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浮世は夢の如しとは能(よ)く言ったものだと
熟々(つくつく)思う。 成程(なるほど)人の一生は夢で、 而(しか)も夢中に夢とは思わない、 覚めて後(のち)其(それ)と気が附く。 気が附いた時には、 夢はもう我を去って、 千里万里(せんりばんり)を相隔てている。 もう如何(どう)する事も出来ぬ。 二葉亭四迷[ふたばてい・しめい]
(明治の小説家、1864〜1909) 「平凡」 『平凡・私は懐疑派だ』に収載
〈全文〉
こうなって見ると、 浮世は夢の如しとは能(よ)く言ったものだと 熟々(つくつく)思う。 成程(なるほど)人の一生は夢で、 而(しか)も夢中に夢とは思わない、 覚めて後(のち)其(それ)と気が附く。 気が附いた時には、 夢はもう我を去って、 千里万里(せんりばんり)を相隔てている。 もう如何(どう)する事も出来ぬ。 __ Link __ もう十年早く気が附いたらとは 誰(たれ)しも思う所だろうが、 皆判で捺(お)したように、 十年後れて気が附く。 人生は斯(こ)うしたものだから、 今私共を嗤(わら)う青年達も、 軈(やが)ては矢張(やっぱ)り同じ様に、 後(のち)の青年達に嗤(わら)われて、 残念がって穴に入る事だろうと思うと、 私は何となく人間というものが、 果敢(はか)ないような、 味気ないような、 妙な気がして、 泣きたくなる…… __ Link __
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