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101.
都会は一つの、よく機能する巨大な消化器系統である。
それは年々数十万の新鮮な青少年をのみこみ、
その労働力を吸収しつくし、
余分なもの、不消化なものを凝固して排泄する。
(
見田宗介〔真木悠介〕
)
(
Mita Munesuke
)
102.
男の子は、
女の子や女の先生やおかあさんの女らしさにふれて、
「男の自覚」を育てられるのだと思う。
女の子は、
男の子や男の先生やおとうさんの男らしさにふれて、
女の子らしく育っていくのだと思う。
(
東井義雄
)
(
Toui Yoshio
)
103.
私達が、少年の日の楽しい思い出に耽(ふけ)る時、
少年の日の希望は蘇(よみがえ)り、
私達は未来を目指して生きる。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
104.
育った家に、
目的のはっきりしない、
わけのわからない空き部屋がいくつかある、
という物理的条件が、
幼少年期の子供の空想力を刺激し、
それが発想の豊かさに連なることがしばしばある。
……
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(
渡部昇一
)
(
Watanabe Shouichi
)
105.
男は、いつもどこか子供である。
少年と言った方がいいだろうか。
そういう部分を持っている男の方が、
魅力的な場合が多いのだ。
……
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(
北方謙三
)
(
Kitakata Kenzou
)
106.
現在わが国の青少年は、
両親や学校の教師をふくめておとなたちを
エラいとは思っていないし、
エラくなれるとも思っていないし、
エラくなってくれとも願っていない。
それよりも
人間として正直であってほしい、
いろんな欲ばりをしたりヘマをしたりしても、
これだけはたしかだという一本のすじを
生活の中につらぬいてほしい
と強く望んでいる。
……
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(
むのたけじ
)
(
Muno Takeji
)
107.
世間も、人のこころもわからぬ少年のころや、
世の中の風波(ふうは)が身にせまってきて、
わけもわからぬのに精一杯、これに逆らい、
無我夢中ですごした明け暮れの重み、その充実は、
いまにして想うと、
〈いつ、死んだとて悔いはない……〉……
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(
池波正太郎
)
(
Ikenami Shoutarou
)
108.
女って、
決してあなたが考えてるほど
弱くはないわ。
男より、ずっとタフよ。
ただ、少年になっちゃった男には負けるの。
(
北方謙三
)
(
Kitakata Kenzou
)
109.
世間から不良少年とか、よた者などと云(い)われるような人間ほど、
自尊心ということに敏感である。
自分が世間からはみ出ている、
というひけめが絶えず意識の芯にあるので、
人の軽侮(けいぶ)や嘲笑はびりびりとこたえる。
(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
110.
百年のちに知己(ちき)を求めるとか、
後世に名を残すなどという考えが、
私の少年時代には一種のオーソリティーをもっていた。
──だが百年のちの知己や名声は、
当人にとってまったく無縁なものにすぎない。
……
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(
山本周五郎
)
(
Yamamoto Shuugorou
)
111.
感受性に富む少年少女たちが、
自然の愛を身につけることなく、
乾いた心で育ってゆくのを見ると、
可哀想でならない。
……
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(
坂村真民
)
(
Sakamura Shinmin
)
112.
少年は最初、
自由に向かってため息をつく。
(
ヴォーヴナルグ
)
(
Vauvenargues
)
113.
歴史には、何の目的も使命もない、というのが、私の少年時代からの一つの精神の綱領(こうりょう)となっていた。
それは「流れる雲の赴(おもむ)く彼方(かなた)」に、雲のユートピアが存在しない、というほどの意味であり、歴史にメシアニズムなどを求めてはならないのだ、という私自身の戒律でもあった。
(
寺山修司
)
(
Terayama Shuuji
)
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