60801.妄想癖や空想癖も、他人に迷惑をかけず自分をリフレッシュできるなら、ひとつの財産。自分を癒す方法は人それぞれです。

60802.ユーモアが加わると、たとえ状況が深刻な時でも、会話がギスギスしなくなる。

60803.不当な苦しみはあがなわれると信じて闘い続けてください。

60804.人生は努力なり、活動なり、而(しか)して煩悶は即ち活動の源泉なり。

60805.合格の保証はできないなどと腰が引けた教師に、どの生徒がついていく! 自分に全て任せろ、絶対合格させてやると情熱をぶつけられて、生徒の感情が動く! 教師を信頼する!

60806.わたしたちの中にいる自分は、言葉をもたない自分です。あるいは、言葉に表すことのできない自分です。そうした無言の自分を、どんな言葉よりも雄弁に、もっとも的確に、もっともよく語ってくれるような親しい物……

60807.人間がある以上のものに自分を見せたがる心理は、よく考えると、なかなか大事なことである。

60808.「どんなコミュニケーションも対等(な関係)」という基本原則。たとえ、仕事上の力関係があったとしても、それを振りかざした途端2人のコミュニケーションは停滞し、どんな話術を持っていたとしても、相手の耳……

60809.人は物語を語ることで楽になる。生きるのに食べ物よりも物語のほうが大事なことさえある。

60810.チャンスを逃すとどうなるか? もっと賢くなってそのチャンスを活かせるようになったときに、守護天使がもう一度そのチャンスをくれます。

60811.批評家──自分に機嫌をとる者が誰もいないところから、自分は気難しい人間だと自負している連中。

60812.申し分のない振り子とは、動きの速い振り子のことではなく、良く調整されている振り子のことだ。

60813.文明開化をちがう角度から見れば、それは名詞の氾濫である。そしてその名詞とは、じつは情報のことである。この情報の氾濫は、現在に至ってもまだ終わっていない。それどころか、それは大の字のつく氾濫になりつ……

60814.怖い時、不安な時こそ、笑っちまって臨むんだ!

60815.嫉妬は、自分に対する自信のなさの証明だ。

60816.厳密でない証明は、たわごとにすぎない。

60817.そこにたどり着こうとあせってはいけない。「そこ」など、どこにもないのだから。本当にあるのは「ここ」だけ。今という時にとどまれ。体験をいつくしめ。一瞬一瞬の不思議に集中せよ。それは美しい風景の中を旅……

60818.ゴリラは男のようでパンダは女である。

60819.不景気の一番の利点は、社員が成長できることです。経済が上向きのときは、人間は成長しません。でも不況になれば、何とかしようと努力します。むしろ一番困るのは、好景気が長続きすることです。社員が成長しま……

60820.「いらっしゃいませ」 「ごゆっくりごらんくださいませ」 「また、どうぞお越しくださいませ」。(接客で)ふだん何気なく口にしているこれらの言葉に、遠くから訪ねてきた(自分の)家族への思いを込めてみま……

60821.怠け心は人生の敵。

60822.(友に)貸した金の返済を請求する場合、友への善意がかえって、君を友の敵にすることがある。

60823.(企業においては)どこの国に行っても通用する理論、それが若い人(=若い社員)の夢を生む。さらにその夢が世界市場どこに出してもひけをとらない製品を生んでいく。

60824.なんであれ、試練を乗り越えた者は語りべにならねばならない。それが人間の義務である。

60826.たしかに経験は教師だ。けれども、この教師によってすべての人がよい意味で学ぶわけではない。まあ、一杯飲んでみろ!と言われて飲んだ酒が、大酒飲みをつくるかもしれない。経験によって学ぶことのできる人と、……

60827.われわれはアルファなり、オメガなり。

60828.金銭の欲は、全ての悪の根です。

60829.孤独に耐えられる人間が、最も強い人間である。(ver.0)

60830.禍(か)の作(おこ)るは作るの日に作るにあらず、また必ず由(よ)って兆す所あり。

60831.身体が自然状態に近づけば近づくほど、心は自由になり、既成の概念、枠組を離れて、自分なりの考え、思いを生み出すことができる。だから、執筆活動も本当は素っ裸の状態が理想である。

60832.一番より、一流を目指す。

60833.日本語の漢字はわたしたちのなかに、連想する力をふんだんに育ててきたけれども、カタカナのことばはことばの地下茎がもともと断ち切られてしまうため、なかなかそうはゆかず、ことばによる連想の力、イメージを……

60834.無闇なことばは、人を幸福にしない。

60835.良きアドバイスの唯一の良き使い道は、他の人にまわしてやることだ。自分自身にとどめておいたところで、何の使い道もない。

60836.アイディアを見出す目さえ持っていれば、自分の創造力を発揮できる分野は至る所にあります。

60837.家ではスローにん。

60838.下坐行(げざぎょう)を積んだ人でなければ、人間のほんとうの確かさの保証はできないと思うのです。たとえその人が、いかに才知才能に優れた人であっても、またどれほど人物の立派な人であっても、下坐(げざ)……

60839.海が凪(な)いでいたり、天気が良い日には、良い水先案内の価値はわからない。

60840.本当だ、なにごともどうでもいいのだ。

60841.人生とは、出会いと縁と別れです。出会ってから別れるまでの間に、嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に越えていくことが生きるということなんです。

60842.「幸福の七か条」 第四条 好きの力を信じる。

60843.聞きたがる、死にともながる、淋しがる、心はまがる、欲深になる。

60844.潜在意識は、受け入れたものをすべて無差別に実現してしまう性質がある。潜在意識には冗談は通じない。嘘も通じない。

60845.主演男優賞というのは、立ってても獲れる。それは周りがとらせてくれるものなんだ。だけど助演男優賞は、自分が動いて初めて穫れる賞なんだ。

60846.私は、現代における政治というものが、多くの詩人にとって大きな不幸になっていると思う。政治という女は、詩人を彼女の山に誘い込むヴィーナスであり、その山の中で詩人は破滅してしまうのである。

60847.人間は限りある命だからこそ、一生懸命生きるんだ。

60848.人生に、真実なんてない。窓から差し込む日の光と同じくらい、それは、はっきりとした事実だ。

60849.(安倍)首相には『美しい国へ』という著書もありますが、その「国」というのは、国家としての「国」。でも、本当に美しいというべき「くに」というのは、国家としての「国」ではありません。

