51201.ぼくには不思議だった。女の子たちは、かわいい。おしゃれだ。いつもたのしそうにはじけている。カッコいい男子を見つけては、追いかけまわしてもいる。簡単にいうと、みんななんの悩みもないように見えるのだ。……

51202.其(そ)の善き者を択(えら)びて之(これ)に従う。その善(よ)からざる者にして之を改(あらた)む。

51203.「わが道をゆく」に勝る道はない。

51204.ビジネスの範囲を自国市場に限定したとたんに、外国企業に攻め込まれる。最初から世界を目指せ。充分なマーケットを確保しなければ生きていけない。

51205.本当に心が積極的になりゃ、現在感じている煩悶や苦痛なんていうものは、まったく朝日の前の霜のように消えちまう。なぜかといえば、生命運営の一切の根本中枢が心なんだ。

51206.一流の数学者でありながら計算が苦手というのは、あり得ることである。また、完全に計算ができるのに、数学について少しもイメージを持てないことも、あり得る。

51207.職場があるから働ける

51208.目的だけをしっかり見つめるのです。そして、自分にははっきりした目的が見えているのだから、きっとそこへ到達する、と心の中で断言する。これがポイントです。

51209.人生のつらく厳しい経験によってこそ人格は形成され、内的な力が育成される。それによって難しい状況に対応する能力が高まり、ほかの人にも模範を示し、感動と励ましを与えることができるようになるのだ。

51210.困ったって負けるものか。正直だから、どうしていいか分からないんだ。

51211.どんなえらい奴が来ても君は君の夢を主張できるかい? 俺は主張できるよ。だって俺は最高のダイヤモンドなんだからね。

51212.(受ける)仕事は、やりたいかやりたくないかでは決めない。やってくださいと言われてやってみると、自分はこういう能力があったんだなと、逆に人に教えてもらっていることが多い。

51213.空高く飛びたいという思いに駆られているときに、おとなしく這(は)い回っている人などいない。

51214.やや大きめの手帳を用意して、本でも新聞でもなんでも、これは大事だと思うことは書き抜いていく。あとで参照できるように出典とか頁数とかも書いておきます。番号さえ振っておけば、不思議に「あれは三冊目のあ……

51215.健康を保つことは、自己に対する義務であり、また社会に対する義務でもあります。

51216.人間がすることで最も良いことは、生まれること、生きていること、そしてすぐ死ぬこと。

51217.私のたたかい。それは、一事(ひとこと)で言えば、古いものとのたたかいでした。ありきたりの気取りに対するたたかいです。見えすいたお体裁(ていさい)に対するたたかいです。ケチくさい事、ケチくさい者への……

51218.否定的な人のアドバイスには、耳を傾けない。すべてはやるかやらないかだ。やっちまえ!

51219.常識なんていうものは、ただの人間の言うことだ。そんなものをありがたがっているようでは、偉くはなれない。普通の人間が考えたり、したりすることをしていては、普通の人間にさえなれない。

51220.犬を飼わない者は、泥棒を飼う。

51221.やはりこの世の中には、文芸というものが無ければ、油の注入の少ない車輪のように、どんなに始めは勢いよく廻転しても、すぐに軋(きし)って破滅してしまうものかも知れない。

51222.何事も変化がなければ良くならない。

51223.あまり気が乗らないが、容易にやってのけられる仕事を助走としてまずやる。次いで人からは難しく見えても、熱中して楽しく仕上げられる仕事をやる。その勢いでやりたくなかった難しい仕事に挑むと、うまくいくも……

51224.個性は自然に放っているもので、他人でないとそれと解らないよ。自分に向いたことを無理せず自然にやっていることってあるだろ。個性のなせる業でね、それが個性を生かすことなんだ。

51225.「偶然」とか「天才」とかいう言葉は、実際に存在しているものを何一つ表していないのであり、したがってまた定義することもできない。これらの言葉は、現象を理解する上でのある種の程度を示しているにすぎない。

51226.人の感受性をつくるのは、人のそだった日々の風景だ。

51227.社会に対して、ぶつけたいメッセージがある。言わずにはいられない。ならば、当然、表現のスタイルが決まってくる。内容が形を決めるんだ。どう表すか。それは自分次第。無限の自由がある。

51228.新しく、刺激的で、向上をうながすような生命の型(=生き方)を愛しなさい。

51229.夢なし君でもできる五つのこと。1.夢がないなら、お金を貯めておこう。2.夢がないなら、旅行に行っておこう。3.夢がないなら、夢がある人の近くにいよう。4.夢がないなら、勉強をしておこう。5.夢がな……

51230.人間は回転しているときが(一番)調子がいい。動き続ける歯車を一度止めてしまって、あらためて「さあ、回しましょう」といっても、うまく回らないものだ。

51231.理想的な仕事とは、仕事と遊びの区別がつかないようなものである。

51232.物で溢(あふ)れた豊かな国は、(食べ物の確保の)その上を行かなくては幸せにはなれません。心を遣(つか)って自分なりの幸せを探さなくてはならない。そしてそれは、とても難しい作業でもあるのです。

51233.女性が「信じないわ! いつまで経っても実現しないから」と言うたびに、何が起こるか知っていますか? その女性が死ぬのです。心の中で。大事な部分が。

51234.年を取ってよかったことは、体が思うように動かなくなったことで、必要最小限の動きをするようになり、力が抜けてきたこと。力というものには「我」がある。力が抜けてくると自然に我も抜けてくる。

51235.(エンターテインメントと違って)芸術というのは、自分がやりたいことをやって、そこに人がついてくるものだと思う。だから、僕が一番やりたいことは、芸術ではない。

51236.落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業(ごう)を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある。

51237.従兄弟(いとこ)同士は鴨(かも)の味。

51238.つまらない仕事だと思うのは、その仕事におもしろさを見いだす力がないから。

51239.人生の意義は、まあ、いろいろあろうけれど、自分が何回、笑顔になったか、ヒトの笑顔をどれ程見たかで、充実度がはかられる、そんなところがある。

51240.たった1つ、目標を設定するという習慣を実践するだけで、あなたの人生は実にシンプルなものとなり、自動的によりオーガナイズされたものとなるのです。

51241.いい死体の役者は、百ぺん死ねる役者のことだ。たった一度だけじゃ、演技と言えない。

51242.社員を頻繁に解雇している経営者はいい経営者ではない。普通の社員をうまく使い、育て上げるのがいい経営者だ。

51243.(芸というものは)虚にして虚にあらず。実にして実にあらず。この間に慰みがあるものなり。

51244.これから伸びていこうという事業は、どんどん新しい技術革新について行かねばならぬ。

51245.労使間の訴訟がこれだけ急増しているのを見れば、できるだけ低い対従業員数収益率で、自分だけの在宅ビジネスを目指すことが賢明だ、ということは明らかでしょう。

51246.もし本当に正義のための復讐なんてものがあると思ったら、その時は鏡を探せ。自分の顔を見ろ。それだけだ。

51247.(志賀直哉の)あの「立派さ」みたいなものは、つまり、あの人のうぬぼれに過ぎない。腕力の自信に過ぎない。

51248.雄々しくネコは生きるのだ 尾をふるのはもうやめなのだ 失敗おそれてならぬのだ 尻尾を振ってはならぬのだ 女々しくあってはならぬのだ お目々を高く上げるのだ

51249.何かを企てて完全に失敗に終わることはめったにない。また、じっくり考えて得た理論であれば、どんな理論でも完全に誤っているということはない。うっかり犯しそうな失敗にも、真実を探求して得られる魅力が必ず……

51250.同情するなら金をくれ!


