弱者になることで学ぶことがいっぱいある。
感謝する気持ちとか、世の中の不条理とか。 田中麗奈[たなか・れな]
(女優、1980〜) 友達から聞いて心に残った言葉 自分を励ます言葉、癒す言葉(PHPスペシャル2006年12月号) 最近では、一日だけ車椅子で生活するとか、目隠しをしたり、ゴーグルで視界を狭めたり、体中に重りや拘束具をつけたりして、「身体的弱者」の大変さを体験することができるそうです。
それによって、道路や建物でのバリアフリー上の問題点も少なからず発見できるそうです。 たとえ擬似的な体験であるにせよ、「弱者の立場」になってみることはとても意義があることです。 ■弱者には、「身体的弱者」のほかに、「経済的弱者」があります。 失業したり、低所得者になれば、誰でも「経済的弱者」になります。 また、「身体的弱者」になって仕事を失ったりすれば、やはり「経済的弱者」になります。 非正規労働者が全労働者の3分の1を占める現在では、かなりの人が「経済的弱者」に陥る危険性があります。 ■ところで、どんな裕福な人でも、どんなに力が強い人でも、一生のうちに少なくとも数回は「弱者」になるものです。 それは、怪我をしたり、病気になったりした時です。 たとえ数週間でも数ヶ月でも、正真正銘の「身体的弱者」です。 自分も「弱者」になって、ようやく弱者の身体的苦労や精神的辛さを、本当の意味で「知る」ことになります。 また、「強者」であったときには気づかなかった、人の真心や親切や優しさを「知る」ことになります。 この貴重な経験とそこから学んだことを無駄にしないで、自分の人生や「弱者」のために生かすことが大切です。 ■このように、「身体的弱者」「経済的弱者」の違いはあるにせよ、結局、誰でも必ず「弱者」になるのです。 「弱者」とは決して他人事ではないのです。 ■世の中の不条理の多くは、すでに公になっています。 年金、医療、ワーキングプア、生活補助、母子世帯補助……。 これまで日本国民は、政治にも行政にもほとんど無関心だったくせに、自分の老後が灰色になったことにようやく気がついて、騒ぎ始めています。 しかし、そういう社会の制度を作るような政府や政党、行政を野放しにしてきたのは、有権者である国民自身なのです。 特に、これまで与党を支持してきた人は、どんなに虐げられても、こけにされても、何一つ文句を言う資格はありません。 自業自得なのです。 ■みなさんには、政治を行政を変える「一票」という力があるということを忘れないでください。 金持ちであろうが、貧乏であろうが、権力者であろうが、平凡な市民であろうが、一票の重みだけは平等なのです。 今ならまだ間に合います。 自分の一票を有効に使って、政治や行政を変えましょう。 そうしないと、年をとったとき、弱者になったときに困るのは、皆さん自身なのです。
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