64001.放浪と旅の違い、分かりますか? 目的があるかないかです。(中略)私の考える旅の定義をもう一つ。帰る所があるということです。

64002.自分が心の底から真実だと思うことは、かならずすべての人にとって真実だと信じていい。

64003.おまえに才能があるかどうかは知らん。だが夢が心に残っているならその道をゆけ。

64004.予は性急に、もしくは憤怒にかられて事を決める習慣を持たない。

64005.親が子に寄せる愛も、ときには親自身の孤独とエゴイズムから生まれる私有欲であり、子にとって重荷である場合もあるのです。

64006.劇的想像力という言葉がもしもあるなら、それはおそらく、作者とか、役者一個人の内に律動する、表現の器形成以前の現実を無化しようと欲する劇的な力である。だからその力が、行為を通じて増殖的に形成される時……

64007.どっちが変わっているだろう。4年後の世界と、4年後のキミ。

64008.人間の持つ最も根強い衝動は、他人に認められることを渇望する気持ちである。

64009.弱い者ほど、社会のせいにする。社会が悪い、体制が悪い、環境が悪い。

64010.これは永遠の真理です──。自らを限定すること、一つのもの、ごくわずかなものだけを本当に必要とし、本当に愛し、それに愛着を感じ、何をするにもそれを用い、それと一体になる、このことが詩人を──芸術家を……

64011.人はその能力、気質に応じて使え。それを見損じては、使う君主の過ちである。

64012.(トラブルで)自分が能力も運もないことに気がついたら、ありがたいもんです。

64013.何らかの意思決定をする際、合理的な判断を行うためには、評価時点以降に起こりうる支出と、期待できる利益だけを基準として判断すべきです。

64014.材料が揃えば、判断なんちゅうモンは誰でもできる。じゃが、材料のないところで物事を決める決断ちゅうのは、よっぽど肝が太くないとできんで。

64015.屁理屈も理屈の親戚。何も考えないよりはまし。

64016.(世の成功者の中には)味にはまったく無関心という人もなかにはいて、がむしゃらにお金を儲けるというタイプです。しかし、大部分の成功者は、味のわかる方たちであります。

64017.百見は一考に如(し)かず。

64018.世の中にはね、受け入れる(べき)運命と抗(あらが)うべき試練があるの。

64019.交渉は基本は何を誰がどの程度妥協するかということ。ところが一切妥協しない人が交渉のテーブルに着いた時、実はそもそも取りつくしまがなくて話が始まらない。交渉はある種の共同作業のようなものだけれど、交……

64020.男の親子は照れくさい。どんなに愛していても、それを口に出すことを潔しとしないもの。

64021.人が笑うのは他人のこと。人が泣くのは自分自身のこと。

64022.私は人生を他人の二倍も楽しんでいる。なぜなら享受の尺度は、我々がそこに注ぐ熱意の多少に依存するからである。

64023.技法こそ作家の思想の結晶なのです。

64024.だれでもこの山に、動き出して海の中に入れと言い、その言ったことは必ず成ると心に疑わないで信じるなら、その通りに成るであろう。(ver.0)

64025.(人は)自負心の強い人には同情が持てない。彼らは自惚れて人を見下すのであるから。

64026.言葉が足りないのは本を読まないから。美しい言葉に触れ、素敵な表現を自分の中にストックしましょう。意思の疎通は言葉ありきです。

64027.(老いて)視力はだんだん失われていくが 花が だんだん美しく不思議に見させてもらえるようになる

64028.わたしが、ワタシの、失敗作!

64029.所詮(しょせん)、恋は愛のかわりにはならない。人は永遠の愛を需(もと)めて性こりもなく恋に憧れる。

64030.貧乏していると、へんに片意地になるもので、どんな親しい人からでも、お金の世話になりたくないものです。はばかりながら人に不義理はしていねえ、という事だけが、せめてもの唯一の誇りのようであります。その……

64031.よく学ぶ者は、よく売る。

64032.一事を生ずるは一事を減ずるに如(し)かず。

64033.身体が惰弱で不健康な者は、国家の罪人である。

64034.よりもっと気楽な、堅苦しくない、言い換えれば、円転滑脱、伸び伸びした気分で、力をスムーズに働かすといった生き方でないと、多端な人生を生きていく力が長く保てない。

64035.人生のルール──【3.失敗は存在しない、あるのは教訓のみ】 成長とは試行錯誤の繰り返しで、実験によく似ている。たとえうまくいかなくても、あきらめずに試みれば、いつかは成功に結びつく。

64036.げにもまことのみちはかがやきはげしくして 行(ゆ)きがたきかな。行きがたきゆえにわれとどまるにはあらず。(現代語表記)

64037.どんな体験も、かならずプラスとマイナスをセットでもっているものなのだ。

64038.妻も病めば熱の少なきわれが起き 二人の粥をほとほとと炊(た)く

64039.自然は何物に対しても公平である。そしてつねに、厳格な試練を以(もっ)て迫っている。

64040.今は、心の収穫がどれほど少なくてもそれを感謝し、一年の終わりの到来に備える季節なのです。今もなお明るい時間が減り続け、暗い時間が増えています。ですが真の光が自然界で消えることはないように、魂の光……

64041.新しい世界を構築するとは、すでに存在しているパラレル・アースに移ること。

64042.出鱈目は、天才の特質のひとつだと言われていますけれど。(※天才は)その瞬間瞬間の真実だけを言うのです。

64043.幸運な男をナイルに放り込め。そいつは口に魚をくわえて浮いてくる。

64044.不足を不足とするは、わびにあらず。

64045.5)権謀は無策に劣る。巧詐(こうさ)は拙誠(せつせい)にしかず。

64046.猫も当然男の親友になれるが、猫はそれを認めてはくれない。

64047.一番いいものが出たら、選んでくれる方は絶対にいる。

64048.今まで生きてきた過程において「偶然に」形づくられた思い込みがあなたの自己像を決定しています。

64049.今日の最高は、明日の最低。

64050.7)(上に立つ者は)金銭に恬淡(てんたん)たるべし。


64051.女には、二十九までは乙女(おとめ)の匂においが残っている。しかし、三十の女のからだには、もう、どこにも、乙女の匂いが無い。

64052.他人の前で恥じるのは良い感情であり、自分自身の内部で恥じるのはより良い感情である。

64053.いくつになっても人は何かを学ぶことができる。

64054.体力に確信がなかったら、人生、心細くないですか。

64055.30歳以上(オーバーサーティー)の人間は信用するな。

64056.戦争は貴族だけではできません。兵がいてこそ可能ですわ。

64057.自然の先(ま)ず第一の原理は、何ものも神的な力によって無から生ずることは絶対にない、という点である。

64058.どんなに給料や条件がよくても、本質的に好きになれない仕事は、いずれ立ちゆかなくなる。給料が他よりいいからとがまんしていても、その会社の業績が傾き、条件面が変わってしまったら、その仕事に対……

