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[ 名言 ]
泣き濡れた秋の女を
時雨(しぐれ)だとわたしは思ふ

[ 出典 ]
佐藤春夫[さとう・はるお]
(大正〜昭和前半の小説家・詩人、1892〜1964)
詩「秋の女よ」
『佐藤春夫詩集』に収載

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〈全文〉
泣き濡れて 秋の女よ
わが幻のなかに來くる、
泣き濡れた秋の女を
時雨しぐれだとわたしは思ふ、
__ Link __

泣き濡れて 秋の女よ
汝なれは古城の道に去る、
頸うなぢに柳葉やなぎはがちりかかる
枯れた蓮はちすを見もしない、

泣き濡れて 秋の女よ
汝なれがあゆみは一歩一歩、
愛する者から遠ざかる
__ Link __
泣き濡れて泣き濡れて、

泣き濡れて 秋の女よ
わが幻のなかに去る、
泣き濡れた秋の女を
時雨だとわたしは思ふ、

一しきりわたしを泣かせ
またなぐさめて 秋の女よ、
凄まじく枯れた古城の道を
わが心だとわたしは思ふ。


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