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1.
現実に触れよとは切実な経験をせよということである。
( 安倍能成 )
2.
誰かに何かをしてあげたい、
何かをしてあげることができる存在になりたい
という思いが、
どれだけ普遍的で切実なものなのかを、
これから日本人は思い知るようになると思う。
(
村上龍
)
(
Murakami Ryuu
)
3.
ややこしいから恋愛が切実になると言うことがあるわ。
(
遠藤周作
)
(
Endou Shuusaku
)
4.
産声、それは最初の言葉だ。
呼びかける言葉、
最も切実な、愛をもとめる最初の言葉だ。
……
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(
谷川俊太郎
)
(
Tanikawa Shuntarou
)
5.
どんな切実な告白でも、
聴き手は何か滑稽を感ずるものである。
滑稽を感じさせない告白とは
人を食った告白に限る。
(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
6.
別に贅沢などしていなくても、
日常的にかかる生活費が日本は高すぎるのである。
老後の貯蓄に回せるだけの金銭を、
現役時代に知らず知らずのうちに消費しており、
それゆえ老後は緩やかに貧困の渦の中に巻き込まれていく。
緩やかゆえに、
貧困が迫っていることを当事者は切実に感じることは少ない。
気づいたら・・・、ということである。
(
藤田孝典
)
(
Fujita Takanori
)
7.
幸福は理不尽不平等に散らばっているから、
自分が手に出来ない身近の幸福に圧倒され、
嫉妬や不公平でつぶれないために、
(自身が幸福を)感じる前に(幸福を)論ずる人が出てくるのも、
案外切実な生理に発しているのかもしれない。
(
山田太一
)
(
Yamada Taichi
)
8.
いまは、言葉のあり方というのが、それぞれの日常に、切実に問われているように思われます。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
9.
英語学習でありがちなのが、
「今の時代、英語くらいできなきゃまずいかも」
となんとなく思うこと。
で、英会話本を買ってきたり、
ラジオ講座を聞いたり、
英語検定試験を受けたりするんだけど、
肝心の自分自身にとって切実な目的があるわけではない。
こういう漠然とした気持ちだと長続きしないんですよね。
動機付けとして弱いから。
(
鳥飼玖美子
)
(
Torikai Kumiko
)
10.
大きくなったら、何になる──?
という大人の明かるい質問が、私にもときおり来たが、私にとっては、どんな大人になら、なれるだろうか、という問いの方がもっと切実に心を占めていた。
どう考えても、大人としてちゃんと恰好がつくようになれるとは思えない。
(
色川武大
)
(
Irokawa Takehiro
)
11.
われわれの想像力は
現実の状況に縛られつつ、
それに触発されることによってのみ、
単なる気狂いじみた妄想とはちがう、
切実な根をもちうるのである。
(
大江健三郎
)
(
Ooe Kenzaburou
)
12.
之(これ)(=文学上の作品に現われる自然や人生)に接して得(う)る所の感じには
何処(どこ)にか遊びがある、
即ち文学上の作品には
どうしても遊戯分子(ゆうげぶんし)を含む。
現実の人生や自然に接したような切実な感じの得られんのは
当然(あたりまえ)だ。
……
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(
二葉亭四迷
)
(
Futabatei Shimei
)
13.
(作家が死ぬと)
彼らの
余りに生で、
余りに生々として、
余りに切実な本は、
彼岸へ移り、
次第に感動を与えることが少くなるとともに、
いよいよ美しくなってゆく。
……
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(
ジャン=ポール・サルトル
)
(
Jean Paul Sartre
)
14.
まだ生きているものを
焼いたり三枚に下ろしたりして
ムシャムシャ食ったりしているのは
人類だけではないか。
地球を魔界に変えるのは人間だ。
個体保存、種族保存といった
切実な目的もないのに、
何万という人類を共食い的に殺戮するのは
人類だけだ。
他の動物はそんなことはやらない。
(
山田風太郎
)
(
Yamada Fuutarou
)
15.
生きているわれわれにとって
およそ「理論」が意味をもつのは、
実践そのものを根拠づけする実践として、
ぬきさしならぬ切実さをもって
理論的営為が要請されてくるかぎりにおいてである。
……
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(
見田宗介〔真木悠介〕
)
(
Mita Munesuke
)
16.
本を読むと、
頭がよくなるとか、
話題が豊富になるとか、
そんな言われ方もされます。
でも、読書とは、
余裕のある人が美食をするようなものではなく、
もっと切実な栄養補給だと思います。
(
頭木弘樹
)
(
Kashiragi Hiroki
)
17.
人生の深刻切実な経験も、
もしこれを読書によって、
教えの光に照らして見ない限り、
いかに貴重な人生経験といえども、
ひとり(=単に)その意味がないばかりか、
時には自他ともに傷つく結果となりましょう。
(
森信三
)
(
Mori Shinzou
)
18.
あまりにも多くの食糧が、
裕福な人々によって浪費されている。
食糧を切実に必要としているのは、
貧しい人や苦しんでいる人たちだ。
なのに、一部の人々の贅沢が、
彼らから食糧を奪ってしまう。
……
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(
マハトマ・ガンジー
)
(
Mahatma Gandhi
)
19.
われわれの日常生活の中に宿る意味の深さは、
主として読書の光に照らして、
初めてこれを見出すことができるのであって、
もし読書をしなかったら、
いかに切実な人生経験といえども、
真の深さは容易に気付きがたいと言えましょう。
(
森信三
)
(
Mori Shinzou
)
20.
覚悟というものは、
増やそうとして増えるものでもないし、
精(くわ)しくしようとして精しくなるものでもない、
覚悟するかしないか二つに一つ
という簡明な切実なものである。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
21.
悲しみ泣く声は、
言葉とは言えず、歌(=短歌)とは言えまい。
寧(むし)ろ一種の動作であるが、
悲しみが切実になれば、
この動作には、
おのずから抑揚がつき、拍子がつくであろう。
これが歌の調べの発生である。
……
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(
小林秀雄
)
(
Kobayashi Hideo
)
22.
じぶんというものが一人に返されてはじめて、ほんとうに本への欲求というものがじぶんのなかに切実な思いとしてでてくる。
……
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(
長田弘
)
(
Osada Hiroshi
)
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