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今日の
文章の書き方の名言
☆
12月31日
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1.
私は日記というものを、つけることが出来ないのである。
一日中に起った事柄の、どれを省略すべきか、どれを記載すべきか、その取捨の限度が、わからないのである。
(
太宰治
)
2.
ことばのちからは、どれだけ沈黙をつつめるかで、どれだけ言い表せるかとはちがうだろう。
(
長田弘
)
3.
希望のない人間は、小説を書かない。
( F・オコナー )
4.
駄文とは下手な文章のことではない。
大事なことを何一つ語っていない文章のことだ。
(
ながれおとや
)
5.
孔子曰(いわ)く、「君子は人をたのしませても、おのれを売らぬ。
小人はおのれを売っても、なおかつ、人をたのしませることができない。」
文学のおかしさは、この小人のかなしさにちがいないのだ。
(
太宰治
)
6.
言葉に力があるとすれば、それは、言葉のむこうがわにあるものを想像させる力、欠けたるものへの想像力にささえられてなんだということ。
(
長田弘
)
7.
小説というものは、迷っている人間が書いて、迷っている人間に読んでもらうものなのです。
(
司馬遼太郎
)
8.
文章の中の、ここの箇所は切り捨てたらよいものか、それとも、このままのほうがよいものか、途方にくれた場合には、必ずその箇所を切り捨てなければいけない。
いわんや、その箇所に何か書き加えるなど、もってのほかというべきであろう。
(
太宰治
)
9.
真の悲劇詩人は、同時にまた真の喜劇作家である。
(
ソクラテス
)
10.
実際作物の創作心理から考えてみても、
考えていたものがただそのままに
器械的に文学に書き表わされるのではなくて、
むしろ、紙上の文字に現われた行文の惰力が作者の頭に反応して、
ただ空で考えただけでは決して思い浮(うか)ばないような
潜在的な意識を引き出し、
それが文字に現れて、
もう一度作者の頭に働きかけることによって、
更に次の考えを呼び起こす、
というのが実際の現象であるように思われる。
(
寺田寅彦
)
11.
わたしは一日や二日、飲み食いせずにいても平気だが、すくなくとも一日に一回、机上に辞典を開き、辞、すなわち言葉を、一個か二個、飲み込まないと、どうも按配が悪い。
(
井上ひさし
)
12.
正しい言葉はなぜかいつも遅れてあとからやってくる。
(
村上春樹
)
13.
恋文を書くには、まず何を言おうとしているかを考えずに書きはじめること。
そして何を書いたかを知ろうとせず書き終わらなければならない。
(
ジャン・ジャック・ルソー
)
14.
ひとに憩いを与え、光明を投げてやるような作品を書くのに、才能だけではいけないようです。
(=人生経験も必要だということ)
(
太宰治
)
15.
非常に簡単な言葉で、非常に複雑な物語を語りたい。
(
村上春樹
)
16.
小説家は悪魔だ!
嘘つきだ!
貧乏でもないのに極貧の振りをしている。
立派な顔をしている癖に、醜貌だなんて言って同情を集めている。
うんと勉強している癖に、無学だなんて言ってとぼけている。
奥様を愛している癖に、毎日、夫婦喧嘩だと吹聴している。
くるしくもないのに、つらいような身振りをしてみせる。
私は、だまされた。
(
太宰治
)
17.
無類に哀切な死を描き得るのは、無類に冷静な心だけである。
(
吉本隆明
)
18.
世界を、過剰な色彩で覆ってはいけないのだ。
沈黙を、過剰な言葉で覆ってはいけないように。
(
長田弘
)
19.
詩の目的は心理や道徳をうたうのではない。
詩はただ詩のための表現である。
(
ボードレール
)
20.
一日三時間あれば、書くべきものは書ける。
( アンソニー・トロロープ )
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