60401.(ユーモアを使うときに)言葉をカーブさせるって、つまり別の言葉に置き換えるってこと。だから、まず基本形として、普通の言葉をきちんと覚えないと駄目だね。

60402.人に悪人のレッテルを貼ることには、その人が悪人であるよう期待し、実際にそうなるよう促す効果があります。

60403.トゲのある言葉より、バラの花を投げた方が、世の中明るくなると思わない?

60404.「愈究而愈遠」。愈(いよいよ)究めて愈(いよいよ)遠し。

60405.もし、皆が新しいテレビの代わりに平和を要求するのならば、平和が実現できるだろう。

60406.失敗のフォローはむずかしい。しかし、それをみごとにやり遂げることができれば、あとはどんなむずかしい仕事もたいていはこなせるようになるのだ。

60407.数学者がコンピューターを扱う上であてにできるのは、せいぜい速さである。すなわち、彼が機械にかけようとする問題に対する計算の速さである。

60408.ささやかなもの。ペチュニア¥。ベゴニア¥。クレマチス。土をつくる¥。水をやる¥。季節がめぐる。それだけのことだけれども、そこにあるのは、うつくしい時間だ。

60409.ユーモアは、今いちばん世の中で欠けてるところなんじゃないか。人間関係の摩擦がでかいのも、結局これの欠落が原因なんじゃないか。(中略)だけど本当は、今いちばんみんなが欲しがってるんじゃないのかな。

60410.自分が話したいと思う話より、聞く人が聞きたいと思う話を話す。

60411.人間は誰でも仕事をするのはいやなものだ。仕事がめしより好きだという成功者に時たまお目にかかることがあるが、目の玉がつりあがって、どことなくおかしい。それは勉強が大好きだという子供と同じように、そう……

60412.我々はどんな種類の類推も軽んじてはならない。そのうちのどれもが、解を求める上で決定的な役割を演ずることができるものだからである。

60413.自尊心を失う十八の心得──12.持って生まれた可能性や才能を伸ばそうとしない。

60414.あなたの経歴など山の知ったことではない。

60415.香水は、その人の個性。

60416.経営は強い意志で決まる。

60417.憂うつは人を病気にするばかりでなく、ひとりよがりに、近視眼的に、いや、高慢にさえする。それが憂うつの悪魔的な点である。

60418.求めよ、そうすれば、与えられるであろう。探せ、そうすれば、見出すであろう。門を叩け、そうすれば、開けてもらえるであろう。すべて求める者は得、探す者は見出し、門を叩く者は開けてもらえるからである。

60419.二十歳の顔は自然が与える。三十歳の顔は人生が作る。しかし五十歳の顔は自分次第だ。

60420.求める心、謙虚な心さえあれば、心の鏡は随所にある。自分の周囲にあるもの、いる人、これすべて、わが心の反映である。

60421.人の情けというものは、恋愛したことのある人とない人とじゃ、まるで違いますね。それが人柄の面でいろいろと反映されてくるんです。恋愛したことのない人がいたら、その人には人間的なやさしさとか、丸みといっ……

60422.智者には説き、愚者にはアジれ。大衆を動かすには、少々馬鹿げたことも言わねばならない。識者は腹の中で冷笑しているが、大衆はこれで動く。九割が動き出せば、理智的な残りの一割は嫌でもついてくる。

60423.笑いほど感染力の強いものはほかにない。

60424.大抵の人は、(他人より劣っているという)事実を事実として認めたがらない。あるいは事実を隠し通そうと努力する。だから「失敗したら大変だ」という意識ばかりが先に立って、目の前にやりたいことがあっても、……

60425.文化の果(はて)には、いつも大笑いのナンセンスが出現するようでございます。教養のあらゆる道は、目的のない抱腹絶倒に通じて在るような気さえ致します。

60426.食べたものは腐ったものになるが、与えたものはバラの花になる。

60427.瀬を早み岩にせかるる滝川(たきがわ)の われても末にあはむとぞ思ふ

60428.現在を輝かすのでないなら、音楽は何だ(?)

60429.すべての自由な選択の背後には世界観がある。

60430.熟年離婚は、ビンテージワインになる寸前でボトルを割るようなものだ。

60431.泥に酔った鮒が 新しい水に入れられて どれだけ泥を吐いても 泥が出て来るので 泥が自分だったと 呆れている

60432.「常識」にとらわれず、本質を見極め正しい判断を積み重ねていくことが、絶えず変化する経営環境の中では必要なのである。

60433.黄色は平和や和合の色。友達ができないという人は、黄色を身につけるとよいでしょう。また金運をよくする色です。

60434.兵は、直属の上官しだいなのだ。直属の上官が愚劣な場合は、〈よろこんで死ねない……〉ものなのである。

60435.時は速い足で逃げ、そして決して帰らない。

60436.自らの技能への自負や誇り、同じ価値観を共有する社員同士としての連帯感や一体感、そこから生まれる師弟関係やライバル関係。こういったもろもろのものが渾然一体となって、特有のモノ作り文化になっていく。

60437.大丈夫、まさに雄飛(ゆうひ)すべし。

60438.こどもが せっせっ せっせっ とあるく すこしきたならしくあるく そのくせ ときどきちらっとうつくしくなる

60439.人間の関係なんて、目に見えている部分だけでなく、人の目にふれないものが地下水のようにおびただしくて、他人にはとうていうかがいしれぬものであろう。

60440.投票すれば明るくなり、棄権すれば暗くなる。

60441.組織の中に仲良しクラブができると、没落する。

60442.あなたが大きな関心を持って欲しているものがなんであるかを考えなさい。そして、それがくりかえされることによって、あなたの潜在意識に印象づけられ、それが実現されることになるのです。これがあなたの心の法……

60443.たのしみは心にかのう山水の あたり静かに見てありく時

60444.難しくて、訳がわからなくて、やっと読みとくと、実にくだらない、平凡な、「そんなこと俺だって考えているよ」といった中身。難しい、訳のわからない文章でごまかして書いているのが、なかなか多いんですね。

60445.宴(うたげ)が果てる。たのしいことが終わる。そのとき、席を立つ、その立ちかたに、人間のすべてが出るものだ。

60446.(先生は)自然にしているのがいいですよ。努力していい先生になって、いい教育をしてやろうと思わないほうがいいです。(中略)子どもをよくしてやろうとか、そういうふうには、格別思わないようにしたほうがい……

