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301.
いくら知恵があっても、これを使う勇気がなければ何の役にも立たないように、いくら信仰が厚くても、希望がなければ何の価値もない。
（ マルティン・ルター ）
302.
問題なのは、あなたの心の中、あるいは潜在意識の考えです。
あなたの支配的な信仰があなたの本当の宗教なのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
303.
宗教は新しい真理に対して、つねに心を開いているべきです。
宗教は今日、変革期にあるのです。
（ ジョセフ・マーフィー ）
304.
私の偉大な宗教は、血と肉の方が知性よりも賢明であるとする信仰である。
（ ローレンス ）
305.
祈りはまさに宗教の魂であり、精髄である。
だから祈りは人生の核心である。
宗教心を持たずしては、何人(なんぴと)も生きられないからだ。
（ マハトマ・ガンジー ）
306.
わしは西洋の思想は、すべてキリストの精神を基底にして、
或(ある)いはそれを敷衍(ふえん)し、或いはそれを卑近にし、或いはそれを懐疑し、
人さまざまの諸説があっても結局、
聖書一巻にむすびついていると思う。
科学でさえ、それと無関係ではないのだ。
（ 太宰治 ）
307.
多くの人を救った宗教ってあるんですか。
多くの人を傷つけて、傷をなめあっている宗教ばかりのような気がします。
（ 永六輔 ）
308.
祈りとは、真理の探究。
目に見えない神の中に魂を委ねることではないだろうか？
心から祈るときには、どんな人でも何事かを学ぶものである。
（ エマーソン ）
309.
イスラム圏には日本人の言う援助という言葉はありません。
「喜捨」、喜んで捨てるという方が正しいんです。
施すのは当然のことで、貰ってあげるという受け止め方なんですから。
（ 永六輔 ）
310.
祈祷を習慣にしている人の祈りは、真実にあらず。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
311.
神仏の道を信ずることのできる人は幸せである。
（ 作者不詳 ）
312.
人間は、その信仰の表現されたものである。
（ フィニアス・クインビー ）
313.
愛は決して絶えることがありません。
いつまでも残るものは信仰と希望と愛です。
そのうち最も大いなるものは、愛です。
（ 『新約聖書』 ）
314.
人を正気たらしめてきたのは、
何あろう神秘主義である。
神秘主義の功績、それは即(すなわ)ち
人は理解し得ないものの力を借りることで、
初めてあらゆるものを理解することができる
ということである。
（ チェスタートン ）
315.
すべて祈りて願うことは、すでに得たりと信ぜよ。
さらば、得(う)べし。
（ 『新約聖書』 ）
316.
信じることから始まるのが宗教なら、疑うことから始めるのが科学です。
（ ドラマ『ガリレオ　シーズン２』 ）
317.
罪を知らざる者は真に神の愛を知ることは能(あた)わず。
（ 西田幾多郎 ）
318.
「来世」とか「魂」といった共通概念は出てくるものの、
宗教とスピリチュアルには水と油ほどの違いがある。
それどころか、
「あくまで私」にこだわるスピリチュアルは、
宗教的な装いは取っているものの、
実は宗教からはもっとも遠いものとさえ言える。
（ 香山リカ ）
319.
（死期が近づいて）あわてて宗教書や哲学書をひもといても間にあわない……、と思っている。
ドッコイ、間にあって鮮やかに死んで見せる人もいる。
（ 永六輔 ）
320.
赦罪を与えるのは告白であって、
司祭ではない。
（ オスカー・ワイルド ）
321.
神に祈るな！
心くじける！
過去を思うな！
敵は前にあり！
（ 漫画『ARMS』 ）
322.
宗教は疲れて近代科学に置換され
然(しか)も科学は冷たく暗い
芸術はいまわれらを離れ
然(しか)もわびしく堕落した
（ 宮沢賢治 ）
323.
私が信者だからといって、
人間味が少なくなるわけのものではありません。
（ モリエール ）
324.
そういう信仰家という者は世間にたくさんあるものだよ。
外では悪いことを仕て来ながら、家へはいるとすぐお念仏。
眼では悪魔のすることを捜しながら、お寺へ来ればすぐお念仏。
人を撲(なぐ)っても、後でお念仏さえいえば、罪障消滅、極楽往生、うたがいなしと信じている信心家だ。
こまるね、ああいうのは。
（ 吉川英治 ）
325.
結局、神父さん、
人間の業とか罪とかは
あなたたちの教会の告解室ですまされるように簡単にきめたり、
分類したりできるものではないのではありませんか。
（ 遠藤周作 ）
326.
信ずるもの（＝信者）の存在するところには、国籍や伝統をとわず神は存在する。
「西洋」のキリスト教よりもキリストその人の教えが第一義である。
宗教はすべてそういう国際性、むしろ汎(はん)人類性をはじめからもっている。
（ 亀井勝一郎 ）
327.
いさかいのあるところに許しをもたらそう。
誤りのあるところに真理をもたらそう。
迷いのあるところに信仰をもたらそう。
そして、絶望のあるところに希望をもたらそう。
（ 聖フランチェスコの平和の祈り ）
328.
世に迷信なし。
行者(ぎょうじゃ)より見ればすべての信仰は真行なり。
不信者より見れば、すべての信仰は迷信なり。
（ 高山樗牛 ）
329.
祈りは深い愛の表れだから、
人に見せるものではない。
（ ヘルマン・ホイヴェルス ）
330.
さまざまな宗教が「神」と呼んでいる存在を、
例えば富士山の頂上だとします。
宗教というのは、
その頂上にたどり着くための「方便」（＝方法論）です。
つまり、行き先は全部一緒なのです。
（ 矢作直樹 ）

