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[ 名言 ]
たとえ外国人がほめても、
単なる鑑賞者や好事家(こうずか)の好奇心が、
われわれ自身にとってどのくらい一義的であるかが問題です。

[ 出典 ]
岡本太郎[おかもと・たろう]
(芸術家、1911〜1996)
『今日の芸術』

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[ 補足 ]
※一義的=意味が一種類だけであるさま。
一つの意味にしか解釈できないさま。
一意的。

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賞賛・賛美
好奇心

[ 全文・続き ]
〈全文〉
おかしなことは、
国粋主義者ほど
日本のよさを主張するときに、
「外国人がほめた」などという
理屈に合わない証明のしかたをしたがるのです。
これもまた卑下感です。
__ Link __

まえにも述べたとおり、
たとえ外国人がほめても、
単なる鑑賞者や好事家(こうずか)の好奇心が、
われわれ自身にとってどのくらい一義的であるかが問題です。
__ Link __

しかも彼らの俗にほめたたえる「日本美」というものは
過去の型であり、
われわれが現在の責任において創っているものではない
ということを胆に銘じて考えるべきです。
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