51251.象からは七歩、牛からは十歩、女からは二十歩、酔っぱらいからは三十歩離れていろ。

51252.どうしてわたしが幸せなのかわかる? 自分のことが好きだから、だからなのよ!

51253.チルチルとミチルにとっての幸福は、わが家の鳥籠の中にいた青い鳥などではなく、あの長い遍歴行(へんれきこう)そのものであった。

51254.(業績の悪くなった会社のトップは)経営で重視すべき数字やファクトやロジックではなく、世間体や自分の好みや、うらみつらみ、こういったもので経営を判断しているのです。それではうまくいくはずはありません。

51255.幸福は珍重すべき持ち物ではない。思考の質、精神状態だ。

51256.勝った馬が常に美しいのは、運の祝福を受けているからにほかならない。

51257.考えることが快楽でない人は精神の字にかならず(こころ)とルビを振る。

51258.人生、フルスイングでいかなきゃ。野球のホームランを打つのだって、フルスイングしなきゃ打てないだろう。バントじゃダメなんだ、人生は。たとえ空振りしても、思いっ切り振った方が気持ちいいんじゃない。一回……

51259.清貧と豪奢(ごうしゃ)とは両立せず いい芸術と恋の勝利は一緒に来ない

51260.砂に残った足跡は、押し寄せる波があるから美しいのです。

51261.(官能的な女性とは)注意深い無関心、目立たぬ好奇心、見せびらかしでない図々しさ、これらが完璧に調合されたもの。

51262.人生が面白いのは八十歳ぐらいまでのような気がする。八十歳をすぎるとどうしたわけか、大好きな死のにおいがしてきて、なんとなく、笑うのも八分目ぐらいになる。

51263.人間の言葉はみんな工夫です。気取ったものです。不安の無いところには、何もそんな、いやらしい工夫など必要ないでしょう。

51264.長幼序(じょ)あり

51265.どんなに親しい間柄であろうと腹六分でつき合うのがいいんです。

51266.私は生きていることが好きだ。時々狂わんばかりに、絶望的に、胸が痛いほど惨めになり、悲しみに身もだえするけれども、その間も生きていること自体は素晴らしい、とはっきりと自覚している。

51267.将来への不安と、過去への後悔、この二つから解放されたとき、多くの人は幸福を感じることができる。

51268.個人として優れていればいるほど、それで墓穴を掘るケースが多い。

51269.悪魔は、いかなる悪魔でも、角を隠すことはできない。

51270.(それは世間が、ゆるさない) (世間じゃない。あなたが、ゆるさないのでしょう?) (そんな事をすると、世間からひどいめに逢うぞ) (世間じゃない。あなたでしょう?) (いまに世間から葬られる) (……

51271.前向きに生きる──なぜ前向きに生きるのか。それは「運」がその人の前を通るから。後ろを向いていると、前を通った「運」がわからない。わからなければキャッチできない。だから、常に前向きに生きていたい。

51272.まだ足りないと思っている人たちは、決して満たされることなどないし、満たされていると思っている人たちは、決して足りないとは思わない。

51273.人が忘れるのは、きっと、なかったことにしたいから。現実を見たくないからよね。

51274.男はウソがヘタだというが、そのかわり、「隠しごと」の大家である。

51275.自然をしみじみと観じ、これより受ける何物かを、生活の上にまで引き入れようとする態度は、魅力に富む東洋人の心境を表示するものであろう。

51276.数とは、科学の言葉である。

51277.「人生に負けた」とか言いますけど、誰でも裸で生まれてきたんで、服一枚着てる時点で人生の勝利ですからね。 敗北者はいないはずなのに敗北感を味わう人が多すぎる、と思いますけどもね。

51278.まことにひとにさちあれよ われはいかにもなりぬべし。こはまことわがことばにして またひとびとのことばなり。

51279.歌はただ歌であるというだけでなく、歌がくれる「何か」なのだ。

51280.目標を掲げたのに、今、何をしていいか解らない、と迷っている人が多い。理想を目標に掲げてしまうと、高すぎて仰ぎ見るしかない。また目標が成ったことばかりをイメージして今を見ていない。

51281.忍耐はありとあらゆる困苦に対する最上の治療なり。(ver.0)

51282.私が、パリに漂っているアイデアからインスピレーションを得たように、他の人たちが、私のアイデアからインスピレーションを得ることもあるだろう。

51283.本当に信じることができたら、信じる力は現実になる。

51284.野球をホントに楽しめるのは、ホンキで勝とうとする人間だけよ。

51285.面白いことに、人は自分のものごとのとらえ方に肩入れするようになる。

51286.他の人がどう思おうと関係ないでしょ?

51287.グールメは、フランス語の語源の通り、「食べものを楽しむ人」を指す言葉ですが、昨今のブームは「味がわかる人」という意味で使われているでしょう。「楽しむ人」と「わかる人」とは必ずしも一致しないんだ。

51288.理不尽な事が世の中にあるのは当たり前。それを恨んだり諦めているヒマがあったら、楽しんで理不尽と戦おう。

51289.その家に平和を見出す者は、君子たると庶民たるとを問わず、最も幸福な人なり。

51290.私自身はあまり勤勉なほうではありません。続けるだけです。続けているうちに最後には(終わりが)見えてくるのです。

51291.「ベター」「ベスト」というのは、比較するものがある時に使う言葉です。しかし、新しい領域へ乗り出す開拓者は、真っ暗の中、羅針盤も持たず海岸へ向かう船と同じなのですから、「完全」でなければならないので……

51292.問題はいつも未来に繰り越されるのである。人がいて毎日がある限り、(問題は)避け難いものだ。何にせよ明日もまた期待しようではないか。

51293.ボランティア活動は、あなたの人生を飛躍的に変えてくれます。

51294.「邁進」という言葉を好んで使う人には、「夢や目標を目指して頑張ってる自分って素敵だ、格好いい」という自己陶酔、「みんな見てくれ、応援してくれ」という強い自意識が感じられる。本当に邁進している人は、……

