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1.
心に太陽を持て。そうすりゃ、何がこようと平気じゃないか! どんな暗い日だって、それが明るくしてくれる!
2.
『この花はおれが咲かせたんだ』 土の中の肥料は そんな自己顕示をしない おれのような
3.
定かではない何かを欲しているときがある。そういうとき、遠くを見がちになる。しかし、足許を見たほうがいい。欲しているものの芽が出ていることがある。
4.
いまでは、街路やカフェなどいたるところで、わたしには見える。それぞれの人が避けがたく死を前にした姿をしている、すなわち確実に死すべきものである、ということが。──そしておなじくはっきりと……
5.
何事もとことんまでやらぬと気がすまぬ性格が私の今日をなした。
6.
誰かを攻撃したり、誰かを中傷したりする資格なんて、誰にもありません。自分を棚に上げて誰かを攻撃するのは愚かで恥ずかしいことです。
7.
この世の生活(いのち)は、ただつかの間の楽しみにすぎぬ。来世こそ不滅の宿。
8.
一つの概念をしゃべるとき、その内容か表現に独創性がなければ、男子は沈黙しているべきだ。
9.
真に優秀な人間とは、常に何事もただで与えられず、すべて代償を払って築き上げねばならぬことを、一番よく知っている者のことをいうのである。彼らは仕事をするに当たって、障害のないことを恐れ、自……
10.
人生なんてね、正解も不正解もないんだよ。他人がどう言おうが、自分がこれでいいんだと思えれば、それが最高の人生だよ。
11.
昔は隠居するということは次の世界を信じ、そこに向かう旅支度だったのです。隠居生活は今までの生活重点主義を捨てて人生を直視することだったのです。
12.
握りしめ温(ぬく)きどんぐり子の土産
13.
(小説の)読者は、その説明文に頼り過ぎていけない。作品以外に説明文を熱心に読む傾向があるから、いけない。とにかく、悪い癖である。作者だって、自作に就(つ)いて的確な説明は、容易に出来るものでない。
14.
美と女らしさは年齢と関係がないものだし、作ろうとして作れるものではないと思うの。そして、魅力は、こんなことを言うと、その専門の人たちは困るでしょうけれど、人為的に作り出せるようなものではないと思うの。
15.
私たちは、自分自身に対して嘘をつく時、最も大きな声で嘘をつく。
16.
(善意から起こる近所迷惑のような)善人のゲームにはルールがない。どこから飛んでくるかわからぬ一撃を、絶えずぼくは恟々としておそれていなければならぬのである。
17.
人間の仕事は知ることです。知ること? それならば、知るとは何か?──それは、まぎれようもなく、自分が在(あ)るがままのものではなくなる、ということです。
18.
もう声をかけないで。静かにやすませてあげて。
19.
われらの祖先乃至(ないし)はわれらに至るまで すべての信仰や徳性は ただ誤解から生じたとさえ見え しかも科学はいまだに暗く われらに自殺と自棄のみをしか保証せぬ
20.
若い頃の好みを持ち続けている老人は、それだけで滑稽な存在であることを忘れている。
21.
文明民族の一番悲しいミステークは、生命を考えるときに、いつでも体のことばかりを考えている。体のことさえ考えていれば、人間というものは満足な人生を生きられる、と思い違いしているところに、文……
22.
眼鏡をとって、遠くを見るのが好きだ。全体がかすんで、夢のように、覗き絵みたいに、すばらしい。汚ないものなんて、何も見えない。
23.
たとえなんの役にも立たないことでも、好きなことに夢中になり、誰よりも優れた知識や技を得たとき、人を感動させることができる。
24.
子供ってのは、とびうおみたいなもんさ。時期が来ると帰ってきて、また遠ざかってゆく。遠ざかってゆきながら、だんだん大きくなるんだ…… それを待ちながら年老(としと)ってゆくのが母親だよ。
25.
制作費を減らしたら、その作品、つまらなくなるでしょ。
26.
一個の人間を見舞う問題を、政治的に考えるというのは、自己責任論から脱する、という意味でもある。
27.
大事なのは、どんなに絶望的な状況に思われても、投げ出さないことです。無様(ぶざま)でも、みじめでも、あきらめずに、もがき続けることです。そうすれば、奇跡が起きることもあります。
28.
途中にてふと気が変り、つとめ先を休みて、今日も、河岸(かし)をさまよへり。
29.
人は毎日死ぬ。ただ朝に復活するために。大きく、より良く、より賢くなるために。
30.
真(まこと)らしさは、あらゆる種類の事柄においてたいした苦労もなく見つけることができるが、真理は、ある限られた事柄で少しずつ発見されるだけであり、ほかの事柄(=真理かどうか不明な事柄)……
31.
