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今日の
文章の書き方の名言
☆
12月30日
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1.
私たちにとって、ことばは、画家にとってパレットの上の絵の具が意味するところのものと同じである。
ことばは無数にある。
そして絶えず新しいことばが発生する。
しかし、良いほんとのことばはそれほど多くはない。
(
ヘルマン・ヘッセ
)
2.
はっきり言えることがらを、どんなにはっきり言っても、言いすぎることはないのであるから、べつに「狂的なひらめき。」を見せて呉(く)れなくても、さしつかえないわけだ。
(
太宰治
)
3.
警句は真実を含む。
ただ気の利いただけの表現は、
言葉の美容体操に過ぎない。
(
ドロシー・パーカー
)
4.
ハッピーエンドで終わる偉大な小説はありません。
(
フランソワーズ・サガン
)
5.
私は、現代における政治というものが、多くの詩人にとって大きな不幸になっていると思う。
政治という女は、詩人を彼女の山に誘い込むヴィーナスであり、その山の中で詩人は破滅してしまうのである。
(
アンデルセン
)
6.
今はどっちを向いても、ことごとく説明の時代ですが、見て感じて聴き入って考えて、うつくしいと言うのに、いったい説明や弁明が必要でしょうか。
(
長田弘
)
7.
文学というものは、難解な自然を、おのおの自己流の角度から、すぱっと斬っ(たふりをし)て、その斬り口のあざやかさを誇ることに潜んで在るのではないのか。
(
太宰治
)
8.
「趣向」は世界を決して掘り下げ深めて行くことはしない。
妙な言い方になるが、世界を膨らますだけである。
「趣向倒れ」になることを用心しながら、わたしはやはり「趣向」を一生追う。
(
井上ひさし
)
9.
前はむしろ、(読者が)引っかかるように書いていた。
でも引っかかるところをそぎ落とした方が文章は早く伝わるな、と。
物語の輪郭がはっきりしている場合は早く伝えた方がいい、立ち止まらせてはいけない、とわかったので、そこからは、基本的に短く簡潔な文章を心がけています。
(
角田光代
)
10.
表現じゃない。
ことばは認識なんだ。
(
長田弘
)
11.
もしもたまたま読者を退屈させることなく、サッと読めるような新しい1ページを書くことができたとしたら、それは多分に幾何学のおかげだ。
思考力を集中させ、無秩序な状態を整理し、愚かさを清算し、澱(よど)みを濾過して、わかりやすさ──修辞法のすべての特質の中でも最高のこの形──を与える技術を教える、幾何学という素晴らしい先生のおかげである。
(
アンリ・ファーブル
)
12.
企画書はまず相手の気を引かなきゃいけない。
ぱっと見て、つまらないと思われたら終わりですから。
(
小山薫堂
)
13.
じぶんを呼びとめる小さな声が、どこからか聞こえて、しばらくその声に耳を澄ますということが、いつのころからか頻繁に生じるようになった。
(中略)そうした、いわば沈黙の声に聴き入るということが、ごくふだんのことのようになるにつれて、物言わぬものらの声を言葉にして記しておくということが、いつかわたしにとって詩を書くことにほかならなくなっているということに気づいた。
(
長田弘
)
14.
風刺的な傾向を持つ人間は、他人に自分の機知を恐れさせると同時に、自分も他人の記憶を恐れなければならない。
(
フランシス・ベーコン
)
15.
詩は悦ばしいものであるけれど、詩を求める人生は幸福ではない。
(
萩原朔太郎
)
16.
作家になるためには才気以上のものが必要だ。
(
ラ・ブリュイエール
)
17.
自分は君に、「作家は仕事をしなければならぬ。」と再三、忠告した筈でありました。
それは決して、一篇の傑作を書け、という意味ではなかったのです。
(
太宰治
)
18.
詞(ことば)は古きを慕ひ、心は新しきを求め、及ばぬ高き姿をねがひて、
( 藤原定家 )
19.
ひとのもつもっとも古い財産である言葉を、つねに現在にむかって更新するのが、詩の言葉のはたらきです。
詩とよばれるのは、言葉のなかにある現在のことです。
(
長田弘
)
20.
若いすぐれた資質に接した時には、若い情熱でもって返報するのが作家の礼儀とも思われます。
自分は、ハンデキャップを認めません。
体当りで来た時には、体当りで返事をします。
(
太宰治
)
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