60447.嵐のあとには凪(なぎ)が来る。

60448.アヒルの背中に水をかけるようなものだ。

60449.経済や社会が急速に変化するときに、戦略(を立てるのに)に時間をかけていたら、できあがったその戦略は、必要なときにはもう遅れてしまっている。だから、だいたいの方向性が出たらすぐに実行に入る。

60450.誰でも人に認められたい。


60451.差異化とは、説明せずとも「見て分かる」こと。だから圧倒的な違いを。

60452.大人は子供になれないけれど、子供は大人になれるのよ。

60453.最高の原理である神の意志から、知性、世界精神、自然の順に流出する。

60454.「苦しみがない人生」なんて素晴らしいんでしょう。でも、生き甲斐と、やる気も失(な)くなります。そして、ボケます。

60455.ただのお世辞をほめ言葉と受け取ってはいけない。逆に、ほめ言葉を単なるお世辞ととってもいけない。

60456.まことに 弱いということは或(あ)る意味で罪悪である

60457.自分の周りを美しくすれば、世界中が美しく見える。

60458.人生に対して目を開くように人を仕向けるには、まず自分自身が目を開かなければならない。

60459.勤労は日々を豊饒にし、酒は日曜日を幸福にする。その酒の力、その酒の甘さ、その酒のよろしさ、お前の血のうちに不死の生命をはぐくまん。

60460.インスピレーションは常に存在する。だがそれを得るためには、我々は絶えず行動していなければならない。

60461.人々がそれぞれの最も得意とする分野で、できるだけ長く一生懸命働けば、それだけ社会が富む。

60462.恋に味付けし、陰影を深め、たのしみを増やすのは芝居気なのである。

60463.家庭は少女の牢獄で、女の救貧院である。

60464.父だけは 母まだ治ると 信じてる

60465.真摯(しんし)に考え、真摯に生きんと欲する者は、必ず熱烈なる宗教的要求を感ぜずにはいられないのである。

60466.諸々(もろもろ)の事象は過ぎて去るものなれば、怠ることなく修行を実現すべし。

60467.厳しく正しい自己管理ができれば、部下の管理の必要はない。

60468.苦労来(きた)れ。他人歓迎。

60469.みなさん、年をとると歌えなくなるのではなく、歌わなくなるんでしょ。

60470.知恵が深まれば、悩みも深まる。

60471.思い込みは口ぐせをつくり、口ぐせは思い込みをつくる。

60472.物事を成就させ成功させる力は何か。能力は、必要な条件であっても十分な条件ではない。十分な条件とは、その能力に、機動力、粘着力、浸透力、持続力などを与える力である。そのような諸力を私は執念とよび……

60473.他者暗示の力は強烈です。マイナスの情報をできるだけ遮断しましょう。

60474.仏法は客観的に聞いて頭で理解するものではなく、苦悩の身が聞き、聞いた身が深く頷(うなず)くところに真の仏法がある。

60475.生活するとは、この世で一番稀(ま)れなことだ。たいていの人は、存在しているだけである。

60476.洞察力、現実への正しい観察眼、数学的な考え深さ、物理的な正確さ、深い理性、明敏な思慮分別、はじけるような活発な想像力、五感に訴えるすべてのものへの快い愛情……これらすべてが、与えら……

60477.汝の胸裏に汝の運命星が存する。

60478.大切なのは、どれだけたくさんのことをしたかではなく、どれだけ心をこめたかです。(ver.0)

60479.人生は短いが、その苦難が、人生を長いものに思わせる。

60480.世に敗れたるがゆえに世を呪い、甚(はなは)だしきはみずからの弱きを標榜して、他人の同情をもとめようとする行為は醜い。

60481.特別なものは何もない、だからこそ、特別なのだという逆説に、わたしたちの日々のかたちはささえられていると思う。

60482.自ら芸術を愛せ、芸術の中で自己を愛するな。

60483.事ある時も事なき時も終始笑顔で応接しよう。否、事ある時は一層笑顔を崩さぬように練習するべきである。

60484.いま、自分の思いどおりにいくことがありすぎる時代です。ところが、いくらお金があっても、絶対に思いどおりにならないのが家族であり、とくに自分の子どもです。

60485.幾何学は実際的な論理学であると見なすことができる。なぜなら、幾何学で扱われる真理は、きわめて簡単明瞭で、論理のための法則として用いるのに、何よりも適しているからである。

60486.もともと言葉というのは日常的な倫理の立場ではすべて嘘であって、簡単に言えば「二度目の現実」にすぎないと思うんです。

60487.成功というものは、潜在意識に到達する願望の純粋さにかかっているのです。

60488.彼は如何(いか)なる艱難(かんなん)に遭遇すといえども末(いま)だかってその微笑を忘れず。

60489.いつかはない いつかはこない いつかはなかった

60490.陶器は、掌に載せたときの重さが、一ばん大事である。古来、名工と言われるほどの人は、皆この重さについて、最も苦慮した。

60491.島国ということは、川を源から河口まで持っている国ということなんです。

60492.恋は盲目。

60493.生きて在るものを愛せよ。

60494.良妻の資質を十に分けて述べると、十分の四は気立ての良さ、十分の二は良識、十分の一は機転、十分の一は愛らしい顔、表情豊かな眼差し、姿の良さ、優雅な身のこなしとかいった外見の美しさ、そして残……

60495.親子は断絶し対立すべきだ。

60496.習慣を惰性としか考えなくなっているのは、実は習慣というものが身に付かなくなってしまった当世の人間の、それこそ惰性的な言い草にすぎないのではないでしょうか。

60497.人は誰でも、一生のうちに、自分一人の思案では決めかねるような大事件にぶつかるものだ。だから、思慮深くて物事の良し悪しをわきまえた友人を普段から作っておき、常に親しく付き合って、大事件に出会った時に……

60498.死んどったら何も苦労はない。(苦労があるのは)生きとる証拠ですわ。ハハハ。

60499.生年月日を捨てましょう。そろそろ「年齢」に縛られない世の中へ。

60500.簡潔こそ、機智の真髄である。


60501.わたしたちが盆に、あるいは正月に、自分の「くに」に帰るという「くに」は郷土、故郷、すなわち地方を意味します。その「くに」という言葉が「国」になって、地方がなくなって、親しい風景をもたない、国家とし……

60502.どうも人間は、秘密を持つようになると、壁に耳が本当にあるような気がして来る。

60503.恐れず前進するには、過去を捨て、新たなスタートを切らなければならない。さあ、新たな人生を生きよう。過去にとらわれずに、未来と過去を行き来するような生き方はやめよう。

