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見てしまった空虚、見なかった焦躁不安、それだけの連続で、三十歳四十歳五十歳と、精一ぱいあくせく暮して、死ぬるのではなかろうか。

[ 出典 ]
太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948)
『佐渡』

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空虚
焦燥
不安
30歳
40歳
50歳
精一杯暮らす
あくせく暮らす
死ぬ
太宰治の名言

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〈全文〉
しなかった悔いを噛(か)みたくないばかりに、のこのこ佐渡まで出かけて来たというわけのものかも知れぬ。
佐渡には何も無い。
あるべき筈はないという事は、なんぼ愚かな私にでも、わかっていた。

けれども、来て見ないうちは、気がかりなのだ。
見物(けんぶつ)の心理とは、そんなものではなかろうか。
大袈裟に飛躍すれば、この人生でさえも、そんなものだと言えるかも知れない。
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見てしまった空虚、見なかった焦躁不安、それだけの連続で、三十歳四十歳五十歳と、精一ぱいあくせく暮して、死ぬるのではなかろうか。
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