もし受け身で出発してしまったなら、なんとかして困難な一点に踏みとどまって、大きい勢いをおし戻すようにして、能動的に躰の向きを立てなおさねばならない。いかなる場合にも受け身は人間的によくない。
32.
変えられないもので悩み続けているうちは、時間と労力の無駄でしかない。そんなことより、自分の力で変えられるものに目を向けた方が、ずっと生産的だ。
33.
白魚(しらうお)や生けるしるしの身を透かせ
34.
言い訳をするのはやめよう。自分を騙すのをやめよう。言い訳をやめると、最初はつらいかもしれないが、胸のつかえがおりたようにスッキリし、新しい自分に生まれ変わるための準備が整ったことになる。
35.
神が与えたもうた贈り物を活かしなさい。
36.
沈黙によって、体と精神と魂の完全なる均衡が保たれる。
37.
たとえ良い人でも悪いシステムの中にいれば、悪い結果が出るだろう。
38.
親戚を喜ばせた結婚式は、会うたび、一生ほめられる。
39.
「この時代に生まれてラッキーだ」と思っている人は、関心が外へ外へと向かったり、得や利益を追求する合理主義的な生き方をしたりするようになる。
40.
書を校するのは塵(ちり)を掃(はら)ふが如(ごと)し。
41.
人を射(い)んとすれば先ず馬を射よ。
42.
戦争や戦闘は野獣的な行為として、そのくせそれを好んで用いる点にかけては人間にかなう野獣は一匹もいないのだが、彼ら(=人間)は大いに嫌い呪っている。そして、戦争で得られた名誉ほど不名誉なもの……
43.
ただひとつ言えるのは、先生や友人の代わりはいくらでもいる。しかし、自分を産んでくれた父親や母親の代わりはひとりもいない、ということだ。
44.
伝統の生長こそは、国家を大きくしまた強くする所以(ゆえん)であります。
45.
質問は、我々の無限の潜在能力を解放する鍵となる。
46.
蝶に会ひ人に会ひ又蝶に会ふ
47.
成功は目標の達成場所にあるわけではない。世の中ではそう見なされるが、本来は、目標までの過程にあるのである。
48.
一回語る前に、二回聞け。
49.
私はつくづく思う。俳人の最大の不幸の一つは、固定したできあいの「鞘」が用意されていることではないか。それは感受の仕方にも、詩としての外型にもそこへすっぽりはまりこんで、ぬくぬくとしていられる「鞘」……
50.
月明(げつめい)の水吃々(きつきつ)とさざめきぬ
51.
あなたが管理職だとしたら、部下の熱意や人間性は疑わなくていい。しかし部下の仕事が十全のものと思ってはいけない。
52.
自分がこう決めたからこうするんだ、というふうにならないと、言葉を扱うとき間違います。あくまで自分の使う言葉には責任を持つ。外から言われた物差しで自分の言葉を使わないという態度をもつことが大事です。
53.
才能による限界はあっても、経験による限界はない。
54.
歩き出す仔猫あらゆる知へ向けて
55.
行動を起こすのに十分なだけの知識を得ることは、誰にでも可能です。結局20%の情報が80%の結果をもたらすからです。
56.
人を批評したり判断する時には欠点を先に言いなさい。あの人は人は好いがだらしがない、というとだらしがない人ということになってしまう。しかし、だらしがないが好い人だと考えれば世の中は楽しくなり……
57.
大多数の人間は、今いるところで頑張れば道は開けると考えてしまう。そこで、無駄な戦いをやって、ボロボロになって力つきてしまうのだ。
58.
世界とは、「悲惨であること」と「喜びが欠如していること」との間のどこかに位置を定め、それぞれの形状を帯びていく小世界の、限りない集積によって成り立っているのだ。
59.
凡(およ)そ外交問題ほど国民の元気を煥発するものはあらざる也(なり)
60.
法の認知と社会的な共感はちがう。社会の共感は移り気であり、無責任である。そんなものを正義の基準にして、反社会的な行為を正義の実現と錯覚することが恐ろしい。
61.
風土も言葉もたんなる実在ではなく、すでに観念によって染めあげられたものですから、日本人という幻想の網は、それが幻想だということを知ったからといって、どうにもなるものではありません。
62.
出生率下げしは私ひなたぼこ
63.
あなたの願望に対する答えは、あなたの想像力の強さに依存しているのであって、境遇といったような外部的な事実に依存しているのではありません。
64.
小さな役などない、小さな俳優がいるだけだ。
65.
