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今日の
文章の書き方の名言
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8月8日
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1.
肉親(=肉親のこと)を書いて、そうしてその原稿を売らなければ生きて行けないという悪い宿業を背負っている男は、神様から、そのふるさとを取りあげられる。
(
太宰治
)
2.
できるなら書き言葉の喧嘩はしない方がいい。
するときにはいつもいやいやながら受身で、だが本気でやってやれ。
(
吉本隆明
)
3.
決められた時間で自分の意見を明確に理解させ、あるいは決められた字数で速く必要なものを書くことは、専門にかかわらず、きわめて重要なことです。
( 立川涼 )
4.
一人の日々を深くするものがあるなら、
それは、どれだけ少ない言葉でやってゆけるかで、
どれだけ多くの言葉でではない。
(
長田弘
)
5.
(フィクションにおける「私」だけでなく)私小説を書く場合でさえ、作者は、たいてい自身を「いい子」にして書いて在(あ)る。
「いい子」でない自叙伝的小説の主人公があったろうか。
(
太宰治
)
6.
小説家はすべての人間の中で、一番神に似ている人間である。
小説家は、神の猿(=模倣者)である。
(
フランソワ・モーリアック
)
7.
自分で自分の作品の効果効果を口に出してなど言うべきでなかった。
口に出して言ったとたんに、また別のまるっきり違った効果が生まれる。
その効果を凡(およ)そこうであろうと推察したとたんに、また新しい効果が飛び出す。
僕は永遠にそれを追及してばかりいなければならぬ愚を演ずる。
(
太宰治
)
8.
人間は書くことを通じて考えを進めていく生き物です。
書いたものを世間に発表するかどうかは別として、物を考えるいちばん有効な方法──それは「書く」こと。
(
井上ひさし
)
9.
天国と地上に動くもの、
自然が奥深い隠れた場所で創り出すもの、
その秘密を私は聞き、
明らかにする。
自由な詩人の力を束縛するものは何もない。
(
シラー
)
10.
我々(=作家)の仕事は、(人々の)平凡な一日を特別な一日にしていくことなんです。
この詩で、この戯曲で、この一冊の本を手に取ったことで、今日は特別な日になったということを実現していくために我々はいるわけです。
(
井上ひさし
)
11.
その文章さえよければ、悪い作家から引用することを私は決して恥じない。
(
セネカ
)
12.
書く言葉、即ち見て読む言葉は、語る言葉とはその機能が本質的に異なると思う。
日本人が漢字を持ち、漢字かな交じり文という書く言葉、読む言葉、そして見る言葉を持っていたことは、民族の統一と文化の蓄積と伝承のうえで幸福なことだったと思う。
( 吉田富三 )
13.
書きたいけれども書けなくなったというのは嘘で、
君には今、書きたいものがなんにも無いのでしょう。
書きたいものが無くなったら、
理窟も何もない、
それっきりです。
作家が死滅したのです。
(
太宰治
)
14.
〈表現〉はフィクションを構える。
フィクションとは、受動が力である世界の構築である。
フィクションは、だから、能動の力を拒みうるのであり、現実世界からの距(へだ)たりをもちうるのではないだろうか。
( 太田省吾 )
15.
小説を研究しても小説家になれないように、
成功を研究しても成功は手に入らない。
(
デイル・ドーテン
)
16.
詩人は狂わない。
狂うのはいつもチェスの名人だ、数学者だ、それに出納(すいとう)係だ。
何故なら、想像は狂気を生みはしない。
狂気を生むのは実は理性なのである。
(
チェスタートン
)
17.
文章をかくという作業は、じっさいには、二つの段階からなりたっている。
第一は、かんがえをまとめるという段階である。
第二は、それをじっさいに文章にかきあらわす、という段階である。
一般に、文章のかきかたというと、第二の段階の技術論をかんがえやすいが、じつは、第一の「かんがえをまとめる」ということが、ひじょうにたいせつなのである。
(
梅棹忠夫
)
18.
出だしが思いつかなかったら、2行目から書けばいい。
(
中谷彰宏
)
19.
言葉の本質をなすものは、経験をくみあげて、新しい概念をつくりだす力。
(
長田弘
)
20.
お前のそれは、詩でも何でもない!
ただの、みんなが喜びそうな言葉の羅列だ!
( 漫画『ピューと吹く!ジャガー』 )
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