60850.われ死なば 引導追善葬無用 むくろは荼毘(だび)て 骨な拾いそ


60851.経験というのは、かならず言葉を求めます。経験したというだけでは、経験はまだ経験にはならない。経験を言葉にして、はじめてそれは言葉をもつ経験になる。

60852.貧乏というハンディキャップは、その人を成功の最高峰に押し上げる刺激剤になることが多い。

60853.すべて偉大な改革者たちは、峻烈(しゅんれつ)この上ない戦いから生まれた。かれらはその戦いを勇敢に、血と涙をもって、戦い抜いたのである。

60854.たとい親身の兄弟でも、同じ屋根の下に住んで居れば、気まずい事も起るものだ。

60855.好きなだけ眠らずして何が人間か! 何が幸福か! 仕事を減らしました。

60856.どこかで夜、花火があげられるときほどうつくしいものを、ぼくは知らない。(中略)それをながめていると、喜びを、そして同時にまた、すぐに消えてしまうのだという不安をいだく。それが結びついているから、花……

60857.とるに足らぬ男と思へと言ふごとく 山に入(い)りにき 神のごとき友

60858.いい時は焦らない。悪い時はあきらめない。

60859.法の理念は正義であり 法の目的は平和である だが 法の実践は 社会悪と たたかう 闘争である

60860.人生は、玄(くろ)い冬にはじまり、青い春と朱(あか)い夏を経て、白い秋に至る。暗い冬で終わるのではない。

60861.我々に失敗はない。あるのは、成功と新しい学びだけである。

60862.ねたみ──能なしが好んで抱くタイプの対抗意識。

60863.車輪の再発明はするな。調整するだけでよいのだ。(ver.0)

60864.親の心を心とせよ。(親の心を自分の心として物事に当たれ)

60865.子供のころにどんなことに興味をもっていたのか、自分の可能性を拡大するような想像をどれだけしてきたのかが、大人になったときに生きてくるのです。

60866.できる限り自分の周りの人を尊敬し、決して見くだしてはいけない。

60867.老人は、多くの人々を包み入れる度量をもち、才能のある者を育成することをその志とすることが最もよい。

60868.無理解な親は、いつも「あなたのためと思って」と言います。

60869.さよならだけが 人生ならば またくる春はなんだろう

60870.知恵の光を見るには、まず自分を空(くう)にするのだ。

60871.場所というものは奇妙なもので、ある場所にゆくと、なんとなく明るい気持ちになったり、またある場所にゆくと、妙に前途を悲観する気持ちになったりするものだ。(中略)場所は感情をもっているのだ。

60872.何もすることがない時に何もしないのは、全然面白くない。

60873.言葉では表せないことも、色と形で表せる。

60874.合コンで一番成功率が高いのは3対3。

60875.ビジネスの情報はデジタルとアナログの両方が必要です。デジタルは各種経営指標のデータ、アナログは現場へ足を運び、五感を使って感じ取る情報のことです。

60876.いまを生きようと決意したら、どれほど人生が変わるか、きっとびっくりなさるでしょう。

60877.凡(すべ)てを癒(いや)す「時」の流れに従って下れ。

60878.私がノーベル賞を取れたのは、自分というものをよく見て、磨いてきたからだと思っています。

60879.(人は)めいめいの自分の好みに引きずられている。

60880.あなたが創造的な考えを顕在意識で完全に受け入れ、確信を持って潜在意識に引き渡すならば、潜在意識の法則がそれを実現します。人間とは、心にほかなりません。

60881.命賭けるなら対等に賭けろ。兄貴だろうが舎弟だろうが、自分の為(ため)に死んでくれる奴の為だけに死ね。手前(め)えの命を安く捨てるのは、男気でも何でも無(ね)え。餓鬼(がき)の粋がりだ。

60882.才能があるとか性格が良いというだけでなく、徳にあふれた行動こそ、勝利の栄冠にふさわしいのである。

60883.人の数だけ医療がある。

60884.どこまでも この身の 痛まぬところで 他人に同情している  この不実さを 恥ずかしいとも思わず

60885.是非(ぜひ)に及ばず。

60886.業(ごう)を 背負い ここまできたが これからは 業に背負われ 最後の旅をつづけます

60887.作家は、ロマンスを書くべきである。

60888.今日、あなたは空を見上げましたか。空は遠かったですか、近かったですか。雲はどんなかたちをしていましたか。風はどんな匂いがしましたか。

60889.ほんとうは、新しい定義が必要だったのだ。生きること、楽しむこと、そして歳をとることの。きみは、そのことに気づいていたか?

60890.(自分には)できると思った人にはできる。できないと思った人にはできない。これは不変かつ明白な法則である。

60891.先生をしてて一番嬉しい瞬間はね、迷いながら自分が与えた教えに、生徒がはっきり答えを出してくれた時です。そして、生徒がはっきり出した答えには、先生もはっきり応(こた)えなくてはなりませんねぇ。

60892.あら探しばかりしていないで、良い面に目を向ける。自分や人が物事をちゃんとやっているところを見つけるように心がける。

60893.自分の念願や宿願、やさしく言えば、思うことや考えることがかなう、かなわないということは、それが外にあるんじゃないよ。あなたたちの命に与えられている心の思いよう、考え方というもののなかにあるんだよ。

60894.仲のいい夫婦、親子は嗜好(しこう)も共通している。

60895.本格的な登攀(とうはん)を目ざす人も、低いところから徐々に高いところへと高度馴化(じゅんか)をして体をならしながら、頂上を目ざしていく。人生も、高山を登るごとし、だと私は思う。

60896.国家にもっとも大きく貢献できるのは、好きなこと、得意なことをして、私自身を十分に活かしたときである。自分を殺して、我慢しながらやったところで、いい知恵も働かなければ、自分を活かすこともできない。

60897.苦痛、困難を回避しようとすることが、かえって自分の悩みを増しているのではないか。辛さを回避しようと思うから悪あがき(による苦しみ)が生まれる。

60898.ニツポンのフジヤマを、あらかじめ憧れてゐるからこそ、ワンダフルなのであつて、さうでなくて、そのやうな俗な宣伝を、一さい知らず、素朴な、純粋の、うつろな心に、果して、どれだけ訴へ得るか、そのことにな……

60899.学校に適応できないということは、そのまま社会に適応できないということではありません。

60900.肉親の確執は、どちらか一方が少しでも一方の気持ちを分かった時に解かないと、手遅れになってしまう。


60901.「こんなはずではなかった」ということが、人間にとって一番つらいことかもしれない。

60902.幾何学の原理は、あらゆる数学の原理である。

60903.10人の人がいて、そのうちの5人から好かれたら貴方は大変な人気者だ。10人のすべてから好かれていると思い込んでいる人は幸せだけど、超を3つほどつけたいほどの勘違い人間。10人のすべてから嫌われてい……

