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1.
意味のある人生とは、豊かな人間関係を持つこと、そしてその中で自分の可能性を求めて行けることだと思う。そのためには、それぞれの人生の選択を可能にする流動性のある社会を作って行く必要がある。
2.
失敗を恐れない者が勝者となり、失敗を恐れる者が敗者となる。
3.
心の余裕を左右する要因は2つ。第一に肉体的・精神的疲労。疲れていると情緒不安定になる。第二に、経験の有無。経験の蓄積がないと、情報不足から不安になる。
4.
大発見のチャンスにぶつかるのは、それに値する人だけである。
5.
自分よりも能力のある人、周囲に好意を持たれている人の悪口や中傷をするのは、自分が努力して実力をつけるより、他人を嫉み、足を引っ張るほうが楽だからだ。
6.
子供はいつでも自分が世界の中心に位(くらい)していると思っている。大人たちのほうでも、こっそり語らい合って、それをそのまま認め、どんなに頑迷な人間も子供の前には頭を下げる。
7.
人は少しを見て多くを見ない。然(しか)し一つを見る事はすべてを見る事だといはれる。さうだまさにさうだ。然(しか)し見つくせぬものゝ中に居ればこそ見る事が出來(でき)るのだ。
8.
値決め、それは経営者の能力と、経営哲学の反映だ。
9.
情熱さえあれば、自分に能力がなくても、有能な人たちを自分の周囲に配置すればよいのです。たとえ資本や設備がなくても、自分の夢を一生懸命に語れば、それに応えてくれる人たちが出てくるのです。
10.
プロジェクトチームのリーダーとなり、チームの誰からも好かれるようにしようと思ったら、絶対にうまくやっていけない。どんなに構成員のバランスがとれていて、優秀な人間ばかり集まっていたとしても、プロジェ……
11.
我々は(恐れられかつ愛されるの)両方であればと願うが、愛と恐れはまず、共存できない。
12.
己をできる限り平和のうちに置きなさい。努力するのではなく、悩みやいらだちの種のいっさいを、はらりと地面に落とすのです。骨は折れないはず。揺すられ混濁した水が、そっとしておけば再び澄むのと同じです。
13.
外面如菩薩(げめんにょぼさつ)、内心如夜叉(ないしんにょやしゃ)
14.
夢を深く見すぎると、いつかその夢に復讐されます。かと言って、夢を見ようとしない人は、いつも味気ない日を過ごさなければなりません。
15.
大功を論ずる者は小過を録せず。
16.
この学校で持てあますような生徒を、よその学校に転校させたら、その学校が困るだろう。ここは学校なのだから、そういう生徒こそここに置いておいて、教育したらどうだ。
17.
この世の中は、決して美しいところではないけれども、しかし、そんな無限に醜悪なところではない。おそろしいのは、空想の世界だ。
18.
我が上なる星の輝ける空と、我が内なる道徳律とは、それを考えることしばしばにして、常に新たにして、増しきたる感嘆と崇拝とをもって心を満たす二つのものである。
19.
重要なことは「賭博」は、時間的な人生の燃焼であって、実業ではないということである。
20.
命の終わるとき、棺の中へはいりながら、(中略)生き残る人に、シッケイ! と手をあげて、「楽しかったね」と握手して、またね、といえるような人生でありたいな、などと空想する。
21.
裸でいれば物を落とすことはない。
22.
あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか。
23.
一部の人が思っているような、「いい人だから仕事ができる」ということはない。むしろ「いい人」が無能の代名詞として使われることはけっこう多い。
24.
親から離れるのも才能よ。
25.
医療者が知らず知らずに持ちやすい思いあがりの心は、「患者の心は何もかもよくわかっている」と思い込んでしまうことだろう。
26.
意識とは、魂に灯された内なる光であり、存在の摩擦によって引き起こされる音楽であり、時には甘く、時には耳障りな音楽である。
27.
芸術作品に何かを求めるというのは、自分のなかに欠乏を意識しているからだ。なにか重大なものがあるはずなのに自分にはつかめていない、ということを感じていなければ、どうにもならない。自己満足している人間……
28.
食べながら考へる癖冬ごもり
29.
いのちの力の使い方──力を入れることに重点を置かずに、力を働かすことに重点を置くこと。
30.
すぐそこで蟹が見てゐるプロポーズ
31.
