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1.
(部下に)密度の薄い仕事しか経験させなければ、仕事ができるようになるはずがありません。
2.
林泉(りんせん)に蝌蚪(かと)大群の声沈む
3.
私が子供の頃には、便所に行くのも恐かったくらいであったし、以前の住居は、便所が母屋とは別棟になっていた。昼間でも薄暗く、ジメジメする所に作られていたから、夜になるといっそう不気味となる。
4.
女はティーバッグみたいなもの。熱湯につけられて初めて、その強さに気づく。
5.
蜘蛛打つて暫(しばらく)心静まらず
6.
文化レベルの低い所ほど、こういう立派な会館建てるんだよな。
7.
女は慎み深い男をほめるが、彼を好かない。
8.
その尾によって鰻(うなぎ)を捉(とら)え、その言葉によって女を捉える者は、直ちに何物も手にせざるを発見する。
9.
私が交渉するときには、両目、両耳、鼻、口など(身体の)すべてを動員してやる。つまり全身全霊を傾けるのだ。
10.
若い娘が、不名誉か、強いられた貞節か、または彼女の本能しか満足させられない結婚か、彼女の用心深さにしか答えない結婚か、そのどちらかを選ぶように余儀なくされているのは、我慢のできないことである。
11.
無目的な旅というのは、言葉として存在するだけだよ。つねに何か期待してるか目指してるか、そういう心の動きがどこかに何かあるんじゃないのかな? それがバネにならないと、人間というのは旅に出ないんじゃな……
12.
片恋というものこそ常に恋の最高の姿である。
13.
好き放題おいしいものを食べて、飲んで、健康でいたいというのは図々しい。口から毒を入れれば、病気になるのは当たり前。これも「楽あれば苦あり」です。
14.
私たちが否定的、破壊的に物事を考える場合には、水をまくホースを足で踏みつけているのと同じように、私たちのエネルギーは潜在意識の中でせきとめられ、あらゆる種類の欠乏、限界を生み出すことになります。
15.
この青い星を生きのびさせるために人間のまことを尽くした人たち、そしてその立場に立ってものを書き続けた人たち、そういう人たちの言説が百年後の古典になるだろうこと、これだけは間違いない。
16.
子供の時にバレンタイン・チョコをもらえなかった男子のオタク化率は非常に高い。チョコをもらえなかったから、オタクに走ったのか? それとも、もともとオタクの素質があり、近寄りがたかったので、チョコをも……
17.
父母をいとおしみ、兄弟にむつまじきは、身を修むる本(もと)なり、本かたければ末(すえ)繁(しげ)し。
18.
われわれは、現代社会において多様な価値観を必須のものと考える。それは正しい。しかしそもそも価値の多様性は、絶対専制社会においては許容されえないし、それゆえ存在しえない。むしろ、こう考えなくてはなら……
19.
ロボットと話している児(こ)日短か
20.
花を所有しようとする者は、花が萎んでいく姿を目撃することになる。だが、野に咲く花を見ているだけの者はいつまでも花と一緒にいることができる。あなたが私のものには決してならないからこそ、私はあな……
21.
人の命を何よりも尊ぶ人が動物の命も大切にしますね。こんなときに犬猫なんかにかまっていられるかと言う人は、こんなときに他人のことなんかにかまっていられるか、とも言いそうな気がします。
22.
私たちは変化を愛することを学ばなければならない。なぜなら、それだけが確かなことだから。
23.
風切つてくるつばくろよお帰りなさい
24.
思い出の余白に小鳥来てをりぬ
25.
子供の教育では、知識と能力を次第に結びつけるように努力することが必要である。あらゆる学問の中でも、数学はこの要素を最も高度に満たすただ一つの方法であるように思われる。
26.
煽情的報道の殺し文句は「こういうことが二度と起らない保証はあるか」である。そういう保証はない。何事についてもありえないのである。社会のすべての事件、いや宇宙のすべての事象についてそうである。
27.
白扇(はくせん)を止(と)むる間なしに頬こそげ
28.
二十いくつの石段を登り、だらだらの坂を半丁ほど登り、有頂天の歓喜があるとしたら、市民とは実に幸福なものだと思う。
29.