60904.幸せに出前はないの。でもみんな待ってるの。誰かの力によって幸せになれる日を。依存心は捨てなきゃだめよ。

60905.名を残すは中の中。金を残すは下の下。人を残すは上の上。

60906.1日10回誰かに自分の夢や目標を語ってみよう。10回口にする事によって、漢字の成り立ちどおり【叶う】になる。でも11回以上言ってはいけない。なぜなら【吐く】になってしまうから。

60907.神は約束しなかった 空はいつも青く 鳥はいつも歌い 花はいつも咲き 人はいつもほほえみ 人生はいつも春…と

60908.たぶん人には心の支えが必要なんだ。支えてもらって悪い気分になる奴はいねえよ。

60909.「病院の皆さんへ」──今度患者さんと接するときは、どうぞほほ笑みと優しい言葉をかけてあげてください。その人は、誰かの親や伴侶かもしれないし、あるいは誰かの子どもかもしれないのですから。その人もま……

60910.家庭の幸福があらゆる野心の到達点である。

60911.民衆の教育には、著述に依(よ)るのが、最も効果的のようです。

60912.他人に対しては、何といっても用心と思いやりが大切である。

60913.本当はいつも世界はキラキラ輝いてて、それが見えなかったのは、閉じちゃってた自分の心のせいだったんだよね。

60914.人間どうしの善意をつちかい、それを信じること深ければ、世はおのずから平和なり。

60915.真の成功とは、喜びをもたらす楽しみを追求する時間があること、あなたの望むような形で家族に愛情を表現する時間があること、家庭を大切にし、庭の手入れをし、魂を育てる時間があることです。

60916.一国の政府は、家族の場合と同様、一年だけなら収入より少し余分の支出をすることができる。しかし周知のごとく、この習慣を続けると貧乏になってしまう。

60917.人は、最も栄えている時に、大きな不幸に見舞われるものだ。

60918.(私の)有(あり)のままを曝(さら)け出すより外(ほか)に、あなたを教える途(みち)はないのです。

60919.不幸なことだが、過重な負担を負わされた教師にとって、子供たちへの本能的な好意を保持することはほとんど不可能であり、次第に、菓子屋の小僧はお菓子にうんざり、という格言と同じことを感じるようになるのは……

60920.子どもに絵本を読んで聞かせるときは、すばらしい声優のような語り聞かせでなくてもいい。(子どもは)自分の好きな人が読んでくれれば(それで)いい。子どもはそれがいちばんうれしい。

60921.幸せになる秘訣は、ありふれた物事から幸せを引き出す力を持つことである。(ver.0)

60922.俳優さんというのは、一本のあるキャラクターをやったら、次はもうちょっと難しい役をやらせるようにして引き上げていかないと。絶えず新しい宿題みたいなものを与えていかないと育たないんです。同じところへと……

60923.〈笑い〉はあとに何も残らなくてもいいではないか。

60924.お前が今こうなったのは、神のお考えがあってのことなんだよ。

60925.うまく表現できないという言葉ほど、表現についてうまく語りえている言葉はない。

60926.志を持った人は、土壇場に強い。困難にブチ当たっても倒れない。

60927.恋は死のごとく強く、嫉妬は墓のごとく残酷である。

60928.時間は自分で作り出すもの。「時間がない」と言う人は、すなわち「やりたくない」と言っているのと同じである。

60929.真実はすべて3つの段階を経る。1つ目はあざ笑われる段階。2つ目は激しく攻撃される段階。3つ目は自明なこととして受け入れられる段階。

60930.絵の上手な子供、音楽のできる子供、算数に強い子供。「天は二物を与えず」というが、誰でも何か一物は持っているのだから、それを引き出してやるのが教育である。

60931.目的に対して誠実でありなさい。目的に向かっての一歩一歩を確実に歩み、目的だけをしっかり見つめるのです。

60932.時代の先を行く者は必ず石をぶつけられる。イエス・キリストだってそうだ。私は流通革命というはりつけにあって、常に石をぶつけられてきた。

60933.毎日、朝お布団から出て、夜お布団に入るまでが遠足です。

60934.おもしろいヤツとは、情報に味つけして表現する技術に長けた人である。

60935.何のために強くなるか? それは自分に打ち勝つためであり、義を通すためであり、人を導くためである。

60936.家庭は幸福で、経済的にも充足しており、天気も晴朗で、小鳥もさえずっている。何一つ不自由がないのに、突然死ぬ気になる──という、事物の充足や価値の代替(だいたい)では避けられない不条理な死、というの……

60937.君子の徳は風、小人の徳は草。

60938.私はわかりやすい言葉で伝えるように努力してきた。言葉がシンプルであれば、話の軸がブレてしまう恐れは少ないからだ。

60939.財産の不平等は、宗教なしには成立しない。

60940.輝く健康を得るためには、「私は強く、力強く、生き生きとして、幸福で、喜びに満ちています」と、しばしば断言することである。

60941.念力とは想念なり。必ずその想いは、成就するという方向において強い。

60942.家族の伝統──毎年行う家族の行事──の持つ重要な意味の一つは、伝統にはシンボルがあり、家族はシンボルが必要だということである。

60943.目くそ鼻くそを嗤(わら)う。

60944.行動を伴わない想像力は、何の意味も持たない。

60945.(自然科学における)学問上の仕事の中で、普通、数学的に──論理的に作り上げられた現実の反映としての記号の形で──のみ、それらの現象に接近することができるが、それらについての経験的、具体的で直接的な……

60946.不思議なことに、一人歯を食いしばって、まわりに迷惑をかけなかったはずの人よりも、助っ人を頼み、まわりに迷惑をかけた人のほうが、仲間の人気もあり、仕事のできもよかったりするものなのだ。

60947.(物事の味を)わかろうとあせったり、意味を考えめぐらしたりなどしても、味は出てくるものではない。だから早く飲み込もうとせずに、ゆっくりと舌の上でころがしていればよいのである。そのうちに、おのずから……

60948.仕事に勤(いそ)しむ民家の生活が、生活そのものであり、この生活に含まれる意味が真理である。

60949.人間の歴史は……ある目的に向って進んでいる筈(はず)ですよ。外目(そとめ)にはそれが永遠に足ぶみをしているように見えますが、ゆっくりと、大きな流れのなかで一つの目標に向って進んでいる筈ですよ。

60950.自律的な成長に限界があるのがなら、他律的に限界を突破「させなくてはならない」。


60951.人生は後ろ向きにしか理解できないが、前向きにしか生きられない。

60952.もし私たちが自分の存在理由をはっきりと理解することができたら、どんな決断もこれに基づいて導き出すことができます。

60953.人生のルール──【2.いろいろな教訓を学ぶ】 人間は「人生」という名の学校に毎日通い、いろいろな教訓を学んでいく。中には、自分とは無関係で馬鹿馬鹿しく思われるものもあれば、なるほどと思えるものも……

60954.君の運命は誰にでも共通の運命なのだ。いくらかの雨は何人(なんぴと)の人生にも降りかからずにはいないし、幾日かは侘しさと暗さに閉ざされなければならぬのだから。

60955.偉い人なんて、この世にいない。普通の人と、偉そうにしてる糞野郎のどっちかしかいない。

60956.他人に愛されたいと望むなら、まず、他人を愛すること。尊敬を得たいと望むなら、しかるべき行動をとること。

60957.人間は物事を、そのありようによってではなく、自分のありようによって見る。

60958.たとえ 世界の終わりが明日だとしても 種をまくことができるか?