64059.子ども達は批判よりも模範を必要とする。(ver.0)

64060.我々には誰しも、不完全にしか習得していないためにいつまでたっても実際の役に立たない知識や技術がいくつかあるものです。

64061.憎悪は人生を暗くするのに対し、愛は人生を明るくする。

64062.俳句人口が三百万人。この人たちが花鳥風月、つまり自然環境を守ると大変な力になるんですけどね。

64063.結婚はしていても不健全な関係の夫婦を、私はたくさん知っている。結婚は何の保証にもならない。

64064.相手を理解するとは、自分と相手の違いを理解することです。

64065.幸福になれるかどうかを大きく左右するものがたった一つある。それはものの考え方だ!(ver.0)

64066.私の持ち時間が 残り少ないのに気づき このすくない時間が まだ 私の両手にゆれ かすかに光り

64067.後では何時(いつ)でも後悔された。それなのに孤独に浸ることは、亦(また)怖いのであつた。それなのに孤独を棄てることは、亦出来ないのであつた。かくて生きることは、それを考へみる限りに於(おい)……

64068.人間だけは、不可能と思われることを成し遂げることができる。ただしそれには忍耐力がなければならぬ。

64069.碑銘を記し、死者を悼むことは、ふるくから世界のどこでだろうと、詩人の仕事の一つだった。

64070.光る物すべてが黄金ではないけれど、笑顔はすべてが黄金だ。

64071.幸福は一夜おくれて来る。

64072.企業が勝っていこうと思うなら、第一線の社員がどんどん提案して、その提案を速やかに吸い上げていかざるを得なくなる。

64073.財宝も、高貴な生(うま)れも、又名家の誉れも、われわれの肉体にとってすら何の益にもならない以上、われわれの精神にとってもまた利するところは全くなしと断ぜざるをえない。

64074.釣り糸が長くてこそ、大きな魚も釣れる。

64075.自分と自分の行動がばかばかしく思えるようになったとたん、(自分は)変わりはじめる。

64076.河海(かかい)は細流を厭(いと)わず。

64077.人間は、誰でも最初から完璧な存在として生まれてはきません。一生を通じて、自分を成長、完成させるために、この世に生まれてきているのです。強くて、優しくて、清らかで、正しくて、厳しくて、温かい、全人格……

64078.どんな困難に直面しようとも、誰にも負けない努力を重ね、いつも明るく前向きな気持ちで懸命に働き続けることで、人生は必ずや豊かで実りの多いものになる。

64079.批評は主観の産物である。しかし彼ら(=批評家)は言いっ放し、言われる方は反論の手段がない。しかも、一昔前のものさしで判断していることが多い。これは裁判官と良く似ている。しかし、裁判官は、「疑わし……

64080.なんにもない机の引き出しをあけて見る

64081.私は、未来のある男を愛し、過去のある女を愛す。

64082.アメによって反応を引き出せはするが、同じ行動をさせ続けるためにはアメを与え続けなければならないという事実そのものが、アメの長期的効果(あるいはその欠如)についてのカギを提供している。

64083.人は、自分ではない誰かのために、信じられないような力を出せる生き物なんだよ。

64084.おだやかにあれ こころよ のびやかに しなやかに はれやかに

64085.あなたは、考えうるあらゆる規模と方向の生命の富を表現するために、この世にあるのです。あなたは、より豊かに生きる生命の喜びを表現するために、この世にあるのです。

64086.小説の中に、「私」と称する人物を登場させる時には、よほど慎重な心構えを必要とする。フィクションを、どこの国の人でも、昔から、それを作者の醜聞として信じ込み、上品ぶって非難、憫笑(びんしょう)する悪……

64087.今日の大学は、近代劇のための劇場に換喩(かんゆ)されるならば、さしずめ「教授」は「俳優」である。

64088.才能という言葉が必要となるのは、ある高さまで行ってからで、努力によって自分の力を最大限にまで高め、その限界を乗り越えようとする時に、初めて才能というものが必要になってくるのではないだろうか。

64089.広報こそが経営戦略の重要な柱の一つだ。

64090.心理療法の根本は、「そこにいる」(=一緒にいる)ということで、それ以外のものでもないと言ってもいいくらいです。

64091.一流のスポーツ選手以外の99パーセントの人たちは、自分の能力の何割も使っていない。自分の能力を過小評価し、自動車のようなスピードリミッターを自分につけて、それ以上の能力を使おうとしない。

64092.(※恋愛小説における)アフォリズムは作者の存在証明、といってもよい。(中略)恋愛には批評の苦味(ビター)があってこそ、その甘味は倍加される。アフォリズムを読むたのしみは、恋愛小説においてこそ、強い……

64093.親が死んでも子供が一人で生きていけるよう、厳しく接するのも愛情。可愛い子には旅をさせよ。

64094.安定性とお金の上に乗っかった瞬間、私は脳死する。

64095.幸福は心を若返らせ、不幸は心を老けさせる。

64096.音楽の本質は公約数的なものではなく、非常に個人的なもので成り立っていると思うんだよ。

64097.(逆ギレされるのは)怒り方が下手だから。怒ってる人が言葉をたたみかけるから。

64098.日本はもともと、オトナの住める国ではない。(日本の)オトナは子供と老人の奴隷である。

64099.幸福は外に求めるな、現在与えられている境遇の中に見いだせ。

64100.窯(かま)が熱くないうちは、パンを入れるな。(ver.0)


64101.金が在れば生きてゆけるのか。

64102.わたしたちには、これまでに書かれた書物をできるかぎり読破し、そういう努力の上になにかましなことを一つ二つ付け加えて、その書物の山を後世に伝えるという役目もあるのではないか。

64103.忍耐は平安を、性急は後悔を刈り入れる。

64104.人生を愛しているか? 愛しているのなら、時間を浪費してはならない。人生は時間によってできているからである。

64105.人を馬鹿と呼んではならない。その人からは物を借りよ。

64106.人は一貫性を保つことによって、社会の他のメンバーから高い評価を受けられる。一般に一貫性は、論理性、合理性、安定性の核であり、一貫性を保っている人は、人格的にも知的にも優れていると考えられる……

