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今日の
文章の書き方の名言
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4月21日
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1.
我々(=作家)の仕事は、(人々の)平凡な一日を特別な一日にしていくことなんです。
この詩で、この戯曲で、この一冊の本を手に取ったことで、今日は特別な日になったということを実現していくために我々はいるわけです。
(
井上ひさし
)
2.
詩は自分の内に持っていなければ、どこにも見つけられない。
(
ジョセフ・ジュベール
)
3.
私はこれだけのことを知っているという高座からの文章を世間ではよく見かける。
知識に頼りそれを振り回していると、知識という「過去」の重みで、文章を書くその人のいまの考えや姿が見えなくなる。
(
荒川洋治
)
4.
詩の言葉は、本質的な意味で、言葉を翻訳する言葉です。
言葉を異なる状況に、異なる文脈に、異なる意味に翻訳して、言葉に異なった光をあてて、言葉を光らせる言葉です。
(
長田弘
)
5.
住みにくさが高じると、安いところへ引き越したくなる。
どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生まれて、画ができる。
(
夏目漱石
)
6.
「なぜだろう」という純粋な疑問を、目の前の世界に投げかける。
すると、「あたりまえ」の世界が、くるりと一回転する。
そのあと、じぶんに返ってくる言葉が、詩とよばれる言葉です。
(
長田弘
)
7.
読書好きな連中は、「いい文章を書くには本をたくさん読まなきゃダメだ」と主張する。
だが、そういう人ほど、魅力的な文章が書けない。
(
ながれおとや
)
8.
体を動かしているときに突拍子もない小説のネタが浮かぶことが多い。
どんなにすぐれたユーモア作家だって、(持ちネタだけだと)十年はもたない。
ユーモアというのは、わりと決まったパターンの繰り返しだから、枯渇しちゃう。
ところが、体を動かしているとユーモアの材料にいっぱい出会う。
(
畑正憲
)
9.
〈芸術的〉という、あやふやな装飾の観念を捨てたらよい。
(
太宰治
)
10.
伝記は断じて小説化になってはならないが、つねに小説的であるべきだ。
(
アンドレ・モーロア
)
11.
書く前に考え方を学べ。
(
ニコラ・ボアロー=デプレオー
)
12.
誰もが小説を書くことは出来ないが、
誰だって小説以上の人生を生きている。
それが幾重にも複合した壮大な、そして文字通り血の通った本物の物語を共有するのが家族というものなのに、
いま私たちは、ほとんどその物語を聴こうとしない。
なんと勿体(もったい)ないことだろう。
(
桐島洋子
)
13.
えっ、文学的才能がないといわれるのか。
若いのに思い上がった人だね君は!
( リラダン )
14.
作家はみんなこういうものであろうか。
告白するのにも言葉を飾る。
僕はひとでなしでなかろうか。
ほんとうの人間らしい生活が、僕にできるかしら。
こう書きつつも僕は僕の文章を気にしている。
(
太宰治
)
15.
言葉は体験の肉であり、皮である。
(
寺山修司
)
16.
佳(よ)き文章とは、「情籠(こも)りて、詞(ことば)舒(の)び、心のままの誠(まこと)を歌い出でたる」態のものを指していう也なり。
情籠りて云々(うんぬん)は上田敏、若きころの文章である。
(
太宰治
)
17.
他人と違う何かを語りたければ、他人と違った言葉で語れ。
(
F・スコット・フィッツジェラルド
)
18.
しゃべることというのは、絶対に人には通じないんだ。
(
吉本隆明
)
19.
血と格言を持って書くものは、読まれることを望まず、暗誦されることを欲する。
(
ニーチェ
)
20.
主役とはどういうものか。
ドラマでは条件が二つある。
一つはトラブル解決能力。
もう一つは人生を持っていることだ。
(
ジェームス三木
)
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