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今日の
花の名言
☆
11月9日
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1.
藤垂れてこの世のものの老婆佇(た)つ
(
三橋鷹女
)
2.
水の光り。
日の光り。
やわらかな風。
葉のしたたり。
おおきな木。
花の色。
草の色。
土の色。
鳥の影。
雲の影。
ふだんはいそがしさのなかに忘れてしまっている「何か」が、
それらのあいだにあるとおもう。
いつもは忘れている「何か」、
それが何か思いだせない「何か」、
何かとしかいえない「何か」を思いだしたいとき、
そこにいったら思いだせるような気がする。
そうした心がふっと開かれてゆくような、
開かれた場所が好きだ。
(
長田弘
)
3.
はなということばは、
ほんとうのはなとちがって、
かたちもないし、
いろもかおりもなく、
てでさわることもできない。
詩のなかのはなは、
ほんとうのはながあるからこそうまれてきたんだ。
でも、詩のなかのはなには、
ほんとうのはなとはちがううつくしさがある。
(
谷川俊太郎
)
4.
菊枯るるいのちあるゆゑ湧く泪
(
秋元不死男
)
5.
よいつぼみであれ、
よい花になる。
よい花であれ、
よい果(み)になる。
花をまねたつぼみ、
果をまねた花、
ともに不具である。
(
後藤静香
)
6.
ひまわりの愕然として一揺れす
(
菅裸馬
)
7.
俳句人口が三百万人。
この人たちが花鳥風月、つまり自然環境を守ると大変な力になるんですけどね。
(
永六輔
)
8.
月下美人呼ぶ人来ねば周章(しゅうしょう)す
(
中村汀女
)
9.
過ちをおかすことが悪いのではない。
悪いのはその過ちのために、
ひまわりのごとく、どんな暗い所にいても絶えず太陽の方へ伸びてゆく、
柔軟にして強靭な心を失うことだ。
(
セネカ
)
10.
桜さく前より紅気(こうき)立ちこめて
(
山口誓子
)
11.
我は張り詰めたる氷を愛す。
斯(かか)る切なき思ひを愛す。
我はその虹のごとく輝けるを見たり。
斯る花にあらざる花を愛す。
(
室生犀星
)
12.
死ぬ病得て安心や草の花
(
森澄雄
)
13.
おもしろの春雨や 花を散らさぬほどに。
( 小早川隆景 )
14.
見えかくれ居て花こぼす目白かな
(
富安風生
)
15.
貧乏な日本が佳(よ)し花南瓜(かぼちゃ)
(
池田澄子
)
16.
月見草灯(ひ)よりも白し蛾をさそふ
(
竹下しづの女
)
17.
時分の花を誠の花と知る心が、
真実の花になほ遠ざかる心なり。
ただ、人ごとに、
この時分の花に迷ひて、
やがて、花の失(う)するをも知らず。
(
世阿弥
)
18.
健気さが可愛さの妻花柘榴(はなざくろ)
(
中村草田男
)
19.
たんぽぽのぽぽともえ出る焼野(やけの)かな
( 友久 )
20.
咲き切つて薔薇の容(かたち)を超えけるも
(
中村草田男
)
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