64107.生きる価値なんて保留にしても生きていくことはできるんだって気づいたんです。そしたら急に楽になって、“そのまま流れに乗って生きていけばいいんだ”と思えるようになりました。

64108.幾何学は上手く測定する技術である。

64109.夢や目的を持たない幸福な人生だってある。

64110.賭博には必勝法が一つだけある。それはイカサマをすることである。「人工的に勝(かち)を演出する技術」といってもよい。

64111.「面白い」という言葉がある。ものごとが真に楽しく快くなるのは、面(おもて)=顔が青白くなるくらいまで打ち込む。それで初めて得ることのできる境地だという。

64112.ひとは、ありがとうの数だけかしこくなり、ごめんなさいの数だけうつくしくなり、さようならの数だけ愛を知る。

64113.失敗は、もう少しで成功したのに、一つの要因だけでダメになったということもある。失敗に学ぶことは非常に多い。

64114.もっとも世俗を気にしている者は、芸術家である。

64115.ニューギニアやエジプトはネコがきたないんですよ。ネコいじめがひどいんです。ネコを見るとその国の文化がわかります。ペットから幸福を観察することができるわけです。

64116.戦うのは自分だよ。誰も助けちゃくれない。

64117.私が友人に求めるのは、ユーモアと下心のない態度。これは友情の最も大切な美点です。ユーモアとは、頭が良くてもったいぶらないこと。下心のない態度とは、寛容で親切ということです。

64118.自分が好きなこと、それしかやらない。そう決めるのは自分である。そう決めてちっとも差し支えない。ただ現実には、好きなことをするために、ほかのいろいろなことをしなくてはならない。それも好きになれば……

64119.チーム・ワークができるのに五年や、十年では駄目なんだからね。

64120.スタッフを動かす時はね、一番動かしやすい言葉を使うの。それがたとえ嘘でも、それで現場がスムーズに動くなら。

64121.心が渇いてないか? 近くに林はあるか? 夜、星をみているか?

64122.九(苦)を越えなければ 十の喜びに到り得ない。

64123.うぬぼれとは、一つの楽しい幻想、生きるための幻想ですから、実質なんぞ何もいりません。

64124.あなたは表現された生命であり、その生命はあなたの繁栄と発展と前進に強烈な関心を持っています。

64125.道を求めて進む事は苦しい。しかし、道を求める心のない事はさらに苦しい。

64126.不振に陥った企業の95%までは、事業そのものに故障があるのではなく、それに関係する人物に故障があります。

64127.誠実とは、心という貝の中にできる真珠である。

64128.正しい信念というのものは、劣等感を捨てさせることができる。

64129.ただ一つでも人に自慢できるものを持っていることがほんとうに幸せなのです。何でもいいから、一つのことを高校二年生ぐらいまでつづけていると、それはかならず何らかの形でみなさんの宝物になるのです。

64130.栄光は美徳の影である。

64131.小さな微笑みは「奇跡」である。小さな微笑みが失われれば、世界はあたたかみを失うからだ。

64132.自信とうぬぼれは違います。「自分を信じる」と書いて自信というのです。それは実力に裏打ちされてこそいえるのです。実力の裏打ちのない思い込みは、単なるうぬぼれです。(ver.0)

64133.人間の心というのは、小説みたいに、あんなにはっきり定まっているものでなく、実際はもっとぼんやりしているものじゃないのか。殊(こと)にも男と女の間の気持なんてその場その場の何かのきっかけで、意外な事……

64135.(秘密主義であることは)私のあり方、私の生き方であり、それを非難される意味がわからない。

64136.誰でも、本当の美に遭遇すれば、ビビッと来るはずです。

64137.心の平静と幸福にいたる道は一つしかありません。したがって、早朝目覚めたときも、日中も、また夜遅く眠りにつくときも、常にこの道から離れてはなりません──その道とは、外的なことを一切、自分のものとして……

64138.人は自然が与えたすべての特徴を美化し、ときには誇張したがる。

64139.行き行きて五十路の坂も越えにけり 遂に寂しき道と思わん

64140.誰も、己れの心を、自分の感じ方でしか感じはしないし、己れの語り方でしか語れはしない。

64141.気がつくといつもそこにあるのが大きな樹です。いまわたしたちが生まれる前からそこにあって、いまのわたしたちが死んだ後もきっとそこにあるだろう樹。それが樹自身が示している、樹の在り方です。

64142.少女には少女の自由を許さなければならない。ただし、それを利用する機会は与えるべきでない。

64143.夢見てた未来は それほど離れちゃいない また一歩 次の一歩 足音を踏み鳴らせ!

64144.強い男でなければ、私と一緒に暮らすのはとても難しい。そしてその人が私よりも強ければ、私がその人と暮らすことは不可能なのだ。

64145.若くして結婚せよ。生まれる息子、娘が、汝の良き友となるのに間に合うように。

64146.どうも、焼き物の姿というものは、中身は何でもよい、酒でも種子でも骨でもよい、ともかく物を大切に入れて蓄えるという用を買って出たところに、一番、物に動じない姿を現すようである。

64147.笑い顔すべてが友ではない。怒り顔すべてが敵ではない。(ver.0)

64148.大規模な組織の存在するところでは、どこでもこれら(官僚性)の特徴があらわれて来るのである。今日、労働組合、教会、社会事業団体、大会社等はすべてその代表する利益の規模と、その事務の複雑性のために、同……

64149.自尊心を失う十八の心得──7.自分の欲求は二の次で(あるいは無視し)、もっぱら他人に奉仕する。

64150.憎しみというのは、過去に執着していること。


64151.(息子に)あんなにやかましく、こまごま言ってやるのは、わしの、深く考えた上での計略なんだ。あの子だって、うるさいとは思っていながら、自分に何かとやかましく言ってくれる者が在るという思いは、また、あ……

64152.行けど行けど一頭の牛に他ならず

64153.宗教とは「気づく」ものなのです。疑って、疑って、そのあげくに、ハッとして、なあんだそういうことか、と了解するものです。

64154.存在するとは、生きることによって学ぶこと。

64155.(相手への期待から生じる)不満、ストレスの解消のためには(自分の)考え方を変えるしかない。つまり他人に期待するのではなく、自分自身に期待することである。