60504.街は、歩く人でできている。歩くことがたのしい街にはたのしいリズムがあるし、人が自由に歩きまわれる街には、活気がある。人が歩く。それが街の原点だ。いい街は歩くことを誘うのだ。

60505.「当たり前のことを当たり前にやる」ってことかな。こんなことは人生訓にゃならないかもしれないけど、俺はこれまで当たり前のことを当たり前にやってきたつもりだよ。

60506.ビジネスに限らず、「現在ある経営資源を最大限有効活用する」という考え方は非常に重要だ。経営資源を見直したら、それまでただの石ころだと思っていたものが実は素晴らしいお宝だったということがよくある。ま……

60507.才能の錬磨が、才能の玩弄(がんろう)に落ちない事は、先(ま)ず稀有(けう)だと言っていい。

60508.医療現場で大半が考える撤退は、本当の意味での撤退ではありません。当事者が撤退だと思い込んでいるだけです。患者さんが他界するまでは、医師にも看護師にも家族にもできることがあります。端的に言えば、見守……

60509.必要な厳しさ、正しいことをするための非情さはいずれ必ず理解されるものだ。途中で誤解されても、最後に理解されればいいと考えよう。それに徹底的に嫌われる人には深く理解してくれる少数の味方もつくものだ。

60510.もし万一私の霊魂などが、死後にまで生き残り、地獄だか天国だかしらぬが、また同じ後悔と汚辱にみちた一生をウロウロくりかえさなければならないとすれば、それはもう居ても立ってもいられないやりきれなさであ……

60511.数学では、特殊な問題と一般的な方法との間に、不断の相互作用が働いている。一般的な方法は特殊な問題を研究する過程で生まれ、特殊な問題は強力な一般的方法で解かれる。

60512.あまりにも物を考え過ぎる人は、たいしたことはできない。

60513.時はただ刻むだけではない。世界は過去を重ねて、ゆっくりとだが成長しておる。平和へ向けてのう。

60514.女はかよわくて、男が守ってやらなきゃだめなんだ。そして男は、女のはげましでより力をはっきするんだ。

60515.離婚のときよく「性格の不一致」といわれますが、離婚原因が「性格の不一致」ということはまずありません。

60516.得意淡然、失意泰然。

60517.「不可能」とは、事実ですらなく、単なる先入観だ。

60518.感情に是非善悪はない。それはただわいいてくる自然現象。

60519.考えの中に恐れや不安や心配が存在するなら、真の考えとは言えません。

60520.現代はコミュニケーションの時代。かつてのパリのように、カフェやサロンに集い、そこで育んだ人間関係から新しい文化や芸術が生まれる。

60521.実際上最も有益な理論は、もとはただ好奇心から生まれて長い間、何の利益も約束しなかった命題に基づいて成り立っている。

60522.ないものは作ればいい。

60523.一日の義務は、そのまま生涯の義務だと思って厳粛に努めなければならぬ。ごまかしては、いけないのだ。

60524.貧者(ひんじゃ)だから正しく、金持ちだから間違っているとは限らない。

60525.他人から「どう思われるか」より他人のために「何ができるか」。

60526.世の中にひまある身こそ悲しけれ

60527.ひっきりなしに恋人の元を訪ねる奴は、じきに戸口で渋い顔にぶつかるだろう。

60528.その作家の日常の生活が、そのまま作品にもあらわれて居ります。ごまかそうたって、それは出来ません。

60529.人生を生きる上で、モットーを持つことは、もっとーも大事なことである。

60530.学校でしっかりと勉強をして、家では、好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、スポーツをしたり、あるいは、ぼんやりと思索する。そうした時間の中で、自分自身の内面や思考が整理され、大切なことに気付……

60531.大人になったら誰でも競争しなければならなくなる。(どうせ)勝負をするなら、自分の勝てる分野でしたほうがいい。何もわざわざ自分の苦手な分野で勝負する必要はない。

60532.心を優しく持ち、耐え抜くことを学びましょう。強い心で生きるために──言い換えれば、あせらずに、苦情を言わずに生きるために──できる限りの努力をすれば、いつかは楽しい満ち足りた生活を送れる日がやって……

60533.生き甲斐が絶えぬ人ほど、死を忘れることにもなる。

60534.朝、一つでいいから、小さなポジティブなことを考えてみるだけで、あなたの一日をまるごと全部変えることができる。

60535.溺れる者は泡をもつかむ。

60536.心が呼ばないものが自分に近づいてくることはない。人生は心に描いたとおりになる。

60537.人の生命というのは君が考えているよりずっと脆いものなんだ。だから人は悔いの残らないように人と接するべきなんだ。公平に、できることなら誠実に。

60538.私は、恋をしていない時は、どうしようもない寂しさがあります。でも恋をしていない時のほうが、私は人間として良い状態にあると思うのです。だって恋をしていると、嫉妬したり、疑い深くなったり、不安定になっ……

60539.悪人は、自分の重荷を背負うだろう。

60540.(※夫婦間では)なるべく不機嫌の椅子(いす)に先に坐るまいと配慮する。そのうち、二人とも、どちらも坐らないコツをみつけるかもしれない。こういうのができるのが、ほんとのオトナだと思う。椅子取り遊びを……

60541.見られたことは見られただけのものであると知り、聞かれたことは聞かれただけのものであると知り、考えられたことはまた同様に考えられただけのものであると知り、また識別されたことは識別されただけのも……

60542.肉体が病気の時は、患者さんの心も傷ついていると思うの。体と心とが別々ではないもの。

60543.世の中に人の来るこそうるさけれ とはいうもののお前ではなし

60544.親しくなればなるほど礼節をわきまえるのが理想の人間関係である。

60545.おとうとよ 人生は 汽車に似ているね さみしくなると 汽笛をならす

60546.戻りて休らうことにこそ、あなたがたの救いがあり、静けさと自信の中にこそ、あなたがたの力があるであろう。

60547.(柔道で相手と)組んだときは斜めから押す。相手の圧力を逃し、自分の力を最大限に生かすためだ。

60548.私が思いつき、そして可能だと信じたことは、何でも成就できる。

60549.人は、挑戦して成功した時よりも、挑戦して失敗した時に、より賞賛を必要としている。

60550.「自分」というのは、名前でなければ、身分でもない。体でなければ、心でもない。ないないづくしで、どこにもない。それが「自分」というものだけど、だからといって、自分など「ない」というのでもない。なぜっ……