父母が、年をとっていた。わたしの知らないうちに。
30.
寝際に相手にすることは寝ることだけである。寝床は安らかに眠ることが最大の目的である。
31.
あなたの頭脳にインプットされた専門知識は、時と場合によって、信念の代役を務めてくれることもあるのです。
32.
修身、斉家(せいか)、治国(ちこく)、平天下(へいていんか)。
33.
水中花おきてなぐさむ刻もてり
34.
社交性に富み、効率的に仕事する人を評価する風潮があるが、私は評価しない。中途半端で何事もなさない人間よりも、引きこもってでもいいから何かを完成させる人間になりなさい。
35.
恐怖の経験は、さらなる恐怖にうち勝つための勇気に変わる。
36.
人の話を聞いて、それで問題が解決するほど経営は単純ではない。
37.
解雇は、会社が望むものを社員に理解させるプロセスの一部です。辞めた人を見れば、その人が何をしてきたかがわかる。
38.
「女も外で働いて自立すべきだ」と主張する女は、自分が働くのが好きだからでしょう。
39.
社員の中に起業するかしないかで悩んで僕のところに相談に来る人がいます。しかし、僕はシンプルにやればいいじゃんと言うだけです。話は5分で終わりです。
40.
あなたがそうありたいと思う人物になったときのあなた自身をイメージしてごらんなさい。新しいそのイメージに忠実でありなさい。そうすれば、あなたの潜在意識はそれを実現してくれるでしょう。
41.
ただそっとしておいてください ただ黙って 遠くから見ていてください いまのわたしには それが一番いいんです 一番ありがたいんです
42.
「違いが小さいほど、攻撃の標的になりやすい」というのも、また女性どうしの人間関係の特徴である。
43.
成功するのに最も良い場所は、今自分がいる場所である。(ver.0)
44.
甘いものは、苦いものと混ざり合わなければ(人は)耐えられない。
45.
〈全文〉「世間」とはいったい何か? もちろん「社会」という概念とは一致しないが、その道徳と習慣と、特に群衆心理によって支配される意志表示とを重くみた考え方である。
46.
誰にしろ、人を憎んだり、痛めつけようとそそのかす者の言うことは警戒したほうがいい。
47.
しづかなる力満ちゆき ばつたとぶ
48.
千枚田(せんまいだ)千の音立て水落とす
49.
ゆくほどにかげろふ深き山路かな
50.
当たり前のことをしてたら、運は来ない。
51.
夏の蝶池の面(も)に死ぬ水輪(みずわ)かな
52.
結婚式──離婚を可能にするための必要な儀式。
53.
イノベーションの真贋は、価値を創造しているかによって判定される。イノベーションとは、顧客にとっての価値の創造である。新奇さは面白いだけである。
54.
楽や得だけを目指して生きるのはむなしいが、自衛のためにはある程度の「要領のよさ」は必要だ。
55.
僕は、人生最後の瞬間に「ああ、オレの人生は良かった」と言い残して死にたいと思っている。だから結果の側から考えることにしてきた。今自分のやっている事は、最後の瞬間に「ああ、オレの人生は良かった」とい……
56.
同情くらい、してもらいたくないものはない。
57.
(選手の)小さな失敗ほど、厳しくチェックする。
58.
「そのうちに」といって実現できた人はあまりいないし、実現できてももう楽しくない。
59.
ごらんなさい、この勤勉なアリを。アリは私ども人間よりも高等動物です。けんかしたり、だましあったりはしません。人間がアリのように利己主義をすてて公共のために働けば、世のなかはもっとよくなるのです……
60.
梅雨晴間光の蝶の湧き上がる
61.
私は神の器官であり、神はあるがままの私を必要としたまうのだ。さもなければ、私はここにいないだろう。
62.
照り競ふ紅葉(もみじ)を囃(はや)す瀬音あり
63.
言葉に力があるとすれば、それは、言葉のむこうがわにあるものを想像させる力、欠けたるものへの想像力にささえられてなんだということ。
64.