自家製トマトを食べている時は、楽しいこと以外考えられない。(ver.0)
32.
人間関係はスルメのようなもので、噛めば噛むほど味が出てくるものだ。最初に拒絶していたら、味が出てきたときのおいしさを知らないでいるようなもの。
33.
詩とは、たんに書かれ、読まれる言葉の表面にとどまるのでなく、それが読まれる場所、耳にする時、そこでつくりだされる新たな感情、つまり一人のわたしがその詩にかかわる状況のいっさいである。
34.
よく人は、よりよき未来をつくるなどと叫ぶが、それは違う。未来とはただ、だれの関心もひかないような、つまらぬ空虚にすぎない。
35.
消費と生産は“同じこと”である。誰しも生産するときには、必ず何かを消費しているもの。しかし、流通が発達した現代では、生産と消費との間に、「空間的なズレ」と「時間的なズレ」が大きく存在し、そのた……
36.
おれたちは待つている (中略) それをまつさきに知るのがおれたちであり それの対策をまつさきに講じるのがおれたちである報道を
37.
落語は人の死を笑いのテーマにするが、そこには悲しみも含まれている。泣いたり笑ったりが交差しているかもしれないし、二つの感情が一緒に出てきて、何がなんだかわけが判らなくなっているのかもしれない。
38.
もしあなたがトップエグゼクティブなら、ただ問題を指摘するだけでは失格です。そんな人は子供と同じですよ。トップなら、「これが問題です、私の考え方は――」と、続けて対応策を示さなければなりません。
39.
何ごとも理由があるから起こるのだと言います。今この瞬間は、理由があって存在しているです。
40.
美しさは、それだけで一つのセンセーションだ。
41.
大恩は報ぜず。
42.
考えて、考えないことにした。
43.
失敗した時に言い訳をするのは、自分の決断に自信と覚悟がなかった証拠である。どんな結果になろうと、自分の決断に強い自信と覚悟を持つこと。その時初めて、集中力は極限まで高まり、良い結果にもつながる。
44.
罪などはない。ただし愚鈍を除く。
45.
だれだって腹が立つことはあるものさ。だが、そんなものはいつまでも心の中へ溜めておかなければいいんだ。
46.
目刺にがしわがたよる師は病みたまひ
47.
人は生れながらにして、孤独を持つのと同様に、必ず愛を心の中に持っている。愛とは、心の窓を外側から照し出す光のことではない。愛はそれ自体が仄(ほの)明るく燃え続ける内部の焔である。
48.
人間、気のきいたことをせんと。
49.
書くことは考えること生きること 明日の陽の出は六時八分
50.
流行は消える。洗練されたセンスだけが残る。
51.
深山(みやま)十九時(じゅうくじ)ひぐらしの声折れさうに
52.
「文弱(ぶんじゃく)の徒」という言葉がある。学問や文芸に耽(ふけ)って体の弱々しい人のことを言う。が、この形容は正しくない。長時間にわたって文字を読むのは、明らかに体力勝負だからだ。
53.
人は、思っているほど不幸でもなければ、期待したほど幸福でもない。
54.
低劣さはできるだけ愛さぬように努めながら、人間は真実を知り、幸福になる能力を持っている。しかし決して一定した真実や満足な真実を持ってはいない。
55.
どんな親にだって子供に話せないような青春の恥ずかしい秘密があるのだ。
56.
これを求むるに道あり。これを得るに命あり。
57.
「男は〜〜ねばならぬ」 「女は〜〜ねばならぬ」という固定観念から、もっとたくさんの人が自由になっていい、と私は思います。
58.
水木サンが長年にわたって古今東西の奇人変人を研究した結果、彼らには幸福な人が多いことがわかりました。
59.
意味というのは物事の中に客観的に書き込まれる。例えば、何か疲れさせるものがある。それだけだ。
60.
必要なことはただ一つ、できると信じることだ。
61.
悩むことと考えるということとは違います。悩むというのは、苦しんで同じところをぐるぐる回るだけで、心身のエネルギーと時間とお金の無駄遣いというだけです。一歩も前進はなく、問題は何ひとつ解決するわけで……
62.
勢いは、気持ちの問題だ。
63.
自分のジャンルで安易な道を選ぶことは考えられない。
64.
今日は昨日の自分に勝ち、明日は今日の自分に勝とうと努力し、千里の道を一歩ずつ歩んでゆくのである。
65.