51295.あきらめなければ、失敗はない。

51296.男と女が対立し、いがみ合い、仲直りし、理解し合うという、オトナの基盤がないと、(※夫婦における)真の自由も幸福もない。性の本当の喜びも解放もありはしない。

51297.絶望の淵にいる人に希望を持てと励ましてもすぐには持てるものではない。たとえ1%の希望があったとしても、それは絶望のベールに覆われていてその人には見えない。でも、その人の身近にいる人には見える。そっ……

51298.怖れは、目覚まし時計のようなもの。「起きる時間だよ」「何かを見る時、行動する時だよ」と知らせてくれているだけなのです。

51299.どんな組織でも悪い点を探すと必ず山のように出てくる。しかし、悪い点をなくすのは意味がない。それで良い会社を作れた試しがない。実際、良い会社を作っている経営者や大きな改革を断行した人はみんな、悪い点……

51300.使われる人の人格を無視しては、近代産業は成り立たない。


51301.(感動による)泣きたがりは、暑がりや寒がりと同じです。うるさく泣くのはマナーに反します。

51302.仏教において智慧というのは、いろいろなことを知っていることではない。事実を事実として受け止めていく勇気です。それがどんなにつらいことであろうと、どんなに厳しいことであろうと、それが事実であるならば……

51303.会社なんていつも問題だらけだ。トラブルのない経営なんてあり得ない。

51304.自力で富を築いた人ほど、子供に財産を残さないと言っている。「魚を与えるより、釣り竿を与えた方がいい」と考えている。

51305.自分がやりたい仕事を誰かが用意してくれることなどありません。与えられた仕事があれば懸命にやり遂げるのは勿論(もちろん)だけど、本当に自分がやるべき仕事は自ら提案し働きかけ、創りだしていくしか……

51306.この本を子どもが読んだらおもしろいだろう、子どものためになるのではないかというような目線で、子どもの本を見るのではなくて、なによりもまず、自分がこの本を読んでおもしろいだろうかという新鮮な眼差しで……

51307.イノベーションとは、物事を新しい方法で行うことによって、資源の持つ富の創出能力を増大させることである。

51308.「愛人」の立場に甘んじる女たちは、「家庭」の不潔さ、空虚さ、ご都合主義などを口をきわめて罵倒するし、(心の内だけでも)自分こそ、純粋で打算がない真実一路の高尚な人間のように思いたがる。

51309.人間はみな たれも通ったことのない 自分が はじめて通る道を 一生かかってあるく

51310.(若い人達にとって、大人に反抗する)いちばん手軽で、いちばん痛烈なやりかたというのは、言葉を自分たちだけに通じるものにしてしまうことなのです。

51311.自由と書物と花と月がある。これで幸せでない人間などいるものだろうか。

51312.だいたい(親が自分の子どもについて)“普通でいい”なんて思うのが、ほんとうはけしからんです。子どもがどう思っているのかわからないのに、普通が幸福なんだから普通になれ、だなんて。

51313.いつ来るかわからない仕事をじっと待っているなんて、うんざり。そう思ったら、自分からアクションを起こすべきです。

51314.微笑は、する者にも見る者にも、上品でよいものだ。

51315.最初にふれているのだ。そのときは気づかない。二つめあたりにふれたとき、ふれたと感じるが、実はその前に、与えられているのだ。

51316.愛とは、現在にしかないもの。

51317.人間の生涯の吉凶は、ことごとく食によって決まるといっても過言ではない。

51318.私の上におこってきた苦悩が消えてなくなることが救いではなく、そういう問題に出遭ったことを扉として、より大きな、確かな世界に目覚め、歩まされていくということが、救いでございます。

51319.オトコ文化は結論する。結論文化といってもよい。結論、断定する。

51320.(恋愛と同様に)青春へのあこがれも、私たちはある種のイメージに導かれている。青春特有の、行き場のないもどかしさや野心が詰まった暗さ、苦しさにあこがれている部分もある。

51321.旅への衝動は、人生の希望に満ちた症状の一つである。

51322.どんな職業にも、芸術家的な要素、科学者的な要素、哲学的な要素が含まれている。一つの職業を極めた人は、一流の芸術家であり、一流の科学者であり、一流の哲学者である。

51323.人間の欲望というものは、絶対に捨てることはできないのだ。無理に捨てようと焦らないで、反対にもっともっと燃えたぎらせればいい。

51324.何事もやってみなきゃわからないというけれど、やってみてもわからないことが世の中結構多い。

51325.誰だって年を重ねるんだ。だけどオヤジになったら、あいつは終わったなんて、そんなマンガみたいな事はそうざらには無いのさ。誰か君の近くにいる40歳以上の人に聞いてみろよ。終わってねえんだよ。どんどん発……

51326.私は、政治的「差別」がおおむね悪であることを(政治という形態が、悪の論理を内包せずには成立せぬという不条理をふくめて)否定されるべきであるということに異は唱えないが、それが「差別」であるから悪なの……

51327.あせらず、あきらめず、むりをせず、ゆっくり、がんばれ![がんばろう!][がんばる!](ver.0)

51328.老年とは思い出に生きるものだとは、人間の弱さを蔽(おお)う飾り文句であろう。

51329.一得一失こそ、ものの成長に追随するさだめではなかったか。永い眼で、ものを見る習性をこそ体得しよう。

51330.私は教師。私ほど恵まれた職に就いている者はない。医者は生命がこの世に誕生する神秘的な時間に立ち会うが、私は生命が日々、新たな疑問や考えを抱き、新しい人間関係の中で生まれ変わるのに立ち会う。

51331.素直に自分の誤りを認めることができない人は、つまらないメンツやプライドにこだわっている人に多い。謝らなければ、自尊心は傷つかなくてすむかもしれないが、かえって周囲からの評価を下げてしまう。

51332.肝心なのは、(事前に)あまり知識を持たないこと。ここが大事なところなんです。あまり知り過ぎると、人はマイナスの意識を持ってしまう。「これは難しい。できそうもないな」と。そう思わないためには、適当な……

51333.(大人になるにつれて)いくら希望が失われてしまったといっても、根こそぎ失せてしまったのではない。少年時代には少年としての希望が、壮年時代には壮年にふさわしい希望が、老人にも老人らしい希望がある。

51334.世の中を「陰」に見ていくか「陽」に見ていくかである。「陰」に見ていけば、人の世は暗くさみしい。

51335.世の中に役立つことをしなさい。そうでなければ、家も企業も永続していかない。

51336.小難しい思考や重箱の隅めいた研究をわたしは禁じ、そして罰する。それらがもたらす悲しげな憂愁によって、それが引きずりこむ果てしない不確実性によって、そしてその発見めいたものを伝えたときにそれが……