60959.僕には、現在だけが興味があるんだ。そして、現在だけが、僕を満たしてくれるんだ。

60960.国際大会に出るときは技術とか相手を研究する、勝ち負けも大事です。ただし、そればっかりではダメなのです。礼節を重んじることが、日本人が尊敬される所以であり、それさえあれば、たとえ負けてもみっともなく……

60961.多く売れるという事は、必ずしも最高の名誉でもないが、しかし、なんにも売れないよりは、少しでも売れたほうが張り合いがあってよいと思う。けれども、文学書は、一万部以上売れると、あぶない気がする。作家に……

60962.諸君が、もし恋人と逢つて、逢つたとたんに、恋人がげらげら笑ひ出したら、慶祝である。必ず、恋人の非礼をとがめてはならぬ。恋人は、君に逢つて、君の完全のたのもしさを、全身に浴びてゐるのだ。

60963.戦争は個人の中にあります。人間は欲望、情念と、理性の戦いの中で生きているのです。いかに欲望、情念を理性で制御できるか、いかに精神的均衡を保ち続けるか、それが個人の戦争です。

60964.さまざまな霊場で起こったとされる奇跡的治癒は、想像力と妄信が潜在意識に働きかけ、治癒力を解放することによって起こったものです。

60965.失敗だって? 私はまだそんな目にあったことはないよ。ちょっと立ち止まることはあってもね。

60966.とりあえず 走ってみれば、いい。何かが わかる。何かが かわる。

60967.「勝ちたい」と「勝てる」は、きっと一緒だよ。

60968.敗者だって自分と同じ色々考えて生きている人間なんだと気づいた者は、必然的に、勝負の場で相手の事を見くびらないようになる。自分と同じように敵も考えていないか、頑張っていないか、敵の能力や事情をちゃん……

60969.父には父の人生があり、母には母の人生があり、弟には弟の人生があるように、自分には自分だけの人生がある。

60970.真の強さとは、正しいことを行う勇気を持つことである。

60971.一般的基準で価値が高いというものだけに興味を持ち、そういうものしか愛せない人たちより、(オタクは)ずっと素敵だと思います。

60972.ユーモアが通じない、誰も笑わないってことは、意味が通じないってことだろ? 何か言うと誰かを狂わせたり怒らせたりしてしまいそうで怖い気もする。

60973.桶に汚れた水が入っているとき、きれいな水をたえず注ぎ込んでいれば、しばらくするときれいな水に変わります。これと同様に、健全な考え方をすれば、心に入っている否定的な考えをすべて、そこから押し出せるの……

60974.女と年寄りは金の要るもの、ましてや、女であって年寄り、という存在は、人一ばい金が要る。なんのために? プライドと自立を守るためである。八十になって、ヒトに(息子も含む)ああせい、こうせい、と指図を……

60975.権力者は7割の批判に甘んじなければいけない。

60976.上からの命令をじっと待っている指示待ち族はいりません。自分で考えて自分で動き出す人が欲しい。

60977.この先、何が起こるかなんて分からない。だから、あなたも今を大切に。

60978.心がくつろいでいるときにある考えを受け入れると、潜在意識はその考えの実現に取りかかります。

60979.美なるものの最も重要な姿は、整っていること、釣り合いがとれていること、明確であることであり、数学は、何にもましてこれらをこそ表現しているのである。

60980.高貴な志操が人生に偉大なものを付与するのだ、と知るがよい。それは捜して見つかる類(たぐい)のものではない。

60981.(義務教育段階における学校での)テストは、(序列化のためのものではなく)子どもたちの学びの過程をモニターし、教育や学習の改善につなげるためのものである。

60982.自分がどんな仕事をしているかが自尊心の源となっている場合、仕事をやめたらそれまでである。

60983.傷を癒すべき時がやってきた。私たちを分断してきた深い溝に橋を架けるべき瞬間がやってきた。建設の時代は、私たちの肩にかかっている。

60984.モオツァルトは、目的地なぞ定めない。歩き方が目的地を作り出した。彼はいつも意外な処(ところ)に連れて行かれたが、それがまさしく目的を貫いたという事であった。

60985.ある数学者がこう言った。楽しみは真理の発見ではなく、それを探すことにある、と。

60986.人間が変わるのは、ただ一つの方法によってのみです。つまり、人間はその心が変化することによってのみ変わるのです。

60987.世の中には周りの人は私(=自分)の敵だと考えている人が多くいます。うかうかしていると私を陥れかねない怖い人ばかりだと。しかしそうではなく、周りの人は私が求めれば援助をしてくれる、味方をしてくれる仲……

60988.(共に味わえる笑い)たとえ情熱的に愛し合う恋人同士でも、もしこれが欠けているならば、重要な局面で溝が生じるに違いないほど大切なもの。第三者には一見不可解な別離も、逆にまったく不釣り合いにしか見え……

60989.わが行く手が暗くなるにつれ 自分の思い上がりが みえはじめ しんしんとみえはじめ

60990.最近の若い人には、思うようにいかないことに耐える力、専門的にいえばフラストレーション・トレランスの急激な低下が見られる。原因は、家庭で我慢することを教えなくなったからだ。

60991.生まれ落ちてから物心がつくまでは、親が育ててくれます。しかし、人間は物心がついてからあと、死ぬまでは自分が自分の親になって自分を育てていかなければならないのです。

60992.「その友のために」いや、「人間のために自分の命を捨てるほど大きな愛はない」 それこそが人々に無力にみえようとも、神の最高の存在証明なのだ。

60993.誰にも負けない努力をする。地味な仕事を一歩一歩堅実に、弛(たゆ)まぬ努力を続ける。

60994.不幸というのは、幸福の欠如ではないのだ。

60995.絶望には、それを遥(はる)かに凌(しの)ぐ幸せの種が潜んでいる。

60996.遠くの仏より、近くの悪魔の方がいい。

60997.女性は黙っていると、自己破壊的な抑制が働いて、行き詰まってしまうのです。

60998.何を与えるにしても、素早く与えよ。

60999.どうしてそんなに故郷の人たちの思惑ばかり気にするのでしょう。むやみに故郷の人たちの尊敬を得たくて努めている人を、郷原(きょうげん)というんじゃなかったかしら。郷原は徳の賊なりと論語に書いてあった……