(※人から)財産を取りあげるには情報を与えないでおくこと。
66.
個の力及ばぬ歴史おそれつつ 少しよきくらしを新年に待つ
67.
(戦争体験のような、ふだんは思い出したくもない個人的悲劇を)「語れ」という意見もわかる。人間は憎悪と排斥のエネルギーで生きているから、放っておけば戦争になる。
68.
「小さい頃、ボクは兄弟よりも愛されなかった」という思い込みは、人を不幸にします。スネていると先に進めません。
69.
自分が目指す最高の動きをイメージしろ。それに近づくためにはどうすればいいか、考えて動け。「訓練」はそのためにある。
70.
みなさんの誰もが、一日のうち二十分か三十分を文学のために割けないほど忙しいとは思われない。たとえみなさんが、一日のうち十分しか割けないとしても、一年の終わりには非常に多量の時間になると思う。
71.
淋しさに飯を食ふ也(なり)秋の風
72.
陸は口先で、海は手で支配される。
73.
力に満ちている人間は、その力の中に自らの姿を発見する。
74.
三十一歳は、三十一歳みたいに書くより他に仕方が無い。それが一ばんいいのだと思っている。
75.
動物にさまざまな種類があるように、人間にもさまざまな異なった種類がある。そして、人と人との関係は、異なった動物と動物との関係によく似ている。
76.
いつの時代も弱か者は虐げられるとたい。
77.
石垣の石の一つが母に似て みつめていると自分でもある
78.
世の中で人の言う通りに生きるのは簡単だ。また、独りのときに自分の意のままに生きるのも簡単だ。しかし偉大な人間は、群集の真っただ中で完璧な優しさを保ちながら、独りのときの意志を貫くのだ。
79.
病む人に白き嘘言ふ朝ぐもり
80.
金が欲しい。さもなくば、眠りながらの自然死!
81.
これからの日本企業、日本人に必要なのは、失敗や挫折を「突破する力」である。
82.
他人への奉仕が、人生の目的と意味をもたらす。
83.
言いたいことを、出放題に言っていれば、愉快に相違ない。だが、言わねばならないことを言うのは、愉快ではなくて、苦痛である。何(な)ぜなら、言いたいことを言うのは、権利の行使であるに反して、言わねばな……
84.
オトナいうもんは、表と裏とある。つまり、アワセになっとんねや。コドモはヒトエ(単衣)ですむけど、中年者はアワセにならんと生きてゆけん。つまりいうたら、変幻自在に生きな、あかんねん。
85.
よく生きるには、よく澄んだ眼をもつことができなければならない。
86.
心の奥深くに根ざし、簡単には消し去ることのできない欲求というのは、たいてい生まれて間もない頃に端(たん)を発している。
87.
草餅に揃(そろ)ふ人数ありにけり
88.
せっかくの人生を、もっと面白く愉(たの)しもうというとき、友情というのは、これはすごいタカラモノである。
89.
踊らずに喉を越したる白魚(しらうお)も
90.
懐手(ふところで)出さねばならぬ人来をり。
91.
月とてる星高々と涼しけれ
92.
私は、ノーベル賞を受賞した科学者にたくさん会っているが、意外なまでに幅の広い知識を持っている人が多いことが印象強い。幅広く、多角的な視点を持つということが、創造性の原動力になるのかもしれない。
93.
文章というものは、人間の性格がでるものである。
94.
相手が自分から離れてゆくように、自分が相手に捨てられるように仕向けて別れる、そんなやり方だってある。
95.
すでに過ぎ去ったトラブルを思い出すことは、何と快いことか。(ver.0)
96.
あんた方の命を守る大事な心に、何で苦しさを考えさせたり、悩ましさを考えさせたり、悲しみを考えさせるんだ。
97.
ある人があることをぼくにはなすと、ぼくはすぐ、それをはなしの内容(=小説・随筆のネタ)にしてしまう。そのほうが、そのはなしをほかの人につたえるのにも便利だ。ほら、はなし(内容)にしてしまう。
98.
本のいいところは、その本を読むのが嫌になったらすぐ読むのをやめられることです。人間関係だったらそうはいかないけれど、本は次々に乗り換えて新しいものに手が出せる。
99.
みんなが知っていることを知っていても、何も知らないのと同じことである。
100.
書けぬ日の蟻蜂は尻見せにくる
101.
