|
告白、自己反省、文明批評、大議論。
小説は、それらを伝達するため、もっとも重要な器具ではあるが、その器具は使用者に柔順でない。 武田泰淳[たけだ・たいじゅん]
(明治〜昭和の小説家、1912〜1976) 『評論集 滅亡について 他三十篇』(川西政明編)
〈全文〉
一行の文章を書くこと、それが既にカオスに対する抵抗である。 混沌は混沌のままでは、その裡に投げ出されている物体の一片をも表現できない。 カオスからコスモスに到達せんとする人類の願望に、小説家は参加している。 __ Link __ 美や抒情や理知、それをこそ小説家は求めている。 自己の乱れや粗雑、歪みや不統一で、あきれかえっている私でも、それを求めている。 __ Link __ 体当りの斬込戦術では、細く延び過ぎて切断されやすい兵站線(へいたんせん)と同様、現実の再構成は不可能であり、抒情とも理知とも離れがちになる。 告白、自己反省、文明批評、大議論。 小説は、それらを伝達するため、もっとも重要な器具ではあるが、その器具は使用者に柔順でない。 __ Link __ ※兵站(へいたん)=前線の部隊のために、後方にあって連絡・交通を確保し、車両・軍需品の輸送・補給・修理などにあたる機関・任務。 ※兵站線(へいたんせん)=戦場と兵站(へいたん)部を結ぶ輸送路線。
1.
2.
3.
( ドラマ『最高の離婚』 )
4.
5.
6.
7.
8.
( 映画『ローレライ』 )
9.
10.
11.
12.
13.
14.
( 島倉千代子 )
15.
16.
( 作者不詳 )
17.
18.
19.
20.
21.
22.
23.
24.
25.
26.
( エイン・ランド )
27.
28.
29.
30.
31.
32.
33.
34.
35.
36.
( カレン・ホーニー )
【 山根基世 】
【 フセヴォロド・ガルシン 】 【 正垣泰彦 】 【 真藤恒 】 【 武者小路実篤 】 【 ミハイル・ゴルバチョフ 】 【 尾関宗園 】 【 本居宣長 】 【 円谷英二 】 【 ニコラ・テスラ 】 【 ジョン・グレイ 】 【 織田大蔵 】 【 柳宗理 】 【 南伸坊 】 【 映画『今を生きる』 】 【 マイケル・ジャクソン 】 【 辻征夫(辻貨物船) 】 【 本当に若い 】
【 魔法の呪文 】 【 責任を持って果たす 】 【 心地よい眠り 】 【 訂正できない 】 【 愛は嫉妬の母 】 【 一人勝ち 】 【 社会に幸せをもたらす 】 【 重荷を背負う 】 【 本人をイライラさせる 】 【 通らない企画 】 【 人間に(対して)厳しい 】 【 他人を救える 】 【 毎週数時間 】 【 人生の出来事の意味 】
|