|
歴史の自信というものがないのだ。
まるっきりないのだ。 だから、矢鱈(やたら)に肩をいからして、「かれは賤(いや)しきものなるぞ。」などと人の悪口ばかり言つて、傲慢な姿勢を執(と)らざるを得なくなるのだ。 太宰治[だざい・おさむ]
(明治〜昭和の作家、1909〜1948) 『津軽』
〈全文〉
津軽の奥の人たちには、本当のところは、歴史の自信というものがないのだ。 まるっきりないのだ。 だから、矢鱈(やたら)に肩をいからして、「かれは賤(いや)しきものなるぞ。」などと人の悪口ばかり言つて、傲慢な姿勢を執(と)らざるを得なくなるのだ。 あれが、津軽人の反骨となり、剛情となり、佶屈(きっくつ)となり、そうして悲しい孤独の宿命を形成するという事になったのかも知れない。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
( )
15.
( ドラマ『SPECサーガ完結篇「SICK'S恕乃抄」』 )
16.
17.
18.
( ビル・モーテンセン )
19.
20.
21.
( ロナルド・コース )
22.
23.
24.
25.
( 漫画『プラスチック解体高校』 )
26.
27.
28.
( 宮本研 )
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
【 山田泉 】
【 徳富蘇峰 】 【 アントニオ猪木 】 【 南崎邦夫 】 【 ジェームズ・アンソニー・フルード 】 【 ジョン・D・ロックフェラー 】 【 エルンスト・カッシーラー 】 【 井上陽水 】 【 バーニー・シーゲル 】 【 竹中錬一 】 【 ハーバート・フーヴァー 】 【 吉村昭 】 【 聖徳太子 】 【 竹田和平 】 【 ヴィルヘルム・ペッファー 】 【 西行 】 【 ポール・ピコーズ 】 【 賃金を上げる 】
【 天災がやって来る 】 【 率先力 】 【 詩人の仕事 】 【 自然の美しい点 】 【 先入観のない状態 】 【 挑戦は美しい 】 【 部下が一人前になる 】 【 世の中熱くする 】 【 プログラム 】 【 牛乳 】 【 表面上の理解 】 【 法廷 】 【 最良の発明 】 【 不満ばかり唱える 】
|