60551.ノアの一行が舟に乗り遅れなかったことが、時々本当に残念に思える。

60552.人生の一瞬一瞬を、自分にとって一番大事なことを追求して過ごす。そうすれば、おのずと自信や自尊心が持てるようになり、自分が信用できるようになる。充実感や満足感、そして幸福感が得られる。

60553.日に新たでなければ楽しみもなければ希望もない。人生の経営というものは、一切をかけて、ただ生涯の最後のものにつながってゆくのだろうと思う。

60554.(雑談で)一番面白いのは体験談です。

60555.彼は時々自分がマックスに恐れの感情を抱いていることに気がついた。彼が恐れるのは老人マックスの悪意でも、批判でさえもなく、マックスとの接触によって、ただなんとなく自分の個性が消滅してゆくことだった。

60556.本当に嫌いなものは絶対にうまくいかないものだ。もし、いやいやでも成功してしまうような仕事があったとしたら、それは本当につまらない仕事である。

60557.我々は、友人同士の間でよく理解という言葉を使うが、「理解」とは何か。それは互いの誤解の上に成立しているかもしれないのだ。人間の言葉──表現力なるものが極めて不充分で不自由なためもあるが、また我々は……

60558.希望の価値は、その規模とは関係ない。

60559.その君を知らざれば、その使う所を見よ。(ver.0)

60560.自叙伝などは、何べんでも書き直し(消し直し)ができるし、過去の体験なども、再生をかぎりなくくりかえすことができる。できないのは、次第に輪郭を失ってゆく「私」そのものの規定である。

60561.はりきって、ものをいうということは無神経の証拠であって、かつまた、人の神経をも全く問題にしていない状態をさしていうのである。

60562.無駄な経験などない。あるのは、それは糧にできるかできないかの差だ。

60563.生きることは烈しいことと私は思って参りました。それは男と女との関わりに似ている、と。女が男の烈しき情を求めるように、神も我々に烈しさを求めております。

60564.やはりこの草むらが 私にいちばんふさわしい ここで 天日(てんじつ)さまを仰ぎ 虫の修行 つづけます

60565.他人から信頼されて助けを求められ、それを親切心で引き受けるのは、人間の本性上欠かせない行為である。

60566.若者は、「本当にやりたいこと」「自分にしかできないこと」ならおおいにやる気はある。ただ、それを自分で見つけることができない。

60567.それ(=幸福)はいつでもきみの目のまえにある。それは(中略)テーブルの上に、ひとと一緒にいることをたのしむきみの何でもない時間のなかにある。手をのばせばきみはそれを掴めただろう。

60568.人間なんて、誰もが悲しいのよ。この東京だって、悲しみが地平線まで拡がっているのよ。

60569.神仏の道を信ずることのできる人は幸せである。

60570.経営者団体などで参加者は、自分の企業が成長することよりも、他の企業の成長に貢献することによって、すべての企業が成長することができるようになる。企業内においても、他部署に貢献することによって、企業全……

60571.流行に惑わされることなく、ひたすらにテーマに身をささげている、そうすると、ものごとはいつか実を結ぶものです。

60572.友情というのは、まるで猫みたいだ。手に入れたいと追いかけまわすと、するりと逃げていく。忘れていると、いつのまにかほっこり膝の上に座っていたりする。

60573.過去は消せない。だけど、未来はこれから作れます。

60574.「相手より話術を持っている」と感じたときこそ要注意。その話術を使うほど対等な関係ではなくなり、会話は盛り上がりません。むしろ、話術を使わないことで対等な関係を保つほうが相手との会話は盛り上がるもの……

60575.歴史の進行にとってもっとも重要な要素は、民族、土地と共に、相互間の交通ということがある。民族と民族、もしくは国家とが相接触し、相交通することは、同時に両者の間に生存競争が行われる(ということで……

60576.(※女の言う)○○さんも、ほんとうに淋しい人なのね、という、この淋しい人なのね、に男が弱い。

60577.巨匠の青年時代は、例外なく醜い。それは決してサロン向きの可愛げのあるものでは無かった。

60578.笑顔でいれば 些細なことは 気にならなくなる 心が少しずつ 丈夫になってゆく

60579.孔子も時に遇(あ)わず。

60580.すべては他のなにかにつながっている。

60581.表以上に裏が大切。本当のぜいたくは、裏にある。

60582.協調性があるとか、無難に立ち回る人間の評価ばかり高くなる組織になったらいけません。まずはどんな人材がいるのか探索しておき、しかるべき時期が来たら、ここぞという場所に配置するのです。

60583.これからの時代は、地域社会とつながりを持たずにビジネスを展開することは、まず不可能である。

60584.君の運命は、君の性格の余韻であり、結果である。

60585.いのちがけならば、すべて尊し。

60586.可能にできると思っている人だけが、それを可能にするのです。自分に可能性がないと思った人に、大きな未来が開けてくるわけがありません。

60587.何か用事があっての訪問ならば、誰でもする。格別用事はなくとも相手を訪ねるのが表敬訪問であり、この表敬訪問こそが大事なのだ。それをしないでいると、やがては双方に疑心も生じれば、暗鬼も呼ぶものである。……

60588.人生はいたって単純だ。競争なんて本当は存在しないし、勝たなければいけないレースもない。

60589.犬は、自分の吐いた物の所へ戻り、豚は、洗ってもまた泥の中を転げ回る。

60590.日本の自動車産業が世界的に強い地位を築いたのも、「欠陥品はあってはならない」という考え方で進んだためであり、逆に米国の自動車産業が地盤沈下したのは、「欠陥品の許容範囲を決めた」ためなのである。

60591.善悪の区別は集団生活の約束から生まれたもので、「人間」そのものをつきつめて考えれば、そういう区別は存在しない。

60592.信仰の篤いことは尊ぶべきことである。しかし、みずからの迷える信念の満足のために祈り、みずから安んじているのは、悲しいことである。

60593.「信じられるのは、まず自分。自分を変えていけるのも自分である」と思うことが第一歩。他人があなたに力を与えてくれるのを待つだけの人生は、待ちぼうけになる場合が多いのです。

60594.(会話で相手に)突っ込まれたいときは、ハッキリとわかるウソをついちゃったほうがいい。(中略)でっかいウソをつくってことは、「突っ込み、お願いします」って言ってるのと同じことなの。どうせなら、ど〜ん……

