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[ 名言 ]
幼児が母のふところに抱かれて、乳房を哺(ふ)くんでいるときは、すこしの恐怖も感じない。
すべてを托しきって、何の不安も感じないほど、遍満(へんまん)している。
母性愛の尊きめぐみに、跪(ひざまず)かずにはおられない。

[ 出典 ]
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928)
自著『無憂華』
「幼児のこゝろ」

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[ 補足 ]
※遍満(へんまん)=あまねく満ちること

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〈全文〉
幼児が母のふところに抱かれて、乳房を哺(ふ)くんでいるときは、すこしの恐怖も感じない。
すべてを托しきって、何の不安も感じないほど、遍満(へんまん)している。
母性愛の尊きめぐみに、跪(ひざまず)かずにはおられない。
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いだかれて
ありとも知らず
おろかにも
われ反抗す
大いなるみ手に
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しかも多くの人々は、何ゆえにみずから悩み、みずから悲しむのであろう。
救いのかがやかしい光のなかに、われら小さきものもまた、幼児の素純な心をもって、安らかに生きたい。
大いなる慈悲のみ手のまま、ひたすらに久遠(くおん)のいのちを育くみたい。
――大いなるめぐみのなかに、すべてを托し得るのは、美しき信の世界である。


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