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[ 名言 ]
自分に及ばない友人を持つな。

[ 出典 ]
孔子
(紀元前6世紀中国の思想家、儒教の創始者、前551〜479)
『論語』

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[ 解説 ]
自分より劣っていると思えるような「友人」と付き合っていませんか?
人は、そういう人と付き合うことで自分の劣等感を慰め、プライドを満たそうとしているのです。
しかし、そこには何の努力もなく、何の進歩も向上も生まれません。
冷たい言い方をするようですが、全く自分の為にならないのです。
すぐに、その「友人」とは距離をおいた方がいいでしょう。
それに、そもそもそれは「友人」ではなく、「友人もどき」に過ぎないのです。


■「自分に及ばない友人を持つな」という考えは、相手に対して失礼だと感じる人もいるでしょう。
しかし、自分より劣っていると思いながら見下して付き合う方が、相手に対してずっと失礼なことなのです。
相手を見下す気持ちは、自然に態度や表情に表れます。
口に出さなくても相手にも伝わるでしょう。
そこには、もはや友情などは存在しません。
あるのは、単なる「時間つぶし」であり、「退屈しのぎ」です。
そんな「付き合い」は空しいだけです。


■本当の友人関係とは、互いに相手を自分より優れていると思う関係です。
そんなことがあるだろうかと思うかもしれません。
人はすべての面で他人より優れているということはありえません。
何らかの点において、相手に及ばないのです。
つまり、相手から学べることがあるということです。
自分に足りない点をお互いに学び合える。
そんな友人関係を持ちたいものです。


■もちろん、相手に及ばない点は、自分にとってどうでもいい場合があります。
それは、相手が自分にとって重要な存在ではないということです。
また、相手に及ばない点があっても、自分では気付かないということもよくあることです。
しかし、及ばない点に気付かない限り、付き合っても「意味は無い」。
自分に足りないものを意識し、しかもその重要性を感じることによって、人は学ぶことができるのです。


■自分を向上させる為に「友人」を利用するのは心苦しい、と思う人もいるでしょう。
しかし、向上するのは自分だけではありません。
相手も自分によって向上するのです。
互いに相手の優位を認め合い、補い合い、向上し合える。
それが「真の友人関係」なのです。
(ながれおとや)


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