51337.教育においてはあせりはとくに禁物。「待つ」ことの如何(いか)に大切なかが分かりかけてはじめて真の教育は始まる。

51338.「わかってくれなくて当たり前」と思って、はじめは行き違いや食い違いが生じても、腹を立てたり、がっかりしたりせずに会話を続けていく。これもコミュニケーションの基本の一つのはずだが、若い世代にはできな……

51339.人を悪く言えば、もっとひどく言われるおそれがある。

51340.肉体労働者は、何をなすべきかは指示されるものとしていた。これに対し知識労働者は、自らの専門分野では自らが意思決定を行うべきものとする。

51341.人としてこの世の中に生まれて一番大切なことは、人に嫌われる人間になるのではなく、好かれる人間になることだよ。

51342.外界の影響があると、クリエイティブな発想を摘み取られてしまいます。

51343.別れた男をけなすのは、そんな男に惚れた自分をけなすのと同じこと……そんなこと自分の非を宣伝するようで嫌だわ。

51344.野心──生きている間は敵から悪し様(ざま)に言われ、死んでからは友人から物笑いにされたいという抑えがたい欲求。

51345.何かをやることが決まったのに、その準備を明日から始めるのでは遅いよ。今できる準備を明日に延ばす人は、ずっと明日明日と延ばす人に多い。

51346.要は他人のアラや欠点を詮索することを止めて、自分のアラや欠点の方を詮索することである。

51347.この地上におけるいわゆる地獄をつくり出すのは、私たち自身の無知、無関心、あるいは間違った選択から来る、間違った考え方なのです。

51348.本当にその状況を改善したいのであれば、自分だけでコントロールできる唯一のもの(自分自身)に働きかけることである。

51349.なあロッキー、訳もなしに憎まれ口を叩く奴が時々いるんだよ。

51350.怠るな 社員の手本に 歳はなし


51351.言葉というのは、(語彙の量ではなく)言葉の使い方の問題です。自分がどういう言葉をどう使うか、その言葉のなかに自分をどう表現してゆくかが、これからの社会で一番重要。

51352.創造性とかパワーとかは、観念でなく、身体ごとぶつかることによって生まれる。

51353.我はつねに狭小なる人生に住めり、その人生の荒涼の中に呻吟(しんぎん)せり、さればこそ張り詰めたる氷を愛す。斯(かか)る切なき思ひを愛す。

51354.人間は土着するが、決して「近代化」などすることはない。近代化するのは、人間ではなくて環境だからである。

51355.星はいい。正も邪もなく、ただああやって光っている。

51356.影のない役者は光のない役者だ。俺は新しい影をつくることから始める。

51357.閉じた口にハエは入らない。(ver.0)

51358.経験は蓄積資本である。

51359.いつもより一分早く駅に着く 一分君のこと考える

51360.説得と納得は違う。交渉は、相手も自分も納得できるやり取りにしなければなりません。

51361.今世紀の一流の数学者の一人がいみじくも言っているように、同時に詩人の心を持たなければ数学者にはなれない。もっとも、この言葉の正しさを理解するには、何か実在しないものを創り出すのが詩人だとか、想像と……

51362.新聞を読んでいる人が、すっと、目を上げた。ことばを探しているのだ¥。目が語っていた。ことばを探しているのだ¥。手が語っていた。ことばを、誰もが探しているのだ。ことばが、読みたいのだ。

51363.極端な手段は常に好ましくないが、それが必要な時は、賢明な手段である。

51364.よくできた服とは、誰にでも似合う服である。

51365.意志は立派な息子であり、また、厄介な子供である。

51366.自分の信仰心を試すには、信仰は本物だと自分に思い込ませて行動し、様子を見ればいい。

51367.年寄りには年寄りの知恵がある。それは確かだが、若者の邪魔をしちゃいかん。年寄りは若者の邪魔をするようになったと思ったら、さっさと退かんといけない。若い者にまかせれば、ちゃんとやってくれるよ。

51368.「顧客のために」ではなく「顧客の立場」で考える。

51369.準備ができていないときに、チャンスはやってきます。準備が万端整ったときには、もうそれは、チャンスではなくなってしまっています。

51370.妻は夫を幸福にする。兄弟姉妹を幸福にする。それから友人を、同僚を幸福にしていくと、いつの間にか幸せな人たちの中にいる自分も幸福になっているのである。

51371.成果をあげるためには、大きな固まりの時間が必要である。

51372.嘘とはつまりこんなことだ。いやなことでも「はい」とすなおに言ったり、笑いたくないときでも笑ったり、つまらないことでも一生懸命やって、更に一生懸命やり続けることで自分の頭を麻痺させてしまうと……

51373.思い通りに生きるのはムツかしかね。

51374.故郷なんてものは、泣きぼくろみたいなものさ。気にかけていたら、きりが無い。手術したって痕(あと)が残る。

51375.我々は、この時代を偉大な発展の時代にすることができる。

51376.精神的プレッシャーには、開き直りで立ち向かう。

51377.人間は死に依って完成せられる。生きているうちは、みんな未完成だ。(中略)人間は、死んでから一ばん人間らしくなる、というパラドックスも成立するようだ。

51378.勤勉たれ。時間を空費するなかれ。常に何か益あることに従うべし。

51379.私にとっては、わずかばかりの自分の知識を本にするよりも、独り学ぶ楽しみのほうがはるかに大きい。

51380.音楽は競争じゃない。協調だ。一緒に演奏して、互いに作り上げていくものなんだ。

51381.われらの歎(なげ)きは、短き命をもっていることにあるのではなく、瞬間の生命を、よく生かし得ないところに在(あ)る。

51382.チャンスは懐に飛びこんできまへん。自分からつかみとらんとあきまへん。

51383.すべて重大なる問題は、賢さとか、敏捷(びんしょう)さだけでは、決して解決できない。天地に恥じざる行動と相互信頼の公平な心があって、初めて解決する。

51384.人にほめられる人よりも、人をほめられる人が賢者。

51385.運は正面から来ない。

51386.戦いとは傷つけること、戦いとは傷つくこと、戦いとは痛みを交換することよ。傷みを通じて、互いの思いに触れ合うの。すなわち、愛に他ならないわ。

51387.善意の過ちは許せ。

51388.着るものがある。食べるものがある。雨露をしのげる家がある。愛する家族に愛を伝えることができる。すべてに感謝。

51389.人間は、欲望を創造するものであっても、必要を創造するものでは決してない。

51390.学問ハオ好キデスカ。無理カモ知レマセヌガ、ソレダケガ生キル道デス。

51391.おれなどは、生来人が悪いから、チャンと世間の相場をふんでるよ。上がった相場はいつかは下がる、下がった相場もいつかは上がる。人間も同じだよ、上がり下がりの時間は長くても十年はかからぬ。