331.
あらゆる宗教の本体は、何のために私は生きるか、自己を取り巻く無限無窮の世界に対する私の関係はどのようなものであるか、という疑問に対する解答の中にのみ存する。
（ トルストイ ）
332.
彼らはなんと無意味に私（＝神）を拝んでいることか。
彼らは神の戒めを忘れ、人間の戒めを教えとして教えている。
（ 出典不詳 ）
333.
インドへ行ったとき、ヒンズー教の聖者がバカみたいな顔して空を眺めていたが、ぼくは一見して、「コレダ！」と思った。
目つきが牛とか植物のように自然そのものだった。
（ 水木しげる ）
334.
宗教は内から発して来なければならぬ。
（ フリードリヒ・シュライアマハー ）
335.
日本人はすべての現世の利をーー富を得ること、戦に勝つこと、病気が治ることーー目的とした宗教なら飛びつくが、超自然的なものとは、永遠とに関しては、まったく無感覚であるように思える時さえある。
（ 遠藤周作 ）
336.
基督(キリスト)教の信仰というものは多くの場合、
長い人生の集積をさすのであって、
普通、考えられているように
改宗、もしくは受洗した日から一挙に心の平安や神への確信が得られるものではあるまい。
（ 遠藤周作 ）
337.
度を超えた懐疑は
純粋に懐疑に止まっているのではなく、
一つの哲学説としての懐疑論になっているか、
それとも懐疑の神秘化、宗教化に陥っているのである。
そのいずれももはや懐疑ではなく、一つの独断である。
（ 三木清 ）
338.
信仰を特異の存在であるかのように思っている人たちは、信仰の門にさへ佇(たたず)めば、容易になやみの索は断ち切れて、みずからの欲するままに、慰安の光がかがやくかのごとく思う。
（ 九条武子 ）
339.
神が人間をただ苦しめるために創り出したと妄想する、
いたずらな信心家たちより、
私は、はるかに神について大きな考えを持っている。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
340.
アラーを信ぜよ。
ただしラクダはつないでおけ。
（ イスラム教のことわざ ）

341.
忍耐と信仰とは山をも動かす。
（ ウィリアム・ペン ）
342.
日本人の現世利益の感覚は鋭敏すぎるほど鋭敏だが、永遠の感覚はひとかけらもない。
（ 遠藤周作 ）
343.
信仰はまさに
思惟(しい)の終わるところから始まる。
（ キルケゴール ）
344.
宗教を事業のために利用しようとするものは、多く無信仰者である。
（ 九条武子 ）
345.
みんな真剣に自分の人生を考えていないのだ。
楽をして、いい結果だけを求めてそのためにカネを出そうとする。
だからこの時代、淫祀(いんし)邪教が流行するのだ。
（ 中村天風 ）
346.
仏書には論証と身証という言葉がある。
（中略）宗教を語るとき一番困難なのは、それが身証（＝思想の肉体化）でなければ意味ないということだ。
宗教について説明するということと、信じるということとは本質的にちがう。
（ 亀井勝一郎 ）
347.
教会に行く者すべてが聖者とは限らない。
（ イタリアのことわざ・格 ）
348.
生命の神聖視は、生命そのものを絶対唯一の意味あるものと見なすようになるのでは、真実なものではなく、偽りもので、生命のあり方の全体にとって有害である。
そうなると人間が超越者の位置を占めるようになり、これは事実上信仰喪失の現れである。
（ カール・ヤスパース ）
349.
父母に棄てられたる子は、
家を支える柱石となり、
国人に棄てられたる民は、
国を救う愛国者となり、
教会に棄てられたる信者は、
信仰復活の動力となる。
（ 内村鑑三 ）
350.
科学上の学説は、
つねに「正しい」と「正しくない」の中間にある。
だからこそ「進歩する」のである。
「絶対に正しい」という主張は、
宗教や政治のなかだけである。
そういう主張を私はむろん信用しない。
（ 養老孟司 ）