自分の要求は間接的ではなく、直接的に表現すること。
65.
この部屋の中にいる私たちすべては、どんなに長く生きられるとしても、百年後には生きていません。そのときは、今、ここにある問題はすべて終わりです。そして、ただひとつの問題が残るのです。そのとき私たちは……
66.
去る者は去れ。たとえ少数でも、その意志のある者(=遠征して戦う意欲のある者)とともに、私は遠征する。
67.
人の中心は「情」であって、情の根底は「人の心の悲しみを自分のからだの痛みのごとく感じる心」すなわち観音大悲の心である。
68.
(※女が)愛するものを得た場合、家庭を作ることは何という楽しい夢であるかということです。女に生まれて、よかったと思うほどの幸せ以上の幸せは、他にないのです。
69.
自分で仕事をするのではなく、仕事をさせる適材を見つけることが大切だ。
70.
あれは女優と言って、舞台にいるときよりも素面(すがお)でいるときのほうが芝居の上手な婆(ばばあ)で。
71.
読書にとっては「作家論」などより「読者論」のほうが、はるかに重大だ。
72.
青柳(あおやぎ)や堤(つつみ)の春のいく所
73.
とある日に 酒をのみたくてならぬごとく 今日(けふ)われ切(せち)に金(かね)を欲(ほ)りせり
74.
この地球上で一人一人が少しずつ違うように造られたってのは、なんて素晴らしいんだろう。
75.
それにしても褒め方の上手な男性にはめったに出会わない。
76.
“わが身の不運”にとらわれて萎縮することさえなければ、たとえ名門の出でなくても、成果を上げた人に一目置くくらいの“平等さ”を、私たちの社会はかろうじて残しているはずだ。
77.
宗教の背後にはキリスト教でも仏教でも霊がいるわけだけれども、人間が救いや癒しをせっかちに求めるから、ああやっていろんな宗教ができる。みんなエゴイストです。
78.
青春? それはすばらしいものだ! しかし子供たちにそれを浪費させてしまうのはなんと罪なことだろう!
79.
息子の嫁も その孫も それはお前に丁度良い
80.
囀(さえず)りを臥(ふ)して余生のごとく聞く
81.
商売下手は目先の儲けを焦り、商売上手は遠い先の儲けのために、目先の儲けを無視する。
82.
常に二つの思想を持っていなければならない。一つは、もう一つの思想を葬るための思想である。
83.
知慮ありて、よく是非(ぜひ)を分別できる朋友を、平生(へいぜい)より求めて、常に親しく交わり、大事あるとき、その人の思慮を借りて用(もち)うべし。
84.
平凡が一番仕合わせだ。波瀾のないのが一番仕合わせだ。
85.
化粧は心を飾るもの。
86.
「何様?」と言う人は、そう言えるだけの資格(高い地位や優れた能力)を持っているのだろうか? それに人格者は、相手が誰であろうと、「何様?」なんて失礼な物言いはしないものだ。
87.
人間の高慢や思い上がりを断じてゆるさないのが、あなた(=痛み)です。
88.
おれはいままで、お前が人をほめたのを聞いた事がない。おれだって、弱い心を持っている。お前にまきこまれて、つい人の品評をしたくなる。おれには、それがこわいのだ。
89.
怠け癖解消の手っ取り早い方法は、ライバルをつくることでしょう。
90.
祈りの時、信じて求めるものは、みな与えられるであろう。
91.
桜が美しいのは、日本では桜が美しいと歌われたから美しいとなるわけであって、たとえば中国であれば桃や梅のほうがはるかに美しいとされる。中国においては、桃や梅は美しいという文体が強く根づいているか……
92.
データとは過去のものなんです。過去のデータをもとに未来のことを占っても、当たらないのです。
93.
(ひきこもりの)当事者自身が自分の“動けなさ”や、その背後にあるものを理解できているのかと言えば、そうでもないように思う。言い換えれば、「ひきこもり」は“甘え”だという批判に対して明快に反論できる……
94.
人がどこかに行こうとすると、何かが起こる。
95.
四匹飼えば千句与えよ春の猫
96.