61000.「旅をして人間的に成長した」と自慢げに話す人がよくいる。だがそれは、本人の成長願望から生じる錯覚にすぎない。自分で「成長した」と言う人ほど、周りから見れば、少しも成長していない場合が多い。


61001.この世は精神的な世界であり、全世界は形をそなえた精神、神、あるいは宇宙の活力にすぎないのです。創造主と創造されたものは一体なのです。精神と物質はひとつのものです。

61002.女のことを分かっていると言う男は、馬鹿か嘘つきだ。

61003.惨めさの誇示は、憎しみの間接的表現です。

61004.「二辺往来」(=陰陽間の行き来)を行うことによって、自分の人生を、初めて、安全なものへと導いていくことが出来るのです。

61005.われわれが音楽と呼ぶのは、激しい沈黙だ。

61006.施しは、相手の不幸を苦しむことだ。まるで苦しむ責任があるかのように。

61007.後退と挫折は、常にそれと同等の利益の種子を宿していることを忘れずに、それを利益に変えよう。

61008.子どもというのは、一人ひとり、みんな独自の、ユニークな顔をもっていなければならない。それぞれ、その姿のまま誇らしくなければならない。

61009.人間何をしてもいいが、あまり自分を不幸にしてはいけない。

61010.私は今日も明日も、その次の日も自分の道を進まねばならない。

61011.私は、私の作品を、ほめてくれた人の前では極度に矮小(わいしょう)になる。その人を、だましているような気がするのだ。反対に、私の作品に、悪罵(あくば)を投げる人を、例外なく軽蔑する。何を言ってやがる……

61012.探るような目はちっとも恐(こわ)かない、私が探り当てて了(しま)った残骸をあさるだけだ。和やかな眼は恐ろしい、何を見られているかわからぬからだ。

61014.パーティーで主役になれるのは、来なかった人だ。

61015.宇宙の無限の広さと豊かさについての観念は、労苦に満ちた創造と自由な自己省察の極限まで行われた混和の成果である。

61016.成功の道は、忍耐と不屈の精神だ。

61017.製品よりも会社が大事だと思った瞬間に問題が起きます。皆が社内しか見なくなり、経営ばかり気にし始めるからです。

61018.私と皆さんの違いは、皆さんには私のハンディキャップが一目瞭然にわかるのに対し、私には皆さんのハンディキャップが何かすぐにはわからないということだけです。誰もが何らかのハンディキャップを抱えていると……

61019.「女を救うため」などという男の偽善には、がまん出来ない。好きなら、好きと、なぜ明朗に言えないのか。

61020.自尊心を失う十八の心得──8.たとえミスをしようと、感心できないことをしようと、人間的な脆(もろ)さをさらそうと、自分はそのとき最善を尽くしているのだということに気づかない。

61021.(恋愛とは)所詮幻影であり、永遠の恋などは嘘の骨頂だとわかっていても、それをするな、といい得ない性質のものである。それをしなければ人生自体がなくなるようなものなのだから。つまりは、人間は死ぬ、ど……

61022.学ぶのに年を取り過ぎたということはない。

61023.笑顔の貯金をすると、優しさという利子がつく。

61024.私は芸術家というものだ。覚えて置き給え。不潔なごまかしが、何よりもきらいなんだ。

61025.自然の力は悪ではありません。それは公平無私なものです。善と悪は私たち自身の心の働きや、私たちの考え方、行動の仕方、物事に対する私たちの態度の中にあるのであって、それ(=自然)自体は悪でも善でもあり……

61026.先へ進もう! 私は進む、そして前方を見る。前方、それだけが私に重要だ。

61027.常に現場を知らないと変化についていけない。

61028.土俵の真ん中で相撲をとるべきだ。余裕が充分あるうちから危機感を持ち、必要な行動を起こさなければならない。これが安定した事業を行う秘訣だ。

61029.人生必須のことを仕遂げるにも、一定の順を踏み、繰り返し、繰り返し計画して行ってこそ、初めて、よい生涯が送れるというものだ。(ver.0)

61030.人の心の奥底は、その一言で分かる。

61031.神は魔術師ではなく、科学者である。

61032.愛し合ってるかい?

61033.焼き物は、見るものではない、使うものだ。

61034.食卓の崩壊は家族の崩壊。

61035.人間の生きる意味とか価値とか、そんなものはないよ。最後までね。意味を持たないまま、人間は生まれ、育ち、寿命を迎える。そうして、終わった時にようやく、その生命がどういうものだったのか、という意味が生……

61036.まずロジックで説得する努力を尽くさねばならない。きちんとロジックで説明して、相手の反論に応えていくようにすべきだ。

61037.美人は朝生暮死(ちょうせいぼし)の花だ。

61038.幾何学の精神と繊細の精神の違い──幾何学の精神はその諸原理は明らかであるが、一般への応用にはなじまない。繊細の精神は(その諸原理は明らかではないが)、その原理が一般への応用がきき、すべての人の眼前……

61039.隣家(となり)の火より、我が家の煙のほうが好まれる。

61040.人が見ればつまらないと思われるような仕事にも「馬鹿の一つ覚え」と言われるぐらいに全身全霊を打ち込む人がいる。この姿は全く尊く、見ていても頭が下がる。

61041.批判には慣れております。私にとって、生きていくうえでのBGMのようになっていますので、つらいとも思いません。

61042.ふればぬれ ぬるればかわく 袖(そで)のうえを あめとていとう 人ぞはかなき

61043.やれることはすべてやったし、手を抜いたことはありません。常にやれることをやろうとした自分がいたこと、それに対して、準備した自分がいたことを誇りに思っています。

61044.人生の謎は、齢をとればとる程深まるものだ、とは何と真実な思想であろうか。(中略)人生の謎は深まるばかりだ。併(しか)し謎は解けないままにいよいよ裸に、いよいよ生き生きと感じられて来る。

61045.仕事において何かを成し遂げようとするときは、つねに理想の姿を描くべきです。また、その理想を実現していくプロセスとして、「見えるまで考え抜く」ことが大切です。

61046.彼が旅に出かけようと思ったのは、もとより定(きま)った用事のためではなかったとしても、兎(と)も角(かく)それは内心の衝動だったのだ。彼は、その衝動を抑制して旅に出なかった時には、自己に忠実でなか……

