信じるということは、疑うという操作を経た後の結果であるべきだ。
疑いもせずに信じるということは、厳密に言うと行為として成り立たないし、手順を省いたという点で非難されるべきである。 曽野綾子
[曾野綾子、その・あやこ] (作家、1931〜) 『アラブの格言』 【 曽野綾子の名言 】
〈全文〉
信じるということは、疑うという操作を経た後の結果であるべきだ。 疑いもせずに信じるということは、厳密に言うと行為として成り立たないし、手順を省いたという点で非難されるべきである。 __ Link __ 私の経験からすると、多くの場合、疑った相手はいい人なのである。 すると疑った人間(私)は恥じることになる。 しかし疑わずに騙されて、相手を深く恨んだりなじったりするよりは、疑ったことを一人で恥じる方が始末が簡単なのである。 しかも疑った相手がよい人であったとわかった時の幸福はまた、倍の強さで感じられる。 __ Link __
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