悲しいことやつらいことがあった時、すぐ悲しんで、つらがってちゃいけないんだよ。
97.
時の節約は急ぐことでなくて、確実にやることだ。
98.
人間は、「自分と似ていて少しだけ違うもの」に対してもっとも理解や共感を寄せることが難しい。
99.
一番嫌なライバルこそ、自分を高めてくれるものよ。
100.
予想通りになんねえから、女は面白いんだろうが。
101.
人は、あらゆる(対人的な)葛藤に関し、復讐や報復、攻撃を拒む方法を発達させねばならない。こうした方法の基盤は、愛である。
102.
父の鬼はわが鬼なりき桜咲く
103.
ナルシスムは、彼自身のなかで、美と悪とを強引に化合させる力である。
104.
本を読んで涙を流すほど感激したとすれば、それは実生活で感動して涙を流したのと何ら変わることはないのです。
105.
複雑という事は、かえって無思想の人の表情なのです。それこそ、本当の無学です。
106.
父の日に父らしきこと言ひにけり
107.
「自分は心に沿った道をたどっているのだろうか?」と自問するとき、それがどんな道であるべきかを誰も決めてくれないことに気づく。この神秘的で美しい問いが体内で反響するに任せるのだ。そのうち自分のどこ……
108.
なくてはならないもの。 何でもないもの¥。なにげないもの。ささやかなもの¥。なくしたくないもの。ひと知れぬもの¥。いまはないもの。さりげないもの¥。ありふれたもの。 もっとも平凡なもの。
109.
憎むことから幸せは生まれませんよ。
110.
蔓(つる)踏んで一山(いちざん)の露動きけり
111.
君は君 我は我なり されど仲良き
112.
みずからが苦労をともにしている仲間に悪をなす被収容者の卑劣な行為は、ことのほか非難されるべきだ。
113.
才能の種類は一つじゃない。
114.
愚痴は酒に似ています。大いなる悩みがあるとき飲めば、しばしそのことから解放されます。しかし、酔いがさめれば、現状は少しも変わっていないことに気づかされるはずです。
115.
明日になればなんとかなる。
116.
容貌では、縛り首にはならぬ。
117.
人間が人生に生きる場合に使う言葉を、選択しなきゃだめなんですよ。一言、一言に注意してもいいくらい、いくら注意しても、あなた方はヒョイと気づかずに消極的なことを言ってますぜ。
118.
私の「無常観」によれば、現在のこの世の地獄も、必ずどん底からの反動として、いまに立ち上がり、希望の見える世の中に変わると信じて疑わないのである。
119.
奉公至誠の赤心は寸時も忘るべからず。勤倹身を持し、慈恵人を待つべし。
120.
人間の生き方を決定づけるのも、あるいは、ビジネスの成果を左右するのも、誰と会えたかという人間関係に基づくことがおどろくほど多いのです。
121.
逢わぬ日を地つづき霞つづきかな
122.
欲望にはね、苦しい欲望と、楽しい欲望と、二つあるんだよ。叶わない欲望を心に描くと苦しいんだ。悩んだり苦しんだりする欲望は、真理の上から論断すると欲望とはいえないと思う。欲望の格好をしている、……
123.
わたしが「愛国心」と呼ぶのは、特定の場所と特定の生活様式にたいする献身的愛情であって、その場所や生活様式こそ世界一だと信じてはいるが、それを他人にまで押しつけようとは考えないものである。愛国……
124.
阿修羅とは涼しく燃えてゐたまへる
125.
お母さん イライラオロオロしないでください お母さんに責められなくても わたしは自分をしっかり責めています 自分でも逃げているのだと思います お願いだから休ませてください マユのなかに閉じこもらせ……
126.
起業家が金に無頓着ということはあまりない。多くの場合、貪欲である。そのため利益を重視する。しかし、それはベンチャーとして間違った態度である。利益は結果としてもたらされるのであって、最初に考えるべき……
127.
戦闘は錯誤の連続であり、より少なく誤りをおかしたほうにより好ましい帰結をもたらすといわれる。
128.