61047.愛の形には限りがない

61048.もしも、うんざりするような、バカバカしい嫌なことがあった時、君だったらどうする? いったい何をする? 俺はそんな時はいつも放浪の旅に出るのさ。小さな荷物とギターを持って、着の身着のままでね。

61049.あなたの名目上の信仰、あるいはある信条、教義、戒律に対する理論的な同意は、頭だけで考えられたことにすぎません。

61050.自然は我々に耳を二つと舌を一つ与えているが、それはもっとよく聞いて、余計にしゃべらないためである。


61051.苦悩をなくしたら、もはや助かる必要もなくなります。問題がなくなったら、そこには人間はおりません。もはやロボットが息をしとるだけです。

61052.主を恐れることは知恵の始まりである。

61053.純粋で気高い思いには、素晴らしいパワーが秘められている。

61054.なくしたくないもの。草の匂い¥。樹の影¥。遠くの友人。八百屋の店先の、柑橘類のつややかさ。冬は、いみじく寒き。夏は、世に知らず暑き。

61055.復讐したい時は、侮辱だけにせよ。

61056.「ムダにした」とあきらめるな。「ムダにしたくない」と考えよ。

61057.女というものは、どんなに生活が苦しくても、境遇が複雑で苦労が多くても、夫と意思が通い合っていると、凌(しの)げるものだ。

61058.映画は、「芸術」であってはならぬ。

61059.諦めなきゃ、必ず救いがある!

61060.物は見下ろすと欠点がよく見えるようだ、見上げるようにすると長所が見えてくる。見下ろして生きるのは不平不満の生き方、見上げて生きるのは感謝の人生だと思う。

61061.ぼくの方で、彼ら(=悪人)の悪のグラマーを一応心得てさえいれば、決して彼らは無軌道に、下手な剣術使いのような手では打ってこない。

61062.自ら心身を労して私立の活計をなす者は、他人の財に依らざる独立なり。

61063.自分が持っていない情報を得ようと思うなら、自分と同じレベルの人とつき合ってもあまり効果は上がらない。同レベルの人には、自分の持っているものと似た情報しか入ってこないからだ。自分よりも年上の人や年下……

61064.悪徳が悪徳を発見する。

61065.映画監督なんてのは、自分の身に染みついたものしか撮れないんだよ。

61066.生きているということは、誰かに知ってもらって、覚えていてもらうことだ。(覚えていてもらうためには)ほんの少しでいい。誰かの人生を変えてあげればいい。きっとそれだけで十分なんだ、

61067.作家は、例外なしに実にくだらない人間なのだ。

61068.見る¥。ただそれだけだ。花を見ることは、花たちと話すことだった。

61069.本は、わたしが見ることのできない面白いことをたくさん教えてくれます。それは人間のように疲れたり、困ったりすることはまったくありません。くり返し、くり返し、わたしが知りたいことを教えてくれるのです。

61070.神は、理屈など通用しない子どもを相手にしなければならない女性の精神衛生を考えて、女性の頭から理屈を抜いておいたのである。

61072.発言者の圧力が通って、みんなが黙ってしまい、会議はなんとなくおしまいになる。こういう事態を避けるために、二人以上が同意見であれば、議案として採用すべきであるが、一人だけ力まかせの乱暴をい……

61073.一度というのは何もなかったことだ。

61074.それぞれの生き方をつくりだすものはそれぞれの身に付いた習慣であり、習慣とよばれるそれぞれの日々の在り方であり、それぞれの自分の人生の時間の使い方である。

61075.人間には、何もかも全部ダメ、という人はまず珍しいのです。

61076.人間がいちばん力を出せるのは、三十代後半から四十代いっぱいではないかと思うのだが、しかしその反面、力を出しきって「ぶつん」と切れるのも、その年代である。

61077.人が命をかけるものだからといって、それが真実とはかぎらない。

61078.レースを途中放棄した者に勝利はない。(ver.0)

61079.忙しい時ほど、片付け事をしたくなる。しかも、そういう時ほど、なぜか片付け事は、はかどるのだ。

61080.強気で行くことが成功の秘訣である。

61081.他人から元気はもらわない。私は、自分の心は自分で制御する。元気になりたいときは、他人に頼らず、自分の力で元気になる。

61082.人の命は我にあり、天にあらず。

61083.歌というものは、もともとがまったくの手仕事なのだ。

61084.まともではない人間の相手をまともにすることはない。

61085.結婚って、判断じゃなくて決断だってことよ。結婚前と結婚後なんて、男も女も別人のように変わっちゃうんだから。(結婚前の)今ささいな情報(ネタ)に一喜一憂しても、意味がないのよ。

61086.損が出ているトレードでも慌てて手じまわずに、タイミングを待て。

61087.正しさとは武器だ。それは傷つけることはできても、守り救済することはできない。

61088.ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらうといふ妄想によつて ぼくは廃人であるさうだ

61089.文句なしにいい(文学)作品というのは、そこに表現されている心の動きや人間関係というのが、俺だけにしか分からない、と読者に思わせる作品です。この人の書く、こういうことは俺だけにしかわからない、と思わ……

61090.たとえ多忙きわまる日でも、仕事のいっぱい詰まった時間は、一度にわずかずつ姿を現す。人生はすべてこの通りである。

61091.安全で気楽だが「空虚」な人生よりも、危険で苦難に満ちているが「濃密」な人生を選ぶ。

61092.どーだろう? 日本は「民主主義国家だ」なんて言ってないで、「事無かれ主義国家だ」って世界に向けて言った方がよっぽどカッコいいんじゃねえか。ロックっぽいぜ。

61093.生徒は教師のどこを見ているのか? それは顔ではない¥。背中なんだ。

61094.或(あ)る種の作家は、本気に書くつもりの小説を前もって広告する事を避けたがるものである。書かない小説を、ことさらに言ってみるものである。

61095.自分のメンタルを犠牲にしてまで聞くべき他人の意見など、ひとつもない。

61096.災難に見舞われたときには何であれ、あなたが間違った方向に考えを向けていることの自然な兆候としてそれを受け止めなさい。そして、あなたの思考を変え、その正しい思考を維持しなさい。

61097.みがかずば 玉の光は いでざらむ 人のこころも かくこそあるらし

61098.幸運のクッションに座っている間は、人は眠りこけてしまう。こづかれ、責められ、打ち負かされ、苦しめられているときには、人は何かを学ぶ好機を与えられている。(ver.0)