51392.(自分の)職業に必要な全部のことを勉強しようと思ったら、半端な努力では済まない。でも、マスターしないと、その職業を自分でコントロールすることは不可能なんです。しかし、この過程で得られるものは途方も……

51393.得意げにうんちくばかり垂れる人には、こう言ってやりましょう! 「この、うん畜生め!」

51394.僕らはみんな、いろんな大事なものをうしないつづける。

51395.学校は、同じ金を出せば、同じように誰も一律に扱って、大学だったら、教授先生の意向で生徒がちゃんと守られている、これが学校のいいところですよ。学校のいいところって、それしかないですよ。

51396.人間は安物買いをする動物である。他の動物はそんなことはしない。

51397.企業を基盤とする社会は、個々の企業が自らの社会的意識にかかわらず、社会の目的と安定に貢献することによってのみ機能する。

51398.君が自分の音楽にもしも自信があるなら、(誰かにプロデュースしてもらうんじゃなくて)自分でレコードを作るべきだ。自分で自分をプロデュースするべきだ。

51399.人情は移ろいやすく、世渡りの道は厳しい。だからこそ、険しい難所でも一歩退いて道を譲り、楽に通れる所でも、三分(さんぶ)は人に譲る心がけが必要だ。

51400.才能ある人は賛辞にのぼせない。


51401.人をだます人間は、いつか必ずだまされる。また、自分をも惨めにする。

51402.失敗は誰にもいつでも起こり得る。これに対しては、最後の瞬間まで望みを捨てぬ心構えが大切である。

51403.スターほど、「できない」と「駄目」が多すぎて、みんな自分(自身)の短所をよく知ってる。でも、もう駄目なんだからって半分ぐらいはあきらめて、そこのところは無理しないで、さりげなく出していく。……

51404.本当の貢献を必要とするのであれば、それらの貢献を行った人たちに報いなければならない。

51405.民を貴(たっと)しと為(な)し、社稷(しゃしょく)これに次ぎ、君を軽しと為す。

51406.私は純粋にちかづきたい。そして、人びとを動揺させたい。

51407.節倹を守らんよりは、むしろ奢侈(しゃし)を禁ぜよ。(ver.0)

51408.社会が決める法律には正しさは必ずしもないとすれば、正しさはどこにあるか、わかるね。そう、自分にあるんだ。善悪を正しく判断する基準は、自分にある、自分にしかないんだ。

51409.根さえしっかりしていれば 枝葉はどんなにゆれたって いいじゃないか 風にまかせておけばいい

51410.誰でも毎日少なくとも五分くらいは大馬鹿になる。分別とは、この限界を超えないことにある。

51411.作者は小説の奴隷である。

51412.知識とは専門化である。

51413.いちずに 一本道 いちずに 一ツ事

51414.社会的存在としての引退はあっても、心の引退は生命ある限りないのです。いつも何か目標を定め、それに挑戦していくことが大切です。

51415.小説と云(い)うものは、本来、女子供の読むもので、いわゆる利口な大人が目の色を変えて読み、しかもその読後感を卓を叩いて論じ合うと云うような性質のものではないのであります。

51416.好きなことから逃げたら、後悔するぞ。

51417.試験地獄なぞという事はあたりまえの話であって、試験極楽なんていう事があってはならぬ。

51418.真のマーケティングは、顧客から出発する。すなわち人間、現実、欲求、価値から出発する。

51419.自分が変わるつもりがないんだから相手だって変わらない。相手を尊敬するつもりがないんだから自分が尊敬されることもない。本当は自分さえ変えればいくらでもやり方があるのに原因を外部に求め、苛立ちの人生が……

51420.日本のいわゆる知識人たちは、奈良朝以降のことでもってしか、「日本国」や「日本人」のことを考えないんです。それは、当然、「おかしい」ということになるわけです。

51421.伝統行事というものは、めんどうくさいようだが、一種のゆとりのようなもので、自然や祖先の霊と共生しているような和やかな気分にさせてくれる。しかし、これも、しだいに衰えたり、画一化したりして、つまらな……

51422.競争なんかしなくても生きられるよ〜。みんなは近道に殺到して見逃してるけど、その裏道もあるんだよね。欲をかかなかったら、裏道にも目がいくよ。誰も知らない細い裏道を探していったほうがラクだし、疲れない……

51423.何事も抑制があるからこそ型から出ようとし、個性的な仕事をしようとするエネルギーが生まれてくる。

51424.遊ぶということは、人生を過ごすためには絶対必要だ。

51425.友人は友人が前進するのをサポートするものです。敵ではそういうわけにはいきません。前進したければ、友人になることです。

51426.あのそばの味 あのパンの味 本当のところはね だれにも 説明できないんだよ ことばは 不完全だから

51427.人間にも企業にも、試練に耐えるためにだけ生きている時期がある。

51428.物のように目には見えないけれど、自分を磨くために費やしたお金と時間は、絶対に無駄にはなりません。その分、必ずどこかで役に立ち、やがて目に見えて、人生を豊かにしてくれます。

51429.多くの場合、今の自分の状態は「自然にこうなった」わけではなく、ある部分はお互いの努力の結果であり、ある部分はお互いの努力を怠った結果である。

51430.世界中で生み出される面白い製品の中心にはいつも人がいる。人を中心に考えてもの作りをする。

51431.美しさは「自然」が女に与える最初の贈り物であり、そしてまた「自然」が女から奪い取る最初の贈り物である。(ver.0)

51432.(競馬の予想が)はずれたら? うーん、いいじゃないですか。競馬で最もすばらしいのは、明日があるってことですよ。

51433.事業には、それ以上成功することは自らにとって有害であるという分岐点がありうる。

51434.失敗したとは思わない。うまくいかないやりかたをもう一つ見つけたのだと思う。

51435.お互い腹を割ってじっくり語り合うことができる人数は3人まで。

51436.この世に在ることは、切ないのだ。そうであればこそ、戦争を求めるものは、なによりも日々の穏やかさを恐れる。

51437.ひとが誤るのは、いつでも言葉を過信してだ¥。きれいな言葉は嘘をつく。この世を醜くするのは、不実な言葉だ。

51438.用心もまた勇気なり。

51439.誰かとくらべて 落ち込むなんて ひまだね。誰かとくらべて 喜ぶなんて ちいさいね。

51440.スポーツ大会に出る人は、優勝する自分をイメージしたら、そこで感激の涙を流したり、躍り上がって喜ぶくらいのところまでいったほうがいい。先に感動まで体験してしまうのは悪いことでも恥ずかしいことでもなく……