学術研究で最も大事なことはゼロイチです。つまり、ないものからあるものを発見することです。言いかえれば、学術研究とは問題を解くことではなくて、問題を作ることなんです。
102.
別れる愛なんて、卑しきもの。
103.
嘘の最悪なところは、孤独を創り出すこと。
104.
人格というものは「性格+哲学」という式で表せる。
105.
正しい方法で自己を磨き、ダイヤのように自らの力を輝かせていくことが大切である。
106.
恐怖とは、無から生まれるものでは無い。心の中の僅(わず)かな不安を侵食されて生まれるものだ。
107.
世間は強者を叩かない。叩かれるのは弱者です。そして、弱者は(強者や世間から)甘い汁を吸われる。
108.
友達も、胸襟をひらく相手に乏しいが、真の酒友はさらに少ない。
109.
失敗をしない人間は、概(がい)してなにごともしない人間である。
110.
百足(むかぜ)の足今日はなんだか揃わない
111.
恩を知らない子を持つことは、蛇の歯にかまれるよりも苦しい。(ver.0)
112.
人間が人間の事しか笑わないというのは、人間が人間達と一緒に暮していなければ笑わないという事だ。一人っきりで笑う奴はない。思い出し笑いとは二人で笑う事である。
113.
三日月の頃より待(たい)し今宵かな
114.
たとえば、「働かざる者食うべからず」という価値観が根強く、また「友人が少ない人は不幸だ」というまなざしが強まっている今の世の中では、ひきこもっていることは、ただそれだけで「悪いこと」になってしまい……
115.
大抵の人は、毎朝目覚めることを、何か当然のことであるかのように考えている。ところがいつ何時どんなことで、自己の命が失われるかも知れない。
116.
成功とは、自分を正しい方法で動かすことにすぎません。もしあなたが物事を注意深く分析し、論理的に動くならば、非実際的なアイデアなどというものはあまりないものです。
117.
生きるとは、考えることができるということだ。
118.
長生きも意地の一つか初鏡(はつかがみ)
119.
あるきつつねむるさびしさきんぽうげ
120.
人生で大切なものは、(異性への)トキメキよ。ときめいていると、女はいくつになっても美しくなれるの。肌の柔らかさも透明感も、心がつくりだすものなのよ。だから私はいつも恋をしていたい。たとえ相手がいな……
121.
毛糸編む母子(ははこ)の世界病みて知る
122.
小説の書きだしには、動きのある場面をとらえることが、安全なようである。何が書かれるのか判らない。思わず引きずられていくという感じをあたえることが、素朴な方法だが、いちばんたしかである。
123.
坐禅をして一番気をつけなければいけないことは、オレはもう何年坐った、とか、オレは○○老師のところで見性(悟りを開くこと)した、とかね、禅の臭いをぷんぷんふりまくのがいる。素人が中途はんぱに何……
124.
日本には、ゆだん大敵という言葉があって、いつも人間を寒く小さくしている。
125.
(自分に父親がいない理由を問うと)母親は本のぎっしり詰まった、いくつもの書棚を指差して「この本の山を父さんと思いなさい」と答えた。
126.
あなたのどこか寂しそうで一人ぼっちで、その上その寂しさを我慢していられる姿が好きだったのです。
127.
恋の望みの絶えたときにも、なお愛している男だけが、恋とは何かを知っている。
128.
(質問)僕にもやっと春が来ました。しかし、次の冬がこわくてなりません。対処法はありますか? (対処法)あえて言うなら“何もしない” 考えないほうが望ましいのではないでしょうか。心配してしまうと、……
129.
人間の本当の強さは、何度ころんでも起きあがれること。起きあがった回数と人間の強さは比例する。
130.
いかなる人間も、状況も、境遇も、あなたを病気や、不幸、孤独、ないしは金銭上の窮地に追い込みはしない。
131.
この濁りある沼が 私の浄土でございますと あるとき いっぴきの鮒が 申しました
132.
あるものごとに「関心」がある人の方が、関心のないゆきずりの人よりものをよく見ますよ。恋人に対しては他の異性より深く観察する、しかし、まさに関心があることによって、アバタもエクボになっちゃ……
133.
先人の跡を継いだ2代目や3代目と言われる経営者の場合は、リーダーシップの発揮の仕方は難しいと思う。というのも、2世、3世の経営者は、実際のところ力はまったく未知数なわけです。そこで私の場合、せめて……
134.
