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今日の
文章の書き方の名言
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4月27日
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1.
作者の仕事などは、しょせん、「書かれてしまった書物」から、自分のために残しておきたい部分を選び、あとは消しゴムで消し去ってゆく作業でしかないのかも知れないのである。
(
寺山修司
)
2.
(自然の中にあるもので)人格上の言葉に出来ない輩(もの)には、
自然が毫(ごう)も人格上の感化を与えていない。
(
夏目漱石
)
3.
文士にとって文学とは生きた人間の心の葛藤であり、暗い孤独の追求なのだ。
(
遠藤周作
)
4.
人物評論というものは、他人をあげつらうことではない。
他人にかこつけて自らを語ることである。
(
大宅壮一
)
5.
小説の中に、「私」と称する人物を登場させる時には、よほど慎重な心構えを必要とする。
フィクションを、どこの国の人でも、昔から、それを作者の醜聞として信じ込み、上品ぶって非難、憫笑(びんしょう)する悪癖がある。
(
太宰治
)
6.
三十一歳は、三十一歳みたいに書くより他に仕方が無い。
それが一ばんいいのだと思っている。
(
太宰治
)
7.
経験したかどうかでなく、経験したことも、経験しなかったことさえも、自分の言葉にできれば、自分のなかにのこる。
逆に言えば、言葉にできない経験はのこらないのです。
(
長田弘
)
8.
重要な試験を明日に控えて猛勉強中という異常事態に入り込んでくる日常、あるいは助け合い頼り合って生きている家族の日常のなかに潜む狂気。
笑劇の手法を利用してこれらを取り出し組み合わせて、人生の憂愁を微笑のうちに描くのがチェーホフのやり方だった。
(
井上ひさし
)
9.
旅を詠むのでなく、旅で詠むものです。
( 安住敦 )
10.
友人同士でひっきりなしにメールをして、いつまでも他愛もないおしゃべりを続けていても、言葉の根も幹も育ちません。
それは貧しい木の先についた、貧しい葉っぱのようなものなのです。
(
吉本隆明
)
11.
書くことはものすごく面倒くさくて苦しい作業である。
(中略)一回書くモードに入ればなんとかなるが、そこにたどり着くまでが苦しいのだ。
(
齋藤孝
)
12.
猿が読むのだと思って書け。
(
福沢諭吉
)
13.
人を動かすことに詩の価値がある。
( 西條八十 )
14.
釣糸噛み切って逃げたなまずは呑舟(どんしゅう)の魚(うお)くらいにも見えるとか、
忘却の淵に引きずり込まれた五、六行の言葉、たいへん重大のキイノオト。
惜しくてならぬ。
浮いて来い!
浮いて来い!
真実ならば浮いて来い!
(
太宰治
)
15.
詩人というものはただもう大酒をくらって、そうして地べたに寝たりなんかすると、純真だとか何だとか言ってほめられる。
(
太宰治
)
16.
分かりやすい文章を書くコツは、
分かりやすい文章をたくさん読むことだ。
分かりにくい文章をたくさん読むことは
「百害あって一利なし」である。
(
戸田智宏
)
17.
飛行機が滑走していて、
地面からはなれられないような時、
まだ詩は生れない。
しかし地面からはなれた時、
詩になる。
(
武者小路実篤
)
18.
大まかに言えば、短い言葉が最も良い。
おまけに古い言葉なら一層良い。
(
ウィンストン・チャーチル
)
19.
選ぶ。
捨てる。
どっちも同じことだ。
選ぶ時には必ず何かを犠牲にしなければならぬ。
だが、捨てることが惜しくて失敗している詩や小説や人生が、われわれの周囲には何と多いことだろう。
( 南川周三 )
20.
作品には、
作者が書くものと、
読者が書くものと両様ある。
(
大佛次郎
)
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