64156.1人の人間がするまちがいには限りがあるにちがいないわ。だからいくらあたしだって、しつくしてしまえばそれでおしまいよ。そう思うと気が楽になるわ。

64157.発想を変えよう。(小中学校)一年間で覚える漢字はたった二百字。原稿用紙半分でしかない。それを難しいと感じてしまうのはなぜか? それは定時に帰るのを難しいと感じることと同じ原因だ。みんなと違うことは……

64158.よく進む 時計を正しくした朝は 何の予感か 我に満ちてくる

64159.想像力、すなわち形を創り出す力は、夢見る能力を持つすべての人に共通した賜物である。

64160.徹夜はするな。睡眠不足はいい仕事の敵だ。

64161.日本語ほどコトバ遊び、もっと正鵠(せいこく)を期するとコトバの音遊びの豊富な言語はないだろう。

64162.何をしても不安でならぬ時には、映画館へ飛び込むと、少しホッとする。真暗いので、どんなに助かるかわからない。誰も自分に注意しない。映画館の一隅に坐っている数刻だけは、全く世間と離れている。あんな、い……

64163.人は(ものが)足りないぐらいが善良なんだ。世の中、少し足りないぐらいがよくなるよ。

64164.見て見ぬふりをしていれば、きっといろんなことが楽なんでしょうね。でも、誰かがそのうっとうしい正義感を持ち続けていなければ、世の中は悪くなっていくだけなんじゃないでしょうか?

64165.私は平和の手段として以外に、戦争をかつて一度も主張したことがない。(ver.0)

64166.細かな家事に携わることは、瞑想に匹敵する、心を集中させる作業である。

64167.もともと水木さんにはオドロキぐせ、というものがあって、人の三倍オドロくわけです。フハッとなるわけです。オドロくから元気なんでしょうな。

64168.ゆったり一定のペースで、なめらかに話すだけでも、良い意見のように聞こえ、印象を良くする。

64169.自分の苦しみにおいて人間の苦しみに出会っていく。自分だけが、と思っていたのが実はそうではなかった。

64170.見てなさい。誰に何と言われようと、私はしたいことをする。それが、私を非難する人への最高の復讐。

64171.寛容とは何か。それは人間愛の所有である。我々はすべて弱さと過ちから作られているのだ。我々の愚かさを許し合おう。これが自然の第一の掟である。

64172.独居如接客 接客如独居 [独り居(お)ること客に接するが如(ごと)く、客に接すること独り居るが如し]

64174.32)(上に立つ者は)象徴を高く掲げ、衆心一致、精神の統一をはかれ。中心の引力はあらゆる手段をつくして強固ならしむべし。

64175.(推論の鎖によって次々に結論が導かれるようになっていない)ようなことを真実とみなさないように用心し、導かれる帰結に必要なだけの秩序が常に保たれるように心がけていれば、到達できないほどかけ離れ……

64176.(※「本音を吐く」ということは)オトナのすることではないように思う。いや、本音は吐かなければいけないが、いやみのない吐き方をしてほしい。

64177.若いとき旅をしなければ、老いてからの(人に話す)物語がない。

64178.人以(もっ)て恥じなかるべからず。

64179.人間は、少なくとも毎日、ちょっとした歌を聴き、よい詩を読み、美しい絵を眺め、そして出来たら、多少の合理的(リーズナブル)な言葉を話すべきだ。

64180.自分で自分を苦しめてる人って多いですね。自分は人づきあいが下手だ、口下手で恋人に逃げられる。そういう不平不満だけ数えて、努力をしない。自分だけが閉塞感を感じていると勘違いしている。

64181.なるほどそうかと頷(うなず)ける このよろこびがあるので この世のいのち終わるまで 私は 聞かしてもらう

64182.「親切」と「おせっかい」。「親切」は相手が満足。「おせっかい」は自己満足。

64183.安心と慢心は紙一重である。

64184.人生では、学ばなければならない課題が次々と与えられます。ひとつを完全に身につけたとき、また新しい課題が与えられるのです。

64185.隣の芝生は青くて当然だ。大事なことはそこからどう思い、どう動くかだ。闘争心を持ち、発奮することだ。

64186.生まれたところから離れて暮らして、そのあと過ごしたところの方がずっと長くなっても、生まれたところに対して、ずっと故郷という愛着をもちつづけるように、親しんだ本を再読するときには、そこに帰郷したよう……

64187.詩人というものは、こわいものだ。何が失礼に当たるか、わかったもんじゃない。

64188.わたしたちは道元や親鸞よりはるかにたくさんの本を読んでいるはずだが、彼らより考えが深いとはとても言えぬ。読書量の多寡(たか)は人間の質とはあまり関係がないのである。

64189.人生の改革は、崇高な、心の躍る冒険です。

64190.戦いにおける最大の過失は、戦力と準備の不足を、軍隊の精神力をもって補わんとすることである。

64191.10)(上に立つ者は)長所を見て人を使え。人は誰しも長所を有す。

64192.もし心のなかにすべてを圧倒するような、強い、いきいきとしたよろこびが「腹の底から」、すなわち存在の根底から湧きあがったとしたら、これこそ生きがい感の最もそぼくな形のものと考えてよかろう。

64193.本という文化が長年かかって培ってきたものは、本に書かれているものを通して、そこに書かれていないものを想像させる力です。

64194.利益とは売上から経費を差し引いた結果でしかない。そうであれば、売上を極大にし、経費を極小にする努力を払うことが重要なのであり、そういう努力の結果として利益は後からついてくるはずだ。

64195.人の話を聞いている時に、急に相手は(いつか)死ぬのだと思うことがよくある。そうすると話の聞き方が変わってくるのです。本当の姿に戻された相手が見えるのです。本当の私たちの姿が。それで彼らの演技する芝……

64196.夢のない国や社会なんてない。あるのは、夢のない政治家と国民だけだ。

64197.誤解されない人間など、毒にも薬にもならない。そういう人は、何か人間の条件に於(お)いて、欠けているものがある人だ。

64198.人類は競争によってその文明が進歩したことは、見逃すことのできない事実である。

64199.地味なものは高価なものよりも美しくなりうるというひそかな知識がないと、決して洗練されたセンスを身につけることはできない。

64200.何かを変えることのできる人間がいるとすれば、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ。化け物をもしのぐ必要に迫られたのなら、人間性をも捨て去ることができる人のことだ。