351.
宗教がなければ教養の調和なく、したがって人生の尊い意義が失われる。
（ フリードリヒ・シュライアマハー ）
352.
歌もわかる、詩もわかる、
宗教もわかる。
宗教は自分の心の安住の地ですから大事なものですし、
哲学も知っていて、
そうしてここにはじめて世界的の人間が出来て、
今度は世界的の絵が出来るというわけです。
（ 横山大観 ）
353.
不死不滅という希望は、いかなる宗教からももたらされないが、大半の宗教はその希望から来ている。
（ インガーソル ）
354.
世界を悪質で醜いものだと理解したキリスト教の解決は、世界を悪質で醜いものにしてきた。
（ ニーチェ ）
355.
宗教家は宗教を、道徳家は道徳を、主義の人は主義を私(わたくし)する。
それでは宗教も道徳も主義も栄えようがない。
（ 中勘助 ）
356.
たとえ信仰は持っていなくとも、祈るということはなんとなく気の休まるものである。
（ チェーホフ ）
357.
思弁が終わる、まさにそのときに信仰が始まる。
（ キルケゴール ）
358.
浅薄な哲学は人の心を無神論に傾け、深遠な哲学は人の心を宗教へ導く。
（ フランシス･ベーコン ）
359.
宗教戦争は、とりわけ凄まじいものになりがちである。
人々は経済的利益のために領土を巡って戦う場合、戦いが費用の点で引き合わない段階に達すると、妥協するものである。
原因が宗教的なものである場合、妥協や和解は悪であると考えられる。
（ ロージャー･シン ）
360.
幸せな人はいい気にならないために、幸せでない人は支えとして、不幸な人は屈しないために、それぞれ信仰を必要とする。
（ ヴィルヘルム・フォン・フンボルト ）

361.
自由は新たな宗教であり、われらの時代の宗教である。
（ ハインリッヒ・ハイネ ）
362.
信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である。
（ 『新約聖書』 ）
363.
人間的行為の宗教がないところには、いかなる宗教も存在し得ない。
（ サミュエル・クラーク ）
364.
世界は驚きと奇跡に満ちている。
しかし、人間は、その小さな手で目を覆い、何も見ようとしない。
（ ユダヤの名言・格言・ことわざ ）
365.
宗教は大きな河に似ている。
源泉から遠ざかるにつれて、絶え間なく汚れている。
（ アンドレ・プレヴォ ）
366.
木は神聖なものである。
木と話し、木に耳を傾けることを知る者は、真理を知る。
木は教義も処方も説かない。
木は個々のことにとらわれず、生の根本法則を説く。
（ ヘルマン・ヘッセ ）
367.
教会へ行くことで安息日を守る人もいるが、
私は家庭に留まることで、
安息日を守る。
（ エミリー・ディキンソン ）
368.
私は無神論者だが、そのことを神に感謝している。
（ ジョージ・バーナード・ショー ）
369.
神の有無は、二十年考えても二千年考えても、信ずることはできても説明することはできない。
（ トーマス・カーライル ）
370.
自らの挫折の中に信仰を持つ者は、自らの勝利を見出す。
（ キルケゴール ）

371.
山を動かす技術があるところでは、山を動かす信仰はいらない。
（ エリック・ホッファー ）
372.
奇跡は信仰の愛児である。
（ ゲーテ ）
373.
神は宗教とは関係がなく、また、教義や定説や人工的な意見について、まったく関知していません。
神は人格を持たず、人間を差別したりしません。
（ ジョセフ・マーフィー ）
374.
人生の意義について疑問に答えるのが、宗教の役割である。
（ アインシュタイン ）
375.
寺院がいちばん聖なるゆえんは、
そこが人々の共通して泣く場所だからである。
（ ウナムーノ ）
376.
キリスト教道徳は奴隷の道徳、弱者の道徳である。
生の拡大を妨げ、本能の発揮を抑え、人間を萎縮させ、退化させる道徳である。
（ ニーチェ ）
377.
神が存在すると思わざる人は、自己を偽るものなり。
たとえかかることを絶えず確信しても、日夜不安になるがゆえなり。
（ セネカ ）
378.
信ずるものが救われるのが宗教ですから、どんなことになっても信じてさえいれば、それで救われているんです。
（ 永六輔 ）
379.
祈りを捧げるために費やされた時間は、どんな薬より心臓や神経の悩みによく効く。
（ ジョージ・デーヴィッド・スチュアート ）
380.
囚人は前科を誇り、宗教家は懺悔を誇る。
（ 長谷川如是閑 ）

