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1.
見ることは、聴くことである。
2.
いいアイデアというのは、考え出した人も偉いけれど、採用した人も偉いんだよ。なぜなら、どんなにいいアイデアでも、採用する人がいなければ、世に出ることもないからね。
3.
そうしなければいけないというんじゃない。そうときまっているわけじゃない。掟じゃなくて、味は知恵だ。こうしたほうがずっといい、それだけだ。
4.
本当に愛しているならば、無意識に愛の言葉も出るものだ。どもりながらでもよい。たった一言でもよい。せっぱつまった言葉が出るものだ。
5.
社風などというものは、足かせ以外の何物でもない。「うちの企業は、こういう社風だ」と思った瞬間に、企業は変われなくなる。だから、固定的な社風なんて、僕の会社には必要ない。
6.
自分が「そのなか」で育った母語の温かさが、自分の心の体温にほかならない。
7.
この人世は、いわば校舎と教科書のない学校である。私はこの人世という大学から学ぶことが多かった。私にとって、この人世は、“私の大学”である。
8.
人間関係を厭(いと)うからといって、孤独が好きでは全然ない。ひとりでテレビを見るからといって、それを孤独とはいえない。むしろ私たちは、マサツが生じないことがわかっている所では群れるのが大好……
9.
夫婦愛というものは、この世の中で一ばん強いもので、肉親の愛よりも、尊いものにちがいない。
10.
愛は出せば出すほど増える。
11.
プライドなんてのは、本気で誰かを愛したら、消えてなくなるものよ。
12.
変化に対応する能力を高めるには、「自分は誰なのか、何を大切にしているのか」を明確に意識することである。
13.
ミスは飛翔の母である。
14.
子の罪を 親こそ憎め 憎めども 捨てぬは親の情けなりけり(ver.0)
15.
古い気取りはよそうじゃないか。それはもうたいてい、ウソなのだから。
16.
無理しなくていいことばかりやるのは、真に面白いという境地や、ものごとを心から楽しめる世界を獲得することを、みずから放棄しているのだ。
17.
私は言いたいことを言っているのではない。徒(いたずら)に言いたいことを言って、快を貪(むさぼ)っているのではない。言わねばならないことを、国民として、特に、この非常時に際して、しかも国家の将来に対……
18.
欲張りは金にとらわれてるし、恋に狂ってる人間は恋にとらわれている。そうすると、心は自分の生命を監督するために働かさなければならないのが、 感情や感覚の奴隷になっちまう。そうなったら、もう実に……
19.
どこの国の山も、アルプス、ヒマラヤなど連山で、富士のように単山、孤独な山はないんです。世界中、唯一の単山であることが、富士を富士たらしめている。一つしかない。二つとはない。私はやっぱり富士というの……
20.
(物事を決める際に)悩まない人というのは、決断力があるわけでも、意志が強いわけでもない。ただ単に思慮に乏しく鈍感なだけだ。
21.
言ふなかれ 君よ、わかれを、世の常を、また生き死にを、海(うな)ばらのはるけき果てに、今や、はた何をか言はん
22.
いそいでやるのは どろぼうだけだよ
23.
〈マイクロソフト〉では、安易に値下げをして売ることを、ネガティブな意味で「Dog can sell.(イヌでも売れる)」というそうですが、まさにその通りです。
24.
成果をあげるには手を広げすぎてはならない。一つのことに集中する必要がある。
25.
感謝の気持ちを表わすことは、最も美しい礼儀作法である。
26.
生活レベルというのは結局比較にすぎないんです。いまの生活との比較、あるいは隣の家との比較。
27.
勉強というものは学校だけでなされるものではないんです。学校で勉強の仕方、ものの見方を習って、そして世の中に出ていったときに、それをだんだん深めていく。それが大事なことではないだろうかと思います。
28.
皮肉屋の性格は一生直らない。
29.
メンチカツは、メンチ切って勝つ! チキンカツは、チキン(チキンハート)を克服して勝つ! ロースカツは、労する人ほど勝つ! ヒレカツは、ライバルがひれふすほど勝つ! トンカツは、とんでもないほど勝つ……
30.
大事なのは、昔のように人と人とが声をかけ合って、コミュニケーションを取ること。
31.
歴史とは言語活動に他ならず、過去という時制を選び取って用いたものにすぎない。
32.
心はパンによりて活きず、霊によって生くるものなり。心の生くるところに独立あり。
33.
吾子(あこ)の忌や梅雨の一ト(ひと)月永かりし
34.
共讃主義ね。一緒に誉め合うって仲。
35.