64201.あまりにも物質が豊かになると、人の心にはスキができます。

64202.相手に伝わらないような愛は、「愛」とは言えない。

64203.親父の小言(こごと)と冷や酒は、あとになって効いてくる。

64204.「生きてる価値」を感じるような生き方の型が、一定して客観的にあるのではなく、「生きてる価値」とか「生きる意義」とか、「生きる価値」とかいったものは、「自分のため」という現実の生活の中で、自分が主観……

64205.新しい本は古い本を読むのを邪魔するために出る。

64206.この国(=日本)の、「演劇は教養ある人たちのもの」という文化人主義とサヨナラするために、あるいは世の中や人間のありかたを問うこともなく、むしろそれを斜めから見て遊びたわむれるだけの遊び人主義と訣……

64207.攻撃にあたっては先制と集中を戦術とする。先手をとることと、力を一点に集中することである。

64208.一日にいちど、何か、きざに気取ってみなければ、気がすまないのだ。生きて行けないのだ。

64209.量も味のうち。

64210.女は男なしじゃ生きられないように、運命もまたおれたちの助けなしじゃやっていけないんだよ。びくびくすることはない。たかが運命じゃないか。

64211.心の温かさ、というものを見失わないようにしてゆけば、(人間に関して)大きく判断を誤ることは少ないと思う。

64212.(子供は)トンボの翅はちょんぎる。カエルは生きたまま解剖する。ネコの足を縛って川に投げ込む。しかし、その程度の残酷さは、ニワトリやウシを殺して食べる人間という動物が、生得持っていなければならな……

64213.考えるとは、物に対する単に知的な働きではなく、物と親身に交わる事だ。物を外から知るのではなく、物を身に感じて生きる、そういう経験をいう。

64214.なんとも酒は、魔物である。

64215.本を読むことには、何か辛いものがある。よい本はよい本なりに、悪本は悪本なりに。多分、言葉の毒に中毒するのだろう。いや、言葉だけではなく、絵や写真にも毒はあり、それにも(自分という)存在の一番深いと……

64216.迷ったら、やる!(やるべきかどうか迷ったら、やる!)

64217.愛というものは、地中深くにしっかりと根を張り、また、天にも届かんばかりの大きな枝を張った大樹になるべきものである。

64218.克服されるべきものは、あなたの環境ではなく、心の態度です。あなたの精神的態度が正しければ、外的な事情、体験、経済状態などは自動的に整ってきます。

64219.あまり深く考える必要がないということを知るのも、考える必要があることを知るに劣らず重要だ。

64220.青年たちがたまたま、いままでの道徳律にはかってさえ美談と言い得る立派な行動をなすことのあるのは、すべてこのかくされた魂(=これぞという目的をも持たぬ犠牲の魂)のゆえである。

64221.幸福になろうとする人は、まず孤独である。

64222.素晴らしい夢ほど笑われるものです。もし他人に自分の夢を笑われたら 「あぁ、自分の夢は素晴らしいのだ」と誇って下さい。

64223.その人のいいところばかりを見る人は、羨むばかりで学ぶことがない。その人の欠点をよく見ながら、いいところを見つける人は、それを認めてしっかり見習おうとする。人を模範にするとはそういうことである。

64224.親の仕事は子供の指導であって、支配ではない。子供は親の所有物ではないのだ。

64225.なんにもしたくないという無意志の状態は、そのひとが健康だからである。少なくとも、ペエンレッス(=ペインレス)の状態である。

64226.困難にぶつかるごとに人間は練れてくる。

64227.他の人が苦しんでいる時に楽しむためには固い心が必要だ。あるいは、他の人が飢えている時に飽食するためには。

64228.なーんだ簡単なアイデアだ。と気づいたら、それは正しい新製品。

64229.屈しない心は折れる。よく萎(な)える心は折れない。

64230.言葉の本質をなすものは、経験をくみあげて、新しい概念をつくりだす力。

64231.金(かね)を得るためには、金を使わねばならぬ。

64232.やっぱり出会う人でしょうね、一番大事なのは。どういう人に人生で出会うか。そこで決まるんじゃないですかね。やっぱり、いい人に出会うと、いろんなものをもらいますよね。

64233.どうして日本にはないの? 何でこんなに高いの? 何でこんなに安いの? 創業のチャンスはこの異常値から見つける。

64234.西と言うたら東と悟れ。

64235.祈りをしているうち、感謝の気持ちが生ずるようであれば、(潜在意識への引き渡しが完了した証拠なので)その祈りはかなえられる。

64236.イライラは 自分に損

64237.親孝行は自然の情だ。倫理ではなかった。

64238.「明日があるさ」なんて言うけど、明日があるなんて思っていてはいけません。今日という日が、おろそかになってしまいますから。

64239.自分で自分のプロデュースも出来ない奴なんて、どうせ長続きはしねえよ、悪いけど。

64240.親と話すなんて、話す材料がないとか、そんなことはありません。親はおもしろい人物だと思って見てもらいたいのです。親のことをわかってあげようという気持ちになれば、いろいろなことが見えてきますよ。

64241.人間ってね、キスすることによって相手との遺伝的な相性を測ることができるんだって。進化論自然選択説ってやつよ。

64242.ドロップアウトするのはたしかに怖い。(でも)うつ病になったり、自殺してしまうのであれば、今の会社や仕事が自分に合わないと感じた時には、会社に一生面倒みてもらおうという気持ちは捨てて、あえてドロップ……

64243.ロマンチックというのは、人生のディテールで思いがけない美しさを発見して、そのつもりであちこち見ると、どこにもここにもあった、とびっくりすること。

64244.聞き始めたなら、(けなしたりせず)最後まで聞くこと。

64245.強き人の怒りは、常にその時期を待ち得る。(ver.0)

64246.現世とは、心や魂を純化させるための修行の場である。

64247.フィルムを惜しげもなく消耗できるカメラマンは、その分、集中力が薄れる。100枚撮影するカメラマンよりも2枚の撮影で勝負するカメラマンのほうが、本質を抉(えぐ)り出す迫力に満ち、結果において……

64248.人生は お祭りだ いつもどこかで おはやしがなっている

64249.品の悪いのは直るが、品性は直らない。

64250.政治家に必要な重要な資質は、「情熱」「責任感」「判断力」の3つである。そして最大の敵が「虚栄心」である。


64251.制御しがたい最も難しいものを順にあげると、酒と女と唄だ。

64252.寂しい人は、自分の限界以上に頑張ります。そして心を病んでいきます。

64253.地上の魂は感情の季節に従って、喜びと悲しみの満ち引きを繰り返します。自然界の季節が生と死と再生のサイクルを繰り返すのと同じです。

64254.人の世に二生も三生もない。人生はオンリーワンページである。

64255.言うべきことについて、うっかり言い過ぎてしまったことには気がとがめるが、言わなかったことに気がとがめることはまずない。

64256.男の管理職はいけません。男同士だと、見栄の張り合いなのか、言いたいこともよう言わんところがありますよね。私は女性ですから、ズバズバ言います。一般に女性管理職にはそういうところがあると思います。

