|
好意をもった相手や、
この面白さをわかってくれるんじゃないかと思う相手に、 自分の好きな本を贈りたくなることがある。 自己満足に近いというか、 微妙な行為だ。 でも、ときどきやってみたくなる。 穂村弘[ほむら・ひろし]
(歌人、詩人、批評家、エッセイスト、1962〜) 随筆集『整形前夜』
〈全文〉
好意をもった相手や、 この面白さをわかってくれるんじゃないかと思う相手に、 自分の好きな本を贈りたくなることがある。 自己満足に近いというか、 微妙な行為だ。 でも、ときどきやってみたくなる。 __ Link __ 本当にやりたいのはちょっと違うパターン。 贈る相手も決まらないうちから、 予(あらかじ)め特定の本を揃えておくのである。 既に絶版とか品薄になっている作品のなかに、 (古本屋などで)安い値段でみつけたら何冊でも買うと決めているものが 何タイトルかある。 これという相手と知り合ったとき、 そのなかから選んで贈るのだ。 __ Link __ 普通に本屋で買って渡すのとは こちらの思い入れも違う。 単にお薦めの本を読んで欲しいという以上の気持ち、 すなわち、それを贈ることが 相手の運命への特別な関与になることを 密かに夢みてしまうのだ。 __ Link __ 例えば、 この本に出会うべきひとなのに 時間がズレたせいで擦れ違っている、 と思ったときに贈りたくなる。 「この本に出会うべきひと」などというのは 全く勝手な思い込みに過ぎないのだが、 自分のなかでは 運命の時間的な誤差を修正する タイムパトロールにでもなったつもりだ。 __ Link __ そんな勝手な思いを相手は知らないから、 本を渡した瞬間に 「あれ? 古本だ」と怪訝そうな顔をされることもある。 その表情をみると、「今は迷惑かもしれないけど、 いつかわかってくれる筈。 この本を読むことで きっとあなたの運命が変わるから」などと、 不気味な気持ちはますます強くなるのだった。
1.
2.
3.
4.
5.
6.
7.
8.
9.
10.
11.
12.
13.
14.
15.
16.
( キャサリン・バトラー・ハサウェイ )
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
27.
( マダム・ジャンヌ・ローラン )
28.
29.
30.
31.
32.
33.
( 作者不詳 )
34.
35.
36.
( ケネス・アロー )
【 風間完 】
【 ラリー・R・ドニソーン 】 【 竹内靖雄 】 【 秋田正彌 】 【 フセヴォロド・ガルシン 】 【 松尾静磨 】 【 エリザベス・スチュアート・フェルプス 】 【 カール・シュミット 】 【 柴本重理 】 【 青木雄二 】 【 ウォーレン・バフェット 】 【 ギャレス・マローン 】 【 アーダルベルト・シュティフター 】 【 伊藤亜紗 】 【 ルイーズ・ハート 】 【 ゴットフリード・アウグスト・ビュルガー 】 【 豊臣秀吉 】 【 椋鳩十 】 【 澁澤龍彦 】 【 藤子・F・不二雄 】 【 和田アキ子 】 【 エメリック・プレスバーガー 】 【 藤沢周平 】 【 ウィリアム・スミス 】 【 フィリップ・ロス 】 【 アレクサンダー・ハミルトン 】 【 三浦雄一郎 】 【 清原和博 】 【 シンディ・フランシス 】 【 広沢竜造 】 【 奥坂まや 】 【 倉田百三 】 【 スティーヴン・リーコック 】 【 クリス・エバート 】 【 松尾貴史 】 【 平岩外四 】 【 考課 】
【 馬鹿にする 】 【 知識の本領を発揮 】 【 愚か者の心をつかむ 】 【 前に進み続ける 】 【 取引のやり方 】 【 これからできること 】 【 毎日歩く 】 【 身も心も捧げる 】 【 時間が過ぎるのを忘れる 】 【 今も思い続ける 】 【 時代から自分を作る 】 【 良心の要求で動く 】 【 慇懃な礼者 】 【 異世界を理想化 】 【 目にするもの 】 【 スペースを使う 】 【 人生の困難に勝つ 】 【 心が安らぐ 】 【 計る 】 【 多くの仕事を処理 】 【 結果を思い描く 】 【 富を自慢 】 【 流血 】 【 普通の民衆 】 【 コンテスト 】 【 愚の極み 】 【 国家間の平和 】 【 芸術を美しく見せる 】 【 受験勉強 】 【 経営管理者にとって重要なもの 】 【 責任が自分に降りかかる 】 【 自信があるかのように振る舞う 】 【 おかしくなる(変) 】 【 国際という言葉 】 【 失敗の量 】
|