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中野孝次の名言
1.
所有が多ければ多いほど人は心の自由を失うのである。
2.
昨日は既に去ってなく、未来は未だ来ずしてなく、あるのは「今ココニ」という、永遠に直接した絶対的現在だけではないか。
いま自分の生きている一日がすべてである。
その時に徹底して生きよ。
3.
(夫婦)ふたりが一体となって自分たちだけの歴史をつくっていくとき、その歴史が今度は逆に老年になって夫婦を支えるたしかな基盤になってくる。
4.
犬が人間にとって本当にかけがえのないもの、生の同伴者といった存在になるのは、犬が老い始めてからだ。
5.
外国を知るには、その国に住んで暮らしている人と知合いになるのが一番で、誰かと親しく付合うことによってしかその国を内側から知ることはできない。
6.
本当に人の心にとどくのは、自分が自分だけの頭で考え、感じ、これが真実の声なのだとして発する、そういう声だけである。
7.
持つこと(to have)は君自身の本質とはなんの関係もない。
むしろ君が流行に敏感であればあるほど君は外の情報にふりまわされて君を見失い、君の本質から遠ざけられるだけだ。
8.
ひとはその所与の運命を自分のものとして受け入れなければならず、たとえそれがどんなものであれ、それを最大限に生かしてゆくしかない。
自分を受け入れ、そこから出発してゆくしかない。
9.
いやなことを堪え忍んで裕福な暮らしをするより、貧しくとも自由を愛する。
10.
自分を全面的に出して文章を書くとは、敵を作ることでもある。
11.
世間ではともすれば、金銀でも持ち物でも多く所有すればするほど人は幸福になると信じているようであるが、これくらい間違った考え方はない。
12.
不平家というのは、最後までその自分の運命を受け入れられなかった人のことだ。
13.
思想とは何よりもまず、自分の頭でものを考え判断する力を持つ、ということだ。
14.
母親はわが子を、それが利口だとか、美しいとか、活溌(かっぱつ)だとか、なんらかのそういう人にすぐれた美点のゆえに愛するのではない。
母はわが子を選んだりはしない。
ただそれが自分の子であるという、それだけの理由で、絶対的に、無条件に愛するのだ。
ここにあらゆる愛のモデルがある。
15.
人間をダメにするのは窮乏よりも過剰である。
16.
ひとはそれぞれ違う環境に生まれ、異なる資質、性格、才能、顔つき、体型を先天的に与えられる。
運命が与えたその条件に文句をつけても始まらないのだ。
全部で、16件
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これより以下、
キーワードとは無関係の
ランダム名言コーナー
1.
急がば回れ。
( 日本のことわざ )
2.
世間の人の、あまり読んでいない本で、そうして、その著者の潔癖から、出版しても知らぬふりしてちっとも自己宣伝せず、また、本屋でもあまり広告していない、じみな本を、何かの機会に、ふと読んで、そうしてそれが、よかつたら、読者として、これは最高のよろこびであろう。
(
太宰治
)
3.
学問なき経験は、経験なき学問にまさる。
( イギリスのことわざ )
4.
必要に迫られれば、臆病者も勇敢になる。
(
サルスティウス
)
5.
才能は一人で培(つちか)われ、性格は世の荒波にもまれて作られる。
(
ゲーテ
)
6.
「傑作」を、せめて一つと、りきんでいるのは、あれは逃げ仕度をしている人です。
それを書いて、休みたい。
自殺する作家には、この傑作意識の犠牲者が多いようです。
(
太宰治
)
7.
地獄とは
楽を求めて苦しむ世界
極楽とは
苦を転じて楽しむ世界
その どちらにもつけず
苦ぢゃ 楽ぢゃと
迷うている私
(
浅田正作
)
8.
守銭奴の金は、彼が土に入るときに土地から出てくるなり。
(
サアディー
)
9.
明瞭さとは、明暗の適当な配置である。
( ハーマン )
10.
もったいないと思わない?
自分に才能があるかどうかなんて、考えている時間が。
( NHK番組『天国へのシナリオ』 )
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