人間が別の人間の横を通りすぎる時、それはただ通りすぎるだけではなく必ずある痕跡を残していくことだけはわかってきた。
もし俺がその横を通りすぎなかったらその人たちは別の人生を送れたかもしれぬ。 遠藤周作[えんどう・しゅうさく]
(昭和の小説家、1923〜1996) 『四十歳の男』 【 遠藤周作の名言 】
《類似》
人間は他人の人生に痕跡を残さずに交わることはできないんだよ。 (遠藤周作) 《関連》 ぼくたちの人生では、他人にたいするどんな行為でも、太陽の下で氷が溶けるように、消えるのではないことを。 ぼくたちがその相手から遠ざかり、全く思いださないようになっても、ぼくらの行為は、心のふか(以下略)(遠藤周作) 《関連》 一人の人間がもう一人の人生に残していく痕跡。 我々は他人の人生の上にどのように痕跡を残し、どのような方向を知らずに与えているのか、気がつきませぬ。 (遠藤周作)
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