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1−100
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101−117
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101.
たとえば、ひとりでポツンとすわって考えごとをしているうちに、
ひとりごとをつぶやく。
こころが緊張したり動揺したりしているときには、
人間はおしゃべりになる。
そういう欲求(=放電現象としての言語活動)を
われわれはおさえることができないのだ。
(
加藤秀俊
)
(
Katou Hidetoshi
)
102.
習慣は無意味にすら見えるものだが、
実はおれたちの不安を抑えている
大きな石のようなものだ。
これを取り除くと、
下から不安が吹き上がってくる。
だから新しい価値あることが行われても、
すぐに元に戻ってしまうのさ。
(
なだいなだ
)
(
Nada Inada
)
103.
みんなから好かれなければと思っている人は、嫌われないように自分を抑え、相手に気を遣って合わせようとしすぎるため、かえって人との間に距離ができてしまい、だれとも親密になれなくなってしまいます。
(
榎本博明
)
(
Enomoto Hiroaki
)
104.
感情というものでは生きて行けない、感情を抑えなければならない理由をまず言っていただきたいのですが、それは無視して、「感情論だ」という一つの言葉を感情的に言い出すわけです。
(
福田恆存
)
(
Fukuda Tsuneari
)
105.
大衆社会は、高密度社会である。
攻撃性は抑制されているけれども、
抑制されているだけで、
実際には大量の攻撃性が埋蔵されているも同然なのだ。
(
なだいなだ
)
(
Nada Inada
)
106.
(他者を)理解をするのに時間がかかるし、
理解をしても、
ただ自分の気持ち的なものが若干抑制される程度の効果しかない。
(
森博嗣
)
(
Mori Hiroshi
)
107.
子どもが幼いときから自分の気持ちを抑え、我慢をするのは
立派なことに見えるけれども、
実は自分を見失うことでもあるのです。
大きくなったとき、自立を妨げることでもあります。
(
佐々木正美
)
(
Sasaki Masami
)
108.
少数派は多数派に同調しているあいだは無力です。
そのときは少数派でさえありません。
しかし(少数派が)全力で相手(=多数派)の動きを妨げるとき、
もう(多数派は少数派を)抑えることはできません。
(
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー
)
(
Henry David Thoreau
)
109.
散文は
近代社会の発展に応じてつくられた、
人工的なものだ。
人や社会と通じるため、
自分の知覚を抑えて書くので、
ほんとうは人にとって不自然。
個人を振り落とす怖れがある。
散文は異常なものである、
という見方もできるかと思う。
(
荒川洋治
)
(
Arakawa Youji
)
110.
人の頭には本能や欲情に対する自動調節装置は全然ない。
その代り意識して自主的にそういうものを抑える力が大脳前頭葉に与えられている。
(
岡潔
)
(
Oka Kiyoshi
)
111.
事がうまく運ばず、
自分の脳髄に哀れを催すたび、
私は何ごとかを触れまわりたいという
抑えがたい欲望にゆるがされる。
世の改革者、予言者、救い主のたぐいが、
どんなみじめな生き地獄から生まれてくるか、
私が理解するのはそのときである。
(
E・M・シオラン
)
(
E. M. Cioran
)
112.
(自分の)力の及ばないものについて
くよくよ考える傾向を抑えるためには、
人生のさまざまの要素を、
まったくコントロールが及ばないもの、
完全にコントロールが及ぶもの、
そして完全ではないがある程度はコントロールが及ぶもの
の三つに仕分けする。
(
ウィリアム・B・アーヴァイン
)
(
William B. Irvine
)
113.
喜楽を抑えるよりも
怒哀を抑止する方が
ずっと強い自制心を要する。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
114.
外国語ならば、
「のべる」とか「伝える」とか「表現する」
といった語であらわすようなところに、
日本語は、
「におわす」「ほのめかす」「それとなくふれる」
といった言葉を多く用いるのも、
受け手につよい連想作用が具(そな)わっていることを見越して、
あらかじめ表現を抑制して、
表現が間接的にやわらかく相手に当たるように
との配慮によるものであろう。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
115.
欲望の追求は人を幸福にしない。
可能なかぎり抑制すれば
心の平静を得て、
人生をより良いものにすることができる。
(
ウィリアム・B・アーヴァイン
)
(
William B. Irvine
)
116.
日本人は、
他人のちょっとした言葉にも傷つく
繊細さをもっていることもあって、
自分の殻にとじこもって内攻する。
発散しない表現のエネルギーは
鬱積して「腹ふくるるわざ」になるが、
いよいよもって抑えられなくなると、
爆発するのである。
(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
117.
我々は、それが卑俗な行為だと自覚していても抑制することは不可能である。
なぜなら、そうした行為は原始的な悦楽を満足させるから。
( ウーゴ・べッティ )
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