「大人になるということは、与えられる側から与える側に変わるということだ」とよく言われる。だが、それは違う。子供だって、子供同士で何かを与え合う。親や家族、他の大人たちに対しても、何かを与える。「大……
129.
お金は悪でも呪いでもない。それは人を祝福するものである。
130.
人間の幸福や安楽は、親切な天意がどっと降り注ぐという、ごくまれにしか起こらないことによってよりも、むしろ日ごとに生じる小さな利益によって生み出される。たとえば、若い男に自分でひげをそることを教えれ……
131.
やってみないと、できるかどうかわからないんだろ? なら、やってみろ。
132.
裕福な人たちが裕福であるゆえんは、彼らがより多くのお金を持っているからではなく、「自由になる時間」をより多く持っているからです。彼らの収入の流れの多くは一生型(一度の労働に対し何度も支払われるタイ……
133.
あなたがいま辞めたい会社は、あなたが入りたかった会社です。
134.
友情は、義務でない。
135.
人の「個性」とは、意識して出そうとするものではなく、自然に表に出てくるものを言う。
136.
世中(よのなか)よ 蝶々(ちょうちょう)とまれ かくもあれ
137.
厭(いと)はるゝ身を起されつけさの秋
138.
欲しいものは何でも私に言うがいい。ただし時間以外だ。
139.
秋風や水より淡き魚のひれ
140.
白ける? そんなの、本気になれない言い訳だ。
141.
問題の分析によって解決案が一つしか見つからなければ、その解決案は、先入観に理屈をつけたにすぎないものと疑うべきである。
142.
頭(ず)の中で白い海月(くらげ)となっている
143.
人を憎まず、悪を憎む。
144.
事業の進歩に最も害をなすものは、青年の過失ではなくて、老人の跋扈(ばっこ)である。(ver.0)
145.
(生き方が)グニャグニャ曲がりくねっててもいいじゃねーか。そうしてるうちに、絶対譲れねー一本の芯みてーなもんも見えてくんじゃねーか。
146.
時間と働く力を(同時に)得る最良の方法は、一週に六日(五日でも七日でもなく)、一定の昼の(夜中でない)時間に、規則正しく働くことである。夜と昼となし日曜日を働き日とすることは、決して時間と働く力を……
147.
清風朗月一銭の買うを用いず
148.
われわれがあまりに破廉恥でありたくなければ、過去について全体的な記憶を持つことにつとめなければならない。
149.
わたしは、書物だけをありがたがるようなことはしていない。常に運行してやまない天地から学ぶのだ。
150.
何であれ素晴らしいものは突如として生じるものではない。ブドウの1房、イチジクの実1つとて同じである。君がイチジクの実が欲しいというなら、私は時間が必要だと答えよう。花が咲き、実がつき、それが熟すの……
151.
「馬鹿になれ」と言われると、つい反発してしまう。「馬鹿=愚か」としか、私には受け取れないからだ。だから私は、「馬鹿になろう」ではなく、「クレイジーになろう」と思う。
152.
ちらと目をあげてもさむく街をゆく
153.
哲学は、理性的なものの根本を究めることであり、それだからこそ、現在的かつ現実的なものを把握することであって、彼岸的なものをうち立てることではない。
154.
演出家が自分の望む結果という点から考えるのをやめ、俳優のなかに真の衝動を生み出すエネルギー源を発見しようと専念するようになるには長い時間がかかる。
155.
正しいことを行うのは、内なる光に忠実であるということである。
156.
トラを抱きしめる喜びを知りたがる人間のために、神はネコをお創りになった。
157.
悲惨と情慾とはうらはらのものらしい。
158.
火あぶりの拷問具や地獄などは必要としない。他人の存在が地獄なのだ。
159.
真理は感ずるものじゃない。真理は、表現するものだ。時間をかけて、努力して、創りあげるものだ。
160.
三日坊主を恥じることはない。何かを発心し短期間でも継続できたのだから、それだけのものを得ている。これからの人生のどこかでそれは役に立ち、新たに学ぼうとすることの基礎になる。また、その繰り返しの中で……
161.
道徳的に正しいという自己像と明確な良心は、救いがたく不確定である。