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[ 名言 ]
さてどうすれば利するだらうか、とか
どうすれば哂(わら)はれないですむだらうか、とかと

要するに人を相手の思惑に
明けくれすぐす、世の人々よ、

僕はあなたがたの心も尤(もっと)もと感じ
一生懸命郷(ごう)に従つてもみたのだが

今日また自分に帰るのだ
ひつぱつたゴムを手離したやうに

[ 出典 ]
中原中也[なかはら・ちゅうや]
(大正〜昭和初期の詩人、1907〜1937)
詩「憔悴(V)」
詩集『山羊の歌』

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[ 補足 ]
※明けくれすぐす=明け暮れ過ごす。
一日中そのことをして(またそのことについて考えたり気にしたりして)毎日を過ごすこと。

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[ 全文・続き ]
〈続き〉

さうしてこの怠惰の窗(まど)の中から
扇のかたちに食指をひろげ

青空を喫(す)ふ 閑(ひま)を嚥(の)む
蛙さながら水に泛うかんで

夜(よる)は夜とて星をみる
あゝ 空の奥、空の奥。


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