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201.
天才というものも、
この世に生れている限り、
凡人と同じ構造の頭脳を持つ外(ほか)はない。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
202.
さくら咲き脳はまだらに照り翳(かげ)る
(
澁谷道
)
(
Shibuya Michi
)
203.
会話──
小ものが打ちそろって、
その脳味噌のでき具合いを見せ合いっこする品評会。
めいめい自分の脳味噌を陳列するのにすっかり手前味噌になって、
隣人の脳味噌のでき具合いを観察するゆとりなどあるものか。
(
アンブローズ・ビアス
)
(
Ambrose Bierce
)
204.
人々の頭脳の現在はその人々の過去の履歴の函数(かんすう)である。
それである人がある時にAという本に興味を感じて次にBに引きつけられるということが一見いかに不合理で偶然的に見えても、それにはやはりそうなるべきはずの理由が内在しているであろう。
……
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(
寺田寅彦
)
(
Terada Torahiko
)
205.
料理人の脳。
それは、心のなかで、皿の上の料理を絵として思い描き、そこから時間を逆再生する能力だ。
家庭で料理をつくる人にも、同じことができない理由はない。
料理は簡単だ。
(
マルコ・ピエール・ホワイト
)
(
Marco Pierre White
)
206.
ヒトの脳は、条件が揃えば、
物事を合理的に考えることができる。
つまりわたしたちが取り組むべきなのは、
どういう条件が揃えばいいのかを見つけ、
それらがもっと安定的に満たされるようにすることである。
(
スティーブン・ピンカー
)
(
Steven Pinker
)
207.
食は、優れた肉体の源泉です。
優れた文化が優れた頭脳と肉体とによって作られるのであれば、
正しい食生活の認識と実践こそ、
優秀な文化の礎(いしずえ)といえるでしょう。
……
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(
辻嘉一
)
(
Tsuji Kaichi
)
208.
事がうまく運ばず、
自分の脳髄に哀れを催すたび、
私は何ごとかを触れまわりたいという
抑えがたい欲望にゆるがされる。
世の改革者、予言者、救い主のたぐいが、
どんなみじめな生き地獄から生まれてくるか、
私が理解するのはそのときである。
(
E・M・シオラン
)
(
E. M. Cioran
)
209.
世間の人は、余暇が望ましいものだと気付かぬ愚か者です。
仕事が大事でしょうか?
仕事のために仕事をしています。
仕事の唯一の目標が余暇を得ることだと気付くだけの頭脳がないのです。
(
サマセット・モーム
)
(
Somerset Maugham
)
210.
脳みそだって手足だって胃袋だって、
使いすぎてはこわれるが、
絶えず適度に使っていてこそ
長持ちする。
(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
211.
人体として生きているか否かは、
鼓動や脳波で判定される。
人間として生きているか否かは、
必要ならば生命を捧げる何かを
持っているか否かで判定される。
(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
212.
何かやってうまくいかなかったら
いい加減(=程よい加減)で
それをひとまずお預けにする。
そしておもしろそうなことを何かやってみる。
その間に、
はじめやっていたことが
路傍の花のように(脳裏にくっきりと)見えてくる。
いいかえると、セレンディピティ(=思いがけない発見)をおこしやすい位置に見える。
……
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(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
213.
(企業の)参謀としての頭脳グループが
最も有効に力を発揮すべきは、
3年を中心とした前後1、2年(=2〜4年)の中期戦略だ。
この期間こそ、
戦略の良し悪しによって
業績が大きく左右される期間だからである。
(
大前研一
)
(
Oomae Kenichi
)
214.
(アイデアを生み出すために)
私が長年やっているのは、
何かを考えるとき、
大きな紙に手書きでメモをとっていくことである。
そのとき、紙の左下から書いていく。
左眼を主に使うことになるから、
右脳が刺激される。
しかも常に、右上に白いスペースが広がっている。
それを眺めると突然ひらめくことが多い。
(
大前研一
)
(
Oomae Kenichi
)
215.
書くことはおっくうであるが、
頭脳をよくするもっともよい方法は書くことだ。
とにかく、書いてみることである。
……
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(
外山滋比古
)
(
Toyama Shigehiko
)
216.
癌に罹(かか)った者だけが死ぬわけではない。
脳溢血(いっけつ)でも、
交通事故でも、自殺でも、
戦争でも人は死ぬ。
もし(あなたが)癌だとしても、
癌患者だけが死ぬというような、
甘ったれた考えは捨てよう。
(
三浦綾子
)
(
Miura Ayako
)
217.