他の力を借りて幸せになるのではありません。生きる上でいろんな不満や不安はありますけれども、私を救うのは私の中に起きてきた求道精神、宗教心が私を救うんです。
36.
句を作るおもてを月にさらすのみ
37.
年寄りが「(木を)植えたときに小鳥が止まればつく」とよくいいますわな。枯れそうな木になかなか鳥は止まりませんね。「あ、鳥がきてくれた」というたら、やっぱり大丈夫ですわ。ということは、木も……
38.
他人に不当な重要性を与えない。
39.
困難にぶつかっても、その壁と向き合う強さと乗り越える術(すべ)を18歳の失恋体験が教えてくれた。
40.
全ての経験は路(みち)を開く道具(ツール)となる。
41.
(人間は)相当意志を強く持って、志を高く揚げ核となっている大きな支えを持たないと、一生懸命にやっているつもりでも、無意識のうちに楽な方へ楽な方へと流されていく。
42.
自分の個性に自信を持って、その個性を磨いている人って、魅力的でしょ?
43.
プレッシャーを克服するには、経験が大きく役に立つ。机上の勉強や練習では養えない。実戦の中でいろいろな局面にぶつかり、乗り越えることでしか身につかないものなのだ。
44.
運命は、自分で言い張るものだ。
45.
哲学とは、つまるところ死を学ぶことである。
46.
自立するためには、共同体の中心でいようとしないことが必要です。自分は共同体の一員ですが、自分が共同体の中心にいるわけではないということを自覚することが大事なのです。
47.
昨日と同じではゼロだ。ゼロにたとえ1万日を掛けてもゼロでしかない。
48.
若い人たちに責任ある仕事は任せられない、などという考えは、まったくの間違いです。
49.
私は、物をあれこれ買うなんて、考えもしなかった。自分の自由(=したいことをしたいようにする自由)を買わなくてはならなかったから。それにはいくら出してもいいと思っていた。
50.
社会の一つの制度にしても、それが昔から存続しているというだけではトラディションとはいえないので、その社会がこれを続けたいという意志をもつときはじめてトラディションといえるのだ。
51.
鞭(むち)を惜しんで、子を駄目にする。
52.
はなはみないのちのかてとなりにけり
53.
偉大な人物は、どんな容易なことにも最大の力をもって臨む。
54.
頭(かしら)たる者は橋になれ。
55.
叱られて わっと泣き出す子供心 その心にもなりてみたきかな
56.
美しき人は化粧(けは)はず春深し
57.
「ふるさと」などは、所詮(しょせん)は家出少年の定期入れの中の一枚の風景写真に過ぎないのさ。それは、絶えず飢餓の想像力によって補完されているからこそ、充(み)ち足りた緑色をしているのだ。
58.
じぶんを呼びとめる小さな声が、どこからか聞こえて、しばらくその声に耳を澄ますということが、いつのころからか頻繁に生じるようになった。(中略)そうした、いわば沈黙の声に聴き入るということが、ごくふだ……
59.
おれと おまえ ぜんぜん ちがう。だけど すき。だから ともだち。
60.
一つの国民が歴史の審判を受けるのは、その国民と時を同じくして繁栄しつつある他の諸国民の文化への寄与の如何(いかん)により、また後世発生する諸々の文化への寄与の如何によるのであります。
61.
屈服するのに慣れちゃったらダメ。自分を取り戻せなくなる。
62.
人間が生きるということは 毎日何かに感動し、感激してゆくこと
63.
私はいつしか、目に見えるあらゆるものは、地球という自然が再生しているつかの間の表現物にすぎないのではないかと思うようになった。人間さえその例外ではない。植物が大地から顔を出し、再び土に還……
64.
俺は人間が好きなのさ。だから教師になったんだ。これ以上の理由なんて細かいことさ。いいじゃないか。
65.
政治の幅はつねに生活の幅より狭い。本来生活に支えられているところの政治が、にもかかわらず、しばしば、生活を支配しているとひとびとから錯覚されるのは、それが黒い死をもたらす権力をもっているか……
66.
相場というと、みんな売りと買いだけしか考えられないが、時には休むことも重要なんだ。
67.
困難は分割せよ。
68.
好きになりたい、ということは言い換えると(今は・今までは)嫌いってことでもあるよね。嫌いなものは嫌いというのが潔いように思われがちな今の世の中で、嫌いだけれど好きになりたい、って思うこと……
69.
文学はどこまでも芸術である。哲学でもなければ科学でもなく、社会経済でもなければ政治でのない。芸術なのである。そして芸術は、楽しみのために存在するのである。
70.