51441.我々は、親や、教師や友人から、自分自身になる方法ではなく、社会に適合し世間の基準に自分を合わせる方法を教え込まされてきた。

51442.身の丈に合わせて行動している限り、身の丈はそれ以上伸びない。

51443.心の穴は他の皆(みんな)が埋めてくれるもんなんだよ。(ver.0)

51444.勇気の感じられる言葉には、人の心と運をつかむ力がある。

51445.あなたがスポーツ選手でなくても、コーチがいると人生はガラッと変わります。ビジネスでも、勉強でも、家事でも、コーチの助けがあれば、最高の状態を引き出す手伝いをしてもらえるからです。

51446.現実に触れないで生きてくると、(トラブルが起きた時)どうしたらいいかわからなくなります。

51447.私は、神様はケチではないと思います。「両方ください」っていったら「もちろん!そういうのを待っていたよ」といって、与えてくれるんじゃないかと思うのです。

51448.組織の精神とは、訓戒、説教、善意ではない。実践である。

51449.太陽は夜明けを待って昇るのではない。太陽が昇るから夜が明けるのだ。

51450.謙虚になろうとする心こそが謙虚さというものです。謙虚になったと自分で思ったら、実はそのときはもう謙虚ではなくなっているのです。


51451.100万枚売れるアーティストが1組出るより、1万枚売れるアーティストが100組出たほうが文化的には正しい。

51452.どんな困難な戦局でも、必ず理論的な最適解はある。混乱して自棄になりそうな時ほど、それを忘れてはいけないよ。

51453.手当たり次第なんでもかんでもやたらと食う人は常に精神状態が穏やかでない。色々のことが乱れ調和しないことばかりになる。

51454.人間の力は必要に迫られてこそ十分に発揮される。従って退路を断つなど、部下たちがやむを得ず戦わなければならないように仕向ける必要がある。

51455.強いってことは泣かないことじゃない。泣いてもまた、笑えること。

51456.(本当に)好きな人であれば、いくら欠点があっても、その人を愛しているという気持ちがあるかぎり、ずっとつきあっていられる。

51457.努力する者は希望を語り、怠惰な者は不平を述べる。

51458.他山(たざん)の石

51459.辱(はずかし)められて怒らないことは難しい。

51460.懐疑は信仰の敵だとは言われるが、そうではない。信仰の敵は軽信である。

51461.芸術家が精神的に強いのは、孤独というものの力を自分で技にできているからだ。

51462.人に頼むすべさえ身に付けておけば、人生を切り抜けられる。

51463.人間の到達し得る最高のものは驚きである。もし根本現象によって驚かされたら、それで満足するがいい。それ以上のものは与えられない。しかし人間は根本現象を見ただけでは通例満足しない。なおもっと先に行かな……

51464.販売員は3秒間同じところにいてはダメ! お客様がいなくてもテキパキと動き回り、とにかく手を休まず動かす。

51465.生きていくということは、見えないものを信じて生きる勇気が必要なんです。たとえ自分が進む先が見えなくても、自分を信じて進む勇気が必要なんです。

51466.最も偉大な人たちの人生は、その人たちが実現した結果よりも、その人たちの目的と努力との中において、より多く表現されている。

51467.ユーモアや笑いは、心のいい休憩になる。

51468.怒られたときは、実は(こちらを)好きにさせるチャンスだ。

51469.人は、国の少子化防止のために子どもを持つのではない。「幸福」のために子どもを持ったり持たなかったりするのだ。その幸福とは、自分の幸福とは限らない。

51470.成敗(せいはい)は天に在(あ)り。

51471.人間の会話って、互いにどんどん相手の(語尾の)音程に同調していくの。 だから、子どもを叱るときは、語尾を高くしないと。

51472.すべては過程だ。結果ではない。

51473.聞くことからは知恵が得られるが、話すことは後悔につながる。

51474.何があっても、結婚相手は親友でなければいけない。

51475.桜が咲いた、ヒマワリが咲いた、柿はどうした、野菜はどうしたというような話が(被災地の)人々の励みになっている。もしそれがなかったら、みんな自分を支えることは非常に難しいのではないか。

51476.この世に足りないものなんて、何もないのだ。

51477.(山の頂点へ)一足跳びにあがるより、一歩ずつ登るほうが途中の草木や泉や、いろいろな風物を見ることができるし、それよりも、一歩、一歩を慥(たし)かめてきた、という自信をつかむことのほうが強い力になる……

51478.シングル女性にとっては「心を一歩出ればあとはライバルや敵ばかり」。

51479.雨だれも、ついには石をうがつ。

51480.(美の)根本は愛なんです。美しいから愛してるのではなくて、愛してるから美しい。

51481.答えをもとめるためではなく、ここにいない人(=死者)へ問いかけるのは、そうすることで、自分をはげます。自分がはげまされる、ということのためです。

51482.人生は庭のようだ。完璧な瞬間は経験できても、記憶以外で保存することはできない。

51483.女がおんなら、心配ない。男はほおっとこう。

51484.成功するのにたいした秘訣はない。他の人が理屈をこねている間にさっさと粉をこねればいいだけのことである。理屈をこねても時間の無駄になるだけだが、粉をこねれば団子になる。理屈をこねる人を見ていると、や……

51485.大根が先生で 私は弟子 なんの驕りもない ありふれた この大根のようになれと 先生は 教えてくれる

51486.難しいと思う心が、物事を難しくする。

51487.世界はまず、人たちの想像力の中で亡(ほろ)びる。そしてそれを防ぐためには、政治的手段など何の役にも立たないのである。

51488.誰にでもわかりきっているようにみえるが、それでいて平生は気づかずにすごしている。叡智(えいち)とはそれを指摘するからこそ叡智ではないか。

51489.ダイエットは必要なのだろうけれど、いつもカロリーを計算して毎日エクササイズするなんて好きじゃない。

51490.生きている間は照れくさくて言えないことがある。亡くなって初めて分かる親の愛がある。

51492.わては無学やさかい、白なら白一色でいきます。ほかの色のことは考えまへん。

51493.真の謙遜とは、私たちの能力や美徳を他人に隠したり、あるいは自分を実際よりも悪くかつ平凡だと考えることではない。

51494.君は「ただのサラリーマン」なんかじゃない! 「有料のサラリーマン」じゃないか!

51495.わかってたまるか わかってたまるか 足の下に踏まれてばかりいる 雑草のくるしみを 陽の当たるところに出たことのない 苔のかなしみを

51496.「果報は寝て待て」では、訪れた果報に迅速に対応できないし、せっかくの果報を最大限に活かすこともできない。果報は練って待て! 果報は計画と作戦と対策を練って待て!

