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[ 名言 ]
足らぬ足らぬは工夫が足らぬ。
(ver.0)

[ 出典 ]
第二次世界大戦中の日本でのスローガン

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[ 別表現/別訳 ]
(ver.1)
足りぬ足りぬは工夫が足りぬ。

[ 意味 ]
「時間が足りない」「人手が足りない」「お金が足りない」「材料が足りない」「燃料が足りない」などと、できない理由を列挙する前に、節約する努力、工夫して足りないものを補う努力をしたのか、まだできることはないか、よく考えてみることが大事である。

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[ 解説 ]
戦時中の窮乏生活を乗り越えるための窮余の策として、当時の軍事政権によって生み出された啓蒙スローガンにしては、とても含蓄のある言葉です。
この言葉を考え出した人は、実に偉大な人物だったに違いありません。
なぜなら、日常生活や仕事など、あらゆる場面に適用できる、まさに「万能の言葉」であるからです。


■何かをしない時、あるいは、何かができない時、「○○が足りないから」「○○が無いから」という言い訳がたいてい使われるものです。
確かに、何かをするのに必要不可欠なモノが足りなければ、それは「しない理由」「できない理由」になるかもしれません。
しかし、なんの工夫も努力もせずに、すべて「不足」のせいにしてしまうのは、単なる怠慢にすぎないと言えるでしょう。


■「不足」というものは、言い出したらキリがないものです。
たとえば、あるモノが不足しているからできないという人にそれを与えたら、今度は別のモノが不足していると言い出すかもしれません。
つまり、それをやりたくない人にとって、「不足」は格好の言い訳になるのです。


■ところで、「不足が常に言い訳になりうる」ということは、「不足を言い訳にすることはできない」と言い換えることもできます。
本来、言い訳とは、その時々で内容が異なるべきものだからです。
常に不足しているなら、それは言い訳にすることはできません。
だったら、どうしてそれをどうにかしないんだ?
という疑問が生じるからです。


■通常、何かをする上で、あらゆる条件がそろうことは滅多にありません。
たいてい、何かが「不足」するものです。
しかも、一番重要なものほど、無いと一番困るものほど、不足している場合が多いのです。
つまり、「不足」はあって当たり前のものなのです。
「不足」こそ、まさに解決しなければならない「課題」であって、「やらない言い訳」で済ませられるものではないのです。


■では、「不足」を解決するにはどうすればいいのでしょう?
月並みな答えになってしまいますが、「工夫」するしかありません。
「不足」しているなら、それが少しでも不足しないよう「節約の工夫」をする。
また、他の何か別のもので「代用する工夫」をするのです。


■「工夫」とは、アイデアを生み出すことです。
アイデアを生み出すのは、とても創造的な作業です。
しかもそれは、すごく面白くて楽しいことです。
つまり、何か「不足」しているということは、「工夫」の余地がそこにある。
「面白くて楽しいこと」がそこに存在するということなのです。


■なんかワクワクしてきませんか?
私達の周りには「不足」がいっぱいあります。
「足りないもの」だらけです。
しかも、生活が裕福でなければないほど、「足りないもの」をたくさん持っている。
よーく目を凝らせば、私達の周りは「面白くて楽しいこと」で満ち溢れているのです。
(ながれおとや)


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