どんな世界でも、成功しているヤツは、不安をチカラに変えることができたヤツだ。
71.
人はインスピレーションを外に求める。しかし私は、内に求める。自分が今やっている仕事の可能性をとことん追求して、改良を加えていくと、想像もつかないような大きな革新を図ることができる。
72.
連帯を求めて孤立を怖れず。敢(あ)えて挫折することも辞さないが、闘わずして敗北することを拒否する。
73.
時間管理の原則とは、自分の時間を、最も大切なことに使用することである。(要約)
74.
生ある限り、すべての希望は君とともにある。知恵があれば、あらゆる目的は達せられる。
75.
芸術家の心は熱望しながら無数の触手をのばし、見たものをからめとり、感じます。でも決して所有はしません。憧れとは永遠に渇望しながら脈々と生き続けるものだからです。
76.
人間に必要なのは──ただひとつ、自分独自の恣欲(しよく)である。たとえこの独自性がいかに高価につこうと、どんな結果をもたらそうと知ったことではない。だいたいが恣欲なんて、そんなわけのわから……
77.
初めに自信がないのは、当たり前のことよ。積み上げた努力とその成果が、自信につながる。
78.
人は二つの教育を受ける。一つは他人から受けるもので、もう一つは自分自身から受けるものである。
79.
それもよしこれもよしとてある人の その気がるさを 欲(ほ)しくなりたり
80.
事を成しとげるのは、壁の強さと大きさを顧(かえり)みない大バカで間違いない。
81.
凡(およ)そものが解(わか)るという程不可思議な事実はない。解るという事には無数の階段があるのである。
82.
私は「成功とは旅である」と定義している。自分の使命を自覚し、自分の能力を最大限に発揮して、常に変化と成長を遂げていく──このプロセスを一生かけて行うことこそ、「成功した人生」と呼ぶにふさわしい。
83.
男はロマンティストで神経が繊細。女は現実的で神経が図太い。だから神様は、男に腕力を与えたのです。
84.
わたしは「不安」なんだ。と自覚できるのはすごいことだよ。無自覚な不安が他者に向かうと「いじめ」、自分に向かうと「うつ」になる。
85.
飢えた人は、パンを焦がすことはない。
86.
消費税はもともと、将来の高齢化社会を考え、安心できる老後を迎えられるようにというふれこみだったはずだが、ゼロから十パーセントになった現在を比べると、税金を取られたあげく、余計に世の中が……
87.
そもそも人が人を殺すなんて“無礼”なことです。ぼくは他人に殺されたくないし、他人を殺したくもない。
88.
どんなにおカネをもっていても、おカネで買えないものが、言葉です。
89.
自分を律することができると自負している人というものは、かならずどこかで弱い人を切り捨ててしまうのです。つまり、自分を律することのできた人だけの道になっているのです。
90.
気を抜くなよ。戦いってのは、基本的に数の多い方が有利だ。
91.
人生でたのしみをみつける条件というのは、想像力や好奇心をもてるかどうか、にかかっていると思うものだ。
92.
自分が持っている本は、ぼくをあまり喜ばせない。それに反して妹たちの本は、とてもぼくを喜ばせる。そういう本を持ちたいという欲望は、それとは比較にならぬほどささやかなものであり、ほとんどないと……
93.
困ったら たすけてって いっちゃえばいいんですよ
94.
どんなにすぐれた人が立派な悟りをひらいたとしても、その教法が説かれることによって、あらたに悟りをひらく人が生まれ出なければ、それは真実の教えといえない。その真理が人間の事実となって生きてはたらく力……
95.
人皆(ひとみな)の春服のわれ見るごとし
96.
一コマ漫画は花で言へば一輪ざし。単純にして豪奢(ごうしゃ)。腕前が一目でわかる。
97.
生活以上の作品は書けません。ふやけた生活をしていて、いい作品を書こうたって、それは無理です。
98.
イイコトバも ワルイコトバも 自分にかえってくるんです
99.
私たちの生産性は締切りの直前に驚くほどアップする。
100.
強者が弱者に誠実であったことはない。
101.
自分が薦めたい商品ならいい。でも、もっと改善できるはず、なんて思ってしまうと、納得して商品を語れない。だからコピーライターはやめました。
102.
その失恋があなたにとって幸運ではないと、どうして言えますか。
103.
何でもよいから自分のやりたかったことを小でも大でも仕遂げてしまう。小さいことをいくつも成功して行く間に漸々(ぜんぜん)と大きなことにも成功するようになる。
104.