51497.感ずるべきものに感ずる人間であって欲しい

51498.生きる事は、芸術でありません。自然も、芸術でありません。さらに極言すれば、小説も芸術でありません。

51499.すべてを叶えてしまえるということは、何も望み(=望むもの)がなくなるのと同意だ。

51500.地獄とは 楽を求めて苦しむ世界 極楽とは 苦を転じて楽しむ世界  その どちらにもつけず 苦ぢゃ 楽ぢゃと 迷うている私


51501.高校の時、友達はみんな将来Googleで働きたいって言ってた。けど、私はそこで検索される人になりたいと思ってたの。

51502.追憶の感激をもたない生活を、つづけなければならぬ人たちは寂しい。

51503.サーカスの曲芸、綱渡りなどをやる人は、それが当たり前のような顔でやっている。まさに超人技。あれこそはプロや。

51504.近きもの喜び、遠きもの来たる。

51505.どうかことばを かけないでください ただ そっとしておいてください わたしのことを ほんとに思って くれるならば

51506.自然を大切にする気持ちは、自然と接することでしか生まれない。この地球は、子どもたちの未来のために私たちが預かっているもの。

51507.無念無想でやろうなどという意識があってもいけない。それでは潜在意識があったことになる。その潜在意識を潜在意識としてまた意識に取り入れてもいけない。その意識から超越しなければならぬ。つまり超意識的に……

51508.敗者と呼ばれる人には2種類ある。頑張ったけど敗れた人と、頑張らずに敗れた人だ。前者だけには、再度チャンスを与えたい。

51509.相手が一の常識を持っているなら、こっちは十か十五のポテンシャルの差がないと説得できない。

51510.「忠臣蔵」みたいなのが美しいっていうなら、ユーモアなんか日本人に必要ないじゃない。互いに仇を取りっこするような、せちがらい世の中になるのも無理ないと思うよ。

51511.大切なのは「年齢」ではなく「情熱」。それさえ失わなければ、きっと、何歳になっても新しい発見があり続けるに違いない。

51512.人間は、嘘をつく時には、必ず、まじめな顔をしているものである。この頃の、指導者たちの、あの、まじめさ。ぷ!

51513.冷静になってから手にした(=抱いた)「夢」は、単なる「夢」ではなく、「理想」に変わります。そして、「理想」を掲げて着々と生活していけば、やがて「理想」は「現実」のものとなります。きちんと自分という……

51514.人が一人で生きうるものならば、どうして世界の至る処に嘆きの声がみちみちているのでございましょう。

51515.思い屈するような心萎える時間こそ、心が撓(しな)っている状態で、重い雪をスーッと滑り落としているときなんだから、それを肯定し自分を認める。ああ、そうか、俺はまだやわらかな、撓う心を持っているんだと……

51516.人は、楽しい気分や明るい気分の時には好ましい言葉を思い出しやすく、悲しい気分や暗い気分の時には好ましくない言葉を思い出しやすい。

51517.地方人はまだ地方にいる時は、田舎者ではない。東京に出て来て、はじめて「田舎者」にされるのである。

51518.目指すものがあるというのは、成長へのいい肥やしになる。

51519.この世でもっとも深い愛を、感謝するにも及ばないほど当然だと、子供に思わせるためにのみ、母というものは子に必要である。

51520.鈍感な人たちは、血が流れなければ狼狽しない。が、血の流れたときは、悲劇は終わってしまったあとなのである。

51521.世の中が 便利になって 一番困っているのが 実は 人間なんです

51522.(人生において)最も大切なことは変化であり、私たちが直面する最大の問題は、その変化を、自分が進みたいと望む方向に合わせて、自分の運命を切り開いてゆけるかどうかです。さもなければ、自分の行動……

51523.たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。

51524.本当に強い人は強がらない。本当に偉い人は偉ぶらない。

51525.人間が人間たらしめているものはただ一つ。己の意思だ。

51526.公正な心によって、物事を正しく見る力が発揮される。

51527.人生ってきっと、地位や名誉やお金じゃない。人生は、どれだけ心が震えたかで決まると思うんです。

51528.算数は、現実を正しく把握する能力が築かれる土台であり、実際的な問題に対する思考力と判断力を発達させるための基礎を作るものである。

51529.運を頼む(=運を当てにする)人間は、往々にして愚痴っぽく、不平屋です。

51530.恋心というやつ、いくら罵りわめいたところで、おいそれと胸のとりでを出ていくものでありますまい。

51531.(仕事が)面白いと思って取り組むと必ず(仕事の)見え方が違ってくるのです。

51532.恕(じょ)は心の余裕。自分の心を暖め、他人の心に思いやりをかける。

51533.私たちは食べるもの、飲む水、吸う空気を通じ、この宇宙とつながっている。何かを口にするということは、宇宙を体内に取り入れるということよ。

51534.どうかすると若い者が「死ね」と言わんばかりのことを言う。死なれるか!この老境こそ味わい深いものなのだ。うんとうんと人生の味、お念仏の味がわき出てくるものなのだ。

51535.真の友なら、アドバイスはしても友の領域に関わる事柄には絡んでいかない。互いのプライベートを尊重するのが親友なんだ。

51536.どこから来たかではなく、どこへ行くかが、最も重要で価値あることである。

51537.人は平和を望む。しかしその一方で、争いを望んでもいる。その2つを持ちえているのが人だ。平和だけを望み、争いだけを摘み取ることは、人でなくなるという事に他ならない。

51538.私たちは、潜在的神の子です。愛を通して潜在は現実となります。私たちは敵を愛さなければなりません。彼らを愛することで、私たちは神を知るからです。

51539.臆病者にいい料理は作れない。誰にでも料理はできますが、偉大な料理は勇気から生まれる。

51540.自尊心を失う十八の心得──5.もっぱら人のご機嫌取りをする。

51541.組織はいつも風通しがよくなくてはならない。

51542.私たちの後ろにあるものも、私たちの前にあるものも、私たちの内にあるものに比べたら、小さなものに過ぎない。

51543.超能力や魔法がもし存在するならば、人の個性を際立たせる有効な手段となるだろう。超能力や魔法のないこの現実世界は、生きる人間にとって、あまりにも可能性が限られていて、夢も希望も持ちようがない。

51544.山師の根性なくしてなんの事業か。

51545.なにかがわかるまでに、とても時間がかかることが、あるものなのよね。

51546.良い部下がいれば、後ろを振り返る必要がない。彼らがしっかり見ていてくれる。

51547.石というのはだまっているけれども、見方によってはなんとなく話しかけてくる感じもする。とくに奇岩奇石のたぐいは、なんとなくわれわれには知れないような、信号を示しているような気がしないでもない。