64257.あなたがより充実した、より豊かな、より幸福な、よりすばらしい生活を欲するのは当然であり、自然なことです。

64258.世界の涯(は)てとは、てめえ自身の夢のことだ。

64259.しゃべることというのは、絶対に人には通じないんだ。

64260.偽りの自分を愛されるより、ありのままの自分を憎まれる方がいい。

64261.学校で僕らが学ぶもっとも重要なことは、「もっとも重要なことは学校では学べない」という真理である。

64262.自分がつくるものだけは、誰にもなんの遠慮もなく、勝手につくりたいと思っています。

64263.相手に自分を信頼させるためには、まず自分のほうが相手を信頼する心を持たなければならない。

64264.私は教師。私は戦士。競争、否定、恐怖、偏見、無知、無関心を敵にまわして戦う毎日。

64265.ことごとにわれを咎(とが)むる家妻(いえづま)を 遂(つい)の頼りに生きていく日々

64266.最もよい歌だと言われるのは、三度だけだ。

64267.思春期に女の子とつきあっちゃうとさ、男子は女の子のことで頭がコントロールできなくなっちゃうんだけど、女子はクールだよねぇ。

64268.栄光や評価など求めず、大好きなことに熱中する。それ自体が喜びであり、幸せなのです。水木サン(=私)の場合、それが漫画を描くことでした。

64269.ずっと幸せでいる方法がたったひとつあるとしたら、それは感謝する心を忘れないことです。食事がおいしくいただけること、好きな人に会えること、生きていられること。なんでもよいから、感謝する心があれば、自……

64270.ながいこと病(や)んでいて ふと非常に気持がよいので 人の見てないとこでふざけてみた

64271.歳を重ねることを楽しむと言う女性は、嘘つきだと思う。もしかしたら彼女たちは、無意識に自分自身に嘘をついているのかもしれない。

64272.司祭らは女たちの告解(こっかい)を聴くたびに、ああ結婚しなくて良かったと、つくづくと思う。

64273.無邪気でさえいれば、幸福が手に入る。

64274.そして、喜びこそが我々のテーマなのだ。短い人生の間で、どれだけ個人のささやかな、プライヴェートな喜びに真剣になれるか。

64275.勢いというものが一たび目の前に来たら、まごまごしてはいけない。

64276.人間は自分の最高と信じた路(みち)に雄飛しなければ、生きていても屍(しかばね)同然である。

64277.確率の低い、成算のないことを目標と言ってはいけない。目標とは、実現することを視野において実行するものでなければならない。

64278.(子供を)叱ることと怒ることは違います。叱るとは怒りの感情を抑え、子供のためになる(という)こと(愛情)を、子供が理解できる言い方(理性)で説得すること。子育てに必要なのは、愛情と理性。

64279.何たってちょっとひけめがあるっていうのは、お互い、やさしくできるコツの一つみたいな気がする。

64280.往時においては、母国のために死ぬことは心地よく、ふさわしいものであると書かれた。しかし近代戦争では、戦死が心地よく、ふさわしいものは何もない。諸君は犬のように死ぬであろう。

64281.達人は一言を重んず。決心したる事は死すとも断行す。

64282.正しきものに従えば、決して歪めるもの、正しかざるものは出てこない。

64283.百術は一誠に如(し)かず。

64284.いろんなことにくわしく、要点をまとめることができたとしても、自分が入っていない場合があります。そういう人の意見を聞いていると実感がないから、どうしても不満が残ります。

64285.生きようとする強い意志と断固たる決意を持っていれば、身体の治癒力を高めることができる。

64286.相手に点火するには、相手以上に燃えるものがないといけないのですネ。マッチでも駄目。まして線香の火では駄目。

64287.名前や生年月日というのは、その人自身のアイデンティティの中でも、その人を象徴するものである。

64288.不思議なもので、恋愛のはじめというものは、互いがどんなにつまらない相手でも、一種の生命力の昂揚(こうよう)がおこり、その人間として最上のコンディションが肉体にも精神にもひきだされるもののようである。

64289.人はきっと、他人のために、何か与えるものをもって生まれてきたのだ。それが“いのち”なのだ。どんなに小さな“いのち”でも、まわりの人をもえたたせて、なお生きる。それが“いのち”なのだ。

64290.数学をやっていると、よく「何の役に立つのか?」と聞かれます。でも、今はあまり役に立たないかもしれないけれど、10年、100年後にひょっとしたら役立つかもしれない。

64291.信仰とは、望んでいる事柄を確信し、まだ見ていない事実を確認することである。(ver.0)

64292.たとえ悲しい時でも、落ち込んだ時でも、おなかはグーと鳴るのである。

64293.天使のように空を飛ぶことは無理としても、ユーモアで心を軽くし、現実を軽やかに飛び越えていくことは、私たちにもできる。

64294.二人でありながら一体となること、溶けて混じり合って、もはや自分でも他人でもなくなること、(中略)それが「愛」である。

64295.杯盤狼藉(はいばんろうぜき)

64296.単に自分と意見が違うからといって、友人や家族が意見を述べようとするのを頑強に拒んだら、友人を失ったり、家族に理解されなくなったりする恐れがある。

64297.私たちはいくつになっても夢を語り、明るい未来の姿を描ける人間でありたいものです。

64298.君に似し姿を街に見る時の こころ躍りを あはれと思へ

64299.傑作意識を捨てなければならぬ。傑作意識というものは、かならず昔のお手本の幻影に迷わされているものである。だからいつまで経っても、古いのである。まるで、それこそ、筋書どおりじゃないか。

64300.政治権力は銃口から生まれる。


64301.人は一人でも、心配することは数千もある。

64302.話すときにいちばん大事なのは、相手が自分の話に何を望んでいるかを察することである。

64303.暇になったときに、暇だからって(暇そうに)やっているようじゃダメだ。暇なら暇なりに考えないと。努力しなきゃ。暇だから忙しくするんだよ。そこには何かがある。

