安らかに(故郷の)土に還ってゆく感激は、なつかしき母のふところに眠ろうとする願いそのものである。
九条武子[くじょう・たけこ]
(教育者、京都女子学園・京都女子大学設立者、歌人、社会運動活動家、仏教婦人会創設者、1887〜1928) 自著『無憂華』 「ふるさと」 【 九条武子の名言 】
〈全文〉
異境に在(あ)って、故郷の訛を聞いたときは、未知の人にさえも、なにか声をかけたくなる。 故郷のもっている強きインスピレーションは、それほどわれらの心を抱擁している。 __ Link __ 何の奇もない山にも水にも、われらの祖先がこの土に育ち、この土に働いてきたことを思えば、何かしらず生命のこもった、なつかしさ、安らかさが感じられる。 候鳥(こうちょう)のさすらいに似た生活を送っている人々でさえも、おのが還るべき故郷の土を忘れ得ない。 何人も慕わしき心地をもって故郷の土に還ってゆく。 安らかに土に還ってゆく感激は、なつかしき母のふところに眠ろうとする願いそのものである。 __ Link __
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