まずは自己分析して、能力を明確にしてみろ。
能力の中で、人より優れているもの、これなら負けないぞというものが必ずあるはずだ。 何でもいいからそれを見つけて、その方向に邁進するようにすればいいんだ。 青島幸男の父親の言葉
※青島幸男[あおしま・ゆきお](作家・作詞家・放送作家・タレント、元東京都知事、1932〜2006) 『プロ論。』より 青島幸男氏は、若い頃、仕出し弁当店を営む父親にこう言われて、漫才の台本を書いてみたことから、放送作家への道が始まったそうです。
■「これなら誰にも負けないぞ」というもの、みなさんにはありますか? よほどの自信家でないかぎり、「誰にも負けない」と断言することは、なかなかできないものです。 また、「誰にも負けない」と思っている人は、その自信過剰が態度に表れて鼻につき、周りの人を不快にさせる場合もあるので、注意しなければいけないでしょう。 ■実は、この「誰にも負けない」という言葉は誤解を生みやすいので、注意が必要です。 控えめな人は「誰にも負けないとまでは言えない」「現に周りに自分より優れている人がいる」「世の中には自分より優れている人も大勢いるはずだ」と思ってしまいます。 その結果、自分の可能性をせばめてしまうからです。 ■私は、もう少しハードルを下げてもいいのではないかと思うのです。 「誰にも負けないもの」ではなく、周りの中で「上位2割に入るもの」でOKとするのです。 現時点で1位である必要はなく、努力次第で挽回できるぐらいのレベルであればいい。 上位2割以内なら、能力的にも十分誇れるものだし、適正もあると考えていいでしょう。 ■「上位2割に入るものとは、「10人いれば、上位2人に入れるもの」です。 学校のクラスの人数に換算すると、「40人なら、上位8人に入れるもの」です。 クラスで8番に入れるものという基準で、自分の得意なものを探してみれば、1つどころか複数見つかるのではないでしょうか? つまり、人生の選択肢が複数できるわけです。 仮に1つがうまくいかなくても、別の選択肢があると分かっていると、それほど落ち込まずにすみます。 人生を悲観せずにすむのです。 ■「自分の得意」とは、「上位2割に入るもの」。 もう一度、自分の得意なものを棚卸(たなおろし)してみることです。 棚卸とは、在庫を全部調査して数量を確かめることです。 これまで、全く意識していなかった「自分の得意」が見つかるかもしれません。 それによって、新しい人生の道が開けるかもしれないのです。
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