正義のための戦争なんてない。あるのは、利益のための戦争だけだ。
66.
お金は今の社会では防衛手段であり、自由になれる手段です。
67.
「私らしく生きたい」と思うなら、まず自分を知ることから始めなければなりません。容姿、容貌から好き嫌い、得手不得手、成功と失敗、過去と未来、長所と短所。自分の全てを表に書き出してごらんなさい。
68.
綿虫よ此(こ)の世ひろすぎではないか
69.
成人の日の母たりしこと遥か
70.
世界を変えるのは、人の心。私の使命は、そのことをみんなに伝えること。
71.
それ民、別ちてこれを聴けばすなわち愚、合わせてこれを聴けばすなわち聖。
72.
無名なものを讃えることができるのが歌だ。
73.
(愛されたら)愛を受け入れるんだ。愛は永遠には待ってくれないのだから。
74.
孤独は挑戦であり、そのなかでバランスを保つことは危険な仕事に違いない。
75.
人生は公平ではない。それに慣れよ。
76.
薔薇匂ふいつも何かの潜伏期
77.
「お布施」というのは相手に無くて自分に有るものを分け与えて、お互いによかったよかった、と喜び合うことだ。与えたほうも貰ったほうも共に感謝し合うことだ。
78.
人間は自分が敗れたときこそ、種々(しゅじゅ)な教訓を得るものだ。私は勝った試合からは、かつて何ものをも学び得たことはなかった。
79.
自分に自信を持っていたり、現実の自分を認めて受け入れている人は、むやみに(他人に)同調はしないものである。
80.
三風五雨(さんぷうごう)
81.
年とって涙もろくなった人が、「年とったからなあ」ってよく言うけれど、それは違う。「経験値が上がったからかな」って言うべきだ。いろんなものの気持ちが分かるようになってきたということが、涙もろくなった……
82.
(能力の)不足を自覚すれば、人さまに迷惑をかけまいと知恵が働くようにもなる。人によっては、不足を克服しようとするエネルギーが人生を推進することもあるだろう。
83.
お金がほしい時にお金を追うたらいかん。人を追いなさい。
84.
強運の女と言はれ茎漬くる
85.
鴨(かも)を煮て素顔の口に運ぶなり
86.
群衆は千の頭を持つ怪物である。
87.
(キリストの言う)狐(きつね)には穴あり、鳥には巣あり、されど人の子には枕(まくら)するところ無し、とはまた、自由思想家の嘆きといっていいだろう。一日も安住をゆるされない。その主張は、日々に……
88.
そうだ、あきらめるな。苦しい時こそ自分を信じるんだ。
89.
自由っていうのは、自分が本当にやりたい事を見つけて、それをやり抜くのが自由なんだ。
90.
「完全な絶望など存在しない」とよく言われるが、希望が少しでもあるなら、「絶望」とは言わない。
91.
流行を追う者は馬鹿だ。
92.
チームワークは大事です。ただし、日本の基礎科学研究が世界に伍(ご)していくためには、もっと若い才能を「突出」させてやる環境づくりが必要です。
93.
私は素晴らしい家政婦よ。男と別れるたびに、彼の家をキープするんだから。
94.
忍耐は何事も成し遂げる。
95.
切りに来る 手を切り返す すすきかな
96.
石(=墓石)に最小限の文字を刻みこむように、記憶に最小限のことばを刻むことは、いまでも詩人の仕事の一つたりえているだろうか。
97.
多くの戦争が過ぎ去って、両方とも打撃で疲労困憊(こんぱい)し、とうとう、平和が訪れてきたとき、結局人々は何を得たか? ああ、税金、未亡人、義足、そして借金。
98.
僕は、漫画家になりたいという人には「あなたはどういうふうに人生を生きるか」って聞く。それは大切なことです。
99.
自己の教師を尊敬しない者や、自己の活動の対象である人間を愛さない者は、たとえいかに利口であっても過(あやま)りに落ちているのである。
100.
企画書って予告篇だと思う。書き込んじゃうと理屈っぽくなるし、延々説明しなきゃならなくなる。それよりも、企画の内容をいかにも面白そうに思わせることが大切なんじゃないかな。雰囲気が伝わるように、丁寧に……
101.
愛とは、自分に起こったことがなんであろうと、相手にこのことを話したい、とか、一緒に来られればよかったのに、と思えることです。
102.
天の川いづこの藪(やぶ)もすさまじく
103.
芸なんてものは、はたから見ると呑気そうだが、中へ入って見るてえと、これほどきびしい世界はありませんよ。
104.
歴史、哲学、教育、宗教、法律、政治、経済、社会、そんな学問なんかより、ひとりの処女の微笑が尊いというファウスト博士の勇敢なる実証。
105.
