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世界は一本の木のようなものである。
そして、私たちは世界という木の根なのだ。 ヘーゼルデン財団
(米国ミネソタ州に本部を持つ依存症回復施設、治療・研究・教育・出版活動団体) 『「今日一日」のヒント』(TODAY'S GIFT) 私たちは、地球という一つの大地を共有し、同じ空気を共有しています。
このことから、世界は一本の木と考えることができます。 ■世界は多くの国家で構成されます。 一つの国家は多くの州で構成されます。 一つの州は多くの町で構成されます。 一つの町は多くの共同体で構成されます。 一つの共同体は多くの家族で構成されます。 一つの家族は多くの個人で構成されます。 ■このように世界という木は、複雑に枝分かれして、何十億という個人につながっています。 私たちは、世界という木を支える一本一本の「根」だと言えるでしょう。 ここで大事なのは、私たちは世界から伸びる「枝」ではなく、世界を支える「根」であるという考え方をすることです。 ■一本の木が病気になった時、木の医者である「樹医」は、その原因を「根」に求めることが多いそうです。 もし世界という木が病気であるとしたら、その原因は、根である個人にあります。 根である個人が変われば世界が変わる。 根である個人が平和や幸福を心から求めて行動すれば、世界も平和で幸福になるのです。 ■現在の世界は、所々根腐れを起こしています。 放っておけば、その「腐り」は根を伝ってどんどん周囲に広がっていきます。 多くの人は自分とは無関係だと安心しきっていますが、そんなことはあり得ません。 私たちが同じ世界という木の根である限り、他人事などというものはないのです。 ■根腐れした部分は切ってしまえという考え方もあります。 しかし、それでは木を支えるバランスがとれなくなり、結局木が倒れてしまうことがあります。 「腐った部分は切り捨てろ」という単純で乱暴な方法では解決できない場合が多いということを、私たちは知らなければなりません。 外科手術ではなく、内科的治療によって、根腐れ自体を治していかなければ意味が無い。 同じことが、国にも、州(都道府県)にも、町にも、共同体にも、企業などの組織にも、そして家族にも言えるでしょう。
(七瀬音弥:ななせおとや)
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