64304.飲み込まれるほど甘くなってはいけない。だが、吐き出されるほど苦くなってもいけない。(ver.0)

64305.想像力は人生を動かすエネルギーです。それが潜在意識に宿ったとき人生が創造されるのです。

64306.不便なところにビジネスチャンスはある。だが、当たり前だから不便に思わないことは、実はいっぱい隠れている。いかにそのような感覚でものを見ていくかで、まだまだビジネスチャンスはある。

64307.絶対に救われることのない私の自覚において、はじめて救済される。

64308.私は、私であったものを運ぶ。これから私になるものは、この道の先で横たわりながら待っている。

64309.要するに男たちは、くどくときには女と話が合うのであった。だから(※男たちは)くどかれてもOKといわない女に、べつに話を合わせる必要はないわけである。

64310.仕事なんてものは、なんでもないんです。傑作も駄作もありやしません。人がいいと言えば、よくなるし、悪いと言えば、悪くなるんです。

64311.人々が家畜のように群れ、みんなが他人と同じふるまいをする。それが大衆社会だ。

64312.ドッと一緒に人をあざけり笑ってそれから俄(にわ)かにしいんとなった時のこのさびしいことです。

64313.いったい人間は、自分で自分を完成できるものでしょうか。

64314.うつ病になったりする人は、非常に感情がこまやかで感じやすく、優しくて、そして挑戦的でない、おとなしい人。物事をじっと考えるような人。そういう人が、この乱れた世の中について行けなくなって、う……

64315.勝つために、実に卑劣な手段を用いる。そうして、俗世に於(おい)て、「あれはいいひとだ、潔癖な立派なひとである」などと言われることに成功している。殆(ほと)んど、悪人である。

64316.偶然に起こるなどというものはなにもありません。エマーソンが言っているように、「あらゆるものは後ろから押されている」のです。この世には原因結果の法則が存在して、それは全宇宙におよんでいます。

64317.リストラの対象者には、まったく仕事を与えないほうがいい。誰でも何の問題もなくスムーズにこなせる仕事ばかりを与えるのもいい。そんな状況では、リストラ対象者は、しだいに仕事への意欲をそがれていく。

64318.モーツァルトは誰でも理解できるけれど、ベートーヴェンは違う。ベートーヴェンを理解するには、優れた感受性が必要だ。失恋などで悲しみのどん底にいなければならない。

64319.任天堂が市場を創り出すんですよ。調査する必要など、どこにもないでしょう。

64320.男と女との間に始まる友情は、間もなくその名を変更する

64321.役所はどこでも、野心と嫉妬と保身でできている。

64322.自由に必要なものは、ただ誠実だけだ

64323.売上を左右するのは物言う消費者ではなく、物言わない消費者だ。クレームを言ってくれれば直すこともできるが、「何が不満か」を言わないで去っていく消費者のほうが圧倒的に多い。

64324.偶然即(すなわ)ち神と闘うものは常に神秘的威厳に満ちている。賭博者もまたこの例に洩(も)れない。

64325.お客様の苦情から商品の欠陥が判る。お客様の要望が新商品のヒントになる。お客様とは本当に有難いものです。

64326.信心がないときには悲しみや苦しみが濁るのです。何によって濁るかというと、私がかわいいという思いで濁るのです。その時には、悲しみではなくて愚痴になる。何でこんな目に会わなければならないのか。何で私だ……

64327.日本には「誠」という倫理はあっても、「純真」なんて概念は無かった。人が「純真」と銘打っているものの姿を見ると、たいてい演技だ。演技でなければ、阿呆である。

64328.知は生命の泉なり。

64329.快楽に浸る者は暗愚であり、高慢、過大な自己評価、他人へのさげすみ、盲目的で分別のない自己利益の追求、気ままなぜいたく、怠惰など、これらは快楽が生み出す最高の悪である。

64330.探検家は、まず第一に、やるかやらないかという決心をする前に調査をするよりも、やるという決心をしてから調査をします。決心をしてから後にやる調査というのは、いかにして失敗のリスクを減らすかということに……

64331.夢はあなたの潜在意識の劇化であり、あなたの問題に象徴的に答えたり、差し迫った危険について警告したりします。

64332.意識をすると、現実が動き始めます。

64333.社員や子供に自尊心を持たせるということはまた、安心感を持たせるということでもある。つまり、はねつけたり批判したりせず、自由に発言させるということだ。そうすれば、リスクを恐れなくなる。またそれによっ……

64334.次にやりたいことは、私たちには決してできないと(人から)言われていることだ。(ver.0)

64335.潜在意識の導きを受ける時は、最も簡単な方法が最善の方法である。その解答はトースターからパンが出るように、ぴょんと出てくる。

64336.経営における判断は、世間でいう筋の通ったこと、つまり「人間として何が正しいのか」ということにもとづいて行わなければならない。

64337.美に対する女性の感受性は、凡庸でなければならなかった、機関車を美しいと思うようでは女もおしまいである。

64338.採算を向上させていくためには、売上を増やしていくことはもちろんであるが、それと同時に製品やサービスの付加価値を高めていかなければならない。

64339.死んでから仏になるのはいらぬこと。生きているうちによき人になれ。

64340.部長は重役の仕事をしろ、課長は部長の仕事をしろ。

64341.すべてのことに「けじめ」がなくなっている。むかしの日本人が教育のあるなしにかかわらず持っていた人間の「けじめ」である。

64342.放心について──森羅万象の美に切りまくられ踏みつけられ、舌を焼いたり、胸を焦がしたり、男ひとり、よろめきつつも、或(あ)る夜ふと、かすかにひかる一条の路を見つけた! と思い込んで、はね起きる。走……

64343.女の値打ちは、物の塩梅(あんばい)を知る事。男の値打ちは、事の軽重を知る事。

64344.若い人はがんばれっていう言葉がとても好きだけど、がんばれって言い過ぎると、がんばる気がなくなっちゃうものなんだ。

64345.すべて真実なこと、すべて尊ぶべきこと、すべて正しいこと、すべて純真なこと、すべて愛すべきこと、すべて誉(ほま)れあること、また徳と言われるもの、称賛に値するものがあれば、それらのものを心にとめなさ……