61099.今前進すれば手に入るのがわかっている成功を恐れているからこそ、人はぐずぐずと先延ばしにするのだ。

61100.元来私が家に居(お)り世に処するの法を一括して手短(てみじか)に申せば、すべての事の極端を想像して覚悟を定め、マサカの時に狼狽せぬように後悔せぬようにとばかり考えています。


61101.(服の作り方なんて)誰も私に何一つ教えてくれなかった。私はすべてを自分一人で覚えた。

61102.遅れているソフトウェアプロジェクトへの要員追加は、プロジェクトをさらに遅らせる。

61103.失敗とは、何か新しいことを学ぶきっかけに過ぎない。これこそ科学実験の真髄なのです。もし仮に実験が不成功に終わったとしても、重要な何かを学べるのですから。

61104.数学とは普遍的に疑う余地のない技術である。

61105.誓って言うが、わたくしはこの仕事で疲れを覚えたことはない。

61106.百年生きるつもりで働け。明日死ぬつもりで遊べ。

61107.世間を知る、ということは、人間の言葉の裏を引っくり返して見る、ということかもしれない。

61108.私は私の生きたいように生きる。人にどう思われようと、どう非難されようと、自分自身の幸福に忠実に生きる。

61109.いい本にぶつかった。そう思うと、その夜はいい夜になる。

61110.僕たちは、自分の国で起きていることだけでなく、世界中のあらゆる国の出来事について責任を持たなければならない。

61111.何(なん)となく明日はよき事あるごとく 思ふ心を 叱(しか)りて眠る。

61112.和食は、引き算。洋食は、足し算。

61113.最も美しい歳は今、だなんて言わない。歳を重ねること、老化を楽しむなんて、私には無理。(ver.0)

61114.僕たちは命を、羽のように軽いものだと思っている。けれどもそれは命を粗末にしているという意味ではなくて、僕たちは命を羽のように軽いものとして愛しているという事だ。そうしてその羽毛は、なかなか遠くへ素……

61115.身内(=身内との貸し借り)はきっちり、せなあかん。身内で勘定と感情がこじれると、持ってゆきばがないから爆発する。身内との貸し借りはきっちり、他人とはナアナアでエエ。他人なら、がまんできんようになっ……

61116.料理は愛情、工夫と真心。

61117.目の本質的な役割は、見ることではなく、涙を流すことだ。

61118.(非合法のものよりも)世の中の合法というもののほうが、かえっておそろしく、そのからくりが不可解で、とてもその窓の無い、底冷えのする部屋には坐っておられず、外は非合法の海であっても、それに飛び込んで……

61119.夢は、持っていることに意味がある。

61120.やどかりが 自分の殻を 自分だと言ったら おかしいだろう 私は 自分の殻を 自分だと思っている

61121.切り花でなく、野の花になれ。

61122.祈りの果実は信仰である。

61123.多くの人たちは、宗教の本質について、かなしき錯覚のもとに、法をもとめようとしている。そして一様に、みずからの想像する驚異の世界を発見することが出来ずして、却(かえ)っておしえの常凡なるに失望している

61124.(子どもは)成績は悪くても、(物事に)疑いを持ったほうがよい。

61125.神は約束してくださった 雲と雨のあとに虹を 淋しさ、悲しみのあとに愛を 涙のあとに喜びを 悩み、苦しみのあとに平和な憩いを

61126.僕の経験では女をよく知っている男ほど女というものはという風な話の仕方をしたがらない様だ。

61127.人間、始めるよりも終わらせるほうが大事なんだよ。

61128.意思あるところに訴訟あり。

61129.時に応じて振る舞え。

61130.他人の素晴らしい実績を目(ま)の当たりにしたとき、自分はいくらやってもダメだと思うか、よーし、自分はあれよりもっとすごい実績を上げてみせるぞ、と思うか、ここが人生の分かれ目である。

61132.恋とは美しき事を夢みて、穢(きたな)き業(わざ)をするものぞ。

61133.自分の意見を伴わないものはお伺いにはならない。

61134.人生の夢を叶えたという人物には会ったことがない。だから(といって)人生は空しいと言うつもりはない。大恋愛の結果一緒になったわけでなくても、妻は愛しい存在であり得るし、木々のあいだに建っていなくても……

61135.古人の文学的所産を受け継いでいる私たちは、多年の間洗練されてきた、なつかしき言葉を活用することの、最も自然であり、かつ有利であることを知らねばらぬ。

61136.(スピーチは)言いたい内容を整理・把握するとともに、自分自身に議論を持ちかけ、自分を言い負かすところまでやってから人に話すようにしたほうがいい。自分をごまかさず、自分と格闘しなければ、練られた話に……

61137.そいつの身になってみない限り、人を判断することなんてできない。

61138.(自らが)動いていなければ、(素晴らしいものやアイデア、チャンスに)ぶつかりもしない。

61139.自分で自分をカッコいいと思えるのが、誇り。他人から見てみっともない、カッコ悪いことが、恥。それをしないのが、恥を知るということ。恥と誇りは、表裏一体です。恥ずかしいことをしなくなれば、自分に誇りを……

61140.日本人は戦後一貫して、“横並び意識”で生きてきた。これは一見“平等”のようですが、じつは嫉妬と羨望を生みやすい構造になっているんですね。

61141.陽光に恵まれず、厳しい寒さにさらされて育つ北国の樹木は木質が締まり、良質の木材になる。人間もそれと同じではないだろうか。

61142.(私が)病んでいても あるいは死んでしまっても 残りのみんなに対しては やっぱり川はつづけて流れるし なんといういいことだろう

61143.ソクラテスの存在も、プラトンの頭の中の虚構が半分、という推理が成り立つ。だれだって、自分の愛人の伝記を書くときには「あるがままの彼」ではなく、「そうあってほしかった彼」を書くものだからである。

61144.死んでも、安らぎはありません。死んでも、いじめたやつらは、絶対に反省しません。

61145.この世には絶対の悪がある。それは罪のない人々を殺すことです。いかなる理由であれ、幼い子供を殺すことは許されない。

61146.酒なくて 何の己(おのれ)が 桜かな

61147.欲多ければ身を傷(そこ)ない、財多ければ身を煩わす。

61148.人を最も卑しくするのは羨望だ。

61149.恋はうれしい、嬉しい恋が積もれば、恋をせぬ昔がかえって恋しかろ。

61150.不平不満やグチをしょっちゅういっている人がいるが、そういう人は自分に自信がないからだ。


61151.人間的な英知は物事を知っているということにあるのではありません。と言いますのも、知ることのできる物事は数限りなくあるのでして、できるだけ多くの物事を知っているというのは、英知ではないのです。