10年先、15年先の未来は、
どんなに優秀な頭脳を集めてみても、
予想することは難しい。
たとえ正確に予想できたとしても、
企業を取り巻く環境が
当初の仮定から大きくずれていくものだ。
いくら精緻な予想をしたところで、
しょせんは人間の「カン」と、そう変わらない確度しか持たないのだ。
(
大前研一
)
(
Oomae Kenichi
)
218.
子供というのは、
満一歳になるまでは、
言葉はしゃべれませんが、
じっと聞いているそうです。
そして、それが全部脳細胞に記録されると聞きました。
脳細胞に記録されたそのことが土台になって、
人間はつくられていくのではないかと思います。
(
三浦綾子
)
(
Miura Ayako
)
219.
思いつきというのは
今までにその人の脳裏にまったくなかったものが、
ある日忽然(こつぜん)と現れるのではない。
その人の頭の中に
小さな思考の破片が散らばっていて、
それが組み合わさったときに
思いつきが生まれる。
だから、年がら年中われわれは
「思考の破片」を仕込むという努力をすべきです。
……
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(
谷沢永一
)
(
Tanizawa Eiichi
)
220.
もしも、脳髄と人間の精神が並行していないなら、
僕の脳髄が解体したって、
僕の精神はそのままでいるかも知れない。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
221.
都会で暮らしていた人が農村に帰るということは、
何を意味するだろう。
それは、
「これからは頭脳労働ではなく、
暮らしのために必要なありとあらゆる労働に従事するのだ」
とはっきりと認識することだ。
(
マハトマ・ガンジー
)
(
Mahatma Gandhi
)
222.
知識のうちには、
まさしく文明人がいるが、
覚悟の裡(うち)には、
いくら文明が進んでも、
依然として原始人が棲(す)んでいる。
(覚悟とは)知識で空想化した頭脳には、
なかなか掴(つか)み難いものなのであります。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
223.
武勇伝というものは、
元を正せばインチキ臭いものだが、
子供のときに面白がってのめり込んで読むと、
(その後の人生の)土壇場でパッと、
(子供のとき)面白く読んだ話が
(脳裏に)出てくる(=出てきて力づけてくれる)ことがある。
だから、いい講談、勇ましい人の話、立派な人の話を、
子供のときに読むことは、
腹の据わった人物を育てるためにも
極めて重要なのではないかと思う。
(
渡部昇一
)
(
Watanabe Shouichi
)
224.
幼い子が持っていたモノをおとすと、
たいていの母は自分でひろって
子に渡している。
手足を動かせば
脳細胞が一緒に働いて、
それだけ賢くなるというのに。
それよりなにより、自分でおとしたモノは自分でひろおうとする努力こそが、
貴重な自学自習の第一課なのに。
(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
225.
自分のためではなく、
他人のために
他人の役に立つことをする人は、
頭脳や手足はよく働かせるが、
口は閉じている。
……
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(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
226.
悲惨なほどの苦しみ悩みから生み出したもの、
肝脳を砕いて創りあげたもの、
多くの労力と血を流して築き建てたもの、
……なに一つとして永久に遺(のこ)ることはない、
あらゆるものがいつかは亡(ほろ)びてしまう、
必ず亡びてしまうのだ。
……
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(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
227.
制服を着て団体行動をするとき、
脳細胞は与えられた指令に反応する以外、
機能を止める。
人間であることをほとんど停止してしまう。
蛮行は、そういう背景のもとにおこる。
やるのは一人ひとりだが、
集団の威光をカサにきているので、
狂い(=狂気)が増幅される。
……
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(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
228.
人間は動物だからねえ。
それを忘れちゃうから、
どうも方々で間違いが起きてくるんだな。
頭脳が比較的発達してるから
高等動物になっているけど、
肉体の諸器官というものは
四つ足のときと変わらないんだよ。
それを高等な生きものだと思い込んでしまって、
そうした社会をつくろうとしていくと、
非常に間違いが起きてくるんだよ。
(
池波正太郎
)
(
Ikenami Shoutarou
)
229.
額に汗して営々と働かなければ、健康な肉体はあり得ない。
また健康な思想も頭脳に沸き得ない。
(
トルストイ
)
(
Lev Tolstoy
)
230.
読書しているときは、我々の脳はすでに自分の活動場所ではない。
それは他人の思想の戦場である。
(
ショーペンハウアー
)
(
Schopenhauer
)
231.
美に対する反応は、私たちの脳の働きであり、深い思索にもとづくものではない。
……
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(
ナンシー・エトコフ
)
(
Nancy Etcoff
)
232.
懐疑は思想の過食よりくる脳髄の不消化症なり。
(
内村鑑三
)
(
Uchimura Kanzou
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