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今日の
読書・本に関する名言
☆ ５月２日 ☆
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1.
予(よ)七十有余に及びて、始めて人間ということを知れり。
壮年の時は、古人の遺書を読みても、その意味深きところは知りがたし。
今まさに人間ということを考うるに、不思議奇妙なるものなり。
（ 司馬江漢 ）
2.
読書をして考えないのは、
食事をして消化しないのと同じである。
（ エドマンド・バーク ）
3.
目と書物とは、二十センチ位(くらい)の距離を保っているとコミュニケーションが成り立つが、それ以上近づくとぼやけてしまうし、それ以上遠ざかると、読めなくなってしまう。
ロートレアモンの詩もマルクスの論文も、わずか二十センチの距離を保つことによって存在してきたものにすぎないのだ。
（ 寺山修司 ）
4.
人生にとって幸福な音が三つある。
一、夫が家にいて、静かに本を読んでページをめくる音。
二、その傍らに妻がいて、何かを作っている音。
三、その夫婦の側で、子供が元気に遊び戯れている音。
（ 西洋のことわざ・格言 ）
5.
まだ言葉にならない声。
物語という古い言葉にはそんな意味がある。
街の物語を織りなしているのも、そうしたまだ言葉にならない声だろう。
（ 長田弘 ）
6.
人間の愚かさをまなぶために、本は読むべきだ。
地球上でもっとも思いあがっているのは
まちがいなく人間だろう。
（ 長田弘 ）
7.
尊敬する先輩たちの書かれた本は読んでも身につかず、飯を食ったり、雑談として聞かされた話ばかりが記憶に残っている。
こういう知識を耳学問といって、何となく馬鹿にする感じがある。
しかし、仏教には「面授」という言葉があって、肉声を聞くことは大事にされてきた。
（ 五木寛之 ）
8.
小説には、たくさんの人に読まれてなおよくなる小説と、読まれすぎてつまらなくなってしまうものがあるから、むつかしい。
（ 田辺聖子 ）
9.
人間の先祖は、本人の血族ばかりでなく、文学のうちにも存在している。
（ オスカー・ワイルド ）
10.
今日(こんにち)のいわゆる「難解さ」とは、不消化なものへの思いすごしである。
（ 亀井勝一郎 ）
11.
人生は落丁の多い書物に似ている。
一部を成すとは称し難い。
しかし兎に角(とにかく)一部を成している。
（ 芥川龍之介 ）
12.
文学とは「火」である。
ドストエフスキー、カフカなどはまさに「火」である。
「火」の中に飛び込んだこともない者が、「火にさわったら、あちちよ。」と言うているのである。
（ 車谷長吉 ）
13.
たとえ３０分でも著者に会って話が聞けるなら、本など絶対読まないね。
（ ウッドロウ・ウィルソン ）
14.
良書の要約というものはすべて愚劣なものだ。
（ モンテーニュ ）
15.
読書を廃す、これ自殺なり。
（ 国木田独歩 ）
16.
一流の漫画家になりたかったら、
一流の映画を見て、
一流の音楽を聞いて、
一流の本を読め。
（ 手塚治虫 ）
17.
その人を知りたくて、その人の本を読むのではない。
僕は僕を知りたくて本を読むのだ。
（ 早川義夫 ）
18.
われわれ観客・読者は、作家と逆の操作を行う必要があります。
作家の駆使する技法という回線を逆に辿(たど)って彼の魂の底に降り立つわけです。
このとき、われわれは観客・読者としての実力を問われます。
（ 井上ひさし ）
19.
人は絶えず成長していれば、
同じことを何度繰り返しても、
決して飽きることはない。
同じ話を何度聴いても、
同じ本を何度読んでも、
その度に必ず新しい発見がある。
（ ながれおとや ）
20.
心から離れない本と思っているのは、実は、
読んでから後、
いくども心のなかに抜き書きをかさね、
書き込みを繰りかえし、
記憶の行間に立ちどまり、
またその余白に入り込み、
目をつむり、そうして遠く思いを運ばれて、
というふうなしかたで、
いつかじぶんで親しくつくりかえてきた本なのだ。
（ 長田弘 ）
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