60595.教えようとあせるとき、反(かえ)ってその教えは生きない。

60596.読む価値のある書物は、買う価値がある。

60597.最も有害な嘘つきというのは、真実の縁(ふち)を滑るように進み続ける人である。

60598.記憶に残る幕の内弁当はない。

60599.たとえ苦境に陥っても、逃れる方法は一つとは限らない。他にやり方はないのか、別の可能性はないかと、固定観念にとらわれずに摸索することが、真の現状打開への道だ。

60600.人がよりはっきりした個性を持てば持つほど、人間の心理は複雑になる。


60601.文学は私の天国である。ここでは私は公民権を剥奪されない。いかなる五感の障害も、私の友なる本との楽しく慈しみ深い交わりを妨げはしない。それらの本は私を困らせたり気まずい思いをさせることなしに私に物語る。

60602.何をやってもうまくいかない人というのは、心の中に“失敗パターン”を持っている。

60603.ほとんどの人にとって、自分の時代は面白くないものだ。

60604.小説を読んで、襟(えり)を正しただの、頭を下げただのと云(い)っている人は、それが冗談ならばまた面白い話柄でもありましょうが、事実そのような振舞いを致したならば、それは狂人の仕草と申さなければなり……

60605.子宮から出る時と、年とってこの世から離れていく時と、人間は死を二度味わう。

60606.たった一つの目標達成によって人生を計るかわりに、向かっている方向性自体が大切なのだ。

60607.喪が明けるのは普通、生きられると実感したときであり、エネルギーを丸ごと、傷でも罪悪感でも苦痛でもなく、人生に注ぎ込めると理解したときである。

60608.私に真に愛するものがあるなら、そのことが私の永生(ながいき)を約束する。

60609.屋根が大きければ大きいほど、雪も多く積もる。

60610.固定費を減らし筋肉質の経営体質を実現することは、会社をより強くし、さらなる事業拡大へチャレンジするために必要な努力である。

60611.芸術家や各分野で名をあげようとする人には、最小限(不可欠な)四点がある。才能に恵まれていること、ハングリーであること、知的であること、そして、精神的にタフであること。

60612.多かれ少なかれ、才能を開花させて運を呼び込む人たちってのは、自分で思いもよらなかった部分を誰かに見いだされた結果、成功した人って多いよ。

60613.今の世の中は、世間の人達が考えているよりは、もっと大きく変わりつつある。

60614.おそらく初等数学にも高等数学にも、さらには他のどんな分野にも、分析を抜きにして果たされた発見はあるまい。

60615.かれは弱い。しかし、かれを支える力はつよい。

60616.忘れないことと、ときどき思いだすこと。それが生きている人間が死んでしまった人間にできる数すくないことだ。

60617.自分が好きで目指した世界を、自分で否定するなんて、みっともないよ。

60618.人間には、それぞれ運命があるにしても、人間を超越した運命というものはない。(ver.0)

60619.いつなんどき破壊されるかもしれない危険にさらされた平和など、平和と呼ばれるに値しない。そんな不安定な平和より戦争のほうが民衆の安寧にとって害の少ないことがしばしばだ。

60620.面白きことは良きことなり。

60621.日本人の現世利益の感覚は鋭敏すぎるほど鋭敏だが、永遠の感覚はひとかけらもない。

60622.ここで気をつけてほしいのは、法律はそれを「してはいけない」としているのであって、「悪い」としているわけではないということだ。なぜなら、法律がいけないとすることが悪いことなのだったら、どうしてそんな……

60623.追憶によって現在を忘却に導こうとすることは、衰弱した魂のやりがちのことだった。

60624.文章を書くということ、特に自分のことを自分で書く、というのは、ナマ身の自分がいっぺん死ぬことである。

60625.私が恋愛小説を読みたいというのは、恋すること、あるいは恋を失うことで変わってゆく、その変わりようがみたい、ということなのである。

60626.人間は逆境を味わうまでは、順境のありがたさに無感覚である。

60627.人はみずからその名を生きる存在なのである。(遺体が見つかって)じぶんの名を取りもどすことができないかぎり、人は死ぬことができないのだ。

60628.自分がつぶす時間が、自分を殺している。

60629.何が真実であるか、いったい人生ってものはどういうふうにできているか。そういうことはめいめい自分で考え出すほかはないんだ。本から学ぶことはできない。

60630.どんなときにも、ひとは旅をしている。何をしているときも、旅をしている。旅をしていないときも、旅をできないときでも、旅をしている。

60631.ねたむ者は、才能ある人を決して許さない。

60632.老人・年長者への尊重は、教育、特に家庭における基礎教育の不可欠な部分とされなければならない。

60633.語るべきことをもつひとは、言葉を探しながら、むしろためらいつつ語る。

60634.学んだことは、誰にも奪われない。

60635.誰もが怖くて「できなかった」分野で画期的な何かが起こる可能性がある。「できなかった」というのは、それを諦めること(とイコール)ではない。そこを避けて通ったり、ちょっと考え方を変えれば新しい方法が開……

60636.政治と言うものは、滅私への道を見出すことだ。

60637.「ムリだ」と笑うヤツを、笑え。

60638.今の我をすこし押したらばそのままに 倒れんとする日は暮れにつつ

60639.私達はおびえている。(いずれ)自分達もまた、家族にとって、ストレスだけの存在になるのだ。いやもうなっているかも知れぬ。核家族に、老人は支えきれないのだ。

60640.語彙というのは、心という財布に、自分が使える言葉をどれだけゆたかにもっているかということです。その言葉によって、いま、ここに在ることが生き生きと感じられてくる。そういう言葉を、どれだけもっているか。

60641.悪魔に出会ってもあいさつをするな。

60642.100万人の付和雷同者より1人のリアリストを望む。

60643.忍耐なき成功はない。(ver.0)

60644.命を捨てて道を求める事は難しい。

60645.「幸福の七か条」 第六条 怠け者になりなさい。

60646.妻は、若い夫にとっては女主人、中年の夫にとっては仲間、老人の夫にとっては乳母である。

60647.ゴミと一緒に 捨てちまえ イヤなことも ウップンも

60648.愛憎は人間と人間とのあいだにしか生まれぬ感情だが、怒りは時として神に対しても向けられる。それは、自然と人間とのむなしい闘いのなかにも生まれる、きびしい情念の父なのである。