ある日、目が覚めて自問しました。私は自分がベストだと思うことをしているのか? 私がしていないにしても、世界中のほとんどの人が、それぞれベストだと思うことをしていないのではないか? しかし人は、みん……
106.
くろがねの稚魚わき出づる青葉闇(あおばやみ)
107.
誰でも苦しくてもがいてもうこれが限界だと思うことがある。でも、それからが始まりで、自分でも意識できなかった底力が出番を待っている。
108.
魂は肉体を拒否する。
109.
私が提唱するよいスピーチの3要素は、「つかみ」「インパクト」「説得力」。これらはそれぞれ、冒頭・途中・全体の3区間の印象度を表しています。
110.
兎も角(ともかく)も落着き居(お)れば暑からず
111.
逆風に見舞われたのは一度や二度ではない。若いときは辞めたいと思ったこともある。しかし、どういう逆境も乗り切ってきた。それが生きて行くうえでの力となっている。
112.
議論とは、往々にして妥協したい情熱である。
113.
企業の経営者というものは、自らが雇う社員たちよりも、毎日毎?日はるかなるハードワークを果たさなくてはならない存在なのです。
114.
時代は激しく変化しているんだ。社会そのものも、それに対応して進まなければならない。
115.
男にふりまわされる女は、男にとっていじめたくなるいら立ちを起こすのです。だから男をふりまわす女の方が男の気を引く。男にモテる。
116.
不幸せ、見方を変えれば、ふっ幸せ!
117.
人は感謝されることが好きである。親切にしたり、困っている人を助けたりする自分に満足したい。相手から感謝されればうれしく思い、自分の存在価値が高くなったように感じる。
118.
思うようにいかないのが人生というもの。「願いが叶う」とか「夢が叶う」っていう類の本がいっぱい出ているけれど、あれはいかにみんなの夢や願いが叶わないかっていう証明みたいなものだ。
119.
さりげない言葉が、さりげなく他人を支える。
120.
蝙蝠(こうもり)やうしろの正面おもひだす
121.
私の好きな話し方は、単純で、素朴で、紙に書くときも口に出すときも変わらぬ話し方であり、滋味豊かで、力強く、短くて、引き締まった話し方です。繊細で整ったのよりも、激しくぶっきらぼうなのがい……
122.
あらゆる仕事が開発型であるべきだ。
123.
どうでもいいものは どうでもいいんだよ いちばん大事なことに 一番大事ないのちを かけてゆくことだ
124.
リーダーとマネージャーの違いは、現状を打破した人間と現状に屈服した人間の違いだ。
125.
後悔というのは、過去にまで遡って、不幸せを探しているようなものだ。
126.
人は自らの弱さを抱きしめるとき強くなる。
127.
青年は貞節であろうとして貞節でない。老人は不貞であろうとして不貞になれない。
128.
どんな人もみな共通です。何が共通かというと、ひとりひとり自分の世界を生きている、という点で、みな共通です。他にかけがえのない私の人生を生きているということだけが共通なんです。
129.
ペンをおくとき本当に春終る
130.
私の読む本の選択は、“自分の思索に役立つ”ということを考えてやっている。
131.
政治などは何のたしにもならぬ。平然として生きているものは大衆である。
132.
楽し句も、苦し句もあり、五・七・五
133.
償ひは人に知らるな濃(こ)あぢさゐ
134.
愛をくれたのは、相手の人ではありません。あなた自身が、愛を生み出したのです。でもその人は、あなたから愛をひき出してくれた、大切な人です。
135.
対立感情は文化の低いせいだというが、国と国との対立がなくなっても、人間同志、一人と一人の対立は永遠になくならぬ。むしろ、文化の進むにつれて、この対立は激しくなるばかりなのである。
136.
国家なんてなくても民衆はちゃんと生きていけるんですよ。国家が滅んだら、その国の民衆も滅んじゃうか、死んじゃうかといえば、そんなことはありません。
137.
私は梅 あなたは桃 花のいのちは どこかで一つに解け合っている 私は梅に咲き あなたは桃に咲く
138.
(好きな分野の)最も苦手なことを我がものにして初めて本当の「好き」になる。
139.
私はその人の能力より少し上の仕事をさせます。のんきに構えてなんかいられないところに放り込むんです。お気楽な雑用係など、必要ありませんから。
140.
やっていいこととやって悪いこと(の区別)がないのが表現の自由なんてことは、私はないと思う。
141.
芸術が私を欺いたのか。私が芸術を欺いたのか。結論。芸術は、私である。
142.
