屁(ぺ)をかがされたりすると気がわるいから、なるったけ、人をそこまで追いこまないようにしている。
34.
相手と何か共通しているものがあると、会話ははずみ、互いに好意を持つことが多い。それは好みが一致している場合だけでなく、嫌いなものが一致している場合も同じである。
35.
青梅をかむ時牙を感じけり
36.
面と向かって他人を非難するのはよろしくない。彼を辱(はずかし)めることになるからだ。また陰でやるのは不誠実だ。彼を欺(あざむ)くことになるからである。
37.
愛し合ってる夫婦や恋人たちを見ると、ベタベタデレデレしてかくそうともしないのは、たいがいご婦人のほうである。
38.
私は「元気という病気です」とよく言います。ある講演会の司会者が、「瀬戸内さんの元気という病気が、ますます重症になるようにお祈りします」と挨拶して、会場が爆笑の渦となりました。
39.
紅葉雨(もみじあめ)鎧の武者のとほき世を
40.
流燈(りゅうとう)を見殺すやうに見失ふ
41.
気取った料理を気取って食わせる料理人はバカ。
42.
私は(死んだあとについて)エネルギー保存の法則で考えたい。「エネルギーは、新たに生まれることも、滅びることもない」。つまり、私たちの中のエネルギーが、すべての部分が、他の何かに変化するの。ドラゴン……
43.
人間の会話や行為や心理の不完全さをどう表現するか。これを表現するには、技芸もさることながら、演じる側の人間の広さが問われるんです。“不完全さを出す”という技芸が必要になるんです。そこまでできる……
44.
正智 平原にとどまっているな! 高くも登りすぎるな! この世の眺めの 上ない素晴らしさは 高さも半ばのところからこそ。
45.
自分の価値を、他人の評価で決めてはいけない。
46.
愛はどんな場合も、どんな組み合わせでも、プラス、マイナスは五分五分だ。一方的に傷つけたとか、傷つけられたとかいうことは絶対ない。
47.
人を中傷すれば、自分の欠陥を暴露する。
48.
我々は、自分が生まれたと思っていた国に、かならずしも生まれていたのではないかもしれない。我々の少年時代は、暗い霧を身にしみて知らされた。そして我々があこがれていたのは太陽である。
49.
古典が引く伝統の糸は、哲学なら哲学史の、社会科学なら社会科学史の、流れを貫いていつも不断の作用を各時代に及ぼしている。だからして古典は論拠とされてはならぬが、併(しか)し又必ず参照されね……
50.
親はあまりよく知らないことであろうと、よく知っていることであろうと、子供が教えてくれたら、「すごいね」「よく知ってるね」と多少大げさに驚いて、ほめてあげることが大事です。子供は自信を持ち、……
51.
勇気、希望、忍耐。この三つを抱きつづけたやつだけが、自分の山を上りきれる。どれひとつが欠けても事は成就せんぞ。
52.
現に生きてあるものにとっての現在というのは、死者にとっての未来だ。それだからこそ、親しいものの喪から、わたしが受けとってきたものは、一人の現在をよりふかく、よく生きるためのことばだったと思える。
53.
誰でも持っているということは、誰も持っていないと同じことなのだ。
54.
愛を知らない人間は、相手をひとりの人間として見られません。
55.
送金を減らされたそうだが、減らされただけ生活をきりつめたらどんなものだろう。生活くらい伸びちぢみ自在になるものはない。至極簡単である。
56.
ただ賛成というのでは何か、座の中で自分が際立たないという気がするのです。それで、自分もここにいますよ、なんて存在証明のようにささいなことを反論したりするわけです。
57.
他人の食器を当てにする者は、しばしば食事が遅れる。
58.
我々が見ている、あるいは見ていると思うすべてのものが、夢のまた夢であるにすぎない。
59.
習慣とは、時間感覚の麻痺を意味する。あるいは少なくともその弛緩(しかん)を意味する。青春期の歩みが比較的ゆっくりとしているのに、それ以後の年月が次第にせわしい急ぎ足で流れすぎていくというのも、……
60.
