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今日の
文章の書き方の名言
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7月1日
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1.
一人の感受性のかたちを決定的にするのは、大仰(おおぎょう)な出来事なんかじゃない。
ありふれた何でもない日々の出来事が、おもわず語りだすような言葉。
その言葉をどのように聴きとったか、ということなのだ。
(
長田弘
)
2.
ずいぶん皆にわかってもらいたくて出来るだけ、ていねいに書いた筈である。
それでも、わからないならば、黙って引き下るばかりである。
(
太宰治
)
3.
うまく作る必要なんかない。
うまく出来た作品なんて、面白くもへったくれもない。
かまわないから、どんどん下手にやりなさい。
その人独特の文体というものがあるはずだ。
絵ならその人の色。
ダンスなら、その身体の動きの物語る世界。
それは自分が発見し、確かめてゆくもの。
教わることはできない。
芸術は創造だというのはその意味だ。
(
岡本太郎
)
4.
すべて不滅な作家は、その衷心(ちゅうしん)を吐露(とろ)する。
(
ジョン・ラスキン
)
5.
文学が革命的なのは、それが常に、制度的なものに対して生命あるものを擁護するからだ。
( ハンス・エーリッヒ・ノサック )
6.
読書好きな連中は、「いい文章を書くには本をたくさん読まなきゃダメだ」と主張する。
だが、そういう人ほど、魅力的な文章が書けない。
(
ながれおとや
)
7.
これが初めてというわけではないが、書くことで私は教えられた。
人生の喜びと浮沈を受け止め、再び未知と美、恐怖に恋することを。
( アラン・ペイトン )
8.
筆に霊(れい)あり。
( 日本の古いことわざ )
9.
言(げん)は簡(かん)なるをもって貴しと為す
( 楊時 )
10.
その文章さえよければ、悪い作家から引用することを私は決して恥じない。
(
セネカ
)
11.
作者本人が気に入らないのに、観客に気に入ってもらえるなんて、そんなうまい話は転がっていません。
お菓子の職人さんでも、仕立て屋さんでも、皆同じだと思います。
「あっ、失敗した」というやつをお客さんに出したら、必ずお客さんに見破られるのです。
(
井上ひさし
)
12.
文体の第一の美点は、明晰なことである。
(
アリストテレス
)
13.
名詞とは逆に、動詞がだんだん貧しくなっている。
ありあまる名詞ばかりの世にはばかる動詞は、一つだけだ。
名詞の次に「する」をくっつけた動詞だ。
つまり、名詞があらわしていることをするという動詞だ。
言葉のほとんどが、ただもう名詞でしかなくなっている。
(
長田弘
)
14.
子どもの本になくてはならない三つのもの──「古くて歳とったもの」「小さいもの」「大切なもの」。
(
長田弘
)
15.
文章を書くことは、小切手を書くのに似ている。
思想がないのに文章を書こうとするのは、銀行に残高がないのに小切手を書こうとするようなものだ。
(
ユダヤの名言
)
16.
言葉には話し言葉、読み言葉がありますが、書き言葉が残され、読まれることは人間の知的生活の基本だと思います。
言葉の芸術、言葉の力が弱くなることは、文化全体の生命力が衰えたことになります。
( 黒井千次 )
17.
自分が自分であることの不快、これが私が書きたいことだ。
(
車谷長吉
)
18.
女の手紙はいかに長いものであっても、女は手紙の最後にしか、決して自分の最も親密な思いを込めない。
(
サン・ピエール
)
19.
小説と云(い)うものは、実は、婦女子をだませばそれで大成功。
(
太宰治
)
20.
詩はいわゆる詩であってはいけない。
人間の感情生活の変化の厳密なる報告、正直なる日記でなければならぬ。
(
石川啄木
)
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