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ぐい呑は不揃ひがよし年忘れ
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五十崎朗［いかざき・ろう］
（俳人、五十崎古郷の長男、1929〜）
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1.
真の幸福は目に映らない。
真の幸福は見えないけれども、
私の場合には
希望を失ったとき、初めて幸福が訪れた。
（ シャンフォール ）
2.
ふだんは気づきもしないが、確実にそこにある何か、何かとしかいえないような何かが、毎日の暮らしのなかにある。
けれども、もしこうあるべきだという考えを先に立てて毎日の暮らしをふりかえっても、そうした何かは、きっと掴(つか)まえることができない。
（ 長田弘 ）
3.
自分自身の存在を夢のように楽しむ者、あらゆるものを自分の心に照らして見、そして信念と希望を頼りに進む者、若かりし日の彼の行く手を照らした星は、いまだに遠くから彼を見守り、いまだに俗世間の魂にその心を汚されていない者──そうした人間（以下略）
（ ウィリアム・ハズリット ）
4.
おそらく初等数学にも高等数学にも、
さらには他のどんな分野にも、
分析を抜きにして果たされた発見はあるまい。
（ ジョージ・ポリア ）
5.
いつも必ずこれ以上できないという限界があります。
あまり多くやろうとすると、
何事もなし得ないでしょう。
（ ピョートル・デミアノヴィッチ・ウスペンスキー ）
（ ゲオルギイ・イヴァノヴィチ・グルジエフ ）
6.
自殺のためのもっともらしき理屈を持ち合わせる人は、つまらぬ人間なり。
（ エピクロス ）
7.
僕はあなたを幸せにする自信はありません。
でも、僕が幸せになる自信はあります。
（ 映画『釣りバカ日誌』 ）
8.
人間というのは、
止めても止まらんところがあるんじゃないでしょうかね。
やれることはどうしても、やってみなきゃ気がすまないという、
そういうところがあるようですね。
（ 武田泰淳 ）
9.
天国と地上に動くもの、
自然が奥深い隠れた場所で創り出すもの、
その秘密を私は聞き、
明らかにする。
自由な詩人の力を束縛するものは何もない。
（ シラー ）
10.
他人に恐れを抱かせる者は、自分が恐れを抱かずにはいられない。
（ エピクロス ）
11.
人に尊敬されたいなら、尊敬に値する人間になる必要がある。
（ 七瀬音弥 ）
12.
私たちは、穀物の粒をふるうようにして他人の過ちは細かい箕(み)にかける。
ところが、ずるい賭博者が都合の悪いさいころの目が出そうになったら、うまくごまかしてしまうように、自分の過ちはそっと隠してしまおうとする。
（ ブッダ［シャカ］ ）
13.
小さなことも誠実に行えば、大きな幸福に結びつく。
（ 斎藤茂太 ）
14.
失敗とは、何か新しいことを学ぶきっかけに過ぎない。
これこそ科学実験の真髄なのです。
もし仮に実験が不成功に終わったとしても、
重要な何かを学べるのですから。
（ ジャック・キャンフィールド ）
15.
故友みな目を開きをり春の星
（ 秋元不死男 ）
16.
大切な一日、
あくびなんかしてふやけている人、
いやですねえ。
（ 淀川長治 ）
17.
誰でも、本当の美に遭遇すれば、ビビッと来るはずです。
（ 七瀬音弥 ）
18.
出口は入口でもある。
（ 辻仁成 ）
19.
先んずれば即(すなわ)ち人を制し、後るれば則(すなわ)ち人の制する所と為(な)る。
（ 『史記』 ）
20.
暗闇を不安に思うより、
一本のろうそくに火を灯しなさい。
（ エレノア・ルーズベルト ）
21.
金(かね)は戦争の筋肉あるいは腱(けん)である。
（ キケロ ）
22.
ひえ蒔に眼をなぐさむる読書かな
（ 高橋淡路女 ）
23.
池二つ涸(か)れてその色異(こと)なれる
（ 田中裕明 ）
24.
心は理解されない。
伝わらない。
誰にも伝わらない。
時に、伝わったような気になることもあるが、それは、ただこっちで勝手に、相手の心をわかったように想像してるだけで、本当のところは結局わからない。
わかりようがない。
それは、親だろうが、友（以下略）
（ 漫画『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』 ）
25.
自分の家というのはつねに一代のものであり、それは西部の草原に愛する妻と二人で小舎(こや)を立ててはじめてゆくような「創生」の歓びに充ちたものだと思っています。
（ 寺山修司 ）
26.
さんざん女に恋した男の受けるこらしめは、
絶えず女に恋することだ。
（ シャトーブリアン ）
27.
女は、男よりも更に、道化には、くつろぐ。
（ 太宰治 ）
28.
日本人は十人集まっても同じ一本のメロディを斉唱する。
それは思考作用の貧しさを語っていると思います。
これが、ヨーロッパの人になるとすぐ声を分けたがります。
国民性がハーモニックなんですね。
（ 高木東六 ）
29.
大鯉を料(りょう)りて盆のならず者
（ 森澄雄 ）
30.
どんな女でもいいのです。
心底から私を有頂天にさせてくれる、
身も世も忘れさせてくれるような女なら、
どんな女でもいいのです。
（ 永井荷風 ）
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