対処のしようのない問題は、不毛な問題などではなく、システムの改良を通じて解決策を模索しなければならない。それは自分のためであるのと同時に、同じ社会に生きている他の人のためでもある。それこそが、私た……
143.
好かれる性格特性のすべてを備えている人は少ない。仮に多くを持っている人がいたとしても、すべての人に好かれるわけではない。十人のうち七、八人には好かれても、その人を嫌う人が一人か二人は必ずいる。だか……
144.
他人からもらった快楽というものは、(受け取ると)約束しただけのものを決して受け取ることがないのに反し、行動することの快楽は、必ず(受け取ると)約束したものより以上のものを受け取る。
145.
猫に小判というが あわれ人間は その小判に目がくらむ
146.
元来(国家の)進歩ということは各方面の意見が集(あつま)って、いろいろそれが切磋琢磨されて落ちついた輿論(よろん)になって、そうして皆が一生懸命その方へ進むところにあるのであります。
147.
大好きな人のことは忘れなくていい。忘れられなくていい。
148.
欲愛に駆り立てられし人は、かの罠にかかりし兎のごとく走りまわるなり。
149.
とことわに汗はせつなし光るなり
150.
人の話し方は、(本人の)中身をありのままに示す鏡なのである。
151.
富を心に描くことは、富を生み出します。
152.
我々が、自分の得ようとするものに達するには、まずその反対のものを経なければならないということは、我々人間の不完全さの一つである。──我々は善悪を通して、初めて至福を目にするのである。
153.
これからはマネジメントの階層が急減する。その代わりに、情報を中継すべく残された者は、きわめて有能でなければならなくなる。
154.
大きなことをするほうが小さなことをするより容易だ。変に聞こえるだろうが、本当に大きなことをしていると、他の人の助けが得られる。より多くの人が助けてくれる。必要な資源がより多く手に入る。
155.
「コンパニオン」という言葉があります。「コン」とは「一緒に」、「パニオン」は「パン」。もともとは「一つのパンを分け合う仲間」ということで「同じ釜の飯を食う」と同じ意味です。
156.
この世の中で、無邪気な娘の言葉ほど、綺麗で楽しいものはないねえ。
157.
孤独を描いたものを読むという作業自体が、孤独の肯定であり、寂しさの地底から這(は)い上がるいい方法なのだ。
158.
他の党や立候補者よりは、まだ希望が持てる──選挙というのは、消去法で選ぶものである。
159.
子供の笑顔は理屈なんか吹き飛ばしてしまう。ただただ心に沁みて、いとおしくて仕方がない。
160.
古代ギリシャ人がそうであったように、奴隷が畑を耕し、食事を作り、船を漕ぎ、そしてその間に市民は地中海の太陽の下で詩作に耽り、数学に取り組む。芸術とはそういったものだ。
161.
人生は最終的には自分だけの作品である。
162.
重ねて来た実験経験をたのみに、若い者を虐待する。その実、経験などはとうの昔に忘れているのだ。虎の子にしているものが、経験から割り出した、従って経験とは似ても似つかぬ哲学乃至(ないし)は処世法に過ぎ……
163.
人生の年月は七十年くらいのもの たとえ 健(すこ)やかで八十年に至るとも 得るものは 労苦と悲哀にすぎぬ それをしも たちまち断ち切られ われらは飛び去る
164.
(文学に手を伸ばしてみると)場合によっては、映像メディアが絶対にもちえないほどの不思議な力を文学がもつことを発見することもあるかもしれない。白い紙の上にならんだ文字が人を感動させる (これは依然と……
165.
幸運は強い意志を好む。
166.
春たのしなせば片づく用ばかり
167.
誰もが真実を見ることができるとは、言えない。しかし、(誰もが)真実であることはできる。
168.
たいせつなのは身分の高下や貧富の差ではない、人間と生まれてきて、生きたことが、自分にとってむだでなかった、世の中のためにも少しは役だち、意義があった、そう自覚して死ぬことができるかどうかが……
169.
人類がつくり出した文化遺産を獲得するということは、人類がどんなすじみちで、どんな知恵や法則を生み出してきたかということを知ることである。
170.
非常に若い人たちは概して知識を吸収するために本を読み、大人になった人たちは自分の抱いている偏見を確認するために本を読む。しかし本を読む人のほとんどは、知識や自分の見解の裏付けを求めて読書す……
171.
規則どおりにやってうまくいかなければ、規則を破ることだって平気でやった。
172.
夫を愛せないというだけで離婚するのは、愛しているというだけで結婚するのと同じくらい、愚かなことである。
173.
私が語るのではない¥。私をとおしてこの世界が語るのだ。