61152.人間生活を楽にし美しくする学問のうち、どの一つも幾何学なしには生まれもしなかっただろうし、向上もし得なかっただろう。

61153.自分の庭に他人の手が入れば入るほど、だんだん自分の庭ではなくなってくる。

61154.ファシズムが展開するもととなった精神的体系の創始者たちは、すべてある共通の特徴を持っている。彼らは、議論よりも暴力を、平和よりも戦争を、民主主義よりも貴族政治を、科学的客観性よりも宣伝を優……

61155.悲しいだけ悲しみますと、自分のこれからの新しい人生がボオッと見えてきたような気がしました。

61156.私たち消費者こそ経済繁栄の母であり、商業者繁栄の支柱であります。すべての物の価格と品質は消費者の意思を尊重して決定されなければなりません。

61157.自分の願望が達成した時のことを想像して、そのスリルを感じたら、潜在意識への引き渡しは完了したと考えてよい。

61158.自分の中の欠点みたいなものは、絶対、財産なんです。

61159.多くの人は、チャンスを逃してしまう。なぜなら、チャンスはオーバーオールを着ており、大変そうに見えるからだ。

61160.自分が何者かを決めるのは自分だ。人がどう言おうと関係ない。

61161.この世でどう猫に接するかが、天国でのステータスを決める。

61162.人間の心の表面には実在意識があり、深いところに潜在意識がある。この中に観念要素というものが入っていて、これが働くことによって潜在意識が動かされ、それが実在意識に及んでいく。

61163.偉大なことを成し遂げるには、行動するだけでなく、夢を持たなければならない。また、計画するだけでなく、信念を持たなければならない。

61164.お祈りは唱えても、櫂(かい)の手は休めるな。

61165.無思慮も思慮の一つだ。

61166.最も悲惨な貧困は孤独であり、愛されていないと感じることだ。

61167.人が良くなれば自分も良くなると考える事が大切です。

61168.ベストの選択にこだわる人は、結局選択ができない人生を送る。

61169.〈必勝法〉を獲得し、偶然を排したとき、人は「幸運」に見捨てられ、美に捨てられる。

61170.日常がすべてであるような時代の特徴は、むしろ特徴がないことです。何が大切かが見えにくい。坦々として、ありふれていて、何の変哲もないとしか見えない。平穏であることをのぞまない近代の物差しで測れば、間……

61171.押しつけがましさは、顔見知り程度の関係ではあまり見られない。互いに遠慮がなくなるにつれ、一方が他方に無意識のうちに押しつけがましくなっているケースが少なくない。

61172.父子の関係は、心のへだて、つまり断絶のないのが最高である。

61173.試みるのをやめたとき以外は、決して失敗ではない。

61174.眠ること……眠れば苦しいことも辛いこともみな忘れてしまう。何も忘れて死んでいくのと同じだ。

61175.説明すればするほど、説明する人の頭がクリアになっていく。

61176.妻がいつも夫に捨てられはしないかと心配していると、それが夫の潜在意識に伝達され(潜在意識の働きによって現実となり)、限りないいさかいのもととなるのです。

61177.ねがわくは 花のもとにて 春死なむ そのきさらぎの 望月のころ(ver.0)

61178.時代は変わっても、人間を磨くのは目的に挑戦する苦労だということは変わりません。今の人も苦労はしているが、それは物欲を満たす苦労で、自分独特、独創の苦労ではない。

61179.狭くともいい 一すじであれ どこまでも掘りさげてゆけ いつも澄んで 天の一角を見つめろ

61180.私は初対面の人でも即断しない。その後つきあいを重ねていくうちに、まったく別の面を発見して驚かされることがよくあるからだ。

61181.ジャガイモころころ 掘り起こされて 大小不同の ピッカピカの仏さまが 土のなかから おどりだされた 出来 不出来をいうのは 人間のたわごと

61182.信じることを学ぶ。それは私たちすべてにとって、いわば木がしっかりと根をおろし、養分を吸い上げるのと同じ手段なのである。

61183.士は食わねども、空楊枝(からようじ)。内に犬の皮、外は虎の皮。

61184.自己チェックをきちんと行って、いつも自分を厳しく評価すべきである。そうすれば、過大評価で慢心することもなく、世間の低すぎる酷評も冷静に受けとめられる。

61185.わたしは、いつもうちの広告宣伝課に言ってるんだ。この部屋にいるいちばんレベルの低い人間に合わせて宣伝文句を考えてくれ。高レベルの人間に合わせて、これはいい、素晴らしいアイデアだと言っても、そ……

61186.働いてるだけでは、プロにはなれない。

61187.地球上の人間として生まれたその日から、つらい修行の日々を覚悟しなければならない、ということです。地球は道場である、という発想をもったならば、不平不満はなくなるはずです。

61188.Gは義理、Nは人情、もう一つのNは浪花節。これがGNN理論だ。

61189.お互いが言いたいことを言い、一日一回ケンカするくらいのほうが、夫婦関係はうまくいきます。

61190.天も地も海も一(ひ)とまとめにしたすべてでも全宇宙の総和に較(くら)ぶれば無に等しいものである。

61191.クリエイティブな奴とそうでない奴。人には2種類あるんだと思う。自分で作り出す人と人に使われてる人だ。

61192.バラードを吹くのがどんなに疲れるか、誰もわかっちゃいない。吹き終わったら膝がガクガク震えるくらい疲れるんだぜ。

61193.いまの世の中で、一ばん美しいのは(革命の)犠牲者です。

61194.子供は九歳になったら、正直で道徳心に富み、しかも常識をわきまえた人のもとで働かせてみるべきだと私は考える。なぜなら、そうした経験を通じて、大切なことを身につけることができるからだ。

61195.生活の資を得るために絶えず心配するほど人間を堕落させるものはない。金銭を軽蔑する人たちに対して、私は軽蔑を感ずるだけである。彼らは偽善者か愚者である。

61196.(仏教は)自分をたのむ心が駄目だから、その心をなんとかしろという教えではないんです。

61197.部下に「自分は大事な人間だ」と思わせるためにこそ、管理者は雇われているのだ。なぜなら、それが動機づけとなって、部下はよい仕事をするようになるからである。

61198.どんな事があつてもめげずに、忍耐強く、執念深く、みだりに悲観もせず、楽観もせず、生き通していく精神。

61199.女性が何よりも欲しているのはやさしさなの、学歴じゃない。最初から学歴とか経済的なものを条件としてくる女性は女サギ師と思えばいいの。そんな理由で断ってくる女は、結婚しても、毎日文句たらたらでひどい目……

61200.誰かに認められるために生きてるわけじゃない。結局のところ、全員を満足させることは不可能なの。だからこそ自分のために生きなきゃ。