生くるかぎり失ふ手袋の片方
61.
ただそしられるのみの人、また、ただほめられるのみの人、過去にもなく、未来にもなく、現在にもない。
62.
自尊心を失う十八の心得──1.「自分の行為イコール自分」と思う。どんなに愚かなこと、未熟なことをしたとしても、自分はかけがえのない存在だということに気づかない。
63.
祈りと家事は、結ばれている。いつの時代にも結ばれていた。私たちは、日常生活こそが各個人の生き方である、と分かっている。家庭を清め、家庭に秩序をもたらすとき、私たちはある意味で、自分を清め、自分に秩……
64.
切株はじいんじいんと ひびくなり
65.
すべきでないことはしないことを択(えら)べ、すべきこととすべきでないことのあいだでは。
66.
相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく。
67.
切に生きれば、ものごとをごまかせない。ごまかしなしには家庭生活は成り立たない。ごまかせない人間は家庭を持つな。それが私の今得た家庭観の三段論法である。
68.
最上の指揮官たちさえも、もちろん国王までもが、しばしば、ロマンティックな冒険を求めて、あえて危険に身をさらすのであった。
69.
完全な健康を手に入れるためには、あなたは憤りと悪意を捨てなければなりません。人生において前進し、向上するためには、建設的思考が否定的思考に取って代わらなければならないのです。
70.
力足らざれば偽り、知足らざれば欺(あざむ)き、財足らざれば盗む。
71.
私たちはみんな、古い紋切り型の観点や意見、私たちが幼く、感じやすい頃に潜在意識に植えつけられた誤った信念などを捨て去らなければなりません。
72.
(わたしたちのまわりにあるものもわたしたち自身も変わってゆく)だからこの世の生活の幸福をもとめるわたしたちの計画はすべて幻想なのである。精神的な満足がえられるならそれを楽しもうではないか。わ……
73.
百日紅(さるすべり)この叔父死せば来ぬ家か
74.
家出少年の最も親しい道づれは幻想である。
75.
まな板に置けば匂ふや寒の芹(せり)
76.
「強情、無情な性格」はいわば後ろ盾があればこそ見せることができるのであって、こういう性格の人間は孤立すると急に弱気になるものだ。
77.
最高の占い師は、自分の外にいるのではなく、自分の内にいる。
78.
斧(おの)が自分の柄(え)を切ることはできない。
79.
戦争は簡単であり、これに必要な知識は極めて低級なように見えるが、実行してみると、その反対である。
80.
天深く春立つものの芽を見たり
81.
人は自分の運命を操ることができないという「最大の嘘」を信じてはならない。運命は自分で決められる。
82.
人の態度で気持ちがかき乱されるのは、自立していないということです。
83.
大衆の原像を忘却し、この原像から思想が孤立することは恥辱である。大衆の思想は、世界性という基盤を持っているのだ。
84.
事実に対する考え方によっては、まだ何も手を打たないうちに、人を敗北させるかも知れない。
85.
観光客は自分と、自分が出会う珍しいものの間にカメラを置かざるをえないような気持になるものだ。どう反応してよいかわからず、彼らは写真を撮る。おかげで経験に恰好がつく。
86.
人は別れるために人と出会う。
87.
(ピカソほど)生涯を通じて絶えず「剽窃」を試み、歳とともにいよいよ頻繁に、いよいよ大がかりに行うようになった芸術家はほかにいない。
88.
物事を最もよく分かっている人間は、無口である。
89.
私の幸運といえば、人生のさまざまな選択の場に、相談すれば正しい助言と示唆(しさ)を与えてくれた先達(せんだつ)がいたことである。まことに「先達はあらまほしきものなり」である。選択には常に先達の助言……
90.
批評というのは、理性です。それを根拠づけるのが内省です。
91.
(対人不安の強い人が相手にとても気をつかうのは)相手のことを気にしているのではなく、相手の目に映る自分の姿が気になって仕方がないのだ。
92.
