|
(教師として)英語を教え、歴史を教え、ある時は倫理さえ教えたのは、
人格の修養に附随して蓄えられた、芸を教えたのである。 単にこの芸を目的にして学問をしたならば、 教場で書物を開いてさえいれば済む。 夏目漱石[なつめ・そうせき]
(明治の小説家、評論家、英文学者、1867〜1916) 『野分』 『二百十日・野分』(新潮文庫)に収載
《 日本の文豪 》
〈全文〉
(教師として)英語を教え、歴史を教え、ある時は倫理さえ教えたのは、 人格の修養に附随して蓄えられた、芸を教えたのである。 単にこの芸を目的にして学問をしたならば、 教場で書物を開いてさえいれば済む。 __ Link __ 書物を開いて飯を食って満足しているのは 綱渡りが綱を渡って飯を食い、 皿廻しが皿を廻わして飯を食うのと 理論に於(おい)て異なる所はない。 __ Link __ 学問は綱渡りや皿廻しとは違う。 芸を覚えるのは末の事である。 人間が出来上がるのが目的である。 大小の区別のつく、 軽重(けいちょう)の等差を知る、 好悪(こうお)の判然する、 善悪の分界を呑(の)み込んだ、 賢愚、真偽、正邪の批判を謬(あや)まらざる 大丈夫が出来上がるのが目的である。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
( 古くからの格言 )
10.
( 真紀俊男 )
11.
12.
13.
14.
15.
16.
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
28.
29.
( コリン・パウエル )
30.
31.
32.
33.
34.
35.
( 野口三千三 )
36.
【 川内康範 】
【 南川周三 】 【 田河水泡 】 【 レオポルト・クロネッカー 】 【 ジェフリー・R・ホランド 】 【 原民喜 】 【 ニール・パート 】 【 福永武彦 】 【 ジェーン・フォンダ 】 【 ポール・ブールジェ 】 【 ジョナス・ソーク 】 【 フェオファン・プロコポヴィチ 】 【 ジョン・ヘンリー・テイラー 】 【 ヴィンス・ロンバルディ 】 【 ジェニー・クレイグ 】 【 樋口一葉 】 【 提案が通る 】
【 素晴らしい徳 】 【 生き方のヒント 】 【 人生で学ぶこと(事柄) 】 【 死んだ状態 】 【 人生は短すぎる 】 【 縁を活かす 】 【 自分の多大な可能性 】 【 黙って行動 】 【 教えることで学ぶ 】 【 身も心もを削る 】 【 店頭の値札 】 【 優越を与える 】 【 足踏み 】 【 絶えず平静 】 【 道徳の本 】 【 磁石 】
|