渦巻ける夜店灯りの金魚かな
135.
春睡(しゅんすい)の神にあづけし命かな
136.
人は一人では、すべてを背負えないものだよ。
137.
人を救えるか救えないかは才能じゃない。人を助けたいと願う意志の強さなんだ。
138.
俺の心の男雛は運命がいつかめぐり合わせてくれる女雛を待っている。
139.
コミュニケイションの得意な人は、常に「元気で明るい」人ではありません。常に「元気で明るい」状態は人間として不自然です。常に「元気で明るい」という呪縛が「コミュニケイションは苦手だ」という意識……
140.
結局、基本的人権はどこから始まるといえば、それは家の周りからでしょう。
141.
私はせっかく生まれてきたのだから、死ぬまでには、ときどき「命がけ」のことをやってみないと面白くないのでは、と思っている。
142.
社内を活性化させよ。見ざる、言わざる、聞かざるの「三ざる」体質は排除せよ。
143.
人それぞれ、目標(数値)が違うわけですが、成功、失敗という境界はシンプルなのです。
144.
企業は(資本家、経営者、労働者の)三者が信頼し合い、力を発揮できるような関係をつくってこそ、いい仕事ができるのである。
145.
いい女ってのはね、男を振り回すくらいでちょうどいいんだよ。
146.
掃初(はきぞめ)の帚(ほうき)や土になれ始む
147.
母親は、我が子に「大好きよ。あなたは望まれた、大切な、いとおしい子供よ。神様からの最高の贈り物なのよ」と伝える機会を決して見逃してはいけない。
148.
盆踊暗きところに父がをり
149.
先輩というものがある。そうして、その先輩というものは、「永遠に」私たちより偉いもののようである。彼らの、その、「先輩」というハンデキャップは、殆(ほとん)ど暴力と同じくらいに荒々しいものである。
150.
戦争がどういうものか──体制に従順な圧倒的な多数の者達の、異端な人間に対する容赦のなさを知ること。
151.
私たち日本人は最初はだいたい褒めるんですね。「いやぁ、良かった、良かった」と。ところが、そのあと「でもさ」って、最後はけなして終わるから、みんな不愉快になるんです。
152.
何事にも無頓着な人はまだいるが、誰かを傷つけさえしなければ、その人を引きずり下ろすことなんてできないと俺は考えるようになったんだ。わかるかな? その人が自分のすることに満足している限りはね。
153.
受け手なきボールを壁に秋の暮
154.
干ばつの時に、泉のありがたさが分かる。事故の時に、友のありがたさが分かる。
155.
私は、友が無くては、耐えられぬのです。しかし、私には、ありません。この貧しい詩を、これを、読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私を、あなたの友にしてください。
156.
愛の果実は奉仕である。
157.
一部の人間にとって、読書は現実逃避の手段ともなる。退屈や、不運や、孤独や、これ以上耐えられない場所や人間から逃げ出すための翼となるのだ。
158.
月に飛び月の色なり草かげろふ
159.
社会の構成員の条件は、社会行動の規範を共有することである。
160.
言論の権利が保障されているところでは、ファシズムの伝道者は対立する意見を真正面から封じることができない。そこで、彼らは対立意見を「暴力的で抑圧的」と宣伝する(それゆえ、抗議行動は“暴動”と表現……
161.
自分の世紀と共に生きよ。ただしその落とし子とはなるな。自分の同時代の人のためになせ。ただし彼らの賞揚(しょうよう)するところをではなく、彼らの必要とするところを。
162.
立ち枯るる男たるべし荒野(あらの)打つ
163.
神の意志に従うことが、平安を得るための唯一の方法である。
164.
その小説の描写が、怪(け)しからぬくらいに直截(ちょくせつ)である場合、人は感服(かんぷく)と共に、一種不快な疑惑を抱くものであります。
165.
根を養えば 樹はおのずから育つ。根の深さとひろがりが 樹の高さと広がりになる。
166.
生物の中で人間だけが笑う。人間の中でも、賢い者ほどよく笑う。
167.
君のひよこを孵(かえ)らないうちから数えてはならぬ。
168.
幼な雪自分を夢とまだ知らず
169.
「わたし」が詩を見つけるのではない。詩が「わたし」を見つけるのだ。