思うようにならないのが人生なんで、だからこそヨーシという気になるんでしょう。
93.
考えてみれば、夜分、身を横たえてやすむとき、私たちは宇宙の一隅の地球の片すみで、まったく無防備なまま、自然の手に身をゆだねて眠るわけである。何というのんきなことであろう。住居の中にいても、……
94.
腹の虫てぇ奴はえらいもんで、食べ物だけじゃなく、何でもちゃんと知ってやがる。
95.
「身の程知らず」という言葉ほど、人の可能性と夢と未来を奪うものはない。
96.
生きねばや鳥とて雪を払ひ立つ
97.
貫くんだよ、捧げるんだよ。そうしたら、いいことあるからね。(中略)工夫して朗らかに腐らず、貫いてね。
98.
矢は一度放てば弓の元へ戻らない。
99.
笑った者すべてが友ならず。怒った者すべてが敵ならず。
100.
「大昔」とか「そもそもの始まり」あるいは「終末」といった時期から我々が連想すること、いやそれらについてもっている知識でさえ、その大部分は詩的なもの、つくりあげられたものである。
101.
宗教は民衆にとって阿片(あへん)ではないが、酒にすることは確かにできる。宗教が民衆を眠りこませて無気力にしてしまうか、さもなければ、宗教は民衆を眠りから解放し、覚醒させ、興奮させてしまうから……
102.
なににもまして重要だというものごとは、胸の中に秘密が埋もれている、その近くに在るものだ。
103.
人間にとって唯一完全に未知なる世界は私たちが囚われている肉体である。それ以外はすべて探査されるよう開かれている。
104.
勉強して、それから、けろりと忘れてもいいんだ。覚えるということが大事なのではなくて、大事なのは、カルチベートされるということなんだ。カルチュアというのは、公式や単語をたくさん暗記している事でな……
105.
よきリーダーたらんとする者は、まずもってよき背中を持て。
106.
労働してよくその生産物を処理する国民は、たとえ宇宙に黄金がないにしても、富裕であり、幸福であろう。
107.
何(なん)の木の花とは知らず匂(にお)ひかな
108.
枯蘆(かれあし)の葉が鳴るばかり月夜かな
109.
休息は動物的本能的なものであるべきだが、同時に、不安に脅かされるような休息では駄目だ。それでは楽しめない。そういう質と量が持てるなら、そのかぎりでは私たちは動物よりましだといえる。
110.
わたしたちは前を向いて生きているんですが、幸福というのは、近い将来を見つめる視線にあるのではなく、どこか現在自分が生きていることを後ろから見ている視線の中に、含まれているような気がするんです。
111.
大食(たいしょく)は命の取り越し。
112.
世に住むこと二十年にして、住むに甲斐(かい)ある世と知った。二十五年にして明暗は表裏(ひょうり)の如(ごと)く、日のあたる所には屹度(きっと)影がさすと悟った。
113.
殺すともそなたはそなたわしはわし、二つのむくろかかわりなし
114.
おれの経験から言って、パワーアップはできるときにしとかないと、いざって時に後悔するぞ。
115.
菊の香(か)や流れて草の上までも
116.
人は、思想だけでは、死ねるものでは無い。
117.
人間は、物質的な達成の悦びとは別の「自己享楽」の技術については依然として何も知らずにいるであろうという事実に変わりがあるわけではない。
118.
女が目指して飛んでいく男は、着地した先の男と同じではありません。
119.
憂うる者は富貴(ふうき)にして憂い、楽しむ者は貧にして楽しむ。
120.
「点三年、棒十年」などというやや悲壮な修業の掟(おきて)は、むかしの職人の無智な英雄主義にすぎない。私は晩成の芸術というものを否定している。
121.
凍鶴のすでに限界かもしれぬ
122.
この世の最上のわざは何? 楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうなときに希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう。
123.
これだけは、いい得る。生きていることへの感謝の念でいっぱいの小説こそ、不滅のものを持っている。
124.