381.
外部に支えを求める精神は弱い精神である。
（ アラン ）
382.
神が存在しないとしても、やはり宗教は神聖であり神性を備えているであろう。
（ ボードレール ）
383.
キリスト、キリストと呼ばれる人にて、
審判の時には、
キリストを知らざる人よりも遠く彼を離れるべき者多し。
（ ダンテ・アリギエーリ ）
384.
我々も宗教を欲するが、それは、もっとも神にふさわしく、最も我々のために作られた宗教である。
一言にしていえば、我々は神と人間に仕えたいのである。
（ ヴォルテール ）
385.
神は真実を見られるが、速やかにはお示しにならず。
（ トルストイ ）
386.
信仰は、
扉を閉ざせば、
迷信となって窓から入ってくる。
神々を追い払うと
幽霊がやってくる。
（ エマヌエル・ガイベル ）
387.
人々は宗教を軽蔑している。
彼らは宗教を嫌悪し、宗教が真実であるのをおそれている。
これを矯正するには、まず宗教が理性に反するものでないことを、示してやらねばならない。
（ ブレーズ・パスカル ）
388.
信仰を投げ捨てたところに迷信ははびこるだろう。
（ フリードリヒ・リュッケルト ）
389.
人間性の回復は、たとえそれがいかなる信仰であろうと、ありとあらゆる人間に内在する宗教的衝動のうちにある。
この衝動を暴力によって抑圧することは平和の敵だ。
（ ダライ・ラマ14世 ）
390.
理性とは、
物事を論理的、概念的に思考する能力のことである。
宗教的な経験や感性を重視して
短絡的に理性を否定するのも、
理性を絶対とするのも
行き過ぎだというのである。
（ ブレーズ・パスカル ）

391.
科学の基礎をなすものは、
物理界に於(お)いても、化学界に於いても、
すべて仮説だ。
肉眼で見とどける事の出来ない仮説から出発している。
この仮説を信仰するところから、
すべての科学が発生するのだ。
（ 太宰治 ）
392.
よべ　酒充ちて我ハートは喜びに充ち
けさ　さめて只(ただ)に荒涼
いぶかし　一夜(ひとよ)さの中
様変りたる此(この)気分よ
（ ウマル・ハイヤーム ）
393.
私たちが自分の身体や電気やガソリン・エンジンの神秘を理解していないからといって、別にそれを有効に利用できないわけではない。
祈祷や信仰の神秘を理解していなくても、信仰によってより豊かで幸福な生活を楽しむことはできよう。
（ デール・カーネギー ）
394.
策略（政治、政治学、政権、駆け引き）には信仰はない。
（ レバノンのことわざ・格言 ）
395.
エホバ（＝キリスト教）の愛は、はじめから赦(ゆる)すための愛ではない。
十戒に示されたようにまず神の正義をうちたて、その正義が実行されるかどうか、実行されないところに対しては容赦なくこれを裁断するという、言わば神の義が中心である。
その愛とは“義の愛”である。
愛の故に「義」はいささかもゆるがせにされない。
（ 亀井勝一郎 ）
396.
精霊信仰というものは、
大昔にあって退化したように考えられているが、
それがそもそもの過ちで、
森へ行けば、森の精気を吸うから誰でも（精霊を）感じられる。
（ 水木しげる ）
397.
どんなに信仰をもっていても、肉体の恐怖は意思とは関係なしに襲ってくるのです。
（ 遠藤周作 ）
398.
真の信仰とは、
何曜日に精進ものを食べ、何曜日に教会へ行って、どんな祈りを捧げるか、
ということを知ることでなく、
常にすべての人を愛して、
正しい生活を営み、
常に自分にしてもらいたいと思うことを隣人にしてやることである。
ここに真の信仰がある。
本当の賢人、またあらゆる民族の聖者たちはすべて、
常にこの信仰を教えてきたのである。
（ トルストイ ）
399.
人間がその生命を考える場合に、心と体を別々に考えてはいけない、というのは、バイブル・教典・コーランのどれにも出ています。
（ 中村天風 ）
400.
日本でも、昔の神道は良かったんです。
八百万神(やおよろずのかみ)というのは、精霊信仰ですよ。
しかし政権を取った者におもねって、神道は教えをねじ曲げたわけです。
そうなると、よくないです。
邪教に入るわけですな。
（ 水木しげる ）

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