60649.衝動を満たしてくれる宗教は何であれ、それを信じる人にとっては確かなものである。

60650.自分はなぜ音楽をやっているのか、というと、音楽を通して他と結びつきたいという気持ちがあるからです。


60651.過去において成功したような性格、能力が必ずしも今日成功するとは限らない。今日成功する人が明日成功するとも断言は出来ない。

60652.人間はすばらしい。自然はすばらしい。生まれてくるってことはすばらしい。死ぬってこともすばらしい。病気になるってのもすばらしい。

60653.恋愛は、結婚に形をかえたとたんに消えてしまうこともあるが、友情は決して何にも形をかえることができない。

60654.虎のしっぽになるより、蝿(はえ)の頭になれ。

60655.できると言うより、できないと言い切るほうが難しい。できないことを言い切るにはあらゆる可能性をさがさなければならないからだ。

60656.人はつらい時ほどユーモアに引きつけられる。

60657.値決めとは、経営の死命(しめい)を制する問題である。

60658.師も走るなどと言って 人間だけが息つくひまなく 動きまわり 忙しさとひきかえに 大切なものをぽとぽとと 落としてゆきます

60659.生きていると嫌なこと、苦しいこと、つらいことがある。でも感動もたくさんある。悲しみも喜びも体験することが大切なのだ。

60660.みんな、嘘ばっかりついている。そうしてさらに恐ろしい事は、その自分の嘘にご自身お気附(きづ)きになっていない。

60661.女性は真珠よりも純潔である。

60662.落ち込んだ時こそ、学ぶチャンス。

60663.誠意ってやつはね、尽くしても尽くしても通じない、と疑いを持ったり腹を立てた段階で誠意でも何でもなくなるんだ。今すぐ通じなくたっていいじゃないか。カウンターブローのように、後で効いてくる。今は尽くす……

60664.優雅は、正しさと魅力の成果である。

60665.青春という浜辺で一人、一人が砂の城を築こうとする。押しよせる波がその城を砕き、流していく。

60666.飲酒は一時的な自殺である。飲酒がもたらす幸福は単に、消極的なものや不幸の一時的な中絶にすぎない。

60667.どの会社、職場に行っても仕事を面白くするのもつまらなくするのも自分次第。

60668.いい女はどんな時でも笑うんだ。

60669.(楽天主義とは)徹底的に(肯定的に)信じ通すのだ。肯定、肯定、絶対肯定してゆくのだ。

60670.浅瀬に仇波(あだなみ)。

60671.詩人でなかったら、あなたの人生はきっと幸福だった。

60672.数学的な図形と量の比較は、遊びと知恵の訓練のための材料として役に立つ。

60673.風というのは、風そのものを見ることはできんけれども、風がおこす現象を通じて、風の存在を知ることができるように、具体的なものを通じて、「はたらきそのもの」を我々は察するのや。

60674.何よりも私が実感したのは、人はみな弱く、もろく、傷を負っていることだった。単に一部の人々は他と比べて、隠すのがうまいだけ! そして全能の神がそのように人間をお造りになったのだから、傷つき弱みを見せ……

60675.たのしみは三人の子供すくすくと 大きくなれる姿見る時

60676.この世のものはすべて、わかち合った時に真の価値が生まれるの。私の料理だってそう。自分のためだけに作ったって、何の価値もないわ。

60677.しなければならなくてする生活、生きなければならなくて生きる人生なんか、どうして楽しいものであるだろう。

60678.一段と実りある来年の生活に備えるための最上の時は、充実した、完全に調和のとれた、楽しい今年の生活なのだ。

60679.成功した人生かそうでないかを分けるのは、振り返ってみたとき、「楽しかった」と即答できるかどうかだと思う。

60680.人みなが家(いへ)を持つてふかなしみよ 墓に入(い)るごとく かへりて眠る

60681.自分の考えを堂々と主張し、自主独立の精神をもって行動する人間だけが信頼されるのだ。

60682.幸せは努力をしてる人にだけ与えられるもの。

60683.確かに思想は個人的な体験をもとにして、つくりあげられてつくんだけれども、それはあくまでも他者についての想像力をバネにしてゆくことによって思想化される。

60684.集団で課題について話し合いをする時、互いに相手に問題解決をゆだねてしまい、結果として貧弱な解決策になりがちだ。これを「集団的浅慮」という。

60685.もともと経済学や経済論は、支配者のために書かれたもの。ときには支配者にとって都合のよいウソが書かれていることもある。学者のように、たとえ支配者でない人が書いたものであったとしても、それは“指導者”……

60686.流行は色あせるけれど、スタイルだけは不変です。

60687.人生が二度あれば、一度は手習い、二度目は清書。

60688.何かを始めるのに遅すぎることはない。

60689.利用するときだけ先生とよぶのは日本人のわるいくせです。

60690.善意の行き過ぎほど危険なものはない。

60691.この世にはたしかに鬼がいる。しかし仏さまのような人間もいないわけではない。もう、その仏に賭けるしかない。

60692.小さな手抜きも、繰り返すと大事故につながる。積みては悪に満ちるなり。

60693.手に入れなければ見せることはできないし、手に入れたものは隠すことができない。

60694.子供に教えるのは、石に刻むようなもの。大人に教えるのは、海の波を起こすようなもの。

60695.お道化なんてのは、卑屈な男子のする事だ。お道化を演じて、人に可愛かわいがられる、あの淋さびしさ、たまらない。空虚だ。

60696.誰かに「この修行をすれば幸せになりますよ」とか「これを我慢すれば、幸福になりますよ」とか言われると、すごく楽な気分になる。でも、結局さ、そういうのに頼らず、頭を掻き毟(むし)って、悩みながら生きて……

60697.本来女性は決して憐れむべき弱者ではない。むしろ男子の理由なき同情を、一種の誘惑とも感じ得る場合がしばしばある。男子の誘惑に対して、女性こそは誇るべき強者であらねばならぬ。

60698.均整の少し異常なものでなければ、最上の美ではない。

60699.最初にそれがとても至難だとおもわれるものを、屈伏せずにやり遂げると、それは必ず至難ではないものであることが分(わか)る。

60700.人間は束縛によってのみ、自己を絶滅から救いうる。


60701.最も重要なことは、君たちの心や直感に従う勇気を持つことだ。心や直感は、君たちが本当になりたいものが何かを、もうとうの昔に知っているものだ。だからそれ以外のことは全て二の次でいい。