51548.証明とは、納得させる推論である。

51549.恋に陥(お)ちたとたんに 誰もがヒロイン

51550.起きればいいんだ 転んだならば  直せばいいんだ 気に入らなければ  大切なのは 今ここから どうするかってこと


51551.人はその最良の部分で評価される権利がある。

51552.分かりにくい業界を分かりやすくする。埋もれた宝はそこらじゅうにある。

51553.ばらまき国家は自由社会の基盤を侵食する。国民の代表たるものが、票を買うために特定の利益集団を豊かにし、国民を丸裸にする。これは市民のコンセプトの否定である。事実、急速にそのように理解されるようにな……

51554.愛国心という卵から、戦争が孵化する。

51555.強い組織とは、自分で考えて自分で行動する組織のこと。そのシステムを設計し、作り上げることが、トップの仕事なの。

51556.イマジネーションの世界は無限である。

51557.ドキドキが止まらないのが18歳、動機が止まらないのが81歳。

51558.いくらこちらがいい話をしても、相手が聞いていなければ一生懸命話したとしても何にもならない。

51559.高慢は没落の前に来るが、拍手の後にも来る。

51560.宙宇は絶えずわれらによって変化する 誰が誰よりどうだとか 誰の仕事がどうしたとか そんなことを云(い)っているひまがあるか

51561.(鉢植えのように)私たちも成長のために植え替えを考える必要があります。でもいつ? 朝が来る前に、もうしおれているときです。明日を思い描けず、夢を見られないときです。いつ声を出して笑ったのか思い出せ……

51562.日々同じ仕事に変わらぬ集中力を注げるかが、職人の勝負。

51563.あすの事きのうの事に渡らずと ただ今橋をわたれ世の人

51564.ネタのない人ほど暗い話題を(雑談に)持ち込みます。暗い話題の方がしやすいのです。

51565.天地間一切の事物は、自然の大法の具体的顕現だ。

51566.衆生としての救いというのは、苦悩がなくなることではないのです。人間は苦悩しているがゆえに、苦悩がなくなれば救われると思うのですけれども、ただ苦悩がなくなったというだけならば、退屈というより深い問題……

51567.挫折はね、靴を1足履き潰しただけなの。1足だけですまそうなんて人生が怒るよ。さあ、新しい靴を履いてまた目指そうよ。それが生きるということなんだ。

51568.自己を教育する力によってのみ、他を教育することが出来る。

51569.人が代弁できるのは、自分自身だけである。他人を代弁できると思うのは、あるいは、実際に、代弁らしき行為をするのは、思い上がりと自己満足にすぎない。

51570.独創性のない人間に未来は任せられない。

51571.人を熱烈に動かそうと思ったら、相手の言い分を熱烈に聞きなさい。

51572.謙虚さは、他に美徳がない人にも美徳になるに違いない。

51573.知識は、それをどのようにして効果的な行動に移せるかを知っている人の手に渡るまでは、単なる可能性にすぎない。

51574.馬鹿と気狂いはよけて通れ。

51575.あなたの潜在意識は全知であって、あらゆる問題に対する解答を知っています。

51576.人間の名に値する唯一の人間は、行動する人間である。

51577.どんなことでも、自ら意図的に選択してやる。そうすると、「自分がすべてを決められる」という感覚が身につくようになる。

51578.周囲を見まわしてみるがいい。群れている人間ばかりが眼につくじゃないか。カラス人間やスズメ人間ばかりじゃないか。ひとりでは呼吸もできない連中が、その必要もないのに、互いに軽蔑し合いながら、いた……

51579.デブだからボーイフレンドができないなんて、逃げよ。デブだからできないんじゃなくて、それは魅力がないからなのよ。魅力っていうのは、やせているか太っているかの問題じゃないの。

51580.あなたの頭ではなく、ハートに従いなさい。

51581.置いてある物を見るときは、近くでなく、距離をおいて見るとよい。

51582.人生の大事なことはすべて、どう見るかで見えるものが違ってくるのだ。

51583.恋をすると、人間は一番いい自分を見せるものだ。

51584.愛そうという人間は相手を真剣に考える、相手の立場にたつ、相手をみる。それ故(ゆえ)、殆(ほとん)どたちまちのうちに(相手の)愛の虚偽を見ぬいてしまう。

51585.仲間の応援ほど青春力の高いイベントはない。

51586.市井の片隅に生まれ、そだち、子を生み、生活し、老いて死ぬといった生涯をくりかえした無数の人物は、千年に一度しかこの世にあらわれない人物の価値とまったくおなじである。

51587.本来女の中には、強い者に征服されたいという本能がひそんでいて、ほんとうに惚れてしまった男にこきつかわれるのは、まんざらでもないのである。

51588.入社1週間の新入社員(中略)だったら「すみません」しかないかもしれないけど、そうじゃないなら、「すみません」は使っちゃダメ。「すみません」じゃない言葉で踏ん張って会話を成立させたほうが、気持ちいい。

51589.強さっていうのは、誰かを殴り倒せるっていうことじゃない。誰かを守れるっていうことだ。

51590.着実なる努力と大いなる欲求が幸運(チャンス)を呼ぶ。執念が運命を引き寄せる。

51591.(アイデアを)苦し紛れに考えてひねり出そうとしても、決していいアイデアは出てきません。

51592.一杯は人(ひと)酒を飲む。二杯は酒(さけ)酒を飲む。三杯は酒(さけ)人を飲む。

51593.自分に向いている仕事、天職は何か」と探す人がいます。無駄なことです。やってみなければわからないからです。私自身、自分が最も実力を発揮できる分野を知るのに20年以上かかりました。

51594.才能がない人間にとっては、プライドというのは人生の妨げになる。才能があれば、プライドは人生の踏んばりどころで力になってくれる。

51595.「おはよう」というと 目がさめる 「いただきます」というと おなかがすく 「行ってきます」というと 元気にいける 「ありがとう」というと きもちがいい 「ごめんなさい」というと ほっとする 「おや……

51596.とかく、洋行者の土産話ほど、空虚な響きを感じさせるものはない。田舎者の東京土産話というものと、甚(はなは)だ似ている。名所絵はがき。そこには、市民の生活のにおいが何も無い。

51597.執着するような場を持つ者は正直な言葉を吐けないことが多い。

51598.KJ法やアイデア創造を支援するソフトなどは、本質的に人と情報をシェアするといった場合には役立つが、核となるアイデアを生み出すことにはほとんど役に立たない。むしろ邪魔することの方が多い。

51599.野暮(やぼ)な人は、とかく、しゃれた事をしてみたがるものである。器用、奇智にあこがれるのである。

51600.ありがたいというのは、資格がない、あるはずがないということが、それにもかかわらず現にあるときに、ありがたいと感ずるのです。ですからありがたいという歓喜は、懺悔と讃嘆という二つを内容として持っている……