あなたが苦しんでいる理由はひとつしかない。それは、あなたが苦しむことを選んだからだ。
105.
決断を上手にできる人は、めったにいません。それは、決断がもうひとつの可能性を断ち切ることを意味するからです。
106.
革命における破壊と建設とは、もともと相互に不可分なものである。
107.
社長とは社員の小使いであり、芸者である。
108.
(学校とは)無能が無知に無用を詰めこむ所。
109.
会社とは、ひとつの思いを皆で力を合わせてカタチにしていく存在である。
110.
会社の利益、それは信用だ。信用なんて金にならないって思いがちだけど、まず信用を得る、これは商売の鉄則だ。でも利益だけが目的だったら無理をして、いずれ破綻する。
111.
あなたは決定する能力を持っているのです。あなたに代わって他人に決めさせたり、「私に代わってだれかに決定してもらいましょう」と言うことは間違っています。
112.
きみの墓地見てきた飯食いに行こうや
113.
最後まで耐え忍ぶ者は救われる。(ver.0)
114.
私たちは、つまみ食いをやめて自分の関心領域に沈潜し、これを深く掘り下げれば掘り下げるほど、思わぬところで、まるで異なる領域の人びとや考え方と出会う地下水に達する。
115.
とは言へど淋しくなれば落葉蹴り
116.
愛される年寄りになるのは、いつでも「ありがとう」がいえる人。
117.
石上に置く透明な夏帽子
118.
【回文】 実現、月次(じつげんげつじ) ん、月次、実現!(んげつじじつげん)
119.
地上は限りない戦いのために見えない血であふれています。
120.
仕事の本当の喜びと醍醐味を味わうためには、渦の中心になって、周囲の人たちを巻き込むくらい、自発的に、積極的に仕事に取り組まなくてはならない。
121.
汲鮎(くみあゆ)や青山(せいざん)高く水長し
122.
全打席ホームランの決意で打席に立つ。
123.
物を売るにしろ、金を貸すにせよ、無用のトラブルに巻き込まれないためには、まず最初に相手の人間性をよく見よ。
124.
事の成る成らぬは天に任し、自分はひとえにその日その日の務めを全うすれば足る。
125.
私は、学ぶことが大好きなのです。(中略)私は毎日学ぶことができるから意欲を持ち続けられるのです。(中略)「もう新しいことを学ばなくてもいい」と思うときは生涯を終えるときです。
126.
経営者は、いつも将来というものが頭にないといけない。五年後、十年後にどうなるか、どうすべきか。そのうえで、今どうしたらいいのかを考える。将来から現在を考えるのが、経営者としての発想である。
127.
ひょっとすると(自分の忠告によって相手が)失敗するかもしれぬ。しかし、この際はこれだという決意をもってするから、忠告も生きてくる。
128.
(論敵の隠れた矛盾という)攻撃しやすい標的は、たいていは論争となっている本当の問題とは無関係であり、批判を支持する人々を喜ばせることはあっても、誰にとっても時間と忍耐力の浪費にしかならない。
129.
貧乏ってのは、するもんじゃねえ。「たしなむ」もんです。
130.
独りぼっちになる一番確実な方法は結婚すること。
131.
何事も思っているほどは悪くない。朝になれば状況は良くなっている。
132.
人の行為に対する不用意な嘲罵や、いたずらなる讃辞は、もとより妥当でない場合が多い。
133.
本を焼く国は、いずれ人を焼く。
134.
信義など気にかけず、人を裏切り混乱させた君主の方が、信義に基づく君主を圧倒し、大きな戦いに勝っていることが多い。
135.
米袋ひらいて吹雪みせてあげる
136.
独立心と克己心の強弱が人の貧富の岐路となる。
137.
ある人についての真実を知りたければ、その人のことを好きな人よりも、嫌いな人から聞いたほうが確実だ。好きな人は気を使ってなかなか本当のことを言わない。
138.
悪口はしつこいスズメバチだ。殺せる自信がなければ、こちらから手を出してはならない。手を出せば、前より狂暴になって襲いかかってくる。
139.
事業の定義は(絶えず)検証していかなければならない。(事業の定義は)石版の碑文ではない。仮説である。
140.
相手を説得するには、まず話に乗ってもらわなくてはならない。相手を話に引き入れる工夫として、疑問形の話し方が役に立つ。問いかけると、イヤでも相手は考えざるを得ない。人ごとだった話題が急に身近な……
141.
あなたの着る洋服により自分の真の好みを表現するのは、ひとつの芸術です。
142.
