現実的なイノベーションは組み合わせの妙から生まれることを考えれば、縦割りの組織からイノベーションが生まれる可能性は低い。
少なくとも、目先の利益を厳しく問われるところからはイノベーションは生まれないだろう。 金子智朗[かねこ・ともあき]
(公認会計士、ブライトワイズコンサルティング代表、1965〜) Business Journal (2015年5月30日) 金子智朗「会計士による会計的でないビジネス教室」 分社化とカンパニー制が企業を滅ぼす?ソニー、ウォークマンがiPodに敗北した根本要因 〈全文〉
アップル現CEO(最高経営責任者)であるティム・クックは、創業者のスティーブ・ジョブズの部下だった頃、「アップルには損益計算書は1つしかない。 それを見ているのがジョブズだ」と言っている。 ジョブズの関心は全社利益だけということだ。 (アップル社は)個々の利益責任を問わないから、シナジーも生まれるしイノベーションも起こせる。 __ Link __ 現実的なイノベーションは組み合わせの妙から生まれることを考えれば、縦割りの組織からイノベーションが生まれる可能性は低い。 少なくとも、目先の利益を厳しく問われるところからはイノベーションは生まれないだろう。 __ Link __ 分社化までいかなくても、部門別に損益を管理するという、どこの企業でも見られる管理形態は、本質的に組織間のシナジーを阻害し、新たな価値の創出を妨げている可能性がある。 それをさらに突き進めた分社化は、その流れをますます加速する。 __ Link __
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