上り坂あり、下り坂あり、富士の山
藤山寛美[ふじやま・かんび]
(喜劇役者、1929〜1990) ※プロ野球選手の掛布雅之に贈った言葉 富士山のような大きな山の登山では、頂に着くまでに、苦しい上り坂もあれば、楽な下り坂もある。
それらに一喜一憂していると、途中でへこたれてしまい、先に進めなくなる。 むしろ、上り坂や下り坂があっても、淡々としているほうが、精神的にも疲れず、頂上までたどり着けるのである。 同様に、大きな目標を目指すときは、その過程にある上り坂、下り坂に一喜一憂せず、大局的な視点で淡々と受け止めることが、目標到達のためには大事である。 1.
この世の幸福とは何だろう?――それは一つの影にすぎない。この世の名声とは何だろう?――それは一つの夢にすぎない。 (グリルパルツァー) 2. 目標が高くなれば意識も高くなる。ひとりができるようになると、皆ができるようになってくる。 (室伏広治) 3. 匂いほど、過去をはっきり思い出させてくれるものはない。 (チャーチル) 4. 夢は見るものではない。実現させるための目標である。その為に、今何をなすべきかを冷静に考え、できる事は即座に行動する。 (星野仙一) 5. 人間は社会の中でものを教わることができよう。しかし霊感を受けるのはただ孤独においてのみである。 (ゲーテ) 6. 悲観的な人は、望ましくない事を自分の弱点と結び付けて解釈する。 (加藤諦三) 7. 何かを隠すと、話はどうしても矛盾してきます。 (加藤諦三) 8. 「けれど……」の次にくることばは 必ず弁解と言いわけだ それは やれなかった理由ではなくて やらなかった弁解だ 自分がやらなかったことを なんとか、やれなかったことにするための 体裁のいい言いわけだ (相田みつを) 9. 人間の心の奥底にかくされているものは当人自身にさえ、すべてはいつでもわかっていないのではないだろうか。 (瀬戸内寂聴) 10. 他人を型にはめ込んでしまわず、自分の生きるふくらみとして、いつも積極的に見かえせば、思わぬ新鮮な人間像を発見するよ。誰だってみんな面白い。 (岡本太郎) ![]() |