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今日の
文章の書き方の名言
☆
10月28日
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1.
ハンターは獲物に狙いをつけて引金を引く瞬間を無我の境地の至福の時というが、物書きが冒頭の一句をひねる数秒も、優にそれに匹敵するだろうと思われる。
おまけにこちらの獲物は射つのをやめても逃げやせぬのだから、気が楽である。
(
井上ひさし
)
2.
世の中には
人さまの気づかぬ
落穂があるので
私はだいじに
それを拾いあげます
(
榎本栄一
)
3.
時代は言葉をないがしろにしている──あなたは言葉を信じていますか。
(
長田弘
)
4.
小説というものは、迷っている人間が書いて、迷っている人間に読んでもらうものなのです。
(
司馬遼太郎
)
5.
書くとはじぶんに呼びかける声、じぶんを呼びとめる声を書き留めて、言葉にするということである。
(
長田弘
)
6.
真実の文学は、
「人間はこんなに不完全だ」から来る闘争を明らかにする。
我々人間は、
悪事のできない天使でもないし、
高価な大望を抱くことのできない動物でもない。
人間の闘争は続く。
(
林語堂
)
7.
私は、私の作品と共に生きている。
私は、いつでも、言いたい事は、作品の中で言っている。
他に言いたい事は無い。
だから、その作品が拒否せられたら、それっきりだ。
一言も無い。
(
太宰治
)
8.
一つの詩作品を発表するとは、現在までに書かれた作品の無類の堆積、いわば無限に一を加えることである。
( 中桐雅夫 )
9.
あの人たちには、作者なんて、てんで有り難(がた)くないんだ。
一茶が作っても、かっぽれが作っても、マア坊が作っても、その句が面白(おもしろ)くなけりゃ、無関心なのだ。
(
太宰治
)
10.
素材は、空想を支えてくれるだけであります。
(
太宰治
)
11.
文章の長さは女性のスカートみたいなもので、
短ければ短いほどいいが、
「肝心な部分」は覆いつくさなければならない。
( 文章の書き方の秘訣 )
12.
(文章を上達させるには)日頃から自分の好みをよく知り、おのれの感受性をよく磨きながら、自分の好みに合う文章家、それも少しでもいい文章家と巡り合うことを願うしかない。
つまり文章上達法とはいかに本を読むかに極まるのである。
(
井上ひさし
)
13.
あれ程元気のあるものはない。
ああ愉快だ。
こう思って、こう愉快になるのが詩である。
(
夏目漱石
)
14.
もしあなたが本当に読みたい本があるとしたら、それはまだ書かれていない。
だからあなたが書くべきなのだ。
(
トニ・モリスン
)
15.
なぜ、書かないのか。
要するに、怠惰なのである。
書け。
落語でも、一口噺(ひとくちばなし)でもいい。
書かないのは、例外なく怠惰である。
おろかな、おろかな、盲信である。
(
太宰治
)
16.
短歌というのは、ある種の類感呪術というか、こっちで一人の男の腹を五寸釘でどんと打つと、向こうの三人くらいの男がばたんと倒れる、ふしぎに呪術的な共同性があって、……怪異なものだという感じがしますね。
(
寺山修司
)
17.
言葉にできない感情は、じっと抱いてゆく、
魂を温めるように。
その姿勢のままに、言葉をたもつ。
じぶんのうちに、じぶんの体温のように。
(
長田弘
)
18.
物語には終わりなんてない。
いつもはじまりがあるだけだ。
(
長田弘
)
19.
嘘は翼
( アフガニスタンの格言 )
20.
新たな詩人よ
嵐から雲から光から
新たな透明なエネルギーを得て
人と地球にとるべき形を暗示せよ
(
宮沢賢治
)
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