世界的な作家といわれ、社会的な地位や発言力をもつことよりも、自分が接する家族と、文句なしに円満に気持ちよく生きられたら、そのほうがはるかにいいことなのではないか、そんなふうにぼくは思うのです。
125.
綸言(りんげん)汗の如し。
126.
健康な妻を心の妻として
127.
世界史は自分の血管を潜(くぐ)り抜けるときにはじめてはっきりとした意味を持つものだ。
128.
愛は嵐を見つめながら、揺るぎもせず、いつまでも、しっかと立ち続ける燈台なのだ。すべてのさまよう小舟を導く星なのだ。その高さは測れようとも、その力を知ることはできない。
129.
ほめる時はできるだけ具体的な言い方をする。漠然としたほめ方だと、見えすいたお世辞にしか聞こえない。「何か魂胆があるのではないか」と疑われる。
130.
人間には、それぞれ旬の時期というものがある。あなたには、まだそれが来ていないだけだ。
131.
私たちは皆、「一つの心」という大海に浸っています。
132.
我々の富に限界があるのは、我々の願望に限界があるからである。
133.
死んだ人ほど家庭的だ。決してどこにも行くことがない。
134.
愚かなことは、多少の理性で補ってやろうとするより、そっくりそのままにしておく方がいい。理性が愚と交わると、その力を失い、愚も愚なりに往々役に立つ性質を失ってしまう。
135.
やりたいことをやって、絶対にあきらめてはいけません。
136.
芸術家が名声を得るのは、決して幸運や偶然の力ではなく、真摯(しんし)な努力と勤勉の結果である。
137.
貧乏人はお金のために働いて、お金持ちはお金が自分のために働いてくれる。
138.
暑き故(ゆえ)ものをきちんと並べをる
139.
したくないことは無理してまでするな。命じられたからとか叱られるというのではやるな。それより自分のしたいことをやりたまえ。人間の生きていく原動力は、そうした憧れと面白さと達成感からこそ生まれてくるも……
140.
ユーモアって、発する方も、受け取る方も、その人がどんな育ち方をして、どんな生活をしているかを、一瞬にして映し出すんだよね。
141.
大根はいいな 味がないようで 味があり 私はこの年になって まだ大根の味が だせないようだ
142.
風の中の羽毛のように、変わりやすきは女心。
143.
人間というものがこの世の中に生きてゆくのに、何をおいても、心と体を別々に考えたら駄目だぞ。
144.
私の教え方は夢と希望を持たせることです。「勝てるよ。世界一になれるよ。お前なら絶対できる!」と毎日、誠心誠意聞かせると、心が通じて人間の脳は「なるほどな!」となるわけです。
145.
枯野ゆく最も遠き灯に惹かれ
146.
なんとしてでも、この世界を、この地球を、未来へとつなげていかねばならないと思います。僕には何の力もないから、ただマンガでこんなことをメッセージしつづけたのです。
147.
変化こそ、チャンスの母である。
148.
およそ人づき合いなるものは、まず第一に、必然的に互いに同調し節度を守ることを要求する。したがって、その範囲が広ければ広いほど、味気ないものになる。だれもが完全に「自分自身である」ことが許されるのは……
149.
たんぽぽや折折さます蝶の夢
150.
技は力の中にあり。
151.
話したい、相手に伝えたい、と思う時の子の顔をみると、まず目がキラキラとして、言葉よりも先に、言いたいことを訴えかけてくるものである。
152.
若い頃から熱意をなくしたら、どんどん老けこむばかりだ。
153.
今、目の前にある本は、たまたま目に前にある本というのにすぎないのが本の世界であり、それだけに大事なのは、自分で本と出会うということであり、自分で本を探すということであり、そうして自分で……
154.
親という動物は、夢を語ることをせず、自分が経験してきた恐怖を通してしか、子に物を言わないものなのです。自分たちの失敗を繰り返させまいと、すこしばかり成功した型を押しつけてきます。
155.
一寸先は闇という よくみれば その闇は私の中にある ときには 月ものぼるが