これが初めてというわけではないが、書くことで私は教えられた。人生の喜びと浮沈を受け止め、再び未知と美、恐怖に恋することを。
143.
私は人に無視されるよりも、気がかりな存在でいたい。
144.
炊き上がる色も香りも今年米
145.
現実に成功している情報起業家でさえあまり理解していないコンセプトは、「たった1つの良いアイデアから生まれるマネー・メイキングのチャンスが、いかに大きいものか」ということです。
146.
簡単に在宅介護といいますけど、それは地獄をみろということなんですよ。(うまくいった)稀(まれ)な例をサンプルにしないでほしい。
147.
人がありのままの姿で語る時、その本音とは遥か遠いところにいる。仮面を与えよ、人は真実を語るだろう。
148.
たとえジャンルが違っても「うわ、これすごいアイデアだな」というものに常に接しておくことは、自分のアイデアを磨く方法の一つだ。
149.
美しい顔は料理の一皿に値する。
150.
人生に何でもない一日なんてないよ。
151.
灯を消して観る夜桜の息づかひ
152.
ひきこもっていない人々が抱きやすい「ひきこもり」への否定的な感情とは、どういう形であれ〈社会参加〉できている自分を基準にして一方的に当事者を評価し、彼¥ 彼女らがなぜ〈社会参加〉できない(しない)……
153.
その人の恋人を見て人を判断するな。友人を見て判断せよ。人間は(他者から見ると)ぞっとするような人と恋に落ちるもの。冷静な判断力のある目で、その人の友人を見よ。
154.
諸君は自分の判断にもとづいて決断をくだすべきである。そしてその結論を諸君は決して後悔してはいけない。
155.
山のいただきよりも、裾野(すその)を見よ。
156.
霜枯やひめごともちて海に対(むか)ふ
157.
いったん計画したものは万難を排して完成させよ。その中で人間形成ができる。人間の能力には大きな差はない。あるとすればそれは根性の差だ。
158.
夢は、目標の先にある。
159.
木のまわりをぐるぐる勢いよく駈けまわるうちに、トラがバターになってしまう。そういう記憶をまざまざともっているのと、まったくもっていないというのとでは、世界の見え方はどうしたって違ってきます。
160.
こんにちは、と言う¥。ありがとう、と言う。結局、人生で言えることはそれだけだ。
161.
眼をつむり耳をはるかへ冬籠
162.
男性は女性よりも筋骨たくましいという以外に、男性が女性よりも生来(せいらい)優れていると考えられる理由など全くないと、私はつくづく思っている。
163.
幸福と面白いこととはちがいます。幸福いうのは、面白いことが無くても成り立つ。
164.
僕はマンガの世界というのは、日本が舞台でも、どこでもかまわないと思っているんでですよ。ただ『ラピュタ』のような展開の冒険物語ものを日本を舞台にやると無理がある。日本を舞台にすると空中海賊がやっぱり……
165.
表現者の端くれとして言わせてもらうが。誰も傷つけないものを書く自信は私にはない。何が人を傷つけるのか、逆に何が人の気持ちを救うのか、個人の心はすべて違うからわからない。少なくとも私たちは自分の身や……
166.
通人というのは、結局、現実から遊離した卑怯(ひきょう)な人ですね。
167.
現実は常に人間の思考を先行している。
168.
握る掌(て)にぬくとさ残る春の雨
169.
私は毎晩の寝がけに、鏡を前において、顔を映して、じいっと顔を見て、「お前は信念、強くなる!」と一言いって、床の中に入る。
170.
経済発展は、社会的目的の達成を約束するかぎりにおいてのみ望ましい。
171.
私の恋の成立不成立は、チャンスに依(よ)らず、徹頭徹尾、私自身の意志に依るのである。
172.
人は一切れのパンではなく、愛に、小さなほほえみに飢えているのです。誰からも受け入れられず、誰からも愛されず、必要とされないという悲しみ、これこそ本当の飢えなのです。愛を与え、愛を受けることを知らな……
173.
鳥は生まれるためには、卵のカラをこわさなきゃならないんだわ。卵のカラはお父さんよ。
174.
空気は読むな。自分で作れ。
175.
人の字を 真似て二人で 支え合い
176.
「とりあえず」はやめなさい。これが人生を狂わせる。(人生)最後の瞬間に、「ああ、オレの人生は幸せだった」と締めくくりたいと思っているのなら、「とりあえず」の時間をつくってはいけない。
177.
翼でかばいながら、くちばしでつつくような友人をあてにするな。
178.
自分の位置がわからないのでは、努力のしようがありません。
179.
人生に輝きを求めている人間は、目が生きている。