60703.正しいことを正しくやって結果が出たら、黙っていても人はついてきます。

60704.ウチの夫婦に愛情ねぇ、愛情といわれてもねぇ、愛はもうありません。今は情でつながっていますがね。愛よりも、あなた、情の方が優しいですよ。

60705.僕が若(も)し長い間の牢獄生活をつづけなければ、今日(こんにち)の僕は決して世の中に存在していない。

60706.僕の歌は僕が自分で歌うべきなんだ。

60707.満天(満点)は星空だけでええねん。

60708.酒飲みは、自分が酔うと、相手も同じ程度に酔っていると思いがちだ。しかし相手は、酔っているように見えても、案外しっかりしているものである。中には、酔った振りをして、言いたいことを言わせようとする者も……

60709.わたしたちは今日、じぶんが風景のなかにいて、風景のなかでじぶんの感受性は育ってゆくということを、ひどく実感しにくいところで生きているのではないでしょうか。

60710.仕事ができる人は一見いい人に見えないことが多い。頑固だったり、仕事をするときには“嫌なヤツ”になったりするものだ。いい仕事をしようと思えば、他人に対していいヤツではいられないのだ。

60711.一声(いちこえ)、二顔(にかお)、三姿(さんすがた)。

60712.自分で「もうトシだから」と言うことは厳禁だ。言えば言うほど、心が老けていってしまう。

60713.本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。

60714.確固たる思想を飽くまでも維持することである。

60715.ひとたび経験を積むと、人は物識りにはならなくとも、熟練するようになる。ただ、一体何に熟練するのだろう。

60716.ゆくすえに、宿をそことも定めねば、踏み迷うべき道もなきかな。

60717.どんな出来事の中にも宝を発見する謙虚さを持っていたいものです。

60718.あせりが指導者や選手に出てくると、そこに暴力の問題が出て来る。

60719.必要に応じて問題を無視できる人は、いい暮らしができる。

60720.裁判には二種類ある。終わってみて、誰かが幸せになった裁判と、誰一人幸せになれなかった裁判と。

60721.変身は、行く先をもたないもの、目標をもたないものの、ぎりぎり追いつめられた居直りなのだ。

60722.家族が一緒にいれば、そこが家なんだ。

60723.試練を「機会」としてとらえることができる人、そういう人こそ、限られた人生を本当に自分のものとして生きていけるのです。

60724.歳をとることに良い面もあります。私の場合は、以前から気ままにしていたいほうでしたが、時の経過に従って、社会通念にますます拘束されなくなりました。自由が本当に楽しめるのは、ある程度以上の年齢になって……

60725.中流以下の人間はお金のために働く。金持ちは自分のためにお金を働かせる。

60726.昔のワラ人形、死ね、死ねって打つわけでしょう。それと同じで、(オレなんてダメだよって言うのは)オレはダメだ、オレはダメだって、自分に五寸釘を打ってるようなもの。だから逆に、できる、できると、思うよ……

60727.子供に夢を託すな 子供に夢を託すな 言い訳探してあきらめたふり 大人も自分を生きろ  子供に夢を託すな 子供に夢を託すな 先が見えてるだなんてうそうそ 大人も自分を生きろ

60728.俺はさぁ、死んでもいいんだ。俺が(海賊王に)なるって決めたんだから、そのために戦って死ぬんなら、別にいい。

60729.人生が 愚痴の対象になるか それとも 道場として 受け取れるか

60730.金持ちや有名人のライフスタイルは、大衆のアヘンである。

60731.本当に行きたい山があったら、他の人と共有するんじゃなくて独り占めしたい。何もかも自分でこなしたい。全部自分の納得するようにしたいから一人で行きたい。

60732.君達はこの先の人生で、強大な社会の流れに邪魔をされて、望んだ結果が出せない事が必ずあります。その時、社会に対して原因を求めてはいけません。社会を否定してはいけません。それは率直に言って時間の無駄です。

60733.やるべきことをやってから文句を言え。

60734.人、忠告されるべき時ほど忠告を意にかけず。

60735.かしこい人ほどアホなことをいうものです。アホほどかしこそうにいう。

60736.あなたの好まない物事、人、状況、経験を避けましょう。そういうものから距離を置きましょう。他のことをしたほうがましです。これを臆病と呼ぶ人がいるかもしれません。でも、賢明な身の処し方です。

60737.たったひとりの力は小さい。だが、大きな歴史は、たったひとりの人間の覚悟から始まる。

60738.なんでもないことだが 私のぐるりを ただ あたたかく 見るだけ ひとつこの修行を してみよう

60739.勝たなきゃダメだ。勝たなきゃ悲惨がむしろ当たり前。勝たなきゃ誰かの養分。

60740.生まれ死ぬ。死ぬ生まれる。かくて人生は新しく、常に新鮮である。貴きものが死ねば、又貴きものが生まれる。

60741.「私たち?」 あなたが主張する「私たち」って何なの? 私は私のことしか知らない。

60742.どんなことにも引っ込み思案になってしまうのは、凡庸(ぼんよう)な精神である。

60743.人生のルール──【1.肉体を与えられる】 好むと好まざるとに関わらず、この肉体とは、生きている間、ずっとつき合っていかなくてはならない。

60744.数学の成果を軽んずる者は、すべて科学に害をもたらすであろう。なぜなら、数学を知らない者は、他の精密科学を学ぶことができず、世界を十分に知ることができないからである。

60745.女が夢中になる男は、最後に選ぶ男とは違うものです。

60746.有為転変(ういてんぺん)の世の習い、時は流れてゆき、我々もそれとともに移り変わる。この世は常に動いており、一瞬たりとも止まるものではない。

60747.人はそんなに好かれない。

60748.まず第一に、自分には絶大な力が与えられているという事実を自覚せよ。

60749.人生はハードル競技。人生に障害はつきものです。格好悪い飛び方でも、スピードが遅くても、ギリギリでもいい。目の前に現れた障害を一つずつ飛び越えていきましょう。

60750.街を歩く、ゆえに街あり。人は歩く、ゆえに人あり。そういう思いをなくしたくない。街歩きを楽しむことができるなら、そういう自分はまだ信じるに足るかもしれない。


60751.(売れる商品を企画する社員は)机上でマーケティング・データをもてあそぶのではなく、現場・現物・現実に接して発想するのです。そのうえで、観察力・分析力・判断力に優れた人が売れる商品をつくっています。

60752.“熱”に浮かされて人は判断を誤る。だが“熱”がなければ人は恋一つできない。

60753.作業に追われ、残業も恒常的に行っていると、自分は働きすぎるほど働いていると思うものだが、それは主観的な思い込みにすぎない。

60754.人は一生のうちで一度だけ、誰でも詩人になるものである。だが、やがて「歌のわかれ」をして詩を捨てる。そして、詩を捨て損(そこ)なったものだけがとりのこされて詩人のままで年老いてゆくのである。