64346.コノ世ノモノハ ミンナ食べモノ コノ世ノモノハ ミンナダレカノ食べモノヨ アタシダッテ、アナタダッテ……

64347.そんなつもりはなくても、人はね、誰かに“生きる勇気”を与えるために生きてるのよ。誰かに勇気をもらいながら。

64348.私は自分の人生に運不運があったほうが好きです。むらのない人生、すべてに甘んじることは、私にとって人生ではないのです。

64349.酒は口から 恋は目から

64350.トップにノーと言うのは勇気がいることかもしれないが、言うべきノーを言わなければ会社はやがて危機に陥るだろう。


64351.マス・メディアの報道は、@世に影響を及ぼすと同時に、A一般大衆の思考や感情の習慣を示す指標になっている。 制作側は、一般大衆の思考や感情の習慣にあわせて番組をつくっていると考えられるからだ。

64352.誰も傷つけないものを書こうとして凡庸な作品を生み出してしまう、私はそれを最も恐れる。表現者とは、自身の中のゴミや泥や宝石や、それらを吐き出さずにはいられない心の持ち主のことを言うんじゃないかな。

64353.そもそも自分の目標を立てるに当たり、その目標を他人に見せる必要はありません。誰かに言われて目標を立てるものでもありません。自分が達成したい目標を、自分だけが分かる方法で、自分のタイミングで作……

64354.幸せは音も立てずにやって来て、音を立てて去っていく。

64355.現代人は悪しき合理主義、知性、言語主義という左脳に閉じ込められてしまっており、「愛の脳」という非常に大切な自然の生命活動と深い関わりのある右脳の働きを忘れてしまっている。

64356.人は、男・女性に関するさまざまなことを、さまざまな経験によって知るのではなく、情緒的に、すでに知りつくしていることを、単に経験によって、具体的に知るだけのことなのです。

64357.(地球は)道場となれば、つらいのはあたりまえ。決して楽のできるところではありません。

64358.今日という日は、もう二度と得られない大事な日かもしれません。愛を伝えることのできる(最後の)日として……。

64359.善意と思い込んでる無神経は一番かなわない。

64360.運命とは結果だ。やれるだけやったあとに語るものだ。

64361.此(こ)の花は真(まこと)の花にはあらず、ただ時分の花なり。

64362.ままならない時間が過ぎていく中で、或る日、天空を仰いで眼を細めて安堵する瞬間があったら、そのときが幸福ではないのかな。

64363.尺取虫は すらすらと進めない 屈んでは伸び

64364.本当の書物とは網のようなもので、言葉がその網の目の一つ一つを作っているのである。網の目がどのようにできているかは、どうでもよい。大切なのは、漁師が海の底から引き上げる生きた獲物、網の目の間に光って……

64365.頑張れるときは 頑張ったらええ 頑張れんときは 頑張らんでもええ

64366.神は存在するか、という問いは、自分が存在するか、という問いと同じである。

64367.生まれるに時あり、死ぬに時あり。

64368.とことんやるだけで、勝手に自分らしくなる。

64369.どんな仕事においても、待歯石(まちばいし)のようなものが、その仕事を続けるための十分な根拠となる。それゆえ、前日の仕事の中に自分自身の意志の刻印を認める人は幸福である。

64370.既成概念にとらわれない素人(しろうと)の発想の中にこそ、革新的なものがあることがある。

64371.運とか偶然とかめぐり合わせなどというようなものは存在しません。あなたはあなた自身の大望の高みまで上昇するか、あなた自身について描く最も低い概念にまで降下するかのどちらかなのです。

64372.私には「死ぬための生き方」などない。それも「死ぬための生き方」の一つかも知れないが、いい加減にしかものを考える能力のない者は、それなりに生きればいいと思う。

64373.いまおとなは、自分のほんとうのよろこびとは何かを考えるとき、大きな状況ばかり想定する。(中略)それがかえって心をちいさくする。

64374.心のありようが外側に反映する。

64375.同性を好きになる人は、じつは左利きの人と同じくらいいる。

64376.部下は上司の後ろ姿に学ぶ。

64377.モノの豊かさでは、心の喪失感は補えません。

64378.己の欲に従えば、必ず犠牲が生じる。快楽は犠牲の上に成り立つのだから。

64379.貧乏には美徳などひそんでいない。それはほかの多くの心の病気と同じく、一種の病気である。

64380.生かされているという宿命の中で、せいいっぱい生きたいと思っている。せいいっぱい生きるなどということは難しいことだが、生かされているという認識によって、いくらか救われる。

64381.(会社を)治すのではない。治す力を引き出す。

64382.欲しかった息子ができた。娘を奪った息子ができた。

64383.財布の許すかぎり、着るものに金を惜しむな。だが華美はいかん。上等で、俗っぽくないように。

64384.年齢が高いから経験が豊富というわけではない。歳をとっていても、密度のスカスカな人生を送ってきたヤツはたくさんいる。

64385.苦しみは変わらない、変わるのは希望だけだ。

64386.大衆を指導する者は、断じて、大衆に指導されることを拒否しなければならぬ。

64387.病、最も重きとき、人、最も善なり。

64388.どんなものでも、時間をかけて味わわなければ、その本当の良さは分からない。

64389.経営者にとっての最も重要な資質は逃げないことだ。嫌なことは誰でも好きではないのだが、人の上に立つ者が逃げてどうなるのだ!

64390.危険に身をさらさなければ、苦しみや、憂いは避け得ても、学び、変革し、成長し、愛し、生きていくことができない。

64391.離婚によってマイナスの影響を受けないのは、暴力とか不倫とか一方の決定的に不健全な行動による場合だけと言って過言ではありません。

64392.寝る際の心がけとして、「悲しいこと」「腹のたつこと」「気がかりなこと」…消極的なことは寝床の中に一切持ち込まない。明るく朗らかに、生き生きとして勇ましい積極的なことを連想する。

64393.人間にとっての究極の自由は、奴隷になっても自由な気分でいられることである。

64394.達成感が非常に大切なんです。腰を据えて一つひとつの仕事をやりきる。このやり遂げた積み重ねで、人は成長していきます。ですから必ず、どんな小さなことでもいいですからやりきってください。

64395.おそらくすべての芸術の根本は、そしてまたおそらくはすべての精神の根本は、死滅に対する恐怖だ。

64396.成功とは、自分の願望や目標を達成することである。

64397.人生にはいろいろなことがあります。しかし、悲しいことは忘れ、辛いことはじっと耐え忍んでいきましょう。それがこの四苦八苦の世を生きる唯一の方法ではないかと思います。

64398.寝ころんで待つのがいちばんだというときもある。

64399.働くを欲せざる者は、食うべからず。

64400.生のみが我等(われら)にあらず 死もまた我等なり