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今日の
文章の書き方の名言
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1月5日
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1.
文学とは私にとって修辞学や言葉の美だけのものではなかった。
それはまず、人間の真実であり、生きた人間と、その心の闘いを描くものの筈だった。
(
遠藤周作
)
2.
文章の法は、言葉をつづめて理のあらわるるを本とす。
(
世阿弥
)
3.
私小説を書くことは罪深い振る舞いである。
悪である。
業である。
(中略)私のように毒虫のごとき私小説を書いていると、まず一家眷属、すなわち血族の者たちに忌み嫌われている。
(
車谷長吉
)
4.
ほんとうは、名台詞(せりふ)などというものは生み出すものではなくて、探し出すものなのである。
(
寺山修司
)
5.
若いすぐれた資質に接した時には、若い情熱でもって返報するのが作家の礼儀とも思われます。
自分は、ハンデキャップを認めません。
体当りで来た時には、体当りで返事をします。
(
太宰治
)
6.
作家って何でもあり、
小説って何でもあり、
真っ白なカンバスに好き勝手に絵を描けばいい、
と思っていたのです。
作家は“全能の神”で、
登場人物は作家が思った通りに動くんだ、
って考えていました。
でも、それは間違っていましたね。
(登場人物は)作家の思い通りには動かないのです。
( 池井戸潤 )
7.
最初は否定的な内容があっても、あとに肯定的な内容が続くと、最後の内容が印象に残るため、全体の印象がよくなる。
(
樺旦純
)
8.
(あなたの)言葉は、あなたの魂が宿っている、あなただけの財産です。
( ドラマ『○○妻』 )
9.
誰しもはじめは、お手本に拠(よ)って習練を積むのですが、一個の創作家たるものが、いつまでもお手本の匂いから脱する事が出来ぬというのは、まことに腑甲斐(ふがい)ない話であります。
(
太宰治
)
10.
完璧な文章でも、他人のものなら手を入れたくなるのは人間の常。
あなたの文章に赤を入れられても、いちいち気にしてはいけない。
(
カリン・アイルランド
)
11.
主観的たれ!
強い一つの主観を持ってすすめ。
単純な眼を持て。
(
太宰治
)
12.
(フィクションにおける「私」だけでなく)私小説を書く場合でさえ、作者は、たいてい自身を「いい子」にして書いて在(あ)る。
「いい子」でない自叙伝的小説の主人公があったろうか。
(
太宰治
)
13.
物語をどう終わらせるか。
どんな物語も、それが問題だ。
(
長田弘
)
14.
(作家は)絶えず、仕事をつづけなければならぬ。
(
太宰治
)
15.
女が男から受け取りたい唯一の恋文は、男が書くはずもないような手紙だ。
( イギリスの格言 )
16.
他人が読んだ時に魅せられる文章とは、つまるところ書いた人の誠実さに触れる文章ということだ。
(
伊集院静
)
17.
世間普通の人たちは、難しい問題の解決にあたって、熱意と性急のあまり、権威ある言葉を引用したがる。
(
ショーペンハウアー
)
18.
文章が上手い人じゃなくて、人生が小説のようになってる人が小説家。
みんな人生で書いてるんです。
何かがあって、その軌跡の上を滑っていくわけ。
漫画家もそう。
(
やなせたかし
)
19.
私は、現代における政治というものが、多くの詩人にとって大きな不幸になっていると思う。
政治という女は、詩人を彼女の山に誘い込むヴィーナスであり、その山の中で詩人は破滅してしまうのである。
(
アンデルセン
)
20.
詩人にとって、言葉は凶器になることも出来る。
私は言葉をジャックナイフのようにひらめかせて、人の胸の中をぐさりと一突きするくらいは朝めし前でなければならないな、と思った。
(
寺山修司
)
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