60755.責任ある仕事が部下を発奮させる。

60756.すご腕の女たらしも、恋に落ちたら最後、ちょっと経験があるだけの坊やにすぎない。

60757.およそ、人の交わりは、それが友人であれ、親子であれ、夫婦であれ、時には、「温淡」をもって、愛情表現を薄める必要があるのです。

60758.計算になじまないような分野においてさえ、確率論は、判断を正しく導くきわめて確実な見通しを我々に与え、しばしば道を誤らせる錯覚から身を守ることを我々に教えてくれる。

60759.相手の理解力や能力に応じて話をすることは、人前で話をするときの基本であり、鉄則である。

60760.〈馴れ馴れしい〉よりもっと始末にわるいのが〈図々しい〉奴であろう。

60761.トライ・アンド・エラーを繰り返すことが、「経験」「蓄積」になる。独自のノウハウはそうやってできていく。

60762.高級キャビアよりも、ほめ言葉のほうが美味しい。

60763.結局のところ、最悪の不幸は決して起こらない。たいていの場合、不幸を予期するから悲惨な目に遭うのだ。

60764.神は、過ぎたことは許すが、同じ罪を繰り返す者には天罰を与えるだろう。

60765.(自分の)望みがはっきりしていれば、自然にその分野の情報に敏感になり、ほかの人より深い見識を持つようになる。「望みがかなう」とはこういうことの先にある。

60766.大国を治(おさ)むるは小鮮(しょうせん)を烹(に)るが若(ごと)し。(ver.0)

60767.我々に、“いつも順風満帆”はない。

60768.心配事の80%は実際には起こらない。

60769.誰かがきっと見ているから 自分を正す

60770.人間は万物の霊長として重い大きな負担を負っている。笑いはその疲れた心や体を、ほどよく調和させるように人間に与えられているものである。

60771.傑出した(国家)指導者は、国民を作る。

60772.本当に相手の痛みが分かるには、やっぱり自分があらゆる痛みを味わったほうが分かる。

60773.頭の悪い人には他人の仕事がたいていみんな立派に見えると同時にまたえらい人の仕事でも自分にもできそうな気がするのでおのずから自分の向上心を刺激されるということもあるのである。

60774.清濁を併(あわ)せ呑(の)まないで、この混沌たる人生に生きると、自分の生きる人生世界が極めて狭いものになる。

60775.あなたの道は、前方にまっすぐ伸びている。ときどき見えないこともあるが、それでも道はそこにある。道がどこへ続いているのか、あなたは知らないかもしれないが、どうしてもその道をたどっていかなければならない。

60776.嵐だの洪水だの地震だの噴火だの津波だの飢饉だの癌だの痔だの累進課税だの神経痛だのとこれだけ多くの災難が人生に充ちているというのに、どうしてその上戦争まで起こさなくちゃならんのだ?

60777.人生の明暗を分かつものは、運不運ではなく、心の持ちようだ。苦しいときにこそ、明るい希望を失ってはならない。また、成功したときこそ、感謝の心、謙虚な心を忘れてはならない。

60778.愛する人に「愛してるよ」と言える幸せ・・・。感謝の心を持てば生きるエネルギーが湧いてくる。

60779.歴史を読んだ者なら誰でもそう思うことだが、不従順は人間の根源的な美徳である。進歩は不従順によって達成された。不従順によって、反逆によって、達成されたのだ。

60780.慈悲の眼に憎しと思うものあらじ とがある者をなおもあわれめ

60781.良い本を初めに読め。そうでないと、まるっきりそれらの本を読むチャンスを持たないだろう。

60782.民主主義はすべての人を平等にしたが、精神のオトナや貴族を増やさないで、むしろ、(精神的)賤民(せんみん)を多く作った。

60783.相手に自由を認めることは、自分にも自由と孤独の時間が得られることです。「あの人は、何をしていてもいいの。たづなの端(はし)は、いつもあたしがしっかり握っているから」 こういいきれるようになった女こ……

60784.誰からも非難されることもない場所で「地球そのものの破滅」などを憂慮してみせることが、倫理的な言語の仮面をかぶった退廃、かぎりない停滞以外の何ものでもないことを明言しておきたい。

60785.自分の才能に特化する事の本質は、たくさんの事に触れ無理なものを捨てていく作業だ。

60786.あなたを成長させてくれた相手はすべて大事な存在。つらい思いをして別れた相手であっても同じ。あなたのたましいを磨き、鍛えてくれた大事な相手だったのです。

60787.運とは、自分自身の運び方、つまりは生き方のことだといえよう。したがって、運が悪いとは、自分の運び方、生き方が悪いということになる。だから運を良くするためには、スコップやツルハシを持って、自分の道を……

60788.圧倒的なことでないと、「すごい!」と言われない。

60789.普通じゃない仕事も、それが毎日続けば普通になるし、普通の仕事だって、そこに刺激を見つけられれば、普通じゃなくなるからね。

60790.難局は、これ良師(りょうし)だ。負けることはありがたい。負けて目覚める、あの手この手だ。苦しみが勉強になる。

60791.演歌をふくめて、大衆の音楽というのは、つねに彼らの中にある故郷喪失感と、その回復願望といったものに根ざしているのかもしれない。

60792.自分の境遇がいちばん不幸だなどと思わないことである。上を見ればきりがないのと同様に、下を見ればきりがないのである。

60793.心のままに生きてごらん。心のままに言い切ってごらん。

60794.絶望の天敵は希望である。

60795.子供をタガにはめ、人がましく仕上げるのは、なみなみならぬ、気力を要求されるのだ。

60796.不況でまっさきに売れ行きの落ちるのは紳士もので、次が婦人もの、そして最後まで安定しているのが子どもものだそうである。子どもをできるだけ辛い目にあわせたくない、という親心がこの短い噂ばなしに滲み……

60797.(人を)裁けるのは……神だけだろう。もし神というものがいるのならね。

60798.願いなんて、かなってもかなわなくてもいいんだよ。願いを願うことそれ自体に、もうすでに価値がある。手に入るかどうかはともかくとして、自分が何を願う奴なのかってことは、知っておいたほうがいいだろうよ。……

60799.もし好機が到来しなかったならば、自ら好機を作り出せ。

60800.「心の井戸」を枯らしてはならない。そんな誇りと意地があれば、ひび割れた底も水で満たされ、